庄司 匡宏
「レポートの書き方」
庄司 匡宏
レポートの構成
1.
イントロダクション
2.
バックグラウンドの詳細
3.
経済理論に基づいた仮説
4.
データの紹介
4.
データの紹介
5.
分析方法・結果
6.
結論
1.イントロダクション
ポイント
レポートの目的は、「何か」を明らかにすること。
様々な経済現象の傾向、メカニズム、原因、結果、 など
イントロダクションでは、「自分のやっている分 析が、いかに重要なのか、すごいことをやったの か」をどれだけ説得的に(ただし誇張せずに)書 けるかが勝負。
イントロダクションの文章力次第で、文章全体の 印象、評価が全く異なる。
含めるべき情報
1. 分析で何を明らかにしようとしているのか(テーマ)
1. レポート、論文の価値の半分が決定!!
2. 具体性かつ独自性のあるもの!
2. そのテーマを分析することの重要性
1. 政策的な意義?
2. 必ずしも結果が明らかではない? など
2.
3. 仮説とその根拠(複数あるとさらに良い)
4. 分析の概要
1. どのような分析手法を用いたのか?
2. 何が明らかになったのか?
5. レポートの独自性
6. レポート全体の構成(第2節では、、、第3節では、、、等)
2.バックグラウンドの詳細
着目するトピックについての世界全体における一 般情報(傾向など)
もし一部の地域に注目するなら、
注目する地域の政治、経済状況、等の特性
注目する地域の政治、経済状況、等の特性
注目するテーマの他国との比較など
仮説
バックグラウンドをふまえて、仮説の詳細な根拠
3.理論的仮説
着目する経済現象について、経済学理論に基づい て、仮説を構築する。
複数の仮説を設定できればより良い。 例:貧困削減政策の効果を見る
例:貧困削減政策の効果を見る
貧困削減達成の可能性を示す理論だけでなく、政策 効果が期待できなくなる可能性も検討。
理論的には、場合によって様々な結果があり得る
現実ではどうなっているか?次節で統計的分析
4.データの紹介
必要な情報
データセットに関する記述
データソース
データセットの特徴
サンプルサイズ
データ期間
データ期間
使用する各変数の説明
記述統計の議論
5.分析方法・結果
仮説を明らかにする上で、どのような分析ツール が望ましいのか?
どのような性質をもっているべきか?
それを踏まえて、このレポートでは、どの分析を
それを踏まえて、このレポートでは、どの分析を 行うのか?
分析手法の詳細な説明
「どの変数」を「どのように用いて」分析するのか
分析結果をできるだけ詳細に議論
作成した図表から何が明らかなのか(そして明らか ではないのか)を詳しく読み取る。
図表を読み取る力を養う練習
各図表に番号を必ずふる(表1、表2、図1、図2)
作成した分析結果(図表など)を参照しながら、で きるだけ詳細に議論
それぞれの図表を比較、総合的に評価して、最終的 に何が言えるのか?仮説がサポートされたのか?
6.結論
分析結果の要約
世界の経済・社会問題の傾向、メカニズムなど
何が明らかになったのか?
この結果から得られたメッセージ
経済的、社会的、政策的な意義?
経済的、社会的、政策的な意義?
注目した経済・社会問題を改善する上で、この分析によ ると、どのような政策が効果的と考えられるか?
残された課題
今回の分析で見落とした可能性のある要因とは?
今後、この分析を改善する上で何が重要か?
参考文献リスト
本文の中で、参考にした文献を明記
例1:○○○であることが知られている(著者・出 版年)
例2:著者(出版年)は、○○○であることを明ら かにした。
論文の末尾に、参考文献のリストを作成
書物の場合:著者(出版年)「タイトル」出版社名