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第4期第4回議事録(平成15年12月17日) 男女共同参画推進会議 議事録|浦安市公式サイト

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第4回浦安市男女共同参画推進懇話会(第4期)議事録

1. 開催日時  平成15 年 12 月 17 日(水)午後 6:00∼8:00 2.場  所  浦安市健康センター 第1会議室

3.出席者

(懇話会委員)

結城美惠子、醍醐和子、嶋根政光、石黒茂正、今井恭子、胡桃沢美津子、服部アキ、 宮沢君子、工藤真由美、若麻積明里 以上10名。

(欠席5名:荒賀直子、吉野則子、大野直美、前野春枝、小野寺豊)

(事 務 局)

中山課長、加藤副主幹、村田以上3名     4.会議次第

(1) 座長あいさつ

(2) 浦安市の男女共同参画社会づくりを進めるための課題の整理

(3) その他 5.会議の概要

(1) 座長あいさつ

(2) 浦安市の男女共同参画社会づくりを進めるための課題の整理⇒下記のとおり

(3) その他

・意見書提出までのスケジュール案を次回までに事務局で作成する。

・次回会議の開催は、2月中旬の開催予定で了承される。  

6.会議内容

○ はじめに

(座 長)前回、「男女共同参画プラン」の成果をもっと出す必要があるのではないか、 ということでいろいろな意見を出していただいた。今後は 3 回ぐらいにわたっ て、出された意見の中から課題の抽出をしていくことになると思う。

(座 長)資料に、「ジェンダーの視点でみる浦安の現状からの課題」が①∼⑥まで出さ れているが、2「うらやす男女共同参画プランの推進にあたっての課題」の②

∼⑤も課題として考えることができる。今日は、この他に重点的に実施しなけ ればならないことなどを討議してほしい。

○ 説明に対する質疑応答

(座 長)「ジェンダーの視点でみる浦安の現状からの課題」についてご意見や質問をお 願いしたい。

(委 員)表1について。「男は仕事、女は家事」という役割意識を持つ人の割合が、な ぜ千葉県より浦安市のほうが多いのか。

(事務局)浦安市と千葉県の具体的な比較分析はしていないのでわからない。

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(座 長)推測だが、女性のライフサイクル(表3)を見た場合、女性の労働力は子育て期 に入ると急激に下がる M 字型を描く。つまり、働いていた女性は 30 代なると 家庭に入る割合が高い。他の調査を見ても、「子育ては母親がするもの」とい う母性神話が根強くあり、性別役割分業の意識が高いことを示している。

(委 員)別の問題だが、女性の起業は浦安ではどの位あるのか。

(事務局)浦安市の施策として、女性だけを対象にした起業支援はしていない。女性も 男性も含めて、一般的に若干融資を行なうなどの事業はしている。図書館など も「ビジネス支援」を実施している。千葉県が起業支援の施策を行っているの で、連携をとりながら行っている状況である。

(委 員)起業する人の、男と女の割合はわかるか?

(事務局)融資の関係は、商工観光課で行っているが、相談に来るのはほとんどが男性 である。浦安は、サラリーマン家庭が多く、起業する人の割合は低いのではな いかと思う。表1の状況から見ても、それが推測できる。

(委 員)浦安は若い人が多く、「男は仕事、女は家庭」という意識が強いとは考えにく いが、アンケートの対象はどうなっているのか。

(事務局)アンケートの標本の取り方については、全体からバランスよく取っているの で、特にこの年代だけ標本数が多いというようなことはない。

(委 員)若い人ということよりも私たちの子どもの年代は、私たち(親)がどのような考 え方をしているかということを受け継いでいる傾向が大きいと思う。娘の友達 にも「私は結婚して子育てに専念する」ことを当然のように考えているし、仕 事も家庭も一生懸命やってきたお母さんの子どもは、やはり親と同じように考 える傾向がある。それは浦安に限ったことでなく、全般的な話だが。

(委 員)日の出地域の子育てサロンなどに行くと、赤ちゃんを連れてくるお母さんた ちは、ほとんどが妊娠、あるいは出産を機に仕事を辞めている。その人たちに

「お子さんが大きくなったらまた働くのか」と聞くと、「働きたい」とか、「今 のうちに少し資格を取っておきたい」と言う。ずっと働かないという意識では なく、今は子育てをしたいという人が、私の周りでは多い。

○ 意見交換

(座 長)私は他市でも男女共同参画の事業にかかわっているが、浦安市の場合は、ジ ェンダーに気づいてもらうことが重要だと思う。社会通念やしきたりの中で女 性が感じる不平等感を解消し、性別役割意識を変えていくには、時間がかかる。

