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統合報告書(環境・社会貢献 活動レポート) CSR(社会的責任)|ウーマンスマイルカンパニー 千趣会

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(1)

環境・社会貢献活動レポート

今、私たちにできること

2011

(2)

トップメッセージ

女性を幸せにする会社でありたい──。

今こそ千趣会の原点に回帰し、

すべてのステークホルダーに愛される会社をめざします。

「原点回帰」をスローガンに。

 創業から55年を迎えた2011年1月、創業メンバーであった 行待前社長(現会長)からバトンを受け取り、社長に就任しま した。「創業」から、あとを継いで事業を固め継続する「守成」の 時期を迎えるにあたり、まず本来あるべき姿に立ち返ろうと、 「原点回帰」をスローガンに掲げています。千趣会の原点、それは 「女性を幸せにする会社」というものです。そのことを再認識 するとともに、お客さまをはじめとするステークホルダーの皆 さまにしっかりと伝えていきます。

背筋を伸ばし 凛 とした姿勢で臨んでいきます。

 ステークホルダーの皆さまとの信頼関係を築くために、私自身 がまず率先して手本を示していきたいと考えています。何事も 人任せ にしていたのでは、信頼関係は生まれません。ピンと 背筋を伸ばし、凛 とした姿勢を貫くなかで、従業員との信頼 関係が生まれ、取引先やお客さま、地域社会などすべての ステークホルダーとの間に信頼関係を築くことができます。経営 においても、凛 とした姿勢で臨み、当たり前のことを当たり前 にできる会社として、コンプライアンスを徹底します。また、商品 提供者として「自分たちも着用したい」「家族にすすめたい」を 基準に、商品品質をさらに高めていきます。

 「千趣会は女性を幸せにする会社である」――。この原点に 立ち返り、すべてのステークホルダーに支持され、愛される会社 となるよう、いっそうの努力を続けてまいります。

女性支援を第一の柱に、環境対策にも注力します。

代表取締役社長 CSR活動においても、「女性を幸せにする会社」として少しで

もお役にたちたいと考え、女性支援を第一の柱とすることは、こ れまでと少しも変わりはありません。2010年度は、乳がん撲滅 をめざす「ピンクリボン運動」の一環として、当社が販売するすべ てのブラジャーにおいて1枚につき1円の寄付をつけて販売を 開始、乳がん検診無料クーポン券の送付も実施しました。 また 走る女性のパワーで毎日を豊かに をコンセプトとしたランニン グイベント「ランガール★ナイト」への応援協賛も始めました。  子どもを生み、育てる女性にとって、次世代につながる環境 保全もまた非常に切実な課題です。これまで環境対策として、 カタログで多くの紙を使う責任として、海外での植林活動や 国内での生物多様性の保全に向けた取り組みを継続的に実施 してきましたが、2010年度からはそれに加えて 原料産地の

環境にもやさしいものづくり を考えた「オーガニックコットン 普及プロジェクト」も開始しました。お客さまと一緒に環境に ついて考え、ご協力いただきながら、本業を通じてよりよい自然 環境づくりに貢献していきたいと考えています。

2011年3月

(3)

女性支援

環境対策

公正さの追求

さまざまな環境保全・・・・・・・・・・ 15 職場での環境活動・・・・・・・・・・ 17 (株)千趣会は、2009年度からサステナビリティ・レポートを発行、

今回は名称をよりわかりやすく「環境・社会貢献活動レポート」 と変更して発行しました。前回同様、「女性支援」「環境対策」 「公正さの追求」の3つの分野で、それぞれ商品に関連する特徴

的な取り組みと、自社内での取り組みを掲載しています。従業員 のコメントも掲載し、「顔の見える」報告書作成を心がけました。 また、できるだけ多くのステークホルダーの方に千趣会の活動を 知っていただくため、読みやすい誌面づくりを心がけています。

本レポートには過去と現在の事実だけでなく、発行日時点に おける予想・予測・計画も含まれております。これらには記述 した時点で入手できた情報に基づく仮定や判断が含まれて おり、諸条件の変化によって、本レポートに記載した予想・ 予測・計画とは異なる可能性があります。読者の皆さまには、 このような点をご了承いただきますようお願い申し上げます。

編集方針

免責事項

目次

(株)千趣会。その他のグループ会社についても一部報告しました。

報告対象組織

2010年度(2010年1月1日から2010年12月31日まで)。 一部その前後の事象についても報告しています。

報告対象期間

2012年3月

次回発行予定

お求めやすい価格だからこそ、

無農薬の綿花畑と生産者の笑顔を増やしていける。

(コンプライアンス)

オーガニックコットン普及プロジェクト(環境配慮商品の販売)

・・・・・・・・・・

13

特 集

さまざまな女性支援・・・・・・・・・・ 9 女性従業員の活躍を支援・・・・・・・・・・ 11

一人でも多く受診してほしいから、

「無料検診クーポン券」をプレゼント。

ピンクリボン運動支援

・・・・・・・・・・

7

特 集

公正な事業運営・・・・・・・・・・ 23

公正な労働環境と社会貢献の実現・・・・・・・・・・ 25 会社概要・・・・・・・・・・ 3

千趣会の取り組みハイライト in 2010・・・・・・・・・・ 5

お客さまの声に真摯に耳を傾け、

安全で高品質な商品だけを提供。

商品提供者としての公正さ

・・・・・・・・・・

21

特 集

(4)

会社概要

拠点/グループ会社

社名

英文社名 URL

設立年月日 資本金

発行済株式総数 上場証券取引所

代表者 売上高 従業員数 事業内容 関係会社

株式会社 千趣会 SENSHUKAI CO., LTD. http://www.senshukai.co.jp (shop: http://www.bellemaison.jp) 1955年11月9日

20,359百万円(2010年12月31日現在) 47,630千株(2010年12月31日現在) 東京証券取引所市場第一部

大阪証券取引所市場第一部 代表取締役社長 田邉 道夫

136,859百万円(2010年12月期 連結) 1,556人(2010年12月31日現在 連結) 通信販売事業/その他事業

国内14社、海外4社

通信販売事業

受注代行業 運送倉庫業 商品販売業 サービス業

千趣会サービス・販売(株)/ (株)千趣会イイハナ/ (株)RGマーケティング/

上海千趣商貿有限公司/ 千趣会香港有限公司/

鴻運吉山中国有限公司/(株)センテンス/ (株)モバコレ/(株)K.Sense 他7社

千趣会コールセンター(株) 千趣ロジスコ(株) (株)ペットファースト

千趣会ゼネラルサービス(株)/ (株)ディアーズ・ブレイン 他3社

事業領域

ネット通販 「ベルメゾンネット」

ショップ運営 頒布会

カタログ通販

ペットビジネス ポイントプログラム

衣料品 37.8% インテリア 20.1% 生活雑貨

14.2%

その他 13.9% 食品

3.9% 服飾雑貨 10.1%

2010年度 売上高 136,859

百万円 旅行旅行旅行

テレビショッピング テレビショッピング

テレビショッピング カタログ年間発行部数

7,680

万部

カタログの種類

18

種類

インターネット登録会員数

730

万人

カタログ年間購入者数

366

万人

ブライダル

(5)

