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・新病院の整備支援に関する保健企画課長等の答弁

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Academic year: 2018

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(1)

資料作成/岡崎市保健部保健企画課

■会議名=岡崎市議会 平成 29 年 12 月福祉病院常任委員会 ■開催日=平成 29 年 12 月 13 日

■場 所=岡崎市役所議場委員会室 ■内 容=平成 29 年度 12 月議会

議案第 91 号「財産の取得について」

議案第 92 号「財産の無償貸付けについて」

以下、該当する部分を要約して抜粋しています。なお、市議会から正式な議事録を 入手した時点で、この資料との差し替えし、正式な議事録をホームページに掲載する 予定です。

●質 問(野本篤委員)

藤田保健衛生大学による大学病院の整備に関して、今回の岡崎市の支援内容につ いて教えてください。

◆中根保健企画課長

市は、大学病院の整備に関して本市及び西三河南部東医療圏の救急医療体制の充実 を目指して、市の役割に応じた適切かつ効果的な4つの支援に努めています。

1 つ目は、藤田学園が土地区画整理組合や地元市民、その他医師会や地域の病院な どとの連携、協議、調整が円滑に進むよう必要な調整や助言を行うこと。

2つ目は、救急医療体制の確保と充実を目的として、幸田町と連携し、行政の役割 に応じた適切かつ効率的な大学病院の建設に関する支援を行うこと。

3つ目は、大学病院の用地の確保として、最終的には藤田学園が取得・管理してい くことを前提として、交渉段階における学園の要望に基づき、藤田学園の初期投資を 軽減するための支援を行うこと。

4つ目は、開院後の大学病院が行う救急医療事業の運営の支援を行うため、その運 営費の一部を予算の範囲内で適切かつ効果的な財政支援を行うことでございます。

今回、議案として提出させていただきました、土地の取得と無償貸付けは、3つ目 の支援である大学病院の用地の確保と藤田学園の初期投資を軽減するための支援に よるものでございます。

市が取得した土地を藤田学園に貸し付けることにより、藤田学園は今後、医療法に 基づく病院開設許可手続きを経て、平成 32 年4月開院に向けた病院の建設工事を執 り進めることとなります。

(2)

当初予算議案として提出させていただく予定でございます。

本市ではこれらの大学病院への支援が「岡崎市への未来への支援」「医療を必要と する市民への支援」「地域医療発展への支援」となりますよう、引き続き市民の皆様 のご理解とご協力をお願いしたいと考えております。

●質 問(野本篤委員)

取得価格の算出根拠を教えてください。

◆中根保健企画課長

今回取得する土地は、区画整理事業内の保留地でございます。この区画整理事業 は組合で施工しており、保留地の価格につきましては組合が設定しております。価 格の設定においては、組合の運営に支障のない価格を設定しており、当該土地の価 格が 30 億5千万円であったということでございます。

市としては、組合が希望する価格につきまして、土地価格等の諮問を行う公有財産 評価員への諮問による答申を受けまして妥当であるとの結果を得ましたので、取得金 額として決定をさせていただきました。

●質 問(野本篤委員)

無償貸付け期間が 10 年だということでございますが、終了後の土地の取扱いはど のようになりますか。教えてください。

◆中根保健企画課長

市と藤田学園が平成 27 年3月に締結した「大学病院の整備及び運営に関する協定 書」により、10 年後の無償貸付けが終了したときは、その土地を市が岡崎駅南土地区 画整理組合から購入した価格で藤田学園に譲渡することとされております。

なお、10 年後の土地の譲渡にあたりましては、その手続きについて議会での審議を 含め、藤田学園との十分な協議により事務を執り進める必要があると考えております。

●質 問(加藤学委員)

土地取得の契約時期と 30 億5千万円の支払い計画及び分割支払い理由についてお 伺いします。

◆中根保健企画課長

土地取得の契約時期は、平成 29 年9月議会での土地購入費に関する補正予算の議 決により、10 月 30 日付けで土地売買仮契約を締結し、12 月議会での議決をもって本 契約となります。

(3)

払うこととしています。

分割の理由については、市の財政負担を軽減するため、平成 27 年3月の市と組合 との「土地売買等に関する協定書」第2条により、組合は市が土地の支払い代金の分 割払いをすることを承諾していることによります。

●質 問(加藤学委員)

