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時間割表・シケプリ置き場 09年入学文ⅠⅡ22組 Neuling

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Academic year: 2018

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~月2経営政策科学(09 夏 担当:清水)シケプリのようなもの~

ども、けいせいシケ対(笑)の佐藤恒です。

某氏から過去問の解答くらいつくってくんね?という要望がありましたので、今学 期の試験範囲とかぶりそうなとこだけ作ります。ていうかマジ遅れてすいません。

◎ 03冬

1.完全競争モデルと現実の競争との間にどのような相違があるか、実例に即 して自分の考えを述べなさい。またそのような相違を踏まえて、国がどのよ うな政策を取るべきかについて自分の意見を述べなさい(30 点)

とりあえず、完全競争モデルと現実の競争についての相違を確認しましょう。参照 すべきは第9回のレジュメ。

完全競争モデルとは次の五つの条件が満たされる市場を想定したモデルです。

①財の同質性(=消費者は財に差異を見出すことができない)

②価格受容者の仮定(経済主体の多数性、とも)

③情報の完全性

④取引費用ゼロ(←これを抜かしたものもよく見る)

⑤参入退出の自由

そういった市場(これを完全競争市場と呼ぶ)において、長期的に見れば需要と供 給が均衡して経済的な利益(経済厚生)の最大化がなされることが証明でき、完全競 争モデルはよいものだとされてきました。しかし、現実の市場ではこの仮定のすべてが 満たされるわけではありません。たとえば、「対話としての競争」(参照:第9回レジ ュメ)の存在からは、企業がもつ情報に差があることがわかるので、③の情報の完全性 が否定されます。この点を指摘しつつ他にも書いて下さい。商品の供給から購入までの タイムラグ(商品が店頭に並んでいること)とか、需要が無限大ではないこと(払え るお金に限度があること)とか。それに自分の考えを足してください。

国がどのような政策をとるべきか、については本当に自分の考えでいいと思います。 ただし、レジュメ内で指摘されている点があるので以下のことは注意しましょう。

「仮に自由競争(完全競争に近いとされるもの)が現実的に望ましいとしても、『自 由競争に近づける政策』が好ましいということは論理的な帰結として出てこない」とい うことです。政策を打ち出した瞬間に自由競争に移行できるわけではありません。企業 の効率化ということで中小企業が倒産したり、古株の社員(=経験豊富な社員)が解 雇されたりするわけですが、このことは一時的にロスを招く可能性もあるでしょう。レ ジュメにおいては、「結局、ある政策の効果は産業における個々の企業の行動に対する 影響、それが生み出す成果や労働市場への波及効果、過剰・過少投資の可能性といった

(2)

実体的な側面から見ていかなくてはならないのである」と結論づけています。 多分2、3は範囲外でしょう。

◎ 04夏

1.とか 2.みたいな出題形式らしいですね。範囲内なのは、1.-(B)、2.-(B)だけのよう ですが。

1.-(B)について。

>ある自動車メーカーとの間の関係でのみ有益な資産である関係特殊的資産 が存在しているため、サプライヤーは基本的に1つの自動車メーカーとのみ 取引をする

間違いですね。サプライヤーは、複数のアセンブラー(自動車メーカー)と関係を もちます。確かに、特定一社への依存度はなお大きいとされていますが、量産効果を求 めるためにアセンブラー側から複社納入を求めるケースもあるようです。

>このような(アセンブラー・サプライヤー間の濃密な)コミュニケーショ ンにより、サプライヤーのコスト削減の成果は自動車メーカーに全て分かって しまうため、部品メーカーは値下げという形でその全てを自動車メーカーに移 転せざるを得ない。

間違いです。サプライヤーはVA(value analysis・価値分析)を行い(=設計を 見直してコスト削減を図り)ますが、定期的な価格見直しにおいて部品単価の減額の 度合いは固定的であり、その度合いよりもコスト削減の度合いが上回ればそれはその ままサプライヤー側の利益になります。ただし、これは大企業だけの話で、中小企業は そもそも製作コストにマージンを上乗せした価格を決定しているようで、製作コスト に変動があれば、確かにそれはアセンブラー側の利益になるといえます。

2.(B)について。

>そこでハイエク等のオーストリア学派によって提唱されたのが「対話とし ての競争」という概念である。

えーと、これ、多分あっています。「対話としての競争」の online 立ち読みしたらハ イエクって単語が見えたので、まぁ多分合っているのでしょう。ていうかこんなとこ ろに間違いがあったら反則だよ……。まぁ全体として○つける文章かと。

◎ 06夏

該当箇所なし。

◎ 08夏

1.日本の株式社会においても米国の株式会社においても取締役会( board of directors)というものが設置されることが一般的だが、その現実的な 機能には大きな違いがある。どのような違いがあるのかをまず整理して述べ

(3)

た上で、国民経済全体の視点から見て、取締役会がどのような機能を果たす ことが望ましいかについてあなたの意見を述べなさい(30点)。

参照すべきレジュメは第7回のもの。

日本における大規模な株式会社の一般的な機関の組み合わせは株主総会・取締役会

(取締役)・監査役会の3つです。この中で取締役会は、代表取締役を選任し、取締役 の業務の執行を監視します。確認のために書いておくと、株主総会は取締役の選任・解 任、合併などの基礎的事項、株主の重要な利益、取締役の報酬、以上4つに関する事項 を決定します。また監査役会は取締役の職務執行が適切に行われているかを監査する 機関です。なお、監査役会はその過半数を社外監査役で占めることが義務付けられてい ます。