経営指標

売上高、ネット売上高

160,000

120,000

8,000

4,000

0

120,000

90,000

60,000

30,000

0

6,000

3,000

0

-3,000

2007 2008 〈年度〉

(百万円) 売上高 ネット売上高 156,792 158,285

2009 147,292

2010 136,859

98,422104,059

91,83790,086

5,291

2,413

-2,405 3,422

総資産

2007 2008 〈年度〉

(百万円)

2009 2010

380 387 371 366

2007 2008 〈年度〉

(グラフのデータ:2010年度決算説明会資料より) (万人)

2009 2010

営業利益

2007 2008 〈年度〉

(百万円)

2009 2010

400

300

200

100

0

カタログ年間購入者数 仕入先数

2,246

従業員数

42.8

うち女性%

1,556

66,340 66,340

66,340 67,13067,13067,130 65,34965,34965,349 62,310

62,310 62,310

(6)

女性支援

千趣会の取り組みハイライト

ピンクリボン運動、

「ランガール★ナイト」支援で、

女性の健康と笑顔を守るお手伝いをしています。

 千趣会のお客さまはほとんどが女性です。そこで千趣会 は、女性が元気で笑顔でいられるように、女性特有の疾 患である乳がん早期発見への啓発活動や検診率向上に 継続して取り組んできました。2010年度は、販売するすべ てのブラジャーを協賛商品にしたり、「無料検診クーポン券」 をプレゼントするなど、取り組みをさらに前進させました。

 また、女性ランナー支援の取り組みも新たに開始しました。 走る女性たちの企画集団、「一般社団法人 ランガール」との コラボレーションでシューズケースを開発、「ランガール★ナイト」 で参加賞として提供したほか、ベルメゾンネットの特設ページで 販売しました。女性の視点に立ち、機能

性に 楽しさ をプラスした同商品は、 多くの女性の支持を集めました。

環境対策

オーガニックコットンやマイボトル 

商品や暮らしを通じた環境保全 

ピンクリボン運動支援

ブラジャー1枚お買い上げいただく ごとに1円を「乳がんをなくすほほ えみ基金」に寄付しています。

オーガニックコットンの普及

無農薬の綿花畑と生産者の笑顔が増えるように、 手に入れやすい価格としっかりした品 質の双方を追求しています。

ランナーは女性だけ、スタッフも女 性が中心の「ランガール★ナイト」

に協賛。チャリティイベントでは、 乳がん検診無料クーポン券も

プレゼントしました。

「ランガール★ナイト」支援

 毎日の暮らしに気軽に「エコ」を取り入れてもらえるよう、千趣会 は2010年度からオーガニックコットン普及プロジェクトを 開始しました。3年間、農薬や化学肥料を使わない畑で栽培した オーガニックコットンは、環境にも人にもやさしい商品です。  また、ペットボトルの大量消費・廃棄を防ぐ「MOTTAINAI マイボトルキャンペーン」に協力し、オリジナルのマイボトルや

(7)

公正さの追求

買い手、つくり手、売り手、そして社会に

フェアな企業であり続けます。

 千趣会は、すべてのステークホルダーに対して真摯に向かい 合い、フェアな対応を貫くことで、信頼される企業であり続け たいと考えています。とりわけ通販商品は、あらかじめ見て 触って確かめることができないので、その品質管理はもち ろん、お客さまの声を商品に反映させていくことが極めて 重要であると考え、さまざまな取り組みを実施しています。

 また、コンプライアンス体制の強化、個人情報保護の徹底、 迅速かつ正確な情報開示、内部統制システムの整備に 努めるとともに、さまざまなステークホルダーへの責任を果 たすために欠かせないコーポレートガバナンスの 強化に取り組んでいます。

の普及を促進し、

 を提案しています。

安全で高品質な商品を

提供するために

お客さまの声を収集・分析し、 商品・サービスの改善に スピーディに反映できる 仕組みを整えています。

MOTTAINAI

マイボトルキャンペーン

著名クリエイターがデザインした マイボトルやボトルカバーなどを 通してペットボトルを節約する 暮らしを提案し、お客さま から好評をいただき

ました。

あたりまえのことを、

あたりまえに

「法務ニュース」の発行や社内研 修会の実施など、従業員への コンプライアンス教育も実施し ています。

ボトルカバーを開発・販売。ケニアの植林活動に売上の1%を 寄付しました。この活動は、ノーベル平和賞のケニア人女性、 ワンガリ・マータイさんが推進しているもので、マータイさんは 日本語の「もったいない」を世界共通語にすることを提唱して います。

写真提供:毎日新聞社

(8)

女性支援

﹂を

「ピンクリボン スマイルウォーク」 神戸大会

「ベルメゾンデッセ」に啓発ページを

常時掲載しています

2010年度の 寄付金額合計は 349万円に なりました。

セルフチェックの方法もイラストで紹介しました。  乳がんは早期に発見すれば90%以上が

治るがんです。しかし、まだまだ検診率の低 い日本では、手遅れで命を落とす女性が増え ています。乳がんになる人が急増するのは、 30∼40歳代から。ちょうど千趣会のお客さ まに多い年齢層です。

 そこで千趣会は、乳がんの早期発見、早期 診断、早期治療を促す「ピンクリボン運動」を支援 しています。2010年度は、公益財団法人日本 対がん協会と協力して、マンモグラフィー(乳房 X線撮影)の無料検診クーポン券を555人に プレゼントする「検診GO!GO!GO!キャンペーン」 を10月1日から12月27日まで実施しました。 また千趣会は、従来からカタログやネットで 協賛商品を販売し、その売上の一部を公益 財団法人日本対がん協会の「乳がんをなくす ほほえみ基金」に寄付しています。2010年1月 からは販売するすべてのブラジャーを協賛商品

とし、1枚お買い上げごとに1円を寄付する仕 組みにしました。4月と10月にはネットでのお 買い物時にワンクリックで寄付できる「スマイル サポーター募金」を募り、お寄せいただいた 金額に千趣会から同額を上乗せしました。  「乳がん検診やセルフチェックをもっと身近に 感じてもらいたい」という思いから、カタログ 「Remie style」で人気のパリの女性デザイナー ズユニット「mini labo(ミニラボ)」がデザイン したキャラクター「PINK LOVE CAT」が新たに 仲間入りし、日本人女性の命を守るため、ピンク リボン運動の支援をさらに進化させています。

