首都圏情報発信拠点基本構想
【基本構想の構成】
1. 背景
①新宿みやざき館KONNEの現状・課題 ②取り巻く環境の変化 ③まとめ
2. 拠点のコンセプト
①コンセプト ②整備・運営の視点 ③求められる機能
3. 拠点の設置場所
①設置場所の候補エリア ②リニューアルと移転の比較検討
4. 拠点の展開・整備方針
①各機能の充実・強化 ②機能間の連携 ③各機能の配置
5. 拠点の運営方針
6. 整備スケジュール
基本構想の位置づけ
国内最大の人口集積・消費地であり、2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催を控え、 ますます国内外に向けた情報発信力やハブ機能が高まる首都圏において、その活力を宮崎 に取り込み、本県経済の活性化につなげるため、首都圏における情報発信拠点の整備・運営 に関する基本的な方向性を定める。
県議会や庁内での検討会議、市町村や関係民間団体等の意見を踏まえ、県が策定するもの である。
・人口減少、地方創生を背景とした地域 間競争の激化
・東京オリンピック・パラリンピックに向け、 外国人を含むヒトやモノが首都圏に集中 ・他県の銀座近辺での拠点整備が進展 ・JR新宿駅南口の街並み変化
・平成10年3月設置
・宮崎県物産貿易振興センター運営 ・これまでの予算投入額18.5億円 ・これまでの経済効果87.8億円 ・県内企業・市町村からは高い評価 ・宮崎の「食」をはじめ総合的な魅力の情報発信が不十分
・アンテナショップ機能(テストマーケティング機能や商社(卸)機 能、イベント・交流提供)が不十分
・拠点を中心に市町村・民間団体・企業等との連携が不十分
「食」を始めとした 宮崎の魅力発信拠点
「オールみやざき」
で取り組む体制 首都圏と宮崎を
「つなぐ」結節点 県内企業が潤うために
外貨を「稼ぐ」営業拠点
<5つの機能>
県産品展示・PR機能 飲食提供機能 県産品販路開拓機能 総合情報発信機能 イベント・交流機会提供機能
県産品展示・PR 飲食提供 県産品販路開拓 総合情報発信 イベント・交流機会提供
・1階に物販コーナーを 配置
・県産品のショールーム として、新商品や 地域産品などを販売 ・テストマーケティングや
情報のフィードバックの 実施
・2階にレストランを設置 ・宮崎の郷土料理や、
宮崎ならではの食材を 活用したメニューの 提供
・焼酎等、県産酒の提 供、PR
・宮崎と首都圏をつなぐ 交流イベントの実施
・近隣施設を活用した イベント、催事等の実施 ・1階に観光情報コーナー
を移動
・観光情報コーナーでの 情報提供の充実 ・ICTやメディアの活用等
により効果的な情報 発信
・KONNE近隣に事務所、 商談スペースを確保 ・卸、小売業者等への
営業活動や商談会の 実施
・県産品販路開拓の支援
展開
・
整備内容
(
例)
【環境変化】 【新宿KONNEの成果】
【課 題】
首都圏情報発信拠点基本構想の概念図
「ひなた宮崎」の魅力を伝える新ステージの情報発信拠点
【コンセプト】
【4つの視点】
1.背景
①新宿みやざき館KONNEの現状・課題
新宿みやざき館KONNE(以下新宿コンネ)は、平成10年3月20日の開設以来、19年が経過し、 首都圏における県産品の販売拠点として一定の成果を挙げている。
一方で、施設・設備や内装の老朽化のほか、宮崎の食など総合的な魅力の発信をはじめ、県内 市町村や民間企業等からのニーズの高い販路開拓機能や、交流・イベント機能等の機能を十 分に果たすことができないなどの課題が生じている。
新宿コンネの概要
店舗面積 289.9㎡(87.8坪)
内訳:展示場235.2㎡(1階143.2㎡、2階91.9㎡)、軽食15.5㎡、事務室39.2㎡ 運営委託先 (公社)宮崎県物産貿易振興センター
