第 3 部 第 7 章
第
7
章
医療救護等対策
○
医療情報の収集伝達、初動医療体制、医薬品・医療資器材の確保及び負傷者等の搬
送体制等の施策を推進し、都及び各防災関係機関と密接な連携を図り、災害時に迅速な
医療救護活動を行う。
【 実 施 担 当 】
項 目
実施担当
市担当
関係機関等 非常配備態勢
第1節 医療情報の収集伝達
災対健康福祉部 医療班 都福祉保健局
武蔵野消防署
医師会 等
災害医療コーディネーター
第2節 初動医療体制
災対健康福祉部 医療班 都福祉保健局
東京DMAT
武蔵野消防署
医師会 等
災害医療コーディネーター
第3節 医薬品・医療資器材の確保
災対健康福祉部 医療班 都福祉保健局
東京DMAT
武蔵野消防署
医師会 等
医薬品ストックセンター
第4節 負傷者等の搬送体制
災対健康福祉部 医療班 都福祉保健局
東京都トラック協会多摩支部 第一地区武蔵野分会
(社)東京都個人タクシー協会 バス事業者
第5節 保健衛生体制
災対健康福祉部 医療班 保健所
医師会 透析医療機関 武蔵野三鷹獣医師会
第6節 防 疫 災対健康福祉部 医療班
災対環境部 庶務班
都福祉保健局 医師会
第7節 遺体の取扱い 災対教育部 文化財保全班
災対市民部 被災者対応班
平成
2
6
年修正
一覧
第
3
部
災害応急
対策計
画
第
7
章
医療救護
等対策
○
災害
時の
医療
救護
活動の
フ
ェー
ズ区
分と
必要
な活
動
発災直後(フェーズ0) 超急性期(フェーズ1) 急性期(フェーズ2) 亜急性期(フェーズ3) 慢性期(フェーズ4) 中長期(フェーズ5)
発災~6時間まで 72時間まで 1週間程度まで 1ヵ月程度まで 3ヵ月程度まで 3ヵ月程度以降
【被災状況】 傷病者等の状況
【被災状況】 医療資源の状況
医療ニーズ
必要とされる医療救護活動 全体概要
倒壊・火災・交通事故等によ り傷病者が多 数発生
軽症者が自力で病院や緊急医療救護所に 殺到
救助された外傷系の 傷病者数が最大となる
救出救助活動が徐々に収束 外傷系の患者は逓減
慢性疾患が悪化する 患者の増加
精神的不安定者が徐々に増加
慢性疾患患者の状態が徐々に安定化
災害拠点病院等の病床を 臨時拡大して対応
病院・緊急医療救護所で 医療スタッフが不足
ラ イ フライン機能低下、交通・通信の途絶等により医療提供の制約
避難者の減少とともに医療救護所の規模 が徐々に縮小
地域の医療機関、薬局等が徐々に再開
医療救護所はほぼ閉鎖
平常診療体制に向けて医療昨日が復旧・ 復興
ラ イ フライン機能等が徐々に回復(医療提供機能も回復)
外傷治療、救命救急ニーズ
要援護者への対応ニーズ
主に外傷に対する 医薬品・医療資器材
要援護者(人工透析患者、人工呼吸器を 要する 在宅患者等)への支援 都医療救護班等の派遣(緊急医療救護所・医療救護所、医療機関等)
避難所救護所の設置・運営(避難所避難者への巡回診療(健康相談・診療・服薬指導等) 東京DMATの出動・現場活動
他県DMAT等の参集・受入・配置・活動 災害拠点病院によ る 重傷者の収容、治療
災害拠点連携病院によ る 中等症以下の収容、治療 災害医療支援病院によ る 軽症者や慢性疾患患者の治療等
遺体の検視・検案・身元確認
慢性疾患治療、被災者、支援従事職員等の健康管理(メン タルヘルスを 含む)、公衆衛生的なニー ズに対する 医療救護活動
主に内科・精神科・その他慢性疾患に対する 医薬品・医療資器材 緊急医療救護所の設置・運営
慢性疾患治療、被災者・支援する 職員等の健康管理(メン タルヘルスを含む)、公衆衛生的なニーズ
人工透析患者、人工呼吸器を 要する 在宅患者等への対応ニーズ
-
16
-第 3 部 第 7 章
【医療救護活動におけるフェーズ区分】
区
分
想定される状況
0
発災直後
(発災~6時間)
建物の倒壊や火災等の発生により傷病者が多数発生し、救
出救助活動が開始される状況
1
超急性期
(6~
72
時間)
救助された多数の傷病者が医療機関に搬送されるが、ライ
フラインや交通機関が途絶し、被災地外からの人的・物的
支援の受入れが少ない状況
2
急
性
期
(
72
時間~1週間)
被害状況が少しずつ把握でき、ライフライン等が復活し始
めて、人的・物的支援の受入体制が確立されている状況
3
亜急性期
(1週間~1か月)
地域医療やライフライン機能、交通機関等が徐々に回復し
ている状況
4
慢
性
期
(1~3か月)
避難生活が長期化しているが、ほぼ復活して、地域の医療
機関や薬局が徐々に再開している状況
5
中
長
期
(3か月以降)
医療救護所がほぼ閉鎖されて、通常診療がほぼ回復してい
る状況
【主な医療救護活動】
区
分
主な活動内容
0
発災直後
○
武蔵野市災害時医療救護本部設置
○
武蔵野市災害医療コーディネーター活動開始
○
被害状況の収集・集約
○
東京DMATの受入れ
○
緊急医療救護所の運営
○
医療救護班派遣
○
傷病者等の市外への搬送
1
超急性期
○
都医療救護班等の受入れ
○
他県DMATによる病院支援
○
医薬品ストックセンター設置
○
防疫班・消毒班、保健活動班の活動
2
急
性
期
○
避難所救護所の運営
○
他県医療救護班の受入れ
○
避難者の定点・巡回診療
3
亜急性期
4
慢
性
期
第 3 部 第 7 章
第1節
医療情報の収集伝達
第1
医療情報の収集伝達体制
機 関 名 活 動 内 容
市
○ 市は、武蔵野市災害時医療救護本部を設置し、医師会及び武
蔵野市災害医療コーディネーター等の関係機関と連携して、人的 被害状況及び診療所、歯科診療所、薬局の被災状況や活動状況等 を把握し、関係機関で情報を共有(図表7―1)するとともに、
圏域内の地域災害医療コーディネーターに対して報告する。 ○ 医療救護所(緊急医療救護所・避難所救護所)の設置状況や
医療機関の活動状況を地域住民に周知する。
都 福 祉 保 健 局
○ 東京都災害医療コーディネーターが中心となり、市区町村、 東京消防庁、都医師会、都歯科医師会及び都薬剤師会など関係機
関が連携して被害状況及び医療機関の活動状況、他県からのDM AT・医療チームの派遣状況などの情報を一元的に収集する。 ○ 二次保健医療圏ごとに医療対策拠点を設置し、圏域内の被害
状況や医療機関の活動状況等の情報を東京都地域災害医療コー ディネーターに収集する。
○ 収集した医療情報を市区町村等の関係機関に提供する。 ○ 各種広報媒体や報道機関等を通じた都民への広報を行う。 ○ 防災行政無線及び広域災害救急医療情報システム(EMIS)
等を活用して、医療機関との情報収集を行う。
医師会 歯科医師会
薬剤師会
○ 被害状況及び活動状況を把握し、市へ報告する。
第 3 部 第 7 章
【図表7-1 災害時における情報の流れイメージ図】
【図表7-2 発災直後の連携体制(イメージ)】
副本部長:副知事、警視総監 本 部 員:局 長
本部各局