乳がん検診をもっと身近に感じて

自分の体を、命を守ってほしい

販売するすべての

ブラジャーを

協賛商品に

「ピンクリボン運動」啓発チラシ

い――

、乳

、さ

、公

ウェブサイト「ベルメゾンデッセ」を通じてお客さまとともに ピンクリボン運動の啓発に取り組んできました。サイトでは 「セルフチェック標語」の募集や検診Q&A、検診体験などを掲 載。ピンクリボンスマイルウォークではお客さまをご招待し、従

業員とあわせて過去最高の計101人の参加となりました。 http://www.belle-desse.jp/pink

蓬莱 知恵子

企画本部 ベルメゾン 生活スタイル研究所

(9)

ピンクリボンキャラクター

「PINK LOVE CAT」

検診先進国フランスで活躍しているデザイナーズ ユニット「mini labo(ミニラボ)」による、千趣会のピンク リボンオリジナルキャラクター。10月のピンクリボン月間 にはこれをデザインしたダンボールやガムテープなどで 商品をお届けし、乳がんへの関心を高めました。

無料検診クーポン券をプレゼント

2010年度はマンモグラフィー(乳房X線撮影) の無料検診クーポン券を555人にプレゼント。

乳がん検診の受診率向上活動のために、公益財団法人日本対がん協会に 寄付しています。

公益財団法人  日本対がん協会 

検診につながるような企画を

協力して進めていきたい

黒岩 由香利

さま

お客さまと千趣会の寄付金の流れ

商品の開発・提供

商品・代金 取引先さま

公益財団法人日本対がん協会 「乳がんをなくすほほえみ基金」

乳がん検診機器の設備助成、啓発活動、がん相談、患者サポート など

売上の一部を 寄付

スマイル サポーター募金

スマイルサポーター募金に 同額を上乗せして寄付

お客さま

主要先進国のなかで日本の検診受診率はかなり低い水準にとどまっています。 乳がん死亡率も各国が減少しているのに比べ、日本は増加の一途を辿っています。

検診率の低い日本では、死亡率も増加しています

各国のマンモグラフィー検診受診率 各国の乳がん死亡率の比較(WHO統計)

0 20 40 60 80

日本 イギリス アメリカ フランス スウェーデン

OECDヘルスデータ:2008年

5.6

70.1 72.5

88.5 83.6

100

(人)1 / 100,000

イギリス アメリカ フランス

イタリア

日本 30

20

10

0

1980

1950 1960 1970 1990 2000 〈年〉

〈%〉 2010

日本対がん協会は「がん撲滅」をめざして設立さ れた団体で、がんで亡くなる方を1人でも減らす ことができるよう、「がん検診の推進」「患者・治癒 者のケア」「禁煙の勧め」の3つを重点目標に活動 しています。千趣会さまには、2007年度に初めて 「乳がんをなくすほほえみ基金」に寄付をいただ いて以来4年間、継続してご支援いただいています。 啓発活動はかなり進んでいますので、今後は検診 につながるような企画を一緒に進めていければと 期待しています。また、日本対がん協会では、今後 乳がん同様に女性特有のがんである子宮頸がん についても取り組んでいきたいと考えています。

千趣会

(10)

「授乳しやすいことはもちろん、着心地がよく、バストメイク機能も兼ね備えた マタニティブラジャーをつくってほしい」という「ベビータウン」の読者の声をもと

に、(株)ワコールHDと協力してオリジナル商品を開発。モニター会や同サイト

での意見を取り入れて改良した完成品は「ベビータウン」やベルメゾンのカタ ログで販売し、好評をいただきました。

ベルメゾン ランガール共同開発の シューズケースを参加者全員に提供

女性支援

さ ま ざ ま な 女 性 支 援

「ランガール★ナイト」支援

走ること。自分の体と向き合うこと

子育て支援

安心して出産・子育てできる社会を応援したい

 妊娠・育児期の情報交換に役立つウェブサイト「ベビータウン」 「プレママタウン」を、ほか3社と共同運営し、お客さまから寄せ

られた声を育児・マタニティグッズなどに反映させています。  また、安心して子どもを生み育てることができ、すべての子 どもが健やかに育つ国にすることをめざして啓発・提案活動に 取り組む「にっぽん子育て応援団」の企業サポーターも務めて います。

ベルメゾンオリジナルのランニングウェア を制作し、女性ランナーをバックアップ

 2010年度は、9月に東京・お台場で開催された「RunGirl ★Night(ランガール★ナイト)∼女子による、女子のための ラン祭り∼」に協賛しました。当日は、ランガール初のコラボ 商品となる、ランガールとベルメゾンとで共同開発した シューズケースを参加賞としてランナー全員に提供したほか、 大会後、ベルメゾンネットのランガール特設ページでも販売し、 150点を完売しました。男性向けのランニング用品が多いな かで、女性ならではの視点を活かしたこのシューズケースは 魅力的な商品として高い評価を得ました。

 また、当日に開催されたチャリティイベントでは、乳がん検 診無料クーポン券45枚を希望者にプレゼントしました。こう した機会を通じて、自身の体と向き合い、乳がん検診を受け る人が増えていくことを願っています。

 今後も、千趣会では女性の暮らしを豊かに快適にする商品 やサービスの開発・提供と生活支援に力を注いでいきます。

ファッション・ビューティー・メディア業界の女性ランナー集団。走る女性なら ではの視点・パワーを活かし、生活を豊かにするアイデアをカタチに変えてい く企画を立案しています。子宮頸がん広報を行うNPO「医療情報広報局」や、 乳がん遺児・闘病中の母を持つ子どもを支援する「JPOSHまなび」に、エン トリー費の一部などを寄付する活動もしています。

「にっぽん子育て応援団」 http://nippon-kosodate.jp (パソコンのみ)

「ベビータウン」 http://www.babytown.jp(パソコンのみ)

ママの声から開発された商品

一般社団法人 ランガール

 ランニングを生活に取り入れる女性が増えており、国内大会 出場者のうち女性ランナーが占める割合も大きく伸びています。 とはいっても、まだ2∼3割程度と男性ランナーに比べて少なく、 女性が走る環境が十分に整っているとはいえません。

 千趣会では「1.女性ランナー支援活動 2.ランニング環境 向上活動 3.チャリティ活動」の3つをミッションとしている 「一般社団法人 ランガール(以下ランガール)」の活動姿勢に共 鳴。「もっと自分らしく、おしゃれに走ることを楽しみたい」という 女性ランナーの支援を通じて、

女性に自分の身体・健康と 向き合ってもらう機会を 提供しています。

(11)

Because I am a Girl

途上国の女の子に笑顔を

!