運営費(平成28年度予算) 104,102千円(賃借料、共益費、修繕費等) 県負担運営予算累計(平成10~27年度) 18億5千万円
235,000 240,000 245,000 250,000 255,000 260,000 265,000 270,000 275,000 0 50,000 100,000 150,000 200,000 250,000 300,000 350,000
H24 H25 H26 H27
売上高(千円) 来店客数(人) H19 H24 H25 H26 H27
売上高
(千円) 571,830 304,857 298,692 269,576 332,851 来店客数
(人) 500,809 265,994 258,527 248,183 269,960 客単価
(円/人) 1,140 1,150 1,160 1,090 1,230
経済波及効果等
87億8千万円と試算(平成10~27年度累計)
経済波及効果:58億8千万円 ※売上原価累計35億円を基に、県内経済への波及効果を推計 広告宣伝効果:29億円 ※テレビ放映-12億円、店舗壁面宣伝-17億円を広告費換算で推計 平成10~27年度の18年間で、18.5億円の予算投入に対し、約4.8倍の費用対効果があり、一定の 成果が認められる。
県内企業・市町村の評価(平成27年度アンケート調査)
県内企業及び市町村の評価を見ると、それぞれ9割以上、5割以上が評価している。
今後充実させた方が良い機能として、企業では、物販スペースの充実、販路開拓機能の強化、飲 食機能の改善の順となっており、市町村では、物販スペースの充実、飲食機能の改善、観光情報 コーナーの充実、催事・交流イベントの充実の順になっている。
対象者 評価する 評価しない どちらでもない 県内企業(115社) 93.9% 3.5% 2.6% 市町村(26市町村) 55.6% 7.4% 37.0%
利用者の評価
(平成28年6月アンケート調査)新宿コンネの来訪客の多くは目的をもって来店し、来店客の6割が買い物を、2割が飲食を利用。 女性の利用客が6割以上を占め、また、年代が上がると、定期的に来店される傾向が強い。
宮崎らしい品揃えを求める声が多く、スイーツ、生菓子や産地直送の野菜や果物、精肉等の生鮮 品に対する期待が高い。
飲食メニューとして、地元料理に加え、特産の果実を使ったスイーツ、フレッシュジュースの提供 に対する期待が高く、カフェやイートイン等の気軽に入れる店舗スタイルへの期待が高い。
②取り巻く環境の変化
本格的な人口減少により国内市場が縮小する中、地方創生に向けた地域間の競争は激化して おり、首都圏に集まるヒトやカネ、情報を宮崎に取り込み、経済活性化に繋げる拠点としての役 割はますます高まっている。
特に、2020年の東京オリンピック・パラリンピックの開催を控え、首都圏が国内外から大きく注 目を集め、情報発信効果や外国人を含む集客力が高まる絶好の時期を迎える。
このような中、フードビジネスの振興により、宮崎牛や宮崎キャビア、マンゴー等の宮崎の食の 全国的な知名度の高まりなど、本県にとって更なる飛躍の環境が整っている。
また、他県のアンテナショップが銀座・有楽町エリアに集積を進める一方で、新宿コンネの隣接 地では、平成28年4月の国内最大のバスターミナル「バスタ新宿」のオープンなど、新宿駅南 口基盤整備事業の進展で、更なる集客力が高まっている。
新宿駅南口基盤整備(平成28年4月~)の概要
バスタ新宿
・1日平均約3万人が利用 ・全国39道府県に路線 ニュウマン(NEWoMan)
・売り場面積約7,600㎡、ショップ数約100店舗 ・ターゲット 30代後半~40代の洗練された女性 ・物販・飲食・イベントホール運営
ミライナタワー
・貸床面積約55,000㎡、オフィスビル Suicaのペンギン広場
・約2,000㎡のイベント活用可能な広場 6
