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インターネットプロトコル・インフラ技術

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Academic year: 2018

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(1)

イ ン タ ー ネ ッ ト プ ロ ト コ ル・ イ ン フ ラ 技 術 に 関 す る 特 許 出 願 技 術 動 向 調 査

平 成14 年 5 月 17 日 総 務 部 技 術 調 査 課

1 . 調 査 対 象 分 野 の 技 術 に つ い て

( 1 ) イ ン タ ー ネ ッ ト プ ロ ト コ ル に つ い て

 はじめに、本調査研究で扱うインターネットプロトコル・ イ ン フ ラ 技 術 の 中 か ら 、 最 もベーシックな予備知識として、インターネットの標準プロトコルであるTCP/IP を中心 にインターネットプロトコルの概要について整理する。

 通信プロトコルの中でも TCP/IP はインターネットの標準プロトコルとして位置付け られている。TCP/IP は第 0-0-1 図に示すように TCP(伝送制御プロトコル)と IP(ネッ トワーク間プロトコル)の2つの組み合わせを指すが、一般的にはTCP/IP を使う他の通 信プロトコルを含めたTCP/IP 通信プロトコル群を指す。

 このうち、TCP は OSI 参照モデルのトランスポート層に対応し、全てのパケットを誤 りなく送信する通信プロトコルであり、IP は OSI 参照モデルのネットワーク層に対応し 送信側の端末から受信側までの端末まで伝送するための通信プロトコルである。

0-0-1 図 TCP/IP プロトコル群の体系

T C P /通 信I P プロトコル群

T C P / IP 通信 に使用する プロトコル群 通信サービス

S MT P ,F T P , T E L NE T ,NNT P , S NMP 、DNS 、 P OP 、HT T P

IR,RIP ,OS P E T C P ,UDP

イーサーネット、トークリング F DDI

P P P

(2)

 これらのインターネットで用いるプロトコルはRFC(Request for Comments)と呼ば れている文書で仕様を決定し、標準化されている。これらRFC を標準化している組織は IETF(Internet Engineering Task Force)である。IETF は ISOC(Internet Society) の傘下の IAB(Internet Architectures Board)の下部組織であり、プロトコルのカテゴリーごとに承 認、決定を行っている。

 主なRFC は下記のとおりである。

①各アプリケーションのプロトコル仕様(メールやファイル転送など)

②トランスポート層のプロトコル仕様 (TCP や IP など)

③物理的なネットワーク通信のプロトコル仕様(Ethernet1の 定 義 、 専 用 線 や 公 衆 回 線 利用時のプロトコル仕様など)

④アドレスの定義方式 ( ネ ッ ト ワ ー ク 固 有 の ア ド レ ス の 定 義 方 法 、 ド メ イ ン 名 の 定 義 方法など)

⑤ネットワーク管理の方法

2 . イ ン タ ー ネ ッ ト プ ロ ト コ ル・ イ ン フ ラ 技 術 を 活 用 し た 製 品 、 サ ー ビ ス の 捉 え 方  インターネットプロトコル・インフラ技術を活用した製品やサービスは、1990 年代半 ば以降、世界的な利用者の急増とともにその種類も量も豊富になっている。

しかし、インターネットプロトコルの標準化団体(IETF など)は特許を所有していない も の の 、 個 々 の 企 業 を 中 心 に プ ロ ト コ ル そ の も の に 付 与 さ れ る 特 許 が 多 種 多 様 で あ る こ と か ら 、 ど の よ う に プ ロ ト コ ル を 活 用 し た 製 品 や サ ー ビ ス を 抽 出 す る か と い う 問 題 が 生 じる。

  こ こ で は 特 許 分 析 の 観 点 か ら 、 特 に ハ ー ド 機 器 に お け る イ ン タ ー ネ ッ ト プ ロ ト コ ル 関 連 の 技 術 の 捉 え 方 に つ い て 検 討 を 行 っ た 。 実 際 に 、 当 該 分 野 の 特 許 出 願 を 分 析 す る と 、 1990 年以降、急増している出願のほとんどが、伝送装置を利用した処理能力の向上、ル ーティングの方法、QoS などの通信サービス品質の管理に関するものである。