東京DMAT 指定病院
他県等(被災地外)
指定公共機関、
指定地方公共機関等関係機関等
日 本 赤 十 字 社 東 京 都 支 部
献 血 供 給 事 業 団 東
京 都 医 師 会
被災現場
(東京DMAT)
政 府
(緊急災害対策本部等)
内 閣 府
防 衛 省 厚 生 労 働 省
そ の 他 各 省 庁
現場指揮 本部長
東京DMAT 連携隊 DMAT隊員 本 部 長 : 知 事
二次保健医療圏 医療対策拠点 (基幹・中核病院に設置)
東 京 消 防 庁
そ の 他 各 局
地域災害医療 コーディネーター
区市町村 保健衛生主管部 本部長 : 区市町村長
病 院 経 営 本 部
区市町村 災害対策本部
区市町村災害医療 コーディネーター
福祉保健局
東京都災害医療 コーディネーター
地 区 薬 剤 師 会 地 区 歯 科 医 師 会 地 区 医 師 会
都 保 健 所
災 害 拠 点 病 院
都 立 ・ 公 社 病 院 市
立 病 院 等 区 市 保 健 所
消 防 方 面 本 部 ・ 消 防 署 方 面 本 部 ・ 警 察 署 警
視
庁
DMAT隊員 DMAT隊員
災害拠点病院 災害拠点連携病院 災害医療支援病院
東京都災害対策本部
自 衛 隊
東 京 都 薬 剤 師 会 東 京 都 歯 科 医 師 会
そ の 他 協 定 締 結 団 体 応援要請
応援医療チーム
副知事、警視総監、消防総監 局 長
市医療救護本部 市災害対策本部
・医療機関被害状況 ・傷病者殺到状況 等
・市内被害状況 ・避難所情報 ・避難者情報 等 ・救命等緊急性のある医療
ニーズに関する情報 ・病院間搬送に関わる情報
等
四師会
・四師会被害状況
・四師会医療資源 等
・医療機関被害状況 ・傷病者殺到状況 等
・市内被害状況
・病院受入可能状況 等
・病院受入可能状況 等 ・災害発生状況等
・負傷者発生状況 等 災害拠点病院
災害拠点連携病院 災害医療支援病院
避難所 地域 消防
第 3 部 第 7 章
第2
市民への情報提供
○ 市は、医療機関の被害状況及び活動状況等を収集し、関係機関に伝達するとともに、市民
に広報する。
○ 都は、収集した医療機関の被害状況及び活動状況等を市区町村等の関係機関に伝達すると ともに、各種広報媒体や報道機関等を通じて都民に広報する。
第2節
初動医療体制
第1
初動期の医療救護活動
○ 災害時における医療救護は、市が医療救護所を設置し一次的に実施するが、医療救護体制 が不足する場合には、東京都地域災害医療コーディネーターに応援を求めるほか、都災害対 策本部に対し、医療救護班の派遣を要請する。
○ 武蔵野市災害医療コーディネーターは、市が把握する被災地の負傷者の状況及び医療機関の 対応を踏まえ、医療関連機関等の派遣や医療救護所、医療機関の確保について市に対して医 学的な助言を行う。また、東京都地域災害医療コーディネーターの活動を支援する。 ○ 市は、武蔵野赤十字病院に武蔵野市災害時医療救護本部を設置し、武蔵野市災害医療コー
ディネーターと連携し、初動医療活動にあたる。
第 3 部 第 7 章
【図表7-3 災害時医療救護の流れ】
※ 災害拠点病院は主に重症者を、災害拠点連携病院は主に中等症者を受入れる。
災害医療支援病院は、専門医療や慢性疾患への対応、その他医療救護活動を行う。
※ SCUは、Staging Care Unitの略で、広域搬送拠点に搬送された患者を被災地域外へ搬
第 3 部 第 7 章
【図表7-4 武蔵野市の災害時医療救護体制】
【7-5 医療救護所等の概要】
名 称 説 明
医療救護所
( 緊 急 医 療 救 護 所・避難所救護所)
市が、市地域防災計画に基づいて、医療救護活動を実施する場所
緊急医療救護所
市が、超急性期において災害拠点病院等の近接地等に設置・運営する救 護所で、主に傷病者のトリアージ(※)、軽症者に対する応急処置及び搬
送調整を行う場所
避難所救護所
市が、主に急性期以降に、一部の避難所に設置・運営する救護所で、巡 回する医師等により診察、歯科診療・口腔ケア、服薬指導、健康相談等 を行う場所
医療救護本部
市が、発災直後から災害時における市内の医療ニーズとそれに対する医
療資源をリアルタイムで把握し、必要な人・物・情報を供給し、急性期 以降には、医療救護所や在宅療養者の医療支援に関して調整・情報交換 する場所
※ トリアージ
トリアージとは、災害発生時などに多数の傷病者が発生した場合に、傷病の緊急度や重症 度に応じて治療優先度を決めることをいう。
西部地区 中央西地区 中央地区 吉祥寺地区 吉祥寺東地区
境 桜堤 境南町
西久保 緑町 八幡町 関前
中町 吉祥寺北町
吉祥寺本町 御殿山
吉祥寺東町 吉祥寺南町
発災~72時間
災害拠点病院 ※ 災害拠点連携病院 ( 緊急医療救護所)
外傷治療、救命救急等
武蔵野赤十字病院
※ 松井外科病院 吉祥寺南病院
医師会 1 班 2 班 3 班 4 班 5 班
接骨師会
薬剤師会
歯科医師会
災害医療支援病院
境南小学校
桜野小学校 第五小学校 大野田小学校 第一小学校 第三小学校
第二小学校 第二中学校 第六中学校 都立武蔵高校
関前南小学校 千川小学校 第五中学校 都立武蔵野北高校
第四小学校 第一中学校 第四中学校
井之頭小学校 本宿小学校
第三中学校
災害拠点病院・災害拠点連携病院参集
武蔵野陽和会病院
医薬品ストックセンター設置 / 災害拠点病院・災害拠点連携病院参集
武蔵境病院(慢性疾患) ・ 小森病院(慢性疾患) ・ 吉方病院(中等症) 森本病院(中等症) ・ 吉祥寺あさひ病院(透析) ・ 水口病院(周産期)
72時間~
避難所 ( 避難所救護所)
診療、歯科診療・口腔ケア、 服薬指導、健康相談等
第 3 部 第 7 章
【7-6 災害拠点病院等の概要】
指定区分 説 明
災害拠点病院
主に重症者の収容・治療を行う病院
(基幹災害拠点病院、地域災害拠点中核病院及び地域災害拠点病院と して都が指定する病院)
災害拠点連携病院 主に中等症者や容態の安定した重症者の収容・治療を行う病院
(救急告示を受けた病院等で都が指定する病院)
災害医療支援病院
専門医療、慢性疾患への対応、市区町村地域防災計画に定める医療救
護活動を行う病院
(災害拠点病院及び災害拠点連携病院を除く全ての病院)
【図表7-7 災害拠点病院(平成25年1月1日現在)】
二次保健医療圏 施 設 名 所 在 地 病床数
北多摩南部
日本赤十字社武蔵野赤十字病院 武蔵野市境南町1-26-1 611
杏林大学医学部付属病院 三鷹市新川6-20-1 1,153
都立多摩・小児総合医療センター 府中市武蔵台2-8-29 1,350
東京慈恵会医科大学附属第三病院 狛江市和泉本町4-11-1 585
【図表7-8 市内における災害拠点連携病院(平成26年4月1日現在)】
施 設 名 所 在 地
松井外科病院 吉祥寺東町1-19-23
吉祥寺南病院 吉祥寺南町3-14-4