③まとめ
アンテナショップの現状と課題、取り巻く環境の変化を踏まえ、本県及びアンテナショップの位 置している現状をSWOT分析により整理した。
新たな首都圏情報発信拠点の整備・運営に当たっては、本県の持つ強みや機会を生かし、弱 みや脅威を克服していく視点が重要となる。
強 み (S) 弱 み (W)
●キラーコンテンツの存在(ひなたが育む魅力の数々)
食資源(宮崎牛、ブランドポーク、みやざき地頭鶏、宮崎キャ ビア、まぐろ、かつお、マンゴー、日向夏、完熟きんか ん、本格焼酎、チキン南蛮、炭火焼 など)
観光資源(神話・神楽、スポーツランド など) ●フードビジネス振興による数多くの新商品の開発 ●行ってよかったアンテナショップランキング第3位
(ホームページ/レッツエンジョイ東京 H26.3調査)
●新宿地区に競合する他のアンテナショップの不在(宮崎のみ)
●宮崎の認知度、好感度は全国に比較し低い現状 ●首都圏から地理的に遠いというハンデ
●施設、設備の老朽化、内装デザイン、陳列台の陳腐化等の課題 ●物理的制約から販促催事等の開催が困難
●軽食スペースが狭く、宮崎ならではの食材・料理の提供が困難 ●施設が狭く、PR・交流イベント等の実施が困難
●観光案内機能のみで、総合的な情報発信ができていない
機 会 (O) 脅 威 (T)
●2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催による国内外で の東京の注目度、インバウンド需要の高まり
●新宿駅南口の再開発の進展(バスタ新宿、NEWoMAN、ミライナ タワーの開業)による集客力の向上
●産地をテーマとした居酒屋、レストランの広がりによる連携機 会の増加
●首都圏で流通していない地方の逸品食材に対する消費者志 向の高まり
●人口減少、地方創生時代における地域間競争の激化
●銀座・有楽町エリアへの他のアンテナショップの集積による集 客の相乗効果の発揮(北海道、沖縄、高知、茨城、広島、熊本、鹿 児島など17道県)
2.拠点のコンセプト
「ひなた宮崎」の魅力を伝える新ステージの情報発信拠点
- アンテナショップ Ver2.0 -
新宿コンネは設置以来、19年が経過しており、これまで培ってきた財産を発展的に継承し つつ、今の時代に求められる役割を果たすため、20年目を迎えるにあたり、様々な機能を 充実させ、新たなステージへバージョンアップした情報発信拠点として、生まれ変わる。 本県のキャッチフレーズ「日本のひなた宮崎県」を合い言葉に、ひなたの恵みである宮崎 のヒト・モノ・コトの多彩な魅力をトータルで発信し、宮崎ファンの裾野を広げるための「ひな
たの魅力の総合情報発信拠点」として位置づける。
また、情報通信技術(ICT)の活用や催事・イベントの実施により、宮崎を体感でき、交流がで きる仕掛けづくりを行うことにより、首都圏と宮崎をつなぎ、距離的な遠さを感じさせな
い「体感・交流の拠点」になることを目指す。
更には、県産品の販路開拓等に向け、首都圏のトレンドやニーズを収集し、商社(卸)活動に よる県内事業者の支援を行うなど、「外貨を稼ぐ営業拠点」としても活躍する。
①コンセプト
宮 崎 情報発信拠点
首 都 圏
食 県産品
観光
文化 暮らし 神話
自然
ヒト
スポーツ
消費者
事業者
メデイア 8
「食」を始めとした
宮崎の魅力発信拠点
「オールみやざき」
で取り組む体制 首都圏と宮崎を「つなぐ」
結節点 県内企業が潤うために外貨を「稼ぐ」 営業拠点
1. 「食」を始めとした宮崎の魅力発信拠点
宮崎牛や宮崎キャビアなど、全国的に知名度のある食材、新鮮で安心・安全な肉、野菜や果物、 あるいは、それらを利用した加工品等、宮崎の強みである「食」をはじめ、風光明媚な観光名 所、記紀神話に代表される神楽・神話等の歴史、文化についても身近に感じられるような、宮 崎の総合的な魅力の発信を行う拠点とする。