キャンペーン

頑張っている途上国の女の子に手を差し伸べる

スマイルシーズプロジェクト

笑顔の種(スマイルシーズ)

スリランカのお母さんに

 スリランカでは、20年以上続いた紛争で避難生活を送ら ざるを得ない人々がいます。とりわけ夫を紛争で亡くしたお 母さんたちは、子どもたちと苦しい生活を送っています。そんな お母さんたちの自立を支援するため、千趣会は認定NPO法人 「JEN」を通じて、野菜の種や苗を届け、有機農法を指導する 「笑顔の種(スマイルシーズ)」プロジェクトに協力。協賛商品 の売上の一部を寄付するとともに、ワンクリックで寄付できる 「スマイルサポーター募金」にお寄せいただいた金額に同額を 上乗せして寄付しています。2010年度からは、母の日の花や ギフトすべてを協賛商品とするなど、対象商品を拡大したのに 加え、「スマイルサポーター募金」を母の日を控えた4月から約 1ヵ月間と10月に実施しました。

 今後も、母の日ギフトや育児 のカタログでスマイルシーズ 協賛商品を販売するとともに、 「スマイルサポーター募金」を

継続し、スリランカのお母さんに

笑顔の種をお届けしていきます。現地での栽培風景

協賛商品の一例 ネパールでの活動風景

4,000,000

3,000,000

2,000,000

1,000,000

0 〈年度〉

(円)

©

プラン・ジャパン

©

プラン・ジャパン

©

プラン・ジャパン

 早すぎる結婚、奪われた教育機会、暴力や虐待……。貧しい 国に生まれた女の子の多くは、過酷な生活を余儀なくされて います。「もし、女の子たちがきちんと教育を受けることができ たなら、女の子のパワーは村を、国を、そして世界を幸せにす るはず」。千趣会はそんな「Because I am a Girl 途上国の 女の子に笑顔を!」キャンペーンの趣旨に賛同し、その主催者

である国際NGO「プラン・ジャパン」に寄付しています。  2010年度は、全社販売策の一つとして企画したベルメゾン の「夏の快適アイテム特集」において、発売した新商品5アイテム を1点お買い上げいただくごとに5円を寄付。3月24日から 8月31日までの公開期間中に合計24万3,730円を寄付しま した。寄付金はネパールで女性3,000人が参加して組織される 預金貸付協同組合の組織化、資金管理・運営管理トレーニング や野菜栽培・販売などに役立てられます。

掲載商品の一例 「夏の快適アイテム特集」 トップビジュアル 幅広い層のお客さまの目に触れる

商品特集を対象とし、多くの女性 のお客さまから「途上国の女の子」 支援に共感いただきました。

2009 1,366,940

2010

3,203,935

スマイルシーズプロジェクトへの

寄付金額

(12)

2010年度のハナメゾン 総会の様子

女性支援

女 性 従 業 員 の 活 躍 を 支 援

女性支援ポリシー

女性を応援するリーディングカンパニーを

目指します

1. 女性とともに、時代とともに。

時代とともに変化する女性たちの生活スタイルと、そのとき どきに描かれる夢や憧れを見つめ、よりよい商品やサービス を開発し提供してまいります。

2. 暮らすことのコンシェルジュとして。

明るく豊かで健康的な生活文化を創造し女性や社会の 発展に寄与いたします。

3. 自分らしさを応援します。

「女性の気持ちに響く提案、夢を広げるお手伝いがしたい。」 そんな思いで、多様な価値観の共生を大切に、自分らしく 生きる女性を応援してまいります。

女性のキャリアアップ支援

全管理職に占める女性の割合も増え、

女性管理職が活躍しています

 千趣会では、すべての従業員がいきいきと働ける環境づくり をめざし、ワーク・ライフ・バランス支援やキャリア支援などに 力を入れています。その一環として女性のキャリアアップ支援 にも取り組んできた結果、女性の管理職の割合は年々増えて きています。

 さらなる取り組みの推進をめざして、2009年度から人事 部内にダイバーシティ推進チームを設置しています。

社内委員会「ハナメゾン」

年齢や部署の違いを超えた交流を促進しています

 全女性社員がメンバーの社内コミッティ「Hana*maison (ハナメゾン)」を2005年度に発足。「Happy, Active, Not Alone (しあわせ、いきいき、みんなで)」をスローガンに、千趣会で 働く女性社員が自分のスキルを思う存分活かせるように、 やる気の活性化と職場環境整備を促す組織です。

 2005年度の発足以来、年に1回、昼休みを利用して「ランチ ミーティング」を行っています。「結婚している人と話したい」 「管理職と話したい」などテーマ別に6∼8名の少人数で開催。 異なる年齢や部署のメンバーとの交流を通じて多様な働き方 や考え方に触れ、自分のキャリアの視野が広がったり、身近 なロールモデルに出会えたりしており、この交流が仕事上で 大いに役立っています。

 ランチミーティングを始めとするハナメゾンの活動を通じ て、メンバー自身の成長と千趣会事業への貢献を追求して いきます。

 また、これらの取り組みを社外の皆さまにも定期的にご案内 するメールマガジン「Hana*maison通信」を配信しています。

育児と仕事の両立支援策

男女ともに利用しやすい制度づくり、

環境づくりに努めています

 千趣会では、一歩進んだ生活スタイルのナビゲーターと して、お客さまに商品やサービスを提案し、快適な暮らしの お手伝いをしたい――そのためには、まず自分たちがその 生活スタイルを実践すべきだと考え、従業員の育児と仕事の 両立支援に力を入れています。

 出産・育児を支援する制度を整備充実しているほか、男女 ともに利用しやすい環境づくりに努めています。例えば、妊娠 期には産前休暇よりも前に20日間、有給で取得可能な妊婦 者休暇制度、出産期には父親になる従業員も3日間有給 休暇を取得できるハローベビー休暇、さらに育児期には子 どもが2歳の誕生日まで取得可能な育児休業制度など、それ ぞれのステージごとに手厚い制度を設けています。過去3年 間において、育児休業取得率は女性が100%となっているの に加え、男性も50%の利用実績があります。

女性管理職数と割合

2007

2006 2008 〈年度〉

女性管理職数の推移(人) 女性管理職数の割合(%)

10 12

6 2.7

2009 16

2010

16 4.4

5.1 6.9

7.8

60

45

30

15

0

8.0

6.0

4.0

2.0

0

「Hana*maison通信」

http://www.senshukai.co.jp/hana/ (パソコンのみ)

(13)

男女ともに仕事と育児の両立支援を積極 的に進めている「次世代育成支援企業」と して大阪労働局長から認定され、「次世代 認定マーク(くるみん)」を2007年から取 得しています。

