広島市長メッセージ
広島の被爆樹木であるア オギリ二世の植樹式が開催さ れる に当たり、メッ セージをお送りい
たします。
1945 年 8 月 6 日、広島は一発の原子爆弾により廃墟と化し、その年のうちに 14 万人もの尊
い 命が奪わ れました。放射線による被爆者の苦しみは今なお続い ています。核兵器は非人
道兵器の極みであり、「絶対悪」です。
世界 162 の国・地域から 7,100 を超える都市が加盟する平和首長会議では、多くの市民、
NGO等と連携しながら、2020年までの核兵器廃絶を目指した取組を進めています。その一
つとして、被爆に耐えて現在も生き続ける被爆樹木の二世を国内外で育成い ただくことを通
じて、ヒロシマのメッセージを発信・継承し、核兵器廃絶の国際世論の拡大を図っています。
ここ府中市において、平和都市宣言 30 周年に当たり被爆アオギリ二世を植樹していただく
こ とは、ヒ ロシ マの思い を次代 に継承し 、核兵器 廃絶に向け た機運醸成を図る 上 で大変意
義深いことであると考えています。
このアオギリの母なる木は、爆心地から 1,300 メートルの距離にある「旧広島逓信局」の中庭
で被爆しました。原爆の熱線と爆風により大き な被害を受け ましたが、焦土の中で青々と芽
を吹き 返し、市民に生きる 勇気と希望を与える とともに、核兵器廃絶と世界恒久平和の実現
を訴え掛けています。
お贈りしたアオギリが、府中市の皆様の手によって大切に育てられ、貴市の平和のシンボル
になるとともに、広島との間の平和の架け橋になることを心から願っています。
終わ りに、貴市のますますの御発展と市民の皆様の御健勝、御多幸を心からお祈りし、メッ
セージとさせていただきます。
平成 28 年(2016 年)11月 3 日
平和首長会議会長