2. 県内企業が潤うために外貨を「稼ぐ」営業拠点
県内企業が首都圏への販路を開拓するための最前線基地として、商社(卸)事業にも重点を 置いた取組など、県内企業が外貨を稼ぐとともに、商品力・販売力の向上にも貢献する営業拠 点とする。
3. 首都圏と宮崎を「つなぐ」結節点
交流イベントの開催や観光情報の提供、情報通信技術(ICT)の活用等を通し、直に宮崎の魅力 に触れ、体感できる機会を創出し、首都圏の住民と宮崎の間をつなぐ結節点(ハブ)としての 拠点とする。
4. 「オールみやざき」で取り組む体制
市町村や各種団体、県内企業、さらには首都圏の宮崎ゆかりの企業・店舗等とも連携し、相乗 効果を生み出すため、オールみやざきで情報発信や販路開拓等に取り組む拠点とする。
【5つの機能】
県産品展示・
PR機能 飲食提供機能
イベント・交流 機会提供機能 総合情報
発信機能 県産品販路
開拓機能
③求められる機能
これまでの成果や課題、取り巻く環境の変化等を踏まえ、情報発信拠点に求められる機能と しては、以下の5つに整理することができる。
各機能の充実・強化を図るとともに、機能間の連携による相乗効果を高める必要がある。
機 能 目 的
ア)県産品展示・PR機能 首都圏での県産品の認知度向上や販売の促進、商品力の向上を図る。
イ)飲食提供機能 宮崎の食の魅力や食文化を体験しその良さを直接実感いただき、食材・加 工品の好感度の向上、販売・消費及び販路の拡大に繋げる。
ウ)県産品販路開拓機能 首都圏の卸・小売業者等に対する県産品の販路開拓を図るとともに、バイ ヤー等の評価に基づく県産品の磨き上げに繋げる。
エ)総合情報発信機能 宮崎の総合的な魅力を様々な手法で発信することで、宮崎の認知度・好感 度の向上や観光誘客を図る。
オ)イベント・交流機会提供機能
食や自然、観光・文化等の魅力を身近に感じ、宮崎を体感でき、首都圏の消 費者と交流し、つなぐ場を提供することにより、宮崎ファンの裾野を広げ、 観光誘客や県産品の消費拡大に繋げる。
3.拠点の設置場所
①設置場所の候補エリア
拠点に求められる機能等を十分発揮できる場所の決定に当たり、現在立地する「新宿エリア」、 多数のアンテナショップが立地する「銀座・有楽町エリア」、商業集積エリアの1つである「渋谷・ 表参道エリア」の3つのエリアを対象に検討を行った。
この結果、「新宿エリア」、「銀座・有楽町エリア」は、いずれも人口・商業集積等で優位性がある ことから、「新宿エリア」における現施設のリニューアルと、「銀座・有楽町エリア」への移転の2 つに絞って、具体的な比較検討を行うこととした。
新宿エリア 渋谷・表参道エリア
1㎞圏内 1㎞圏内 1㎞圏内
銀座・有楽町エリア
※各エリアの中心位置は、以下の通り。
項目 新宿エリア 銀座・有楽町エリア 渋谷・表参道エリア
人口 23.5千人 10.8千人 23.3千人
最寄駅乗降客数 3,329千人/日 943千人/日 420千人/日
小売業事業所数 583 1,118 978
小売業売場面積 227.3千㎡ 234.6千㎡ 114.7千㎡
小売業年間商品販売額 5,977億円 5,297億円 1,382億円
情報発信拠点の設置状況 宮崎県
北海道、沖縄県、高知県、 茨城県、広島県など17道 県
新潟県、福井県
主な比較データ
来街者の特徴
設置場所としての特性
新宿エリア 銀座・有楽町エリア 渋谷・表参道エリア
・巨大ターミナルを中心に、往来 客が非常に多い。
・新宿駅南口周辺では、バスター ミナルのオープンや、30代から 40代女性をターゲットとする商 業施設の開業等により、来街者 が増加傾向にある。
・小売店舗や百貨店が多く集積し、 買い物を目的とする来街者が多 い。
・食料品等の買い物や食事を目的 とする中高年女性が多い。