(委 員)女性の不平等感をなくしていくには、小さい頃から学校の中で教えていかな ければならない。その一方で、途中で仕事を辞めなくてもいいように、就労に 関するシステムを確立する必要がある。意識と制度を両輪で考えていかなけれ ばならない。

(委 員)浦安市では待機児童数が非常に多くなっているが、これは、保育施設に空き もあり整備されているが、利用者とのニーズが合わないために、待機児童数が 増えているという実態はないのか。

(事務局)実態としては、3∼4年前に待機児童数が550 人いたため、「緊急保育 5 ヵ年

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計画」ができて、18 年までには、この 550 人をなくす計画になっている。

(委 員)千葉市の待機児童数は87 人で浦安市は 175 人となっているが、人口差がある のに、どうしてこのような結果になるのかがわからない。

(事務局)浦安でも、地域のアンバランスがかなり出てきていることは事実である。日 の出地区から先は、マンションラッシュで小学生も増え、小学校が満杯状態 になっている。一方、入船北・入船南・美浜あたりは1学年 1 クラスのとこ ろもあり、地域差ができているという状況である。

(事務局)市としは、18 年ぐらいまでに 3 つの保育園を設置する計画であり、それによ って370∼400 人弱ぐらいの入園が可能となる。

(委 員)企業に働きかけて、企業内保育園をつくってもらえるように進めてはどうか。

(事務局)浦安市の最大企業は、「オリエンタルランド」と「浦安市役所」。あとは、順 天堂大学病院もあるが、ここは変則的な勤務になっている。それ以外はあまり 大きくない小規模な企業が多い。企業内保育は今後の課題である。

(委 員)オリエンタルランドの中には、企業内保育はあるか。(→ない)

(委 員)文部科学省にはあるが、子ども連れの姿を見たことがない。ラッシュの中を 通うのはたいへんだと思う。そういう現実的な問題もある。

(事務局)厚労省が推進する中に、「企業の中に保育所を設ける」という項目があり、積 極的に保育所をつくって子育て支援を、と企業には言っているが、今の経済状 況では難しいのではないか。

(委 員)女性にとっては、保育園はないよりあったほうが良いが、女性が働ける場は 保障されても、子どもの具合が悪くなると、女性の方に負担がかかる。その辺 を変えていかなければならない。

(座 長)そこが大きな問題だと思う。両立できるように子育て支援をしても、その対 象は女性(母親)という考え方が当たり前にように定着している。女性にとって は、働くことも家庭のこともすべてやる「新性別役割分業」の負担が増し、根 本的な問題は解消されない。子育ては「親」が担うという意識啓発と、育児参 加に対する男性の意識を変えていく必要がある。

(委 員)男性(父親)は子育てに参加すべきだ。そうすると子どもへのかわいさも違って くる。子育ては楽しみだから、男性にも味わってほしい。子どもを一緒に育て ることが楽しいとアピールできるような方策が必要だと思う。

(委 員)家庭生活において、役割意識に縛られている自分を感じる時がある。難しい ことではあるが、それを解放することも大事だと思う。そうしないと、同じ状 況を再生産していくことになる。

(委 員)男性の教員で、育児休暇を取った人はいるか。(→いる)それは、1年か。(→ もっと短い)

(委 員)もっと男性が育児休暇を取りやすくする必要がある。最初から1年というの は無理でも、普及させていくためには1 ヶ月とか 3 ヶ月間取得して、前例をつ くることが大事だと思う。

(委 員)公務員で、女性が先に6ヶ月取って、その後、男性が取った例もある。

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(座 長)女性が、男性と対等に仕事を続けていくのは、今の状況では非常に厳しい。

「男女共同参画」というのは、男性がつくってきた働き方に女性が合わせると いうことではない。男女が共に家庭にも仕事にもかかわり、それぞれの責任を 果たせるような社会、生き方ができるということだと思う。

(委 員)母親が起業した人は、母親の影響を受けて起業しようとするが、そのあとが 続かないというデータがある。これは、モデルとして受け入れるということと、 続くということは別であることを表している。つまり、続けるのはモデルとし てその母親がいたからということではなく、別の要因が関わっているというこ とである。しかし、阻害要因を除去したから増えるというものでもない。そこ に促進要因を加えることによって解消されていく。