無償貸付けの土地面積は、「29,717.19 ㎡。ただし、換地処分等により変更が生じた 場合は、変更後のものとする。」とあるが、現状と今後について伺います。また、さ きほどの取得金額との関連についても伺います。

◆中根保健企画課長

現在の貸付面積の状況としましては、現地に杭が入っており、その杭から面積を求 積すると 29,717.19 ㎡となります。

今後、工事が進み、造成工事や道路工事等が完了した際に、区画整理事業では現地 に設置されている杭を確認する作業を行うことになり、その際に杭の位置を現状にあ わせ若干修正することがあります。その結果、貸付面積が若干ではありますが、変更 される可能性があります。

なお、面積に変更が生じた場合には、組合との協議により、取得金額の精算は行わ ないこととなっております。

●質 問(柵木誠委員)

今度貸す土地は区画整理区域内に入っていますが、軟弱地盤が多いということで昔 から地元の人は家は建たないだろうという認識でありますが、そのあたりのことは藤 田学園に伝えてありますか。

もう1点、地盤沈下をどのくらいまでみていますか。この2点をお尋ねします。

◆中根保健企画課長

藤田学園には、当地区の地層状況等は伝えており、また、組合が実施しています地 盤沈下対策工事等についても説明をしております。

藤田学園においては、ボーリング調査等を行いまして、設計を行っていると聞いて おります。

地盤沈下の影響でございますが、30 年間で7㎝程度沈下する可能性があると予測を しております。このこともお伝えをしております。了承をいただいていると理解をし ておりますので、予測程度の沈下であれば、原則対応する予定はありません。

事業実施に重大な影響がある沈下が起こった場合には、藤田学園、組合、市で協議 を行い検討していきたいと思っております。

(4)

価格の根拠については、さきほど説明がありました。

横のブロックを民間企業に売却をする保留地になっておりますが、そこの売却価格 と比べてどうでしょうか。

◆本多市街地整備課長

区画整理組合を指導しております市街地整備課でございます。

今回、藤田学園の南に2か所保留地がございまして、平成 26 年 12 月に事業所の募 集をしております。その時の希望売却価格につきましては、藤田学園すぐ南側のB街 区については、1㎡あたり 120,000 円、もう一つ南側にありますC街区につきまして は、1㎡あたり 109,000 円となっております。

●質 問(鈴木雅子委員)

今、お答えのありましたB街区の 120,000 円より、今回若干安い価格で組合が了承 しているということは承知しているのですが、この差についてはどのように考えたら よいのでしょうか。

◆本多市街地整備課長

今回の単価の決め方というのは、市の評価委員会で設定をさせていただいておりま す。

そもそも区画整理事業は、保留地処分金を事業費に充てて区画整理事業を行ってい きます。区画整理側としては、路線価をつけてこの付近は整理後いくらになるだろう と評価をしながら換地の計画を定めていきます。歳出に対して歳入があって、歳出と していろいろな工事を今 150 億円くらいの規模の区画整理事業をやっておりますが、 それに対して国県補助金の歳入を見込んで、その残りが保留地処分金という形になり ます。組合としてはその保留地処分金が、区画整理事業地内 98,000 ㎡ほどが保留地 として設定しておりますので、それが各々賄えれば良いと考えております。組合とし ては、区画整理事業は金儲けではないので、適正な価格であれば、組合事業が成り立 てば良いと考えております。B街区C街区については商業施設ということもあります ので、若干高めな設定がしてあると考えております。

●質 問(鈴木雅子委員)

他の保留地と大きな差があると、禍根を残すことのないようにお願いしたいところ です。

(5)

◆中根保健企画課長

現段階におきましては協定どおりの条件で進めております。さきほど申しましたと おり、議会への審議を経て譲渡ということになりますので、その時に状況がどのよう になっておるかということは考慮することになります。

●質 問(鈴木雅子委員)

協定書には同額で 10 年後譲渡ということになりますが、確実ではなくその時次第 ということでしょうか。

◆中根保健企画課長

今のところは協定どおりとしか申し上げられません。

●質 問(鈴木雅子委員)

今後 10 年間は病院側に無償で貸し付けるという支援になるのですが、有償の場合 は貸付金額はいくらくらいになるのでしょうか。

◆中根保健企画課長

仮に土地購入金額から試算した場合には、年間 1 億円程度と思われます。

●質 問(鈴木雅子委員)

貸付期間というのは協定では 10 年ですが、10 年後に延びるということもあります か。

◆中根保健企画課長

現在のところはまだ考慮しておりません。

●質 問(鈴木雅子委員)