・他県の情報発信拠点が多く立地 し、地方の特産品購入を目的とす る固定客も多い。
・ファッションや流行の最先端地で あり、10代から20代の若年層が 多い。
・ファッションの購買目的が中心で、 食料品や飲食を目的とする来街 者は相対的に少ない。
商業地域としての将来性や、新宿 コンネの知名度から、リニューア ルにより、情報発信効果を高める ことが期待できる。
食料品等の買物客が多いことや、 他自治体の情報発信拠点が多く立 地していることによる相乗効果に より、一定の情報発信効果が期待 できる。
若者とファッションの街という傾向 が強く、新たに情報発信拠点を設 置するエリアとしては、やや魅力 に乏しい。
②リニューアルと移転の比較検討
「新宿エリア」における現施設のリニューアルと、「銀座・有楽町エリア」への移転の2つの選択 肢において、機能ごとの具体的なモデルを想定し、検討を行った。
この結果、いずれも情報発信拠点の設置場所としては魅力的ではあるが、バスタ新宿等の オープンにより、集客力や情報発信効果が高まっているJR新宿駅南口に設置している現在の 「新宿みやざき館KONNE」をリニューアルし、機能充実を図ることとした。
物販コーナー (売上見込約2.7億円)
観光相談コーナー
<1階> <2階> <近隣施設>
飲食コーナー (売上見込約1.1億円)
事務室 商談スペース
物販コーナー (売上見込約3.6億円)
観光相談コーナー
<1階> <2階> <3階>
飲食コーナー (売上見込約1.3億円)
イベントスペース イベント
スペース
事務室 商談スペース
新宿での現施設のリニューアル
銀座・有楽町エリアへの移転
面積 計420㎡(1,2階 290㎡、近隣事務所 130㎡) 賃借料等 約1.4億円/年
※随時、賃借
面積 計450㎡
効果・課題等の比較検討
区分 新宿の現施設のリニューアル 銀座・有楽町への移転
効果
・隣接地に高速バスターミナル「バスタ新 宿」や、大規模商業施設等がオープンした ことにより、 情報発信効果が従来より高ま ることが期待される。
・エリア唯一の自治体の情報発信拠点であり、 設置以来、19年が経過し、これまで培って きた知名度が引き続き活用できる。
・隣接する建物がない戸建ての施設で、視 認性が高く、壁面の活用によるPR効果が 高い。
・乗降客数が極めて多い新宿駅の新南改札 近くに立地しており、多くの来街者に対す る情報発信効果が大きい。
・アンテナショップ巡りや食料品購入を目的と する来街者が多く、買物目的の来店者の増 加が見込まれる。
・銀座の持つブランドイメージ(「高級」、「お しゃれ」等)によるブランド力の向上が期待 できる。
・他県のアンテナショップとの連携による相乗 効果が期待できる。
・広い物件を確保した場合には、売上が増加 すると見込まれる。
課題
・施設が狭いため、事務所やイベントスペー スを、別途、近隣に確保する必要がある。
・路面店で一定のスペースがある物件は競争 が激しく、新宿よりも好条件の物件が確保で きるかは不透明。
・多数の商業ビルの中で、一テナントとして賃 借するため、遠方からの視認性が低く、外観・ 壁面でのPR効果はさほど高くない。
その他
・既存物件のリニューアルであり、初期投資 額は、移転に比べれば抑制できる。
・不動産物件の賃借料相場は高値で推移して おり、新たに進出する場合には賃借料が高 額になると見込まれ、初期投資額、維持費は 大きくなる。
③求められる機能
4.拠点の整備・展開方針
①各機能の充実・強化
ア)県産品展示・PR機能
区分 内容
目的 首都圏での県産品の認知度向上や販売の促進、商品力の向上を図る。
展開方針 県産品のショールームとして、新商品や地域産品を含む宮崎ならではの魅力ある商品の展示・PRを行うとともに、テストマーケティングや情報のフィードバック 等による、大市場で通用する商品への磨き上げ支援を行う。