武蔵野陽和会病院 緑町2-1-33
【図表7-9 市内における災害医療支援病院(平成26年4月1日現在)】
施 設 名 所 在 地 役 割
水口病院 吉祥寺南町1-7-7 周産期医療
吉祥寺あさひ病院 吉祥寺本町1-30-12 透析医療
小森病院 関前3-3-15 慢性疾患
武蔵境病院 境1-18-6 慢性疾患
森本病院 吉祥寺本町2-2-5 重・中等症者
吉方病院 中町2-2-4 重・中等症者
1 初動期の活動内容
機 関 名 活 動 内 容
市 ○ 災害時における医療救護を一次的に実施
第 3 部 第 7 章
○ 武蔵野市災害医療コーディネーターの助言を受け、市内の医療救 護活動等を統括・調整
○ 災害拠点病院等の近接地等に緊急医療救護所を設置・運営 ○ 急性期以降は、避難所救護所を設置し、定点・巡回診療のほか、
在宅療養者への医療支援について調整
○ 医師会、歯科医師会、薬剤師会及び接骨師会との協定に基づき、
医療救護を実施するよう要請
○ 医療救護体制が不足する場合には、東京都地域災害医療コーディ ネーターに応援を求めるほか、都に対し応援を要請
機 関 名 活 動 内 容
都 福 祉 保 健 局
○ 医療救護に関する総合的な指揮命令及び連絡調整
○ 東京都災害医療コーディネーターの助言を受け、都内全域の医療 救護活動等を統括・調整
○ 医療機関の空床利用や収容能力の臨時拡大等を要請
○ 災害発生現場等の多数傷病者に対し救命処置を実施するため、東 京DMATを派遣
○ 市区町村から要請があった場合、又は都において医療救護の必要 があると認めた場合は、都が編成する都医療救護班等を派遣 ○ 都病院経営本部のほか、都医師会、日赤東京都支部、災害拠点病
院に都医療救護班を、都歯科医師会に都歯科医療救護班を、都薬剤
師会に都薬剤師班の派遣をそれぞれ要請し、医療救護所等へ派遣 ○ 都保健所は、公衆衛生的見地から東京都地域災害医療コーディネ
ーター及び市町村を支援
2 武蔵野市災害時医療救護本部の活動
○ 武蔵野市災害時医療救護本部の設置基準震度は、原則として、震度6弱以上とする。 なお、震度6弱に満たない地震の場合であっても、市内で多数の傷病者が多数発生して
いる等市医療救護本部が必要と認められる場合は、市医療救護本部を設置する。 ○ 武蔵野市災害時医療救護本部の本部長は、市災害対策本部災対健康福祉部長が務める。 ○ 武蔵野市災害時医療救護本部の事務局は、市災害対策本部災対健康福祉部医療班(健康課)
が務める。
○ 武蔵野市災害時医療救護本部は、災害時における市内の医療ニーズとそれに対する医療資 源をリアルタイムで把握し、必要な人・物・情報を供給する役割を担う。
○ 武蔵野市災害時医療救護本部は、発災直後から武蔵野赤十字病院に設置するが、避難所に おける巡回診療、健康相談等の内科的ニーズの増加とともに、武蔵野市災害時医療救護本部 を武蔵野赤十字病院以外の場所に移設することも検討する。
第 3 部 第 7 章
院及び消防・警察は連絡員を派遣する。必要に応じ福祉関係機関は連絡員を派遣することが できる。
○ 上記連絡員の体制については、一定時間経過後に交代要員に引き継げるよう、あらかじめ 複数の要員を確保する。
【図表7-10 武蔵野市災害時医療救護本部組織図】
3 武蔵野市災害医療コーディネーターの活動
○ 市災害医療コーディネーターは、大規模災害時において、市災害時医療救護本部長の要請 に基づき、武蔵野赤十字病院に設置する武蔵野市災害時医療救護本部に参集し、地域におけ る次の職務に関する統括・調整を行うための医学的助言を行う。
①医療救護班の活動に関すること ②医療情報の収集提供に関すること
③収容先医療機関の確保に関すること
④東京都地域災害医療コーディネーターとの連絡調整に関すること ⑤その他医療救護に関すること
○ 発災直後に武蔵野市災害医療コーディネーターと連絡がとれない場合には、武蔵野赤十字
病院及び武蔵野市医師会は武蔵野市災害医療コーディネーター以外の医師を武蔵野市災害 医療コーディネーターの代理として選出する。市は、武蔵野市災害医療コーディネーターの 代理の医師を速やかにコーディネーターに任用する。
武
蔵
野
警
察
署
武
蔵
野
消
防
署
武蔵野市災害医療コーデ ィネーター(複数名)
医
師
会
歯
科
医
師
会
薬
剤
師
会
接
骨
師
会
武
蔵
野
赤
十
字
病
院
福祉関係機関
医療ニーズ 医療サービス 災害対策本部長(市長)
事
務
局
(
災
対
健
康
福
祉
部
医
療
班
)
連
絡
員
派
遣
市災害時医療救護本部長 (=災対健康福祉部長)
連 絡 員
【役割】
■武蔵野市災害医療コーディネーター ○市内被害状況把握及び医療資源の適切 な配置等について医学的な助言
○東京都地域災害医療コーディネーター 等との連絡調整
■連絡員
○市災害時医療救護本部との連絡調整・情 報提供・収集等を行う。
■武蔵野赤十字病院
○武蔵野市災害時医療救護本部場所等提供 ○その他市医療救護本部運営で必要な調整
■事務局(市災対健康福祉部医療班(健康課)) ○市災害対策本部との連絡
第 3 部 第 7 章
4 各医療機関の活動
○ 災害拠点病院は、主に重症者の収容・治療を行う。
○ 災害拠点連携病院は、主に中等症者や容態の安定した重症者の収容・治療を行う。 ○ 災害医療支援病院のうち、小児医療、周産期医療、精神医療及び透析医療その他専門医療
への対応を行う病院は、原則として診療機能を継続し、それ以外の全ての病院は、慢性疾患 への対応や医療救護活動を行う。
○ 透析や産婦人科等の専門的医療を行う診療所は、原則として診療機能を継続し、それ以外
の診療所、歯科診療所及び薬局は、原則として医療救護活動を行う。
○ 医療救護所では対応できない重症者や特殊な医療を要する者について、災害拠点病院等に 搬送して治療を行う。
○ 医療救護所から搬送要請を受けた際には、搬送する医療機関を選定するとともに、搬送手
段を確保し搬送機関に対し必要な指示を行う。
5 医療救護班の活動
(1) 市医療救護班の派遣依頼
○ 市は、武蔵野市災害医療コーディネーターの助言等により、災害時の医療救護の必要 を判断した場合には、「災害時の医療救護活動についての協定」に基づき、医師会、歯 科医師会、薬剤師会及び接骨師会に対し医療救護班の派遣を要請する。
○ 班の数は、災害の状況により武蔵野市災害時医療救護本部長とそれぞれの会長が協議
して決定する。
【図表7-11 市の医療救護班の編成】
区 分 構 成
医 師 会 医 師 看 護 師 補助事務員
1 1 若 干 名
歯 科 医 師 会 歯 科 医 師 歯科衛生士 補助事務員
1 1 若 干 名
薬 剤 師 会 薬 剤 師 そ の 他 補助事務員
若 干 名 若 干 名 若 干 名
接 骨 師 会 接 骨 師 そ の 他 補助事務員
若 干 名 若 干 名 若 干 名