沈下について、さきほど土壌が悪いということでしたが、瑕疵責任等々、了承して もらっているということでしたが、10 年間の貸付け中や売却後もきちんとリスク分担 が病院側としてあるかどうかお聞かせください。

◆中根保健企画課長

さきほども少し申し上げましたが、事業実施に重大な影響がある沈下が起こった場 合は、藤田学園、組合、市で協議を行い対応を検討してまいります。これは、貸付期 間中も売却後も同様でございます。

●質 問(鈴木雅子委員)

(6)

置をお聞かせください。

◆中根保健企画課長

藤田学園の設計によりますと、敷地の南側に病院の病棟を、北側には立体駐車場を 設置し、敷地の東側となる市道福岡線側に病院の正面玄関を配置すると聞いておりま す。

●質 問(鈴木雅子委員)

周辺に住宅が建った場合には、日照の被害は少ないと考えてよいのかと、東側に入 口と言われたのですが、東側には小学校が隣接をしております。駐車場に出入りをす る車の騒音対策も必要だと思いますが、特に救急車のサイレンが授業の妨げとならな いように、藤田学園とどのような協議をされているのかお聞かせください。

◆中根保健企画課長

藤田学園においては、工事着工に向けた病院建設における設計業務を実施している ところであります。その設計にあたっては、岡崎駅南土地区画整理事業におけるまち づくり計画の趣旨のほか、近隣の岡崎小学校や地域の方々の意見や要望を十分理解し た上で、病棟や駐車場などを配置することにより、地域住民や病院利用者に配慮した 設計であると聞いています。

なお、病院の道路を挟んだ東側には岡崎小学校がございますが、児童への通学路の 安全対策や救急車の搬入方法についても、より安全な利用が図れるよう、藤田学園は 今後も岡崎小学校や関係部局との協議や調整を進めていくことになります。

日照については、病院の北側に駐車場を配置するなど周辺に配慮しております。西 側は公園になりますので、大きな影響はないと考えております。建築基準法に基づく 適正な設計をしていると聞いております。

●質 問(大原昌幸委員)

価格が決定しました経緯について、ひとつずつお聞きをしたいと思います。 まず、土地区画整理組合が事業計画に今回の 30 億5千万円の売却価格を反映させ た時期をお聞かせください。

◆本多市街地整備課長

土地区画整理組合は、平成 28 年度において事業費の見直しを行い、その中でこの 保留地の売却希望価格の検討をしております。その検討結果を反映させた事業計画は、 平成 28 年 11 月に変更の認可を受けております。

●質 問(大原昌幸委員)

(7)

かせください。 ◆中根保健企画課長

平成 29 年5月 31 日に評価額の決定の通知をいただいております。 ●質 問(大原昌幸委員)

本市が不動産鑑定士に土地の評価の依頼をしておりまして、その評価書が平成 29 年3月となっているのですが、土地の鑑定評価が出る前に組合で 30 億5千万円が決 定したということでよろしいでしょうか。

◆本多市街地整備課長

組合としては希望価格です。土地の取り引きは買う側と売る側にそれぞれ希望価格 があると思います。このような市の買収で1人から買う場合について、組合の希望価 格がありますが、これについて市の評価委員が正当かどうか評価され、希望価格は希 望価格だけであって、市としてはいろいろな不動産価格を用いながら評価をしたと考 えております。

●質 問(大原昌幸委員)

鑑定評価の手法についてお聞かせください。 ◆中根保健企画課長

今回の取得価格の調査方法ですが、対象物件と近い条件の土地情報を収集し、その 価格から対象物件の価格を算出する取引事例比較法を適用しています。また、算定価 格の規準とするため、地価公示価格も調査しております。

●質 問(大原昌幸委員)

不動産鑑定士が用いました取引事例の場所や地価公示の場所と価格についてもお 聞かせください。

◆中根保健企画課長

まず、取引事例とした場所でございますが、3か所を事例としております。具体的 な場所としましては、野畑町字北浦地内、針崎町字春咲地内、竜美南二丁目地内の土 地でございます。

単価につきましては、野畑町が1㎡あたり 81,675 円、針崎町が1㎡あたり 74,560 円、竜美南二丁目が1㎡あたり 115,248 円です。

(8)

円となっております。

●質 問(大原昌幸委員)