ターゲット 地方産品・食への興味・関心が高い女性客を中心に、サラリーマン、観光客等、幅広い層の消費者
主な取組内容 (例)
・宮崎の食の魅力を強く打ち出せる野菜・果物・肉等の生鮮品、菓子・スイーツ等 の日配品、宮崎の定番商品、新たに開発した商品等の品揃えの充実
・定期的に季節や旬、テーマ、地域に応じた店舗フェア・イベントの企画・開催 ・チャレンジコーナーの設置(トライアル新商品の販売、マーケティング等) ・市町村PR棚の設置(市町村産品の展示・販売)
・レイアウト・POP・ディスプレイの工夫・充実、陳列棚やショーケース等の刷新 ・スタッフの商品知識・販売力の向上
・定期的に市町村や県内事業者が観光PR、食・県産品の試食・対面販売等の催 事、イベントが実施可能なミニ催事コーナーの設置
・テストマーケティングによる消費者ニーズ、売上動向等の情報のフィードバック ・飲食コーナーとの連携による生鮮品等のPR
・外国語による案内表記、商品紹介等の情報提供
・宮崎ゆかりの他の店舗との連携による県産品の広域的なPRの展開
イ)飲食提供機能
区分 内容
目的 宮崎の食の魅力や食文化を体験しその良さを直接実感いただき、食材・加工品の認知度・好感度の向上、販売・消費及び販路の拡大に繋げる。
展開方針 レストランを設置し、宮崎ならではの食材やメニューを提供することで、その魅力を発信するとともに、店舗を活用した交流機会の創出を目指す。
ターゲット 「食」やトレンドに対する興味・関心が高い20~40代女性を中心に、サラリーマン、観光客等の消費者
主な取組内容 (例)
・宮崎の食材・メニューに精通した民間事業者への運営委託 ・誰もが気軽に立ち寄れる雰囲気・動線を意識した店舗づくり
・ランチのみならず、夜にも営業を行い、本格焼酎、ワイン等の県産酒を提供、PR ・宮崎のソウルフード(チキン南蛮等)など、宮崎の食材・味をメインに活用したメ
ニューの提供
・季節や旬、テーマ、地域に応じた定期的なメニューフェアの開催 ・県内生産者の食材のマーケティングによる商品開発・磨き上げ支援 ・外国語によるメニュー等の情報提供
・各種セミナー・研修会、バイヤー等との食材商談会、体験・交流イベントへの活用 ・物販コーナーと連携した生鮮品等の共同仕入等、効率的な運営
・宮崎ゆかりの店等の飲食店舗と連携した宮崎の食のPRイベント、キャンペーンの 展開
※上記取組については、運営を委託する民間事業者と協議の上、実施を検討する。
ウ)県産品販路開拓機能
区分 内容
目的 首都圏の卸・小売業者等に対する県産品の販路開拓を図るとともに、バイヤー等の評価に基づく県産品の磨き上げに繋げる。
展開方針
拠点をベースに首都圏の卸・小売業者等への営業活動や情報収集、商談会の実 施のほか、物産展・食材フェア開催の働きかけやバイヤーの声のフィードバック、 アドバイス等による商品磨き上げなど、県産品の販路開拓に向けた支援に取り 組む。
ターゲット 首都圏の百貨店・スーパー等の小売店、卸業者、飲食店・レストラン・ホテル、食品メーカー等
主な取組内容 (例)
・新宿コンネの近隣に事務所スペースを設け、首都圏における販路開拓の営業拠 点を設置
・販路開拓営業スタッフの配置や商談ルームの確保
・小売・卸等のバイヤー等に対する営業・商談・招聘、ニーズ調査、物産展・食材 フェア開催の働きかけ
・商品磨き上げに向けたバイヤー等からの商品評価、ニーズ等情報の県内事業 者へのフィードバック、アドバイス
・営業スタッフのセールスツールとなる商品や製造事業者のデータベースの構 築、活用による効果的な営業活動の実施
・物販・飲食コーナーとの連携により、加工商品や食材を実際に見て手に触れ、 食べてもらい、実際に商談に臨む機会の提供
エ)総合情報発信機能
区分 内容