  そ こ で 、 ハ ー ド 機 器 に 着 目 し た 場 合 に 選 定 す る 製 品 群 に つ い て の 分 析 を は じ め に 行 う こととした。

 なお、通信プロトコルのOSI 参照モデルを整理すると、アプリケーション層、プレゼ ンテーション層、セッション層、トランスポート層、ネットワーク層、データリンク層、 物理層の7 層が存在する。TCP/IP は本来は、OSI 参照モデルのトランスポート層プロト コル(TCP)、ネットワーク層プロトコル(IP)を指すが、一般的には第 0-0-2 図に示すよう に、その2つを中心とした通信プロトコルの集合を指す。

(3)

0-0-2 図 TCP/IP プロトコル群の構成と OSI 参照モデルとの関係

出典)「 日 経 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン ブ ッ ク ス 新・情報通信早わかり講座2」(山居正幸: 日 経BP 社 1998 年)

  こ う し た こ と を ふ ま え 、 企 業 ヒ ア リ ン グ 、 業 界 団 体 ヒ ア リ ン グ を 実 施 し た 結 果 、 プ ロ ト コ ル を 活 用 す る 機 器 と し て は 、 コ ン ピ ュ ー タ・ ネ ッ ト ワ ー ク 上 に お け る 中 継 機 器 の 果 たす役割が大きいことが明らかになった。

  そ こ で 、 中 継 機 器 で あ る リ ピ ー タ 、 ブ リ ッ ジ 、 ル ー タ 、 ゲ ー ト ウ ェ イ に つ い て 、 そ れ ぞれの機器が認識する層を第0-0-3 図に図示した。

  こ れ ら の 機 器 の 中 で 、 ル ー タ は ネ ッ ト ワ ー ク 層 の ア ド レ ス を 認 識 し 、 転 送 す る 方 向 を 決定( ル ー テ ィ ン グ ) す る 機 能 が あ る 。 ま た 、 ゲ ー ト ウ ェ イ は 全 て の 層 を 認 識 し 、 プ ロ トコルを変換し伝送する機能を有している。

  ま た 、 こ れ ら の 機 器 は 、 特 に イ ン タ ー ネ ッ ト の 利 用 に つ い て は 、 ル ー タ の 需 要 と の 関 連性が強い ( 通 信 機 械 工 業 会 か ら の コ メ ン ト ) と い う 点 に 注 目 し て 、 市 場 動 向 分 析 を 行 うこととした。

 特に、最近はルータ機能を備えたLAN スイッチであるレイヤー3スイッチが注目され ている。レイヤー3スイッチは、ルータの機能のうち、対象プロトコルをIP(OSI 参照 モデルのネットワーク層)に限定し、フィルタリングやQoS 制御を簡略化し、パケット の 転 送 処 理 を ASIC で実現している。従来のルータでは、処理速度が 1Mpps (Mega packets per second)であったが、数∼数十 Mpps 、遅延速度は 10 マイクロ秒レベルと いう高速のルーティング機能を実現している。

アプリケーション・プロトコル F T P (ファイル転送) T elnet (仮 想 端 末 ) P OP (メール取り出し) S MT P (メール転送) HT T P (WWW)など

サポート・プロトコル R IP (経 路 選 択 ) S NT P (ネットワーク管理) DNS (アドレス管理) NIS (アドレス管理)

TCP UDP

IP ARP

アドレス解決) ICMP

状 況 通 知 )

サブネット(データリンク) P P P ,S L IP , イーサーネット, IE E E 802など

コア・プロトコル

OS I7階層モデル

アプリケーション層

プレゼンテーション層

セッション層

ンスト層

ネットワーク層

データ リンク層

物理層 L A Nケーブル、電話回線、専用線など

LLC層 )

MAC層 ) アプリケーション・プロトコル

F T P (ファイル転送) T elnet (仮 想 端 末 ) P OP (メール取り出し) S MT P (メール転送) HT T P (WWW)など

サポート・プロトコル R IP (経 路 選 択 ) S NT P (ネットワーク管理) DNS (アドレス管理) NIS (アドレス管理)