さきほどのご答弁の中で、取引事例比較法の手法として対象の土地に近い場所とい う話がありました。不動産鑑定評価基準というのがありますけれども、その中で取引 事例比較法についての説明があります。簡単に言いますと、近隣地域もしくは同一需 給圏内の類似地域等においてとあるのですが、そういうところでいきますと、若干、 安城市篠目町というのが疑問に思われます。また、用途地域をそれぞれみますと、野 畑町は第一種住居地域、針崎町は準工業地域、竜美南二丁目は第二種中高層住居専用 地域、安城市篠目町は準工業地域と用途地域もばらばらでありまして、補正も行って いるとは書かれてありますけれども若干疑問に思われます。

また、地盤沈下でありますけれども予測として 30 年後に 6.9 ㎝、最大7㎝の沈下 が起こるかもしれないという予測がたっておりますが、不動産鑑定評価書をみますと、 地盤沈下については一切触れられておりません。例えば、埋蔵文化財の有無について は文化財がなく影響がない、土壌汚染の有無についても履歴はない、影響はないとあ るのですけれども、1番大事な地盤沈下についての諸条件が書かれていないのですが、 このことについて見解があればお聞かせください。

◆本多市街地整備課長

区画整理事業において保留地を処分するわけですが、地盤に関しましては地盤保障 をしている土地はこの区画整理区域内にはないのですから、その考えの中で不動産鑑 定が行われたと考えております。

●質 問(大原昌幸委員)

この土地を 10 年間無償で貸していくということですが、その理由としては大学病 院側が今すぐ 30 億5千万円を用意しなくてよいことと固定資産税を 10 年間支払わな くてもよいといった初期投資の軽減ということでよろしいでしょうか。お聞かせくだ さい。

◆保健企画課長

そのとおりでございます。

●質 問(大原昌幸委員)

10 年間の固定資産税を払わなくてよくなる分は、いくらになるのかわかればお聞か せください。

◆保健企画課長

(9)

課から聞いている状況としましては、まだまだ精査をしているところだということで ございます。

●井町圭孝委員長

ご質疑は終わりました。

第 91 号議案および第 92 号議案について一括して賛否のご意見の陳述を願います。

●意 見(野本篤委員)

ただいま議題にあがっております第 91 号議案「財産の取得について」および第 92 号議案「財産の無償貸付けについて」意見を申し上げます。

岡崎市南部および矢作地区においても期待の藤田保健衛生大学岡崎医療センター の建設に対する支援措置と理解いたします。

無償貸付期間終了後の土地の譲渡について、10 年後ということではありますが、協 定書を基本にして今後の動向を見守りながら、平成 32 年4月開院に向けて順調に建 設が進むことを期待して、自民正風会の賛成の意見とさせていただきます。

●意 見(加藤学委員)

第 91 号議案「財産の取得について」および第 92 号議案「財産の無償貸付けについ て」民生クラブの意見を申し上げます。

土地の取得金額については、公有財産評価員の答申により決定されたもの。また、 無償貸付期間の 10 年については、藤田学園からの初期投資をできる限り抑えたいと の意向により、両者で病院建設支援の協議の結果と理解をするものです。

今後は平成 32 年4月の開院に向けて整備が進められることを願って、賛成といた します。

●意 見(畑尻宣長副委員長)

ただいま議題となっております第 91 号議案「財産の取得について」、第 92 号議案 「財産の無償貸付けについて」公明党の意見を申し上げます。

本件は、岡崎駅南土地区画整理組合より藤田保健衛生大学岡崎医療センター用地と して所要するために土地を取得し、その土地を無償で藤田保健衛生大学岡崎医療セン ターに貸し付けるものであります。

本市が大学病院の整備に関し、本市および西三河南部東医療圏の救急医療体制の充 実を目指して支援を行うことのひとつとして、土地の取得と無償貸付けは大学病院の 用地の確保と藤田学園の初期投資の軽減をする効果があります。

(10)

●井町圭孝委員長

ご意見の陳述は終わりました。 これより採決いたします。 お諮りいたします。

初めに、第 91 号議案は、原案のとおり可決すべきものと決することに賛成の委員 の挙手を求めます。

(賛成者挙手)

●井町圭孝委員長 挙手全員。

よって、原案のとおり可決すべきものと決しました。

●井町圭孝委員長

次にお諮りいたします。

第 92 号議案は、原案のとおり可決すべきものと決することに賛成の委員の挙手を 求めます。

(賛成者挙手)

●井町圭孝委員長 挙手全員。

参照

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