(注)都及び市区町村は、医療救護班が医療救護活動に従事する際に着用する医療救護班用被 服の統一的基準を定める。
基準:①医療救護の実施主体、②医療救護班の所属、③職種(赤:医師・歯科医師、緑:
第 3 部 第 7 章
(2) 都医療救護班等の活動
○ 医療救護班等の活動は、被災直後の超急性期においては、負傷者が多数発生した災害
現場等又は負傷者が殺到する病院等の近接地などに設置する緊急医療救護所を中心と し、その後は、避難所等における医療救護所を中心とする。
【図表7-12 都医療救護班等の活動内容】
区 分 内 容
都 医 療 救 護 班
○ 傷病者に対する応急処置
○ 災害拠点病院等への転送の要否及び転送順位の決定
○ 輸送困難な患者、軽症患者等に対する医療 ○ 助産救護
○ 死亡の確認
○ 以上のほか、状況に応じて遺体の検案に協力する。
都歯科医療救護班
○ 歯科医療を要する傷病者に対する応急処置
○ 災害拠点病院等への転送の要否及び転送順位の決定
○ 避難所内における転送の困難な患者、軽症患者等に対する歯科治療、 衛生指導
○ 検視・検案に際しての法歯学上の協力
都 薬 剤 師 班
○ 医療救護所等における傷病者等に対する調剤、服薬指導
○ 医療救護所及び医薬品の集積場所等における医薬品の仕分け、管理 ○ 一般用医薬品を活用した被災者の健康管理支援
○ 避難所の衛生管理・防疫対策への協力
<都医療救護班等の編成>
○ 都は、都病院経営本部のほか、都医師会、日赤東京都支部、災害拠点病院に都医療救
護班を、都歯科医師会に都歯科医療救護班を、都薬剤師会に都薬剤師班の派遣をそれぞ れ要請し、医療救護所等へ派遣する。
○ 都医療救護班は、原則として、搬送手段を自ら確保して出動する。搬送手段を自ら確 保することが不可能な場合、都に要請する。
○ 都医療救護班 (計204班)
(ア)都立・公社病院※ 26班(医師1名、看護師1名、事務その他1名)
(イ)都医師会 90班(医師1名、看護師1名、事務その他1名)
(ウ)日赤東京都支部 32班(医師1名、看護師3名、事務その他2名)
(エ)災害拠点病院 56班(医師1名、看護師1名、事務その他1名)
○ 都歯科医療救護班:都歯科医師会 110班(55地区各2班) (歯科医師1名、歯科衛生士又は歯科技工士1名、事務その他1名)
○ 都薬剤師班:都薬剤師会 200班(薬剤師3名で1班)
第 3 部 第 7 章
6 その他関係機関による広域的な活動
(1) 東京都(地域)災害医療コーディネーターの活動
○ 東京都災害医療コーディネーターは、都が把握する被災地の負傷者の状況及び医療機 関の対応状況を踏まえ、東京DMAT、医療救護班等の派遣や医療救護所、医療機関の 確保等について都に対して医学的な助言を行う。
○ 東京都地域災害医療コーディネーターは、二次保健医療圏域内の負傷者の状況、医療
機関の対応状況等を踏まえ、東京都災害医療コーディネーターに必要な支援を要請する。
(2) 東京DMATの活動
○ 東京DMATの出場に当たっては、東京消防庁との連携によることとし、「東京DM
AT運営要綱」に基づき活動する。
○ 災害発生直後からおおむね72時間後までの間、災害発生現場等、医療の空白地帯にお いて、多数傷病者に対し救命処置を実施するため、東京DMATを派遣する。
○ 都は、東京DMATチームが効果的な活動を行えるよう、東京DMAT指定病院と情 報の共有等を行うなど連携を密にするとともに、医療従事者等の迅速かつ円滑な派遣に 努める。
○ 都は、各被災現場の被害状況、出場可能な指定病院及びチーム数等を踏まえ、出場先 及び出場順序について、福祉保健局、病院経営本部、東京消防庁と協議の上、決定する。
決定に際しては、東京都災害医療コーディネーターに助言を求めることができる。 ○ 都は、災害現場の東京DMATチームとの連絡体制の確立に努めるとともに、必要に
応じ東京DMATに対し、医療資器材等の支援を行う。
○ 他県からの応援DMATの受入れに当たっては厚生労働省(DMAT事務局)と調整
する。
○ 他県からの応援DMAT及び応援医療救護班の活動状況等について、派遣した当該他 県市等へ情報提供する。
(3) dERU(デルー:国内型緊急対応ユニット(※))による活動
○ 日赤医療救護班は、デルーを被災地域へ迅速に搬入・開設し、積極的に医療救護活動 を行う。
※ dERU(domestic Emergency Response Unit)
日本赤十字社の緊急仮設診療所設備(大型テント、医療資機材)とそれを輸送する 車両(3.5t)及び訓練された要員、そしてそれらを円滑に運用するためのシステムの総 称(東京に2基、その他全国に8基)。
第2
市内医療救護活動
第 3 部 第 7 章
を行う。
○ 武蔵野赤十字病院等の医療機関に傷病者が殺到することも予想されるため、病院前の救護
所開設などによる病院支援を実施する。
○ 市の対応能力のみでは十分でないと認められるときは、東京都地域災害医療コーディネー ター及びその他関係機関(近隣市区、都等)に協力を要請するものとする。
○ 災害の状況により、医師会等が緊急を要すると判断し、要請を待たずに医療救護活動を実 施した場合については、初動後直ちに市に報告する。報告があったものについては、市の要
請があったものとして対応する。
1 機関別活動内容
(1) 医師会
○ 市から医療救護班の派遣要請を受けた場合は、直ちに医療救護班を編成し、市が実施 する医療活動に積極的に協力する。
○ 震度6弱以上の地震があった場合には、まず医師会5地区の診療所の医師や看護師等
は、あらかじめ指定された災害拠点病院等に参集し、緊急医療救護所設置や市内他地区 の災害拠点病院等へ応援など市医療救護本部の指示に従う。
○ 災害拠点病院等に参集した結果、緊急医療救護所の設置の必要性がないと市医療救護 本部が判断した場合は、診療所に戻り、可能な限り診療継続する。
(協定第8(災害時の医療救護活動についての協定書))
ア 活動場所
市が設置する避難所又は災害現場等の救護所において医療救護活動を実施する。 イ 医療救護活動マニュアル
多数の傷病者を迅速かつ適切に救護するため、トリアージの基準や医療救護班が実
施する医療救護活動に関する標準的な活動は、都が策定した「災害時医療救護活動 マニュアル」を準用する。
ウ 応援医療救護班の受入れ
ボランティアの医療従事者等の受入れを円滑に実施するため、要請・受入れシステ
ムや医療スタッフ等の受入体制を確立し、活動拠点等を確保する。 エ 活動内容
・ 傷病者に対する応急処置
・ 後方医療施設への転送の要否及び転送順位の決定
・ 輸送困難な患者、軽症患者等に対する医療 ・ 助産救護
・ 死亡の確認
以上のほか、状況に応じて遺体の検案に協力する。
オ 指揮命令
第 3 部 第 7 章
(2) 歯科医師会
○ 市から歯科医療救護班の派遣要請を受けた場合は、直ちに歯科医療救護班を編成し、 市が実施する医療活動に積極的に協力する。