大企業においてはアメリカ・デラウェア州における会社法が一般的である(らし い)のでそれに準拠して考えます。企業の重要な機関としては株主総会と取締役会が あります。株主総会は日本と実質的に同じ機能を果たしているといってよいでしょう。 しかし、取締役会は日本とは違い、CEO(≒日本の社長)をはじめとする経営者とは違 ったメンバーで構成されるのが一般的です。会社の経営は取締役会の権限となってい ますが、実際は取締役会によって選任された経営者にゆだねられており、取締役会は経 営者らの管理を担当しています。なお、その管理のために委員会が設置されるのが一般 的です。しかも、最近では取締役会は独立取締役を中心に構成されるのが主流のようで す。

そして、「国民経済全体の視点から見て、取締役会がどのような機能を果たすことが 望ましいかについてあなたの意見を述べなさい」ですが。日本の取締役会は、取締役も 監査役会も多くが社長の部下で構成されているため、社長に対して監査の機能を果た せるかどうか、とう疑問はあります。一方、アメリカの取締役会も、独立取締役が独立 しすぎており会社の業務に関して無知であることが多く、CEO の友人関係で選ばれて いたという話もあるくらいで、監査機能には限界があるといわれています。この点を加 味しつつ自分の意見を書いてください。

2.日本の経済発展は政府、とりわけ通商産業省の政策(いわゆる産業政策) によって成し遂げられたとする見解がある。しかし、実際の産業政策の実行 過程を見ると、このような見解を無条件に肯定することは出来ないと思われ る。産業政策はどのような点において日本の経済発展に寄与し、どのような 点に置いて寄与しなかったのか、授業での説明を踏まえた上であなたの考え を述べなさい(30点)。

第 10 回のレジュメを参照してください。まずは産業政策が産業の発展にあまり寄与

(4)

しなかったという意見から見ていきましょう。そもそも産業政策を定義すると、「ある

(未熟な)産業を他国との競争から保護するための政策」と「ある産業の競争力を口上 させる政策」の2つに分けられるでしょう。「日本株式会社論」においては、通商産業省 が発展させる産業を決めて、保護・育成を行って日本経済を導いてきたという論がな されます。しかし、このためには条件が必要となります。まず、通産省の指導に企業が 従うこと。また、通産省が正しい判断を行えること。この2点について見ていきましょ う。

通産省の指導にはいくつかの種類があります。許認可・インセンティブの付与・強 制的手段・「行政指導」の4つに分ければよいでしょう。これらを駆使して企業を導く はずですが、通産省は強気な態度をとる企業に対しては方針を強制しませんでした

(許可を与えないなど、可能な報復手段はあったが行わなかった)。つまり、通産省の 指導に企業が自主的に従わない場合、通産省は強制しないということです。

また、通産省の判断が常に正しいということもないようです。石油化学のエチレン 30万トン基準に対するさまざまな反応は、「石油化学がこれから伸びる産業である」と いう予想は当たっていたものの、エチレンの需要までは予測できなかったということ を示しています。ファインセラミックスについても、政府が後押しした大企業によるエ ンジニアリングセラミックスは実用化にいたらず、中小企業によるエレクトロセラミ ックスが成長する結果になりました。

以上より、通産省が日本を指導していったという仮説には疑いが残ることがわかり ます。では、通産省はそれほどまでにダメダメだったのかというとそういうわけでもあ りません。たとえば、調整役としての役割を果たしていたという指摘はあります。すな わち、投資すべき焦点を通産省が提示することで発展の方向性が調整されていくとい うことです。

なお、この調整役としての役割は他国においても見られるものであるということは 注意しておいてください。

3.はまぁ、答えだけでいいですよね。参照すべきは、それぞれ第4回と第6回のレジ ュメです。

3.(1)昇進と昇格

昇進とは職位の向上を指し、昇格とは職能資格制度の向上を指す。たとえば、主事と いう資格に課長という職位が対応しているとすれば、ある人の課長への(広義の)「昇 進」とは主事への昇格とその後の課長への昇進を指す。資格に対応する職位が空いてい ない場合はすぐに狭義の昇進が行われるとは限らず、代理の職位が用意される場合も

(5)

ある(たとえば担当課長などは代理ポストの場合がある)。 3.(2)財閥と企業集団

企業集団とは、明確な定義はないが、主に株式の持合いを主な結合として構成され るグループのことを指す。融資関係を主とするメインバンクとの関係や取引関係と考 えられるアセンブラー・サプライヤー間の関係とは異なるものとされることが多い。 財閥における財閥本社のような意思決定機関は持たない。

財閥とは、戦前から戦後直後まで存在した企業のグループである。財閥本社と呼ば れる子会社の株を持つためだけの会社が存在すること、同族経営であることなどが特 徴である。戦後の財閥解体によって財閥本社が所有する株式が市場に流通し、その際 にのっとりを防止する観点から株式持合いに転じ、企業集団を構成するようになった ものもある。

正直僕もよくわかってない部分があるんで、なんともいえません(ヲイ

ていうかレジュメ見ながらじゃないとコレも結構あやふやな部分が多かったので、 みなさんもちゃんとソラでこれくらい書けるようしないとまずいのかもしれません。 まぁ、誤文訂正(04 年度版)の出題形式っていうんで、ある程度は大丈夫だとは思い ますが。これ、結構確認になったんで暇な人は解いてみるのもいいかもしれませんね ー。

最後に1つ。例年「授業の中で自分が興味を持ったトピックを一つ挙げ、なぜ興味を 持ったかを簡単に述べなさい」という設問がありますが、しっかり授業の中で取り上 げた(=レジュメに書いてある)トピックについて書いて下さい。先生がこれミスる のはやめてくれって言ってました。

そんでは、ドイ語不可らないように勉強します……。

参照

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