TCP UDP

IP ARP

アドレス解決) ICMP

状 況 通 知 )

サブネット(データリンク) P P P ,S L IP , イーサーネット, IE E E 802など

コア・プロトコル

OS I7階層モデル

アプリケーション層

プレゼンテーション層

セッション層

ンスト層

ネットワーク層

データ リンク層

物理層 L A Nケーブル、電話回線、専用線など

LLC層 )

MAC層 )

(4)

0-0-3 図 中継機器と認識する層の関係

3 層(ネットワーク層)のパケット転送処理に ハードウェ アプーシ

プレゼンテーション層 トワ ータンク 物理層

ケーン層 プレゼンテーション層

リン 物理層 物理層

リピータ

コンピュータ コンピュータ

物理層のみを認識できる

アプーシ プレゼンテーション層

トワ

ケーン層 プレゼンテーション層

ータク層

物理層

コンピュータ コンピュータ

物理層、データリンク層を認識できる ータンク

物理層

リン 物理層

アプーシ プレゼンテーション層

ケーン層 プレゼンテーション層

ルータ (レイヤー3スイッチ)

コンピュータ コンピュータ

ネットワーク層までを認識できる

アプーシ プレゼンテーション層

トワ ータンク 物理層

コンピュータ コンピュータ

7層を全て認識できる

ケーン層 プレゼンテーション層

リン 物理層 プリショ

プレゼンテーション層 ワー ータク層

物理層 ルータ (レイヤー3スイッチ) ワー

ータク層 物理層

ーク タリク層 物理層

リン 物理層 トワ

ータンク 物理層 アプーシ プレゼンテーション層

トワ ータンク 物理層

ケーン層 プレゼンテーション層

リン 物理層 物理層

リピータ

コンピュータ コンピュータ

物理層のみを認識できる

アプーシ プレゼンテーション層

トワ

ケーン層 プレゼンテーション層

ータク層

物理層

コンピュータ コンピュータ

物理層、データリンク層を認識できる ータンク

物理層

リン 物理層

アプーシ プレゼンテーション層

ケーン層 プレゼンテーション層

ルータ (レイヤー3スイッチ)

コンピュータ コンピュータ

ネットワーク層までを認識できる

アプーシ プレゼンテーション層

トワ ータンク 物理層

コンピュータ コンピュータ

7層を全て認識できる

ケーン層 プレゼンテーション層

リン 物理層 プリショ

プレゼンテーション層 ワー ータク層

物理層 ルータ (レイヤー3スイッチ) ワー

ータク層 物理層

ーク タリク層 物理層

リン 物理層 トワ

ータンク 物理層

(5)

3 . 日 米 欧 に お け る 特 許 出 願・ 取 得 件 数 の 動 向

( 1 ) 日 米 欧 ( 三 極 ) の 特 許 出 願 ・ 取 得 件 数 の 比 較

 次に、対象技術分野におけるマクロ的な特許出願動向(1990 年から 1999 年における 優先権主張国別の三極の出願件数)について概観する。

 三極の出願件数のデータは、第 0-0-4 図に示すようになった。日本を出願先とするも のが9,547 件、米国を出願先とするものが 2,392 件、欧州(EP 特許)を出願先とするもの が2,596 件であった。

 日本を出願先とする 9,547 件のうち、日本を第1国出願国とする出願件数は 8,057 件、 米国を第1国出願国とする出願件数は 1,042 件、欧州各国を第1国出願国とする出願件 数は448 件であった。

 米国を出願先とする 2,392 件のうち、日本を第1国出願国とする出願件数は 466 件、 米国を第1国出願国とする出願件数は 1,587 件、欧州各国を第1国出願国とする出願件 数は339 件であった。

 欧州を出願先とする 2,596 件のうち、日本を第1国出願国とする出願件数は 410 件、 米国を第1国出願国とする出願件数は 1,086 件、欧州各国を第1国出願国とする出願件 数は 1,100 件であり、第1国出願国を米国とする出願件数と欧州各国とする出願件数は ほぼ同数であることが注目される。