○ 歯科医師会は、武蔵野市災害時医療救護本部へ連絡兼歯科医師コーディネーターを派 遣する(医療救護活動と身元確認作業の担当各2名を歯科医師コーディネーターとす る。)。
○ 歯科医師会の災害救助委員会メンバー及び理事会役員は可能な限り歯科医師会館に 参集し災害対策本部を設置する。
○ 発災直後から超急性期程度まで、武蔵野市災害時医療救護本部の要請により必要があ ると認められる場合は、歯科医療救護班を緊急医療救護所と武蔵野赤十字病院(口腔外
科)に派遣する。
○ 急性期以降、避難所救護所等での歯科治療活動が必要であると市医療救護本部長が判 断した場合は、歯科診療所の歯科医師や歯科衛生士による歯科診療チームを編成し、保
健センターに備蓄している資器材を活用して巡回治療を行う。
(協定第9(災害時における歯科医師会の協力に関する協定書)) ア 活動場所
保健センターを歯科治療の活動拠点とし、市が必要と認めた救護所において、医師 会との密接な連携のもとに医療救護活動を実施する。
イ 災害時歯科医療救護活動マニュアル
多数の傷病者を迅速かつ適切に救護するため、トリアージの基準や医療救護班が実 施する医療救護活動に関する標準的な活動は、都が策定した「災害時歯科医療救護 活動マニュアル」を準用する。
ウ 応援医療救護班の受入れ
ボランティアの歯科医療従事者等の受入れを円滑に実施するため、要請・受入れシ ステムや医療スタッフ等の受入体制を確立し、活動拠点等を確保する。
エ 活動内容
・ 歯科医療を要する傷病者に対する応急処置
・ 後方医療施設への転送の要否及び検視・検案に際しての法歯学上の協力
・ 避難所内における転送の困難な患者、軽症患者等に対する歯科治療、衛生指導 オ 指揮命令
歯科医療救護班に係る指揮命令及び医療救護活動の連絡調整は、原則として歯科医 師会長が行うものとする。
(3) 薬剤師会
○ 市から薬剤師の派遣要請を受けた場合は、直ちに薬剤師班を編成し、市が実施する医 療活動等に積極的に協力する。
第 3 部 第 7 章
○ 薬剤師会は、市と連携して、避難所救護所への医薬品等の供給拠点となる「医薬品ス トックセンター」を発災後すみやかに保健センターに設置する。
○ 災害拠点病院等において緊急医療救護所が設置され、緊急医療救護所内に調剤所が必 要となった場合を想定し、薬剤師が緊急医療救護所に参集する体制を構築する。 ○ 薬剤師会は、発災直後から超急性期程度まで、災害拠点病院等や緊急医療救護所・避
難所救護所等で医薬品が不足した場合、可能な限り市内の薬局から医薬品の供給を行う。 ○ 薬剤師会は、原則として急性期以降に避難所救護所が開設された際に、避難所救護所
を巡回し、服薬指導等を行う。
(協定第10(災害時の救護活動についての協定書)) ア 活動場所
市が必要と認めた避難所又は災害現場等の救護所、医薬品の集積場所において、医
師会等との密接な連携のもとに医療救護活動を実施する。 イ 活動内容
・ 医療救護所等における傷病者等に対する調剤、服薬指導
・ 医療救護所及び医薬品の集積場所等における医薬品の仕分け、管理 ウ 薬剤師班活動マニュアル
薬剤師班の役割、医薬品の供給等について、都が策定した「災害時における薬剤師 班活動マニュアル」を準用する。
エ 指揮命令
薬剤師班に係る指揮命令及び医療救護活動の連絡調整は、原則として薬剤師会長が 行うものとする。
(4) 接骨師会
○ 市から協力要請を受けた場合は、市及び関係機関が実施する救護活動等に協力するも のとする。
○ 震度6弱以上の地震があった場合には、接骨師は平常の診療を一旦中止し、災害拠点 病院等に参集する。
○ 接骨師会は、市医療救護本部に連絡員を派遣する。
○ 発災後、診療所等の安全が確認された場合には、診療を再開する。
(協定第11(災害時における接骨師会の協力に関する協定書)) ア 協力内容
・ 傷病者に対する応急救護
・ 傷病者に対する応急救護に関する衛生材料等の提供
2 医療救護所(緊急医療救護所及び避難所救護所)の設置等
第 3 部 第 7 章
緊急医療救護所を開設し、運営を行う。
○ 医療救護班は、市が設置した医療救護所(緊急医療救護所及び避難所救護所)において医
療救護活動を実施する。
○ 市は、原則として急性期以降、境南小、桜野小、第五小、大野田小、第一小、第三小の6 避難所に避難所救護所を設置する。
○ 避難所救護所を設置しない避難所及び福祉避難所には、避難所救護所から巡回する医師等 により診療、歯科診療・口腔ケア、服薬指導、健康相談等を行う。
○ 災害規模や医療機関の空白地域など地理的条件等によっては、発災直後から避難所救護所 設置や、避難所への巡回診療も考慮する。
3 連絡調整
○ 医療救護活動に関する総合的な指揮命令及び連絡調整は、武蔵野市災害医療コーディネー ターの助言を受け、市が行うものとする。
4 医療救護態勢の充実強化
○ 医療救護所の施設管理者並びに医療救護活動を実施する市、医師会、歯科医師会、薬剤師 会、接骨師会及び消防署における総合的な実動訓練を実施して、医療救護体制の強化と医療 救護所としての機能を確保する。
5 武蔵野消防署の支援
○ 武蔵野消防署は、医療救護所から救護活動に関する要請があった場合には、可能な範囲で 車両を派遣し、支援する。
ア 傷病者の収容先医療機関の選定
イ 後方医療施設への搬送 ウ 傷病者への応急処置
第3節
医薬品・医療資器材の確保
○ 医薬品等の調達の基本的な考え方として、災害拠点病院等及び市は、発災直後から超急性期 (~72時間)の医薬品・医療資器材の備蓄に努めるとともに、急性期(72時間以降)からは近
隣薬局及び卸売販売業者から調達するものとする。
○ 災害拠点病院等及び市備蓄医薬品等で不足をきたす場合に、市は、薬剤師会に協力を要請し て近隣薬局から調達し、それでも不足する場合には都に対し要請する。
○ 医療救護班が使用する医薬品等の備蓄量は発災直後から超急性期(~72時間)の分とし、そ
第 3 部 第 7 章
第1
医薬品・医療資器材の調達
1 市
○ 薬剤師会と連携して、緊急医療救護所や避難所救護所への医薬品等の供給拠点となる「医 薬品ストックセンター」を発災後速やか(おおむね発災後2日以内)に保健センターに設 置し、都へ設置場所等を連絡する。設置に当たっては、薬剤師会へ薬剤師班の派遣を要請 するとともに、必要に応じて、都へ薬剤師班の応援派遣要請を行う。
○ 医師会、歯科医師会、薬剤師会と協議の上、医療救護所や避難所等において、発災直後
は市の備蓄を使用する。不足する場合は、薬剤師会と協議の上薬剤師会医薬品管理センタ ーや近隣薬局等へ提供を要請する。それでもなお不足する場合は、都に対し、都の備蓄を 供出するよう協力を要請する。都の備蓄は、都が市へ配送する(状況に応じて都への備蓄 供出要請の前に以下に示す卸売販売業者からの調達を行う)。