目的 宮崎の総合的な魅力を様々な手法で発信することで、宮崎の認知度・好感度の向上や観光誘客を図る。
展開方針
県内各地域の食や観光、自然や暮らし、歴史や文化等の様々な魅力やイベント 等の情報をICTや各種メディアの活用等により効果的に発信するとともに、観光 情報コーナーで観光等の情報をきめ細かに提供する。
ターゲット
新宿に来街する女性、若者、サラリーマン、外国人、観光客など幅広い層の消費者 在京のテレビ・雑誌・新聞・ネット等のメディア、PR企画宣伝会社等
主な取組内容 (例)
・観光コンシェルジュの配置による、ICTも活用したきめ細かな観光相談対応、観 光・旅行商品の情報提供
・近隣に事務所を確保し、情報発信等の活動を強化
・在京メディアへ観光・食等様々な情報放映・掲載の働きかけ
・ICTを活用したPR映像やイベント・キャンペーン告知情報、店舗商品・メニュー情 報など、映像や動画による効果的な情報発信の実施
・県内市町村・旅行会社等の旅行パンフ・イベント情報等の資料や、グルメ情報誌、 旅行ガイド本等、関連書籍等の展示
・移住・定住の相談に対するひなたUIJターンセンター(有楽町)と連携した対応
オ)イベント・交流機会提供機能
区分 内容
目的
食や自然、観光・文化等の魅力を身近に感じ、宮崎を体感でき、首都圏の消費者と 交流し、つなぐ場を提供することにより、宮崎ファンの裾野を広げ、観光誘客や県 産品の消費拡大に繋げる。
展開方針
店舗内あるいは近隣施設を有効に活用し、それぞれの場所の特性を活かし、市 町村や民間団体・企業等と連携し、宮崎の様々な魅力をPRし交流できるイベン ト・催事等の取組を行う。
ターゲット 新宿に来街する女性、若者、サラリーマン、外国人、観光客など幅広い層の消費者
主な取組内容 (例)
・物販コーナーのミニ催事コーナーでは、市町村や県内事業者等に対し、観光 PR、食・県産品の試食・対面実演販売等の機会を提供
・飲食コーナーでは、県や市町村・関係団体等による体験・交流イベントや食材 フェア、各種セミナーや研修会、食材商談会等の機会を提供
・JR新宿駅新南改札前のペンギン広場や、サザンテラス広場等の活用により、市 町村や関係団体等と連携した体験・交流イベントの実施
・サザンテラス内他店舗と連携した共同イベントの実施
(リニューアルオープンPR) ・各種媒体活用の広告宣伝
・メディアやバイヤーに向けたPRの実施
県産品販路開拓機能
飲食提供機能
県産品展示・
PR機能
総合情報発信機能 イベント・交流機会提供機能
・市場トレンド・バイヤー評価情報等の提供 ・トライアル食材のメニュー開発、マーケティ ング活用
・市場トレンド・バイヤー評価情報等の提供 ・トライアル新商品の展示、マーケティング活用 ・モニター等による情報発信
・ミニPR催事・イベント等での活用 ・イベント会場から店舗への誘客
・モニター等による情報発信 ・交流イベント等での活用
・イベント会場から店舗への誘客
料理、食材、食文化等のメディア等へのPRに活用
・食材、加工品の活用、紹介による物販への誘導 ・物販、飲食部門の連携による食材等の効率的な調達 県産品をメディア等へのPRに活用
・商談や食材PRの場として活用 ・消費者・食材トレンド・ニーズ情報提供 ・バイヤー等への商品PRの場として活用 ・売れ筋・新商品・消費者情報の提供
5つの各機能間の連携性を高めることにより、拠点全体で相乗効果を発揮させる。
効果の最大化を図るため、その円滑な運営、総合的な調整を行い、企画・コーディネート機 能を強化する。
②各機能間の連携
20
③各機能の配置
物販
<1階> <2階>
<近隣> 商談スペース
事務所
倉
庫
観 光
ペンギン広場 サザンテラス
物販
<1階> <2階>
軽
食
事務室
商談スペース
倉
庫
観光
案内
物販
飲食
事 務
【現状】 【リニューアル後】
宮崎ゆかりの 企業・店舗
連携 連携