(座 長)現状では、企業でも行政でも、課長・部長に就く女性は全体の1割以下。職 場の中で役割モデルがないと、自分の将来が見えてこないという不安がある。 働き続けて管理職に就く女性が増えてくれば、自分もやがてそういうふうにな れるという道筋もでき、先も見えてくる。今の状況では、女性は昇進の道を一 人で切り開らかなければならない開拓者といえる。役割モデルを増やしていく ことが必要だと思う。

(委 員)昔は家の中に家族がたくさんいて、子どもを家庭育てることができたが、今 は社会が育てていかなければならない。保育所をたくさんつくるといっても財 源が必要になる。私は 55 歳で企業に入った。夫が、「女だから家庭に、という 考えではなく、仕事に対してどうかというところで生きていけ」というふうに 理解を示してくれた。

(座 長)子育て支援は、家庭の枠を超えて社会の中で子どもを育てていくという方向 にある。しかしここで、子育てを担うのは誰かとなると、やはり「子育ては女 性」になりがちだ。そうなると、根本な問題は何も解決しない。

(委 員)「家事労働」には、女性にしかできないものもあるし、男性にしかできないも のもある。イーブンイーブンにしたから平等であるということではないと思う。

(委 員)人間として生きていく上で、「身の回りのことは自分できちんとする」という ことは基本であり、男性もできなければいけない。

(委 員)男性も女性も一緒に、家庭をつくり上げていくという意識をもつことが大事。

(委 員)そういう根本的な意識を育てていくためには、学校教育の中に「男女共同参 画」の視点を取り入れていくことが大切だと思う。女の子であっても一人の人 間として自分の意見を主張できるようになるだろうし、また、それを受け入れ られる考え方ができる男の子が育つだろう。

(委 員)学校教育のトップに立つ人にそのような意識があるかないかで影響が大きい。

(委 員)「家庭生活において性別役割分担意識を払拭するためのノウハウを学ぶ講座の 創出」というのがあるが、講座に来ない人たちにどのようなケアをしていくか を考えることが大事だと思う。例えば市民が日常的に目にする情報源に、小説 や童話などの形でやさしく男女共同参画の視点をもって書かれた内容を必ずど こかに掲載し、いつでも目にできるようにするのがいいのではないか?

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(委 員)地域で子どもを育てていくという視点は大事だが、みんなは子育てに対して あまり危機感がないと思う。みんなが注目するように、女性が何かの形でそれ をアピールするためのユニークな企画を考えていくことが必要だと思う。

(委 員)お父さんが育児に参加するには、「学校」がいい場所だと思うが、週休 2 日制 になったため参加できなくなってしまった。たまに土曜参観があると、お父さ んたちは一家総出で出かけてきて、嬉々として子どもの様子を見ていたりする ので、関心はあると思う。学校側でも、お父さんが参加できるような場を作っ ていくようにすればよいのではないかという気がする。

(座 長)本日出された課題として、

1.男性の家事・育児への参画を進めるには。

性別役割分業意識を払拭して、極力男性の育児への機会を設け、参加を促 進していく。

2.地域で子育てを進めていくには。

地域でのコミュニケーションのとり方から始めるなど、子育て支援のい ろいろなパターンを用意する。

3.男女共同参画の意識啓発を積極的に進めるには。

生き方や働き方が多様になってきているので、それに合わせるような形 を工夫する。講座という形だけではなく、例えば、インターネットや、 日常目にふれるメディアを利用するなど、ソフトでやさしくわかりやす く、なるべく興味を持ってもらえるようなテーマ(タイトル)を用意して、 さらにアピールの仕方も変えていく。

4.ポジティブ・アクションを推進するには。

厚生労働省が企業を対象に推進事業として実施しているが、企業に限ら ず行政の職場でも積極的に取り組む。

(座 長)次回、また別の視点から課題が出される可能性もあるので、この続きを行い たい。次回は来年2 月中旬を予定している。

(委 員)今、ポイントが少し絞られてきたようには思うが、具体的なところまで落と すのか。その場合のタイムスケジュールはどうなっているのか。

(事務局)委員の任期が 10 月までなので、それまでに「うらやす男女共同参画プラン」 をもっと効率よく進めていくための「提言書」をまとめていきたい。

(委 員)「条例の制定」はどうなのか。

(事務局)それについては、条例の中身をここで検討するのではなく、その必要性につ いて意見を出していただくものと認識している。

(座 長)課題の整理ができた段階で、その実施時期などについても討議していきたい。 また、提言書の作成方法や懇話会のあり方についても、提言の中に盛り込んで いきたい。次回までに、提案書作成までのケジュール案を事務局が作成する。

以上

参照

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