○ 備蓄及び薬剤師会からの提供だけでは医薬品等が不足する場合には、薬剤師会と協議の 上、医薬品等の卸売販売業者に発注し調達する。市が自ら調達を行うことが不可能な場合 には、都福祉保健局へ調達を要請する。
○ 医薬品ストックセンターは、超急性期程度まで、災害拠点病院等周辺の「近隣薬局」の 医薬品在庫を活用し、急性期以降は、医薬品卸売販売業者を中心に医薬品を調達する。
【図表7-13 市が使用する医薬品等の調達手順】
災害発生時には市の備蓄を優先的に使用する。備蓄だけで対応ができない場合は、地区薬剤師会医薬
品管理センターや薬局等へ提供を要請する。
① 市の備蓄品を使用する
市は卸売販売業者へ医薬品等を発注する(発 注は医薬品ストックセンターがとりまとめ
て行う。)。
市での調達が不可能な場合
卸売販売業者は、市へ納品する(原則として、医療救護所で使用する医薬品は各医療救護所へ、その
他の医薬品は市の医薬品ストックセンターへ納品する。)。
市の備蓄が不足する場合に、市は都に対し、都の備蓄を供出するよう協力を要請する。都の備蓄は、
都が市へ配送する(状況に応じて、都への備蓄供出要請の前に、③に示す卸からの調達を行う。)。
② 都の備蓄品を使用する
市は都に対し調達を要請する。都は、災害時協力協
定締結団体へ調達を依頼し、団体が会員卸売販売業
者へ依頼する。
③ 市が卸から調達する ③ 都が卸から調達する
第 3 部 第 7 章
2 医薬品等の卸売販売業者、災害時協力協定締結団体
○ 都と協働し早期に機能を復旧させ、都や市からの要請に基づき、医薬品等を供給する。 また、東京都災害医療コーディネーターや東京都地域災害医療コーディネーターの情報収 集に協力する。
3 災害拠点病院
○ 災害拠点病院が使用する医薬品等は、原則として、平時と同様に各医療機関において医 薬品等の卸売販売業者から購入する。卸売販売業者が復旧し適切に供給されるまでは、備 蓄している医薬品等を使用する。
4 災害拠点連携病院・災害医療支援病院・診療所・歯科診療所・薬局
○ 病院、診療所、歯科診療所及び薬局で使用する医薬品等は、原則として、平時と同様に 医薬品等の卸売販売業者から購入する。
第2
医薬品ストックセンターの設置
1 医薬品ストックセンターの役割
○ 医薬品ストックセンターは、被災地内における医薬品、医療器具、衛生材料等の供給拠 点として、医薬品等に関する情報の収集及び発信を行うとともに、医薬品卸協同組合等の
関係業界団体や都などからの医薬品等の受入れ、仕分及び管理を行い、各医療救護所や医 療機関からの要請に基づき、医薬品等を迅速に供給する。
2 設置場所
施 設 名 所 在 地
市立保健センター 吉祥寺北町4-8-10
第 3 部 第 7 章
【図表7-14 医薬品調達の流れ】
≪発災直後から超急性期(~72時間)程度≫
≪急性期(72時間~)程度以降≫
卸売販売業者への医薬品等の発注(又は調達要請)方法、及び卸売販売業者からの納品方法 は以下のとおりとする。
(避難所救護所)
発注:市の医薬品ストックセンターでとりまとめて発注(又は調達要請) 納品:卸が各避難所救護所へ直接納品
(その他施設)
発注:市の医薬品ストックセンターでとりまとめて発注(又は調達要請) 納品:卸は市の医薬品ストックセンターへ納品し、医薬品ストックセンターが仕分
けた上でその他施設へ配送
※都協定締結団体
東京都薬剤師会、日本産業・医療ガス協会、東京医薬品卸業協会、
大東京歯科用品商協同組合、日本衛生材料工業連合会、東京医療機器協会 災害拠点病院
災害拠点連携病院
薬局 緊急医療救護所
①災害拠点病院等病院及び緊急医 療救護所の備蓄医薬品を活 用す る。
②①の医薬品が不足する場合は、 市、近隣薬局の医薬品を活用する。
市
避難所救護所・避難所等
医薬品卸売 販売業者
武蔵野市医薬品ストックセンター (保健センター)
東京都災害対策本部
②ストックセンターは医薬品卸 売販売業者に医薬品を要請する。 ③ 医 薬 品 卸 売 販 売 業 者
は、ストックセンター(可 能であれば各避難所救護 所・避難所等)に医薬品 を供給する。
④卸売販売業者からの調達が 困難な場合は、東京都災害対策 本部に医薬品を要請する。
病院・診療所・歯科診 療所・薬局
⑤病院・診療所・歯科診 療所・薬局は、平時と同 様に医薬品卸売販売業者 に医薬品を発注し、供給 を受ける。
⑤病院・診療所・歯科診 療所・薬局は、平時と同 様に医薬品卸売販売業者 に医薬品を発注し、供給 を受ける。
第 3 部 第 7 章
【図表7-15 支援物資供給の流れ】
【図表7-16 血液製剤の供給体制】
血液製剤要請の流れ 血液製剤供給の流れ
武蔵野市
災害対策本部
都 (災害対策本部)
福祉保健局
他道府県
東京都赤十字 血液センター (日赤東京都支部)
他道府県血液センター (他道府県日赤支部) 献血供給事業団
各医療機関
国民
献血
国、道府県 市医薬品ストックセンター
センター長:薬剤師会
支援の要請
供 給
メーカー
支援物資の提供(無償)
東京都(集積センター)
医療救護所 避難所
東京都
※災害時に使用する医薬品等の確保は卸売販売業者 からの購入を基本とするが、都は必要に応じて、 国等へ支援を要請し、都集積センターに受け入れ、 必要な物資を市へ提供する。都集積センターでの 仕分け等の管理は薬剤師会が行う。
要請外の支援物資
第 3 部 第 7 章
第4節
負傷者等の搬送体制
第1
負傷者の搬送
○ 負傷者等のうち災害拠点病院等に収容する必要のある者が発生した場合は、災害時医療救 護本部長を通じて、市長又は都知事に搬送を要請する。
1 搬送体制
○ 原則として、被災現場から緊急医療救護所までは、市において対応し、緊急医療救護所 から他の災害拠点病院等までは、都及び市において対応する。
○ 搬送体制は、市所有の車両やレモンキャブ等を活用するほか、特に発災直後等において 公共の体制だけでは不十分であるため、地域住民等の共助による搬送や患者等搬送事業者
等を活用する。
○ 消防署長は、市等から搬送の要請があった場合は、可能な範囲であらかじめ定められた 基準に基づく搬送順位に従って、搬送先施設等の受入れ体制を確認して搬送する。
2 搬送の方法
○ 都は、都災害医療コーディネーターの助言を受けて、市災害対策本部及び警察・消防・ 自衛隊その他搬送関係団体と連携して、搬送手段を確保する。
○ 負傷者等の災害拠点病院等への搬送は、都福祉保健局及び市が、東京消防庁等の関係機
関と連携し、車両・ヘリコプターにより行う。
○ 都本部に集まる道路啓開情報並びに警視庁及び東京消防庁のヘリコプターが収集した画 像情報を始めとした道路交通情報を効果的に活用し、搬送路を決定する。
第2
医療スタッフの搬送
○ 市が派遣する医療救護班等の医療スタッフの搬送については、原則として市が対応する。 ○ 都が派遣する都医療救護班等の搬送は、都が対応する。
第5節
保健衛生体制
○ 避難所等における健康の維持、管理及び増進に関わる保健衛生対策を迅速かつ円滑に行う。