(主な各機能の配置の方向性)
○1階に、物販スペースを集約させ、一部に観光情報コーナーを設ける。最低限の事務機能を設ける(倉庫と兼用)。 ○2階に、飲食機能を設ける。
○事務所(商談スペースを含む)及びイベントスペースを近隣に確保する。
現在の建物は面積が限られているため、この建物のレイアウト変更に加え、近隣に事務所 を確保するとともに、周辺の施設(ペンギン広場等)との連携を図り、エリア全体を活用した 機能の発揮を目指す。
1階の配置イメージ
物販コーナーを1階に集約し、生鮮品や日配品、宮崎の定番商品等の品揃えの充実や焼酎・ワ イン等の県産酒の陳列、県産品情報の提供を工夫することで、フロア全体で県産品の魅力を 伝える。
チャレンジコーナーや市町村産品をPRする陳列スペースを設け、県内事業者のテストマーケ ティングやPRを実施する場を確保する。
市町村や企業等の行う観光PRや試食対面販売等を行うミニ催事スペースを確保する。
観光情報コーナーを1階に移し、ICTも活用した、きめ細かな観光等の情報提供を行うスペー スとする。
22
2階の配置イメージ
これまで1階にあった軽食コーナーを大幅に見直し、スペースを拡大して2階に移設し、レストラ ン形態とする。
建物内装・外観のイメージ
JR新宿駅南口という立地を踏まえ、周辺の商業施設や街並みにも合った店舗の雰囲気を確 保しつつ、宮崎らしさを伝えられる工夫を施す。
宮崎のイメージを伝えるため、例えば、「ひなた・太陽」、「自然・花」、「神話・歴史」等のデザイ ンコンセプトの下、ほんわかした雰囲気や照明、明るく温かい装飾を施した、「日本のひなた宮 崎県」のイメージが伝わる居心地の良い空間とする。
県産木材の使用や宮崎を想起させる色使いにより、店舗そのもので宮崎を演出した造りとし、 リラックスした中で、買い物や食事を楽しめる雰囲気づくりを行う。
24
物販コーナー
事務室
商談 スペース 観光情報 コーナー
物販コーナー 軽食
コーナー
各コーナーの配置(現状)
2階
1階
倉庫
2階
1階
各コーナーの配置変更イメージ
物販コーナー
観光情報 コーナー
ミニ催事 コーナー
飲食コーナー (レストラン)
厨房
倉庫
バスタ新宿
ペンギン広場
新南改札
新宿高島屋 ミライナタワー
NEWoMan
JR新宿駅
甲州街道
近隣事務所 の候補地域
施設外(コンネ周辺)の配置
○近隣に事務所を確保し、販路開拓・情報発信の拠点とする。
○ペンギン広場、ミライナタワー、サザンテラス等を活用し、PRイベントを行う。
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新宿KONNE
◇各機能の運営体制 ○物販部門
公益社団法人宮崎県物産貿易振興センターが運営を行う。 ○飲食部門
県産食材に精通した民間事業者の活用を検討する。 ○販路開拓部門
公益社団法人宮崎県物産貿易振興センターが取り組む。 経験やノウハウ等を有する営業人材を確保、育成する。 ○観光情報コーナー
観光コンシェルジュを配置し、窓口における対面での観光情報提供、相談対応を行う。 ○情報発信部門(交流イベント等の企画を含む。)
公益社団法人宮崎県物産貿易振興センターが取り組む。
※ 統一的なコンセプトのもとで全ての機能が有機的に連携した展開を進め、市町村の要望や発案を 吸い上げ、これを反映させるため、センターや市町村等との意見交換の場を設ける。
※ 運営スタッフが拠点のコンセプト等を共有し実践できるよう、継続的な研修を実施する。
5.拠点の運営方針
全体の管理運営を、公益社団法人宮崎県物産貿易振興センターに委託する。その上で、飲食 部門は、民間事業者の活用を検討する。
6.整備スケジュール(予定)
平成29年5月~9月 実施設計
平成29年10月~平成30年2月 改修工事
平成30年3月 リニューアルオープン