 千趣会は、厚生労働省が主催する平成22年度「均等・ 両立推進企業表彰ファミリー・フレンドリー企業部門」に おいて、大阪労働局長優良賞を受賞しました。

 労使共同での両立支援活動、社内委員会「ハナメゾン」 (p11参照)の活動など、男女ともに利用しやすい両立

支援制度を整備していることが 評価され、今回の受賞につな がったものです。

ワーク・ライフ・バランスセミナーの実施

 同僚や部下が出産・育児などで今までどおり働くことが 難しくなった場合、当事者あるいは周囲がどうすべきかを 考え、意識や行動の変革を図ることを目的に、従業員を対象 にしたワーク・ライフ・バランスセミナーを社外講師を招いて 開催しました。

育児休暇からの職場復帰を支援するため、

社内のネットワークにつながるパソコンを

貸し出しています

 スムーズな職場復帰のために育児休業中でも自宅から 社内のネットワークに接続できるよう、パソコンを貸し出して います。育児休業取得者の約9割が利用し、上司や同僚と やりとりしたり、eラーニングに活用したりしています。

「くるみん」マークを取得

女性向けだけではなく、上司・ 同僚など周囲の人たちに向け たマニュアルも用意していま す。両立支援マニュアルはイン トラネットでも閲覧することが できます。

両立支援マニュアル

仕事と育児の両立支援制度 概要

「ファミリー・フレンドリー企業

部門」で大阪労働局より

表彰されました

期間 制度 内容

経営企画本部  人事部 

ダイバーシティ推進チーム

毛利 尚子

必要な人が必要なときに使える制度をめざして

 ダイバーシティ推進チームでは、主に育児・介護両立支援 や長時間労働の削減に取り組んでいます。今回は育児両立 支援制度の充実・環境整備が評価され、大変嬉しく思って います。女性が働き続けることのできる職場環境は充実して きました。

 今後の課題は、介護両立支援です。今後も、必要な人が 必要なときに使える制度をめざして、より働きがいのある職場 環境づくりに取り組んでいきます。

妊娠∼ 復帰後 まで

妊娠中

出産期

育児 休業期

職場 復帰後

両立支援 マニュアル

妊婦者休暇

短時間勤務制度 産前産後休暇

仕事と妊娠∼育児の両立についてアドバイザー として上司と本人とのつなぎ役、各種手続き、 復帰までの職場準備を行う。

育児と仕事について本人制度編、メンタル面も カバーするサポート編、上司編、同僚編、パパに なる人編と属性ごとに作成。

20日取得可能。つわり・通院などに利用可。半 休単位で使用できる。

2時間まで短縮可能。 産前6週、産後8週。

ハローベビー 休暇 トップからの

お祝い 育児休業制度

休業中の 情報提供・教育

短時間勤務制度

ベビーシッター 補助 保育所の 法人契約

3日取得可能。出産時の入退院・出産の立会い など、子どもの誕生前後に利用できる休暇。半 休取得可。

子どもが生まれた従業員にトップからのメッセー ジとともに、ベルメゾン商品券5万円を贈る。 2歳の誕生日まで取得可能。

小学校就学までは2時間、小学校3年生の末ま では1時間の短縮が可能。

会社の近くの保育所と契約し、自宅の近くに保 育所が見つからない場合法人契約料金で利用 可能。

ベビーシッタークーポンのほか、会社独自で法 人契約を行った業者の利用も可能。

子の看護休暇 小学校就学前の子ども1人につき年5日、2人以上であれば年10日取得が可能。

ノートパソコンを貸し出し、アウトルック・イント ラネット閲覧が可能。上司とのやりとりおよびe ラーニングに利用。

サポーター 制度

 また、こうした支援制度をわかりやすくまとめた両立支援 マニュアルを女性向けだけではなく「パパになる人編」「上司編」 「同僚編」と立場に応じて作成しています。

(14)

環境対策

綿

、価

、商

ニッ

、流

ト︵

オーガニックコットンの栽培では除草剤や農薬を使

いません。また、枯れ葉剤 は使わず、自然に枯れる までじっくり待ちます。

どの工程でも化学製品を使用しています。 人の手で除草し、昆虫を使って害虫を駆除します。 一般に、農薬を使った土からその影響が消えるまでに3年間かかるといわれます。

3年たっても消えない強い農薬は、その土地に住む人々の健康に害を与える場合があります。

世界の殺虫剤の1/4が綿花畑で使用されているという説があります

オーガニックコットン

通常のコットン

 毎日使うものを自然にやさしい商品に替えて いけば、それを使う人もつくる人も、意識しなくても 環境に配慮した暮らしができるはず。千趣会は、 オーガニックコットンからその一歩を始めました。  3年間農薬や化学肥料を使用しない農地で 栽培された綿花からつくられるオーガニックコッ トン。これが普及すれば、農地の人にも自然にも やさしい「無農薬の畑」が増えていきます。その ためにも、オーガニックコットンは割高だというイ メージを払拭し、通常のコットンとほぼ同じ価格 で提供して、皆さまの日常生活に気軽に取り入 れていただけるものにしたい――私たちは直接、 産地であるインドに赴き、現地の生産や検品体 制をチェックするとともに、流通工程の無駄を省 いてコストを最小限に抑え、手に入れやすい価 格としっかりした品質の双方を追求しました。

 2010年4月、カタログ「sumutoco」夏号から オーガニックコットン商品、12種80商品の販売 を開始し、リーズナブルに環境貢献できる繊維製 品としてお客さまにご好評いただく反面、もっと 多くの方に知っていただきたいと考えています。  毎年のインドにおけるコットン製品全体の取引 総額のなかで、オーガニックコットンのシェアは 増え続けています。千趣会も、2011年度は、6月 の当社環境月間のメイン商品として全社でプロ モーションし、いっそうの普及をめざします。

毎日使うものだからこそ、

「自然にやさしい」ものにしたい

商品企画開発 担当バイヤー

土 壌

肥 料 害虫駆除

収 穫 土 壌

肥 料 害虫駆除

収 穫

太田 有哉

(15)

今までにない「低価格」の秘密

千趣会のオーガニックコットン商品は、栽培をはじめ、 品質、工場における縫製、管理にいたるすべてにおいて、 世界的な認証機関であるコントロールユニオンの認定を 受けた「お墨付き」です。すべての商品について原綿までの トレーサビリティー(履歴確認)を確立しています。

インド綿のやさしい感触を感じられる タオル。吸水性のよいふんわりとした 使い心地は、素肌に気持ちいいと 好評です。

オーガニックコットン普及プロジェクト http://www.bellemaison.jp/ogc (パソコンのみ)