第1
保健所の役割
○ 発災直後から、職員を災害拠点中核病院に派遣し、東京都地域災害医療コーディネーター を支援するとともに、圏域内の被害状況や保健医療情報等の収集提供を行う。
○ 災害時には、市、関係団体、被災住民等に対して、保健衛生に関する情報を速やかに収集・ 提供する。
第 3 部 第 7 章
○ 避難所等における感染症集団発生時の感染拡大防止対策の実施、入院対応が必要な感染症 患者の入院先の確保等を行う。
○ 食品衛生指導班・環境衛生指導班を編成し、避難所等における食品の安全確保、飲料水の 安全等環境衛生の確保を図る。
第2
保健活動
1 保健活動班の編成
○ 市は、巡回健康相談等を行うため、医療救護班との連携のもと保健活動班(災対健康福祉 部)を編成して避難所等に派遣する。
○ 市保健活動班は、市職員及び防災ボランティア等のうち保健師・助産師・看護師・栄養士、 その他必要な職種によって編成する。
○ 市の編成で不足する場合は、都を通じて他県市等からの応援を要請するとともに、応援班 の受入調整を行う。
2 保健活動班の活動内容
○ 保健活動班は、医療救護班と連携し、次の保健活動を行う。
(1) 避難所における健康相談
(2) 地域における巡回健康相談
(3) その他必要な保健活動
第3
こころのケア
○ 被災のショックや長期にわたる避難生活などによるストレスは、しばしば心身の健康に障 害を生じさせる。また、被災者のみならず、災害活動従事者の心身の健康もストレスにより
蝕まれる。このため、被災住民や災害活動従事者に対するこころのケアや精神疾患患者に対 する医療を確保する必要がある。
○ 市では、一般の医療救護体制とは別に、保健活動班を編成し、精神疾患患者及び心的外傷
後ストレス障害(PTSD)も視野に据えたこころのケアチームの体制の整備を図るととも に、「一般の被災者」レベル、「見守り必要」レベル、「疾患」レベルの3段階に分けられるこ ころのケアの特性に応じて、被災住民や災 害 活 動 従 事 者 に対する相談を行う。
○こころのケアチームは精神科医、臨床心理士、保健師等で編成し、医療救護班や都外等から 派遣された医療チームと連携し必要に応じて避難所巡回バス(仮称)等で巡回診療を行う。
第4
透析患者等への対応
○ 慢性腎不全患者の多くは、1人1回の透析に約120 の水を使用する血液透析を週2~3回 受けており、災害時にも平常時と同様の医療を要することから、適切な医療体制を確保する
必要がある。
第 3 部 第 7 章
○ 市は、被災状況に応じ水、医薬品等の供給、患者搬送について関係機関と検討を進めると ともに、都と連携して他県市への支援要請について必要な調整を図る。
○ 市は、都が作成した「災害時における透析医療活動マニュアル」に基づき、透析医療の確 保に努める。
○ 市は、断水時における透析施設への水の優先的供給、患者の搬送や医師会等関係機関との 連携により透析可能な施設の情報提供を行うなどの体制を確立する。
(1) 市は、都、医師会及び透析医療機関等の協力により、透析医療機関の被災状況、透析 医療の可否について情報を収集する。
(2) 市は、透析医療機関及び患者からの問い合わせに対し、情報を提供する。
(3) 市は、透析医療機関からの要請に応じ、水の供給、あるいは電気、燃料などの供給、 あるいは復旧について関係機関と調整する。
【図表7-17 透析患者の災害時透析医療情報の流れ】
第5
在宅人工呼吸器使用者への対応
○ 市(「災害時個別支援計画」で定めた安否確認を行う機関)は「災害時人工呼吸器使用者リ スト」や「支援を依頼する連絡先リスト」を基に在宅人工呼吸器使用者の安否確認を行う。
○ 人工呼吸器使用者及び家族に被害状況、医療機関の開設状況等の情報を提供するととも に、できるだけ在宅療養が継続できるよう支援する。
○ 在宅療養の継続や避難等に際し、「災害時個別支援計画」による支援が困難な場合は都へ支 援を要請する。
第6
医療依存度の高い在宅療養者への対応
○ 市は、医療機関や訪問看護ステーション等関係機関と連携し、医療依存度の高い在宅療養 透析患者・家族
透析医療機関 都内ネットワーク
区部・三多摩 日本透析医会
災害時情報 ネットワーク
厚生労働省
疾病対策課・その他関係課
東京都
福祉保健局 疾病対策課
市町村
報 道 機
関
④情報提供 ①報告 (メール・HP等)
②報告
報告
②収集(HP)
②報告(メーリングリスト) 情報提供
報告
③情報提供 連携
連携 ①
報 告
第 3 部 第 7 章
者を支援する。
○ 介護等のサービス提供事業所は、行政等と連携し利用者へ支援を行う。
第7
水・食品の安全確保
1 飲料水の安全確保
○ 震災時には、配水管の損傷等による断水のため、市は運搬給水、非常災害用給水施設等 による拠点給水を迅速に行う。
【給水対策部、庶務班】
2 食品の安全確保
○ 震災時には、設備の不十分な状態での調理・提供、停電や断水などによる冷蔵・冷凍機 器の機能低下等により食料品の腐敗、汚染等の発生が予想される。
○ 市は、都が編成する食品衛生指導班と連携して、食品の安全確保を図る。食品衛生指導 班の活動内容
ア 炊飯所、弁当・給食調理場等の衛生確保
イ 食品集積所の衛生確保 ウ 避難所の食品衛生指導 エ 仮設店舗等の衛生指導
オ その他食料品に起因する危害発生の防止
3 避難所の食品衛生指導
○ 避難所における食中毒の発生を防止するため、市は都と連携し、次の点に留意して、避 難所住民に対する食品の衛生的な取扱いの指導等を行う。
ア 避難所における食品取扱管理者の設置促進等、食品衛生管理体制の確立
イ 食品の品質、日付管理等の徹底 ウ 手洗いの励行
エ 調理器具の洗浄殺菌と使い分けの徹底
オ 残飯、廃棄物等の適性処理の徹底 カ 情報提供
第8
避難所の衛生管理
○ 市は、住民の避難所への適正誘導及び収容並びに過密状況を把握し、避難所における衛生
管理として、土足禁止区域・喫煙(分煙)区域、動物飼育・乳幼児及び妊産婦滞在区域の設 定、避難住民の生活環境上必要な物品の確保、避難住民間のプライバシーの確保及びゴミの 適切な排出方法、トイレの使用方法など、避難住民への衛生管理上の留意事項を周知する。
第9
公衆浴場等の確保
第 3 部 第 7 章
○ 市は、公衆浴場の営業状況、仮設浴場、シャワー施設の設置状況を把握し、避難住民に対 してその情報を提供するとともに浴場等の確保に努め避難所の衛生管理を支援する。
(協定第34(災害時における公衆浴場の協力に関する協定書))
【図表7-18 市内公衆浴場一覧(平成25年1月1日現在)】
浴 場 名 所 在 地
境 南 浴 場 武蔵野市境南町3-11-8
三 谷 湯 武蔵野市西久保2-27-15
虎 の 湯 武蔵野市八幡町3-1-21
弁 天 湯 武蔵野市吉祥寺本町2-27-13
武 蔵 野 浴 場 武蔵野市緑町1-6-25
よ ろ づ 湯 武蔵野市吉祥寺本町1-18-9
1 公衆浴場の再開支援
○ 公衆浴場の再開を要請し、必要な支援を行い、入浴環境を確保する。
○ なお、浴場の再開広報等にも努める。
2 仮設入浴施設等の設置
○ 公衆浴場の再開支援によってもなおかつ入浴施設が不足するときは、避難所等に仮設入
浴施設等を設置する。
3 自衛隊による支援
○ スペース等の条件が整う場所において、自衛隊が保有する野営用風呂施設により入浴支 援を受ける。
4 その他施設の利用
○ スポーツ施設等の入浴施設の一般開放を要請するとともに、プール等の転用も検討する。
第6節
防
疫
第1
防疫活動
○ 市及び都は、災害時における感染症患者の発生予防、早期発見及び家屋の内外の消毒等を 実施するために、防疫班、消毒班及び防疫・検査班を編成し、相互に緊密な連携をとりなが
ら防疫活動を実施する。
1 市の役割
第 3 部 第 7 章
の消毒、ねずみ族こん虫等駆除を行うものとする。
(2) 状況に応じて防疫班、消毒班を編成し、患者の収容、患家の消毒を迅速かつ的確に行 うものとする。
<防疫班の業務>
健康調査及び健康相談、避難所(福祉避難所を含む)の防疫指導、応急治療、感染症 予防のため広報及び健康指導。
<消毒班の業務>
患者発生時の消毒(指導)、避難所(福祉避難所を含む)の消毒の実施及び指導。
(3) 被災戸数及び防疫活動の実施について、都福祉保健局長に連絡するものとする。
(4) 防疫活動の実施にあたって、市の対応能力では十分でないと認めるときは、都福祉保 健局長又は医師会長に協力を要請するものとする。
(5) 都が活動支援や指導、市区町村調整を行う場合、協力する。
2 都 (福祉保健局) の役割
(1) 市の防疫活動を支援・指導する。
(2) 都医師会、都薬剤師会等に市の防疫活動に対する協力を要請する。
(3) 他県市を含め被災地以外の自治体に対して防疫活動への応援要請と連絡調整を実施 する。
(4) 被災地や避難所における感染症発生状況の把握及び情報提供を行う。
(5) 感染症の流行状況等を踏まえて市が実施する予防接種に関する指導・調整を行う。
(6) 一類・二類感染症など入院対応が必要な感染症患者の入院先医療機関の確保及び移 送・搬送手段の確保について保健所と調整する。
(7) 市が実施する初期防疫活動において防疫用資器材が不足したときは、都福祉保健局に おいて調達する。
(8) 市の衛生管理対策を支援・指導する。
(9) 「環境衛生指導班」により生活環境の衛生を確保する。
(10)「食品衛生指導班」により食品の安全を確保する。
(11) 市における保健活動班の活動を支援する。
(12) 動物救援本部との協働による動物救護活動、関係機関との連絡調整を行う。
(13) 負傷又は放し飼い状態の被災動物の保護を行う。
3 防疫業務の実施項目
(1) 健康調査及び健康相談等
○ 防疫班は、医療救護班・保健活動班と緊密に連携をとりながら、被災住民の健康調査 及び健康相談を行い、患者の早期発見に努め、被災地の感染症発生状況を把握するとと
第 3 部 第 7 章
(2) 消毒
○ 消毒班は、防疫班と緊密に連携をとりながら、患者発生時の消毒(指導)、避難所の
消毒、ねずみ族こん虫等の駆除の実施及び指導を行う。
(3) 避難所の防疫措置
○ 市は、避難所開設後直ちにトイレやごみ保管場所等の要消毒場所の消毒を行い、以後 適宜消毒を実施する。
○ 防疫班は、避難所開設後速やかに医療救護班・保健活動班と協力して、健康調査及び 健康相談を行う。
○ 防疫班は、給食施設、トイレ等の生活施設の衛生的管理及び消毒、手洗いの励行等の 感染症の発生予防のための広報及び健康指導を行う。
○ 都は、市が行う避難所での消毒活動を支援するとともに、必要に応じて他県市の消毒 班の出動を要請し、その連絡調整を行う。
(4) 消毒とその確認
○ 市は、被災家屋、下水及びその他要消毒場所(トイレやごみ保管場所等)及びねずみ 族こん虫等発生場所の消毒等を行い又は消毒薬等を配布して指導する。
○ 市は、都が編成する環境衛生指導班の協力を得て、被災地を巡回し、飲用に供しよう とする井戸水等を塩素剤等で消毒するとともに、その確認を行う。それ以後は、市は、
住民が自主的に消毒を行えるように、都が編成する環境衛生指導班の協力を得て、住民 に消毒薬を配布し、消毒方法及び消毒の確認方法を指導する。
(5) 感染症予防のための広報及び健康指導
○ 防疫班は、健康調査及び健康相談の実施と並行して、都の食品衛生指導班及び環境衛 生指導班の協力を得て、以下の広報及び健康指導を行う。なお、実施にあたっては、市 と協力してポスターの掲示、ビラの配布、拡声器等により周知の徹底を図る。
ア 食品の保管方法、炊き出しの仕方について
イ トイレ使用マニュアルの周知徹底及び仮設トイレの消毒について ウ 室内清掃、布団干し、害虫・ねずみ等の駆除について
エ 断水時の手洗い、うがいの方法について オ 貯水槽やプール水の安全な活用について
(6) 感染症対策
○ 市は、インフルエンザや麻しんなどの流行状況等を踏まえ、予防接種を実施する。 ○ 一類・二類感染症など入院対応が必要な感染症が発生した場合や勧告入院中の患者に
転院の必要が生じた場合などには、都福祉保健局と都保健所が連携して、受入先医療機 関の確保及び移送・搬送手段の確保を行う。
第 3 部 第 7 章
評価・分析した情報を提供するとともに、必要に応じて感染拡大防止に向けた注意喚起 を実施する。
○ 都保健所は、インフルエンザや麻しんなどの流行状況等を踏まえ、市に対して、予防 接種の実施に関する指導・調整を行う。
○ 都保健所は、避難所等において感染症の集団発生が確認された際には、防疫班と連携 して疫学調査及び感染拡大防止対策を迅速かつ的確に実施する。
第2
防疫用資材の備蓄・調達
○ 市は、初期防疫活動を実施するために防疫用資器材を備蓄し、防疫活動を実施する。又、 これに必要な薬剤(クレゾール石けん液)を備蓄する。
○ 防疫(消毒等)資器材等で不足する場合には、薬剤師会等に協力を求め調達し、さらに不
第 3 部 第 7 章
第7節
遺体の取扱い
第1
遺体取り扱いの流れ
第2
捜索・収容等
1 行方不明者の捜索
(1) 実施機関
○ 災害救助法が適用された場合は、都知事の委任を受けて市長が実施する。
○ 災害救助法が適用されない災害の場合は、市長が実施する。
○検視・検案
○一 時 保 存
○洗 浄 等
負傷者
遺 体
遺 体
身元判明遺体 身元不明遺体
医 療 機 関
(緊急医療救護所)
身元不明遺体安置所
○身元確認調査
○火葬許可証等の交付等 遺体引渡所
○遺 体 の 引 渡 し
○検 案 書 の 交 付
○火葬許可書の交付等
身元判明遺体
身元不明遺体
遺骨遺留品保管所
○市が管理 遺 族
○遺骨の引取り 引渡し
引渡し 身元不明遺骨
1年以内に引取人 が判明しない場合 遺 体 収 容 所
都 営 納 骨 堂 被 災 現 場
火 葬 場