(株)コントロールユニオンジャパン  代表取締役

(株)FEM 代表取締役

山口 真奈美

さま

生産現場の社会性にも配慮した

素材の普及に期待

インドの工場から直接千趣会へ。 シンプルな流通工程で、 コストを最小限に 抑えました。

農地では、無農薬であるかどうかの「環境面」だ けではなく、児童就労をしていないか、働いている 方の賃金・労働条件は適切かなど「社会面」も しっかりチェックされています。環境にも、つくり 手の人々にもやさしい商品であるオーガニック コットン。千趣会がオーガニックコットンの普及 に積極的に取り組むことは、消費者の意識啓発 にもつながります。もっと買いやすい価格で いっそう身近な素材となるよう、千趣会のさら なる取り組みに期待しています。

機織り 染色

検品

無駄な工程を省くことで コストを最小限に 抑えることができました

オーガニックコットンの

タオル

カタログ「sumutoco」も ご覧ください。 イメージ

Organic Exchange認証取得

千趣会の品質基準に 従い、現地の検品員が 厳しくチェック

良質なコットンの 原産地で、ていねいに 生産・製造

インドの工場から 海を越え、

そのまま千趣会へ 出荷

(16)

当社のデザインプロジェクト「しろくまのあくび」を通じ、クリエイターたちが MOTTAINAI をテーマにデザインしたマイボトル関連グッズ

環境対策

さ ま ざ ま な 環 境 保 全

MOTTAINAIマイボトルキャンペーン

モッタイナイの気持ちを携帯する。

そんなムーブメントをマイボトルから

 千趣会は、大量に消費・廃棄されるペットボトルを少しでも 減らすため、マイボトルを携帯する暮らしを提案しています。  2010年度は、ベルメゾンネット内に「MOTTAINAIマイ ボトルキャンペーン」というサイトを特設し、いろいろなクリエイ ターがデザインしたマイボトルやボトルカバーなど37種類に およぶ関連グッズを掲載しました。7月からはタレントのスザンヌ さんがデザインしたマイボトルとマイ風呂敷もラインナップに 加えるなど、バラエティあふれる品揃えで、お客さまの環境配 慮への意識の向上や行動の促進に努めてきました。

 この取り組みは、6月の環境月間から約1 ヵ月半にわたって、 MOTTAINAIキャンペーン事務局が展開する「MOTTAINAI マイボトルプロジェクト」に特別協力したものです。お客さまから 好評をいただき、関連商品を含めると当初予想の1.5倍を 超える2,634点のご注文をいただきました。日本のMOTTAINAI キャンペーン事務局である毎日新聞社を通じて、売上の一部を、 ケニアの植林活動「グリーンベルト運動」に寄付しました。  千趣会は、今後もMOTTAINAIキャンペーンの支援を 継続していきます。

「AKAYAの森プロジェクト」支援

住民の声を生かしながら、長期視点で

本来の森の姿、生物多様性を復元していきます

 人間を含む生物の多様性や生態系の維持にとって、なくては ならない森。その森の多くが今、危機に瀕しています。群馬県 北西部に約1万haにわたって広がる「赤谷の森」もまた、ダムや 人工林の影響で、本来の生態系が危険にさらされていました。  そこで2003年度に始動したのが「AKAYAの森プロジェクト」。 単に木を植えたり、自然を破壊しないようにしたりということに とどまらず、「残された自然を守りながら、できる限り本来の姿に

復元する」というユニークな取り組み です。地元の人たちやNGOである (財)日本自然保護協会が、国有林

の管理に関与するのも全国初の こと。林野庁と協力して、生態系 を調査しながら、不要なダムを 撤去し、人工林を自然林に近 づけるなどの活動を続けて います。

 こうした6年間にわたる活 動の集大成として、2010年

MOTTAINAIキャンペーン

 自然保護や住民の生活向上をめざすケニアの植林活動「グリーンベルト運動」 への取り組みなどで2004年にノーベル平和賞を受賞したワンガリ・マータイ さんの提唱による、環境に負担をかけない生活スタイルを推進する運動です。  これまでの寄付金は、雨量の少ないワンガリ・マータイさんのふるさと・ケニア 中部のキエニ地区、面積約1,300km2のなかで、2009年春から3年計画で約

20万本を植林する計画「MOTTAINAI GREEN PROJECT」に使われます。現 時点で予定を上まわる約25万本の植林が完了しています。

MOTTAINAIキャンペーンを通じた、

「グリーンベルト運動」へのこれまでの寄付金額

アフリカ

キエニ

ケニア

ケニア ケニア ★

1,500

1,200 900

600 300

0

2006 2008 〈年度〉

(万円)

300

2007 740

1,028

2009 1,274

2010

1,316 写真提供:毎日新聞社

写真提供:毎日新聞社

(17)

海外植林活動

カタログ用紙の自給自足をめざしつつ、

地域の生活も支援しています

 年間約7,680万冊ものカタログを発行し、約3万5千tの 紙を使う千趣会は、加速し続ける森林の減少を少しでもくい とめられればと、大規模な植林事業に参画しています。1993 年度にオーストラリアで王子製紙(株)などとともに植林事業 を始め、2006年度にはラオスでの事業にも参画しました。  ラオスでは植林を通じた雇用の創出だけでなく、小学校建設 や村道整備など生活基盤の整備も進めています。2010年度 は教育支援として学校建設4件、学校修繕4件、インフラ整備 として道路補修4件、橋の建設1件、農業への支援として 基金支援など13件を実施しました。こうした活動の様子は、 「ラオス便り」として千趣会のウェブサイト上で公開しています (http://www.senshukai.co.jp/main/top/csr_laos.htm)。

これまでの植林量と収穫量

ナムトン苗畑で、ユーカリを養生中。生産は順調。 2007年植付のユーカリ植林地

ナールアン村への

学校建設サポート トンノイ村での道路建設

(ラオス・オーストラリア合計)

ベトナム ミャンマー

タイ

中国

カンボジア

ラオス

「赤谷の森・基本構想」 パンフレット

60,000

50,000

40,000

30,000

20,000

10,000

0

1992 1995 1998 2001 〈年度〉

(ha) 植林面積 伐採面積

2004 2007 2010

絶滅の危機にある動物の生態解明を 目的としたモニタリングも実施

 2010年末までにオーストラリアでは合計約2万3,000ha、 ラオスでは合計約3万2,000haを植林し、2つを合わせると 約5万5,000haまで植林が進む予定です。

 植林事業と並行して、カタログの電子化やネットショッピング の利用促進、お客さまに不要な紙カタログをお断りいただく 活動など、紙の使用量そのものを減らす活動も続けています。 3月に生物多様性保全型の森林管理のあり方を「赤谷の森・

基本構想」にまとめました。これは、「AKAYAの森プロジェクト」 エリアにある国有林の2011年以降の森林計画にも活かされ、 「地域住民の声を国有林管理に生かす」仕組みが、新たに

つくられたことになります。

 千趣会は、2007年度から(財)日本自然保護協会を通じてプロ ジェクトに寄付をしており、2010年度は合計で2,445,938円を 寄付しました。今後も、地域 一体の森林管理が全国のモ デルとなって、国内の生物多 様性保全・復元が進展する よう支援を続けていきます。

ラオスの植林は中部の カムアン県および ボリカム県で行っています 「赤谷プロジェクト」

http://www.nacsj.or.jp/akaya/

群馬県

長野県 栃木県

新潟県 福島県

プロジェクト エリア

(18)

環境対策

職 場 で の 環 境 活 動

環境イディア(憲章)

Think the Earth, think the future

人と環境、そして地球の未来を考える

人と環境、地球との関わりを考える それは私たちの未来を考えるということ。

千趣会は通信販売というシステムを通じて商品開発から、 販売、そして販売した後の環境改善活動までを含めた企業 活動を、今いちど地球環境への配慮という視点から見直す 努力をします。

スローガンはThink the Earth, think the future 全社的に地球環境保全に積極的に取り組みます。

平成10年11月1日

シード(ポイント)獲得ランキングや

優秀者の表彰でモチベーションを向上

エコモチ活動

自分でチャレンジ項目を決めて、エコ・アクションを実践しました

環境方針

3つの約束

活動をオープンにし、ステイクホルダーの意見を 取り入れながら共に活動します。

トリプルボトムライン(環境−社会−経済)の視点で バランスのとれた活動を目指します。

私たちは、環境を決してイメージだけでは語りません。

5つの方針

1. 紙の環境負荷軽減(カタログ用紙全量分の植林)への 取り組み

2. 植林事業等を通じた地球温暖化防止への取り組み 3. 環境配慮型商品の開発・採用推進

4. 3R (Reduce:減量・Reuse:再使用・Recycle:再利用) の推進

5. 環境コミュニケーションへの取り組み

 エコモチ※とは、エコロジーとモチベーションを組み合わせ

た造語。一人ひとりのエコ行動をほんの少し後押しするよう なモチベーションを心のなかに生み出し、育てていくことを 目的とした活動です。

 千趣会では、従業員に日々の社内での行動にエコ意識を 持って臨んでもらえるように、2010年6∼7月にこの取り組 みを実施しました。

 まず、専用サイトにアクセスして、「エレベーターを使わず に階段で上がった」「マイボトルを持参した」「昼休みに消灯 した」など、自分が実行できそうなエコ・アクションを従業員 自身が選んで登録します。その後は毎日、同サイトにアクセス して、できた項目にワンクリックでチェックし、申告します。 チェック数に応じて、「シード」と呼ぶポイントを獲得でき、 それを貯めると千趣会が支援する4団体に寄付できます。 これをモチベーションとして、

従業員から役員まで、エコモチ 活動に励みました。

 専用サイトでは、貯まったシードの数を元にして、エコ・ アクションごとにCO2削減効果や経費節減効果を数値化 して示しています。従業員はシードを貯めたり、自分の行動 がCO2削減や経費節減にどれほど効果を上げているのかを 実感することで、楽しみながら行動でき、環境について考え たり、仲間同士で話し合ったりする機会が広がりました。  また、シード獲得ランキングを個人別と部署別とに分けて 社内で発表し、優秀者や優秀部署の表彰を行いました。取り 組みの状況や結果についてはイントラネットで公開しました。  この「シード」という名には、エコ・アクションの一つひとつが 一粒の種であるという意味がこめられています。

寄付先 シード合計 比率 寄付合計

(財)日本自然保護協会(NACS-J)

公益財団法人 日本対がん協会

認定NPO法人 「JEN」

グリーンベルト運動

(MOTTAINAIキャンペーン事務局) 16,344

12,705

8,797 36%

28%

20%

81,720円

63,525円

43,985円

7,070 16% 35,350円

44,916 100% 224,580円

寄付先と寄付金額一覧

※エコモチ : (株)フルハシ環境総合 研究所が開発した、企業内の環境 意識啓発のためのウェブポイント システム。

(19)

商品開発本部  商品開発統括部  品質管理チーム

中西 克之

更家社長による講演

生物多様性セミナー開催

生物多様性への理解を深める機会を提供

 国連国際生物多様性年の2010年、10月に名古屋で COP10(生物多様性条約第10回締約国会議)が開催される のに先駆け、千趣会では従業員を対象とした「生物多様性 セミナー」を7月に開催し、74人が参加しました。

 セミナーは二部構成で、第一部では千趣会が支援している 「AKAYAの 森プロジェクト」(p15、16参 照)を推 進する (財)日本自然保護協会の出島誠一氏を講師に招き、AKAYA の森での活動を交えながら生物多様性についてわかりやすく 説明いただきました。第二部では、ヤシノミ洗剤で有名な サラヤ(株)の更家悠介社長から、

サラヤ(株)の事 業とCSR活 動を 中心にお話しいただきました。  本セミナーの内容について、イン トラネットで発信したほか、社内の 視聴希望者に対してはDVDを貸し 出しました。

「続けること」が自然と評価につながりました

 エコモチに取り組むにあたり、まずは続けることが大事だと考え、 「2フロア以内の移動は階段」「オフィスの設定温度を26℃に」 「離席時のパソコン電源オフ」の3つにアクションを絞りました。 また、習慣化するため、出社したらまずエコモチのサイトを開いて チェックすることを徹底しました。このような工夫で、私のチームの メンバーは皆ポイントが高かったです。

 今後も、自分にできるところから、このような取り組みに積極的に 参加していきたいです。

アクション内容(代表例) シード合計

2フロア以内の移動は、エレベーターを使用せず 階段を利用した

長時間離席するときは、パソコンの電源をオフまたは、 スリープにした

オフィスの設定温度を26℃以上に設定している ノー残業デーは、定時の17:30に、

それ以外の日は20:00までに退社した

外出時、バスや電車、自転車など 環境にやさしい交通機関を利用した 使用しない部屋や昼休み時の照明を消した

両面・集約印刷をした

マイボトルを使った

周りの人とエコの話をした

5,012

4,463

3,622

3,511

2,726

2,545

2,411

1,826

576

獲得シード CO2削減量 コスト削減量 52,206 36,303,485g-CO2 281,304円

表彰式の様子

エコモチ活動による、CO

2

削減量とコスト削減量

エコアクション代表例

講演概要

(財)日本自然保護協会 出島 誠一 氏

3つのレベルの多様性(生態系・種・遺伝子)の必要性 生物多様性の4つの危機

(人間の活動・開発に起因する、人による手入れの不足に起因する、 外来の生物種・化学物質に起因する、地球温暖化に起因する)

サラヤ(株) 更家 悠介 社長

本業商品とCSR活動の結びつき

(創設初期の赤痢予防に対する商品開発から、現在のウガンダの子ども の命を救う「100万人の手洗いプロジェクト」まで)

主力商品の原材料調達に関連して発生した環境問題への取り組み  など 

(20)

本社のライトダウン

ISO14001認定証

環境対策

環境配慮型商品の企画・販売

「自然にやさしい」

「人にやさしい」商品の

増加に向けて

 千趣会は、環境汚染や自然破壊・地球温暖化などの防止 に配慮した商品の企画・販売に努めています。

 スタートは、2006年の秋冬カタログから。 「自然にやさしい」 「人にやさしい」の2種類のマークを表示し、お客さまに購入

を呼びかけています。今後も継続してこのような環境に配慮 した商品の開発に努めていきたいと考えています。

温室効果ガスの排出削減

クールビズ・ウォームビスや

ライトダウンを実施しました

 本社・ビジネスセンター社屋に省エネルギー空調を導入するな ど、CO2排出量を削減し、環境への負荷低減の努力をしています。

環境認証(ISO14001)取得とマネジメント

廃棄物低減、リサイクル、

省資源・省エネをテーマに

 2000年度に、「ベルメゾン中部商品センター」は、環境マ ネジメントシステム「ISO14001」の認証を取得し、環境方針 に基づく環境保全活動を推進しています。「ベルメゾン中部 商品センター」は大規模な施設で環境におよぼす影響が大きい うえ、ベルメゾンの物流の中核を担う施設であったことから、 この認証を取得しました。

 同事業所では、 1. 廃棄物の発生を低減  2. リサイクル化を推進する

3. 省資源・省エネルギーを推進する をテーマに環境保全活動を進 めています。

 2009年度は、食堂から排出 される廃油のリサイクル化に 取り組み、780ℓを燃料化する ことができました。今後も引き 続き、業務の合理化、効率化を 図って生産性向上と環境改善 を両立させていきます。

環境配慮型商品認定の流れ

お客さま 千趣会 環境配慮型

商品認定委員会

2つのマーク付与 商品

メーカー

千趣会

販売 認定

採用

開発

販売

環境配慮マーク 判定基準

7つの NO!

「環境汚染・地球温暖化の防止」 「自然破壊の防止」 に配慮した商品です。

「化学物質や技術による人への マイナス影響の排除・軽減」

に配慮した商品です。

 2010年度も引き続きクールビズ・ウォームビズを推進し、6月 21日、7月7日、9月23日にライトダウンイベントを開催しました。

エネルギー使用量

10,000

8,000

6,000

4,000

2,000

0

2007 2008 〈年度〉

(万MJ)

2009 2010

7,568 石油 ガス 電気

6,142 5,762 5,653

652

624 666

1,507 1,486

1,550

6,019 621 927

8,302

7,874 7,870

CO

2

排出量

1,000

800

600

400

200

0

2007 2008 〈年度〉

(万kg-CO2)

2009 2010

734 石油 ガス 電気 水

644 605 593

32 30

32 104

6

103 6

107

632 30 62

788 745

741

8 7

職 場 で の 環 境 保 全

1. 大気・水質・土壌の汚染に直接つながる商品はNO! 2. 熱帯雨林・原生林の破壊に直接つながる商品はNO! 3. 希少動物の減少に直接つながる商品はNO! 4. 地球温暖化に直接つながる商品はNO! 5. 廃棄物やゴミをむやみに増やす商品はNO! 6. 人体への悪影響が疑われる商品はNO! 7. 人体への障害が懸念される商品はNO!

ベルメゾン・商品採用

7つのNO

!

基準を設けています

19

(21)

ひざかけの貸し出しサービスを実施

要画像提供

物流倉庫間の輸送を減らし、

CO

2

排出量を削減

 千趣会では、物流拠点の統廃合を進めた結果、物流倉庫間 での輸送が削減され、CO2排出量を低減することができました。

 また、千趣会と千趣運輸(株)は、2004年12月にグリーン 物流パートナーシップ会議(主催:経済産業省ほか)が発足 したときから、会員企業として登録しています。本会議は、業種 業態の枠を超えて荷主企業と物流事業者とが広く連携し、 自主的な取り組みを推進することで、物流分野のCO2排出を

削減しようというものです。

冷暖房の温度を一定にしCO

2

を削減

当社デザイン

プロジェクト

「しろくまのあくび」

プロデュース

ダンボール

 千趣会では冷暖房によるCO2排出量の削減のために、

クールビズ・ウォームビズを奨励しています。

 2010年度は本社の冷房の温度を一定に管理するなどの 取り組みで、クールビズ期間に昨年対比で約7,838㎏-CO2

を削 減しました。また、 冬季にはベルメゾン商品 のひざかけを社内で貸し 出すサービスを実施し、 ウォームビズ推進に取り 組みました。

容器包装削減・廃棄物の削減

容器包装と紙の使用量削減を推進

 大切な商品を安全にお届けするために、千趣会はたくさんの 容器包装を使用します。なかでもダンボールは年間約3,990t (2009年度当社グループ発送分)。これを減らすために、

2008年度から包装用ダンボールを5mmから4mmに薄肉化 しました。今後も薄肉化ダンボールの使用を進めていきます。  また、品質に影響を与えない範囲で、これまでダンボールで 出荷していたこわれものでない衣料品などをプラスティック 包装での出荷に切り替えるなど、簡易包装を推進しました。  使用済み容器包装については再商品化を委託しており、 2010年度の紙容器・紙包装・プラスティック容器・ガラス容器 の委託実績は約858tでした。

 また、オフィスのコピー用紙の使用量削減に取り組んでい ます。事業の性質上カタログ用に紙を大量に使用することか ら、せめて社内では紙の使用量をできるだけ削減しようと、両 面印刷や裏紙使用の推進、カラーコピーの制限、さらには部 署別の紙使用量をイントラネットで公開するなどの「見える化」 を推進し、節約意識の向上を図っています。

物流によるCO

2

排出量

容器包装の合理化と工夫

2008年3月

(万トンキロ※

2009年3月 2010年3月

9,371 出荷 倉庫間移動 その他 入荷 

8,384 8,287

75 53

1,278

1,098

8,259

63 813

9,887

9,592

※トンキロ:国内の貨物輸送量を示します。  1トンの貨物を1キロ運ぶと1トンキロになります。  ここでは、積載量(トン) 輸送距離(キロ) 回数の合計数。

6月の環境月間には、お客さまにも エコを考えていただくため、 ダンボールのデザインを替えて アピールしました。

容器包装使用量

6,000

5,000

4,000

3,000

2,000

1,000

0

2008年3月 20093

(t) 主としてダンボール製の容器包装 その他の容器包装

4,763

4,292 246

323

5,009

4,615

5mm厚

5mm厚

4mm厚

4mm厚

容積比20%減 重量比3%減

148

153

235

2010年3月 3,990 237

4,227

11,000

10,000

9,000

8,000

1,000

0

参照

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