0-0-4 図 インターネットプロトコル・インフラ技術分野の三極の出願件数(1990∼99 年)

 また、三極の出願件数を時系列的に示すと、第 0-0-5 図のようになった。

 第0-0-5 図から見て、1990 年から 1999 年の 10 年間で、日本への出願件数と欧州各国 への出願件数が約 3∼4 倍程度の伸びであるのに対し、米国への出願件数が 10 倍以上の

日 本 9 , 5件4 7

第 1 国 出 願 国   日 本 8 , 0件 )5 7

米 国 2 , 3件9 2 欧 州 2 , 5件9 6 4 1件0 4 4件8

1 , 0件4 2 4 6件6

1 , 0件8 6

3 3件9

内 第 1 国 出 願 国欧 州 各 国 1 , 1件 )0 0

内 第 1 国 出 願 国   米 国1 , 5件 )8 7

日 本 9 , 5件4 7

第 1 国 出 願 国   日 本 8 , 0件 )5 7

米 国 2 , 3件9 2 欧 州 2 , 5件9 6 4 1件0 4 4件8

1 , 0件4 2 4 6件6

1 , 0件8 6

3 3件9

内 第 1 国 出 願 国欧 州 各 国 1 , 1件 )0 0

内 第 1 国 出 願 国   米 国1 , 5件 )8 7

(6)

伸びを示していることが特徴として見出せる。

 なお、日本および欧州特許制度においては、特許出願は、出願から1 年 6 ヶ月で公開 となるが、米国特許制度においては、公開制度が無かったため(但し、2001 年 3 月から 公開された米国公開特許は含む)、出願されても取得されていない特許出願はカウントさ れていない。米国においては、出願から特許取得まで 米 国 特 許 は 通 常 数 年 で 登 録 と な る ことが多い 。そのため、第 0-0-5 図の米国特許の 1998 年以降は極端に件数が減少してい る様に見えるが、実際のところは、出願中のものが多く含まれていると思われる。

0-0-5 図 インターネットプロトコル・インフラ技術分野の 三 極 に お け る 出 願 人 国 籍 別 出 願 件 数 の 推 移

 一方、取得件数のデータは、第 0-0-6 図に示すようになった。日本を取得先とするも のは1,483 件、米国を取得先とするものは 1,543 件、欧州を取得先とするものは 538 件 であった。

 日本を取得先とする 1,483 件のうち、日本を第1国出願国とする特許取得件数は1,144 件、米国を第1国出願国とする特許取得件数は251 件、欧州各国を第1国出願国とする 特許取得件数は88 件であった。

 米国を取得先とする 1,543 件のうち、日本を第1国出願国とする特許取得件数は 344 件、米国を第1国出願国とする特許取得件数は943 件、欧州各国を第1国出願国とする 特許取得件数は256 件であった。

 欧州を取得先とする 538 件のうち、日本を第1国出願国とする特許取得件数は 111 件、 米国を第1国出願国とする特許取得件数は177 件、欧州各国を第1国出願国とする特許 取得件数は250 件であった。

1990 1991

1992 1993

1994 1995

1996 1997

1998 1999

欧州各国 米国

日本 0

500 1000 1500 2000

(第1国出願国) (出願件数)

出願年)

(7)

0-0-6 図 インターネットプロトコル・インフラ技術分野の三極の取得件数(1990∼99 年)

0-0-7 図 インターネットプロトコル・インフラ技術分野の 三 極 に お け る 出 願 人 国 籍 別 取 得 件 数 の 推 移

注 )米 国 特 許の 取 得 件 数 は 出 願 件 数 の 推 移 と 比 較 し て 、1998 年、1999 年の件数の落ち込みがない理由とし て は 、 米 国 特 許 は 登 録 特 許 を も っ て 件 数 を 集 計 し て い る た め で あ る 。

( 2 ) イ ン タ ー ネ ッ ト プ ロ ト コ ル・ イ ン フ ラ 技 術 の 分 類 の 考 え 方

 本節では、特許の詳細解析の対象となる母集団を詳細解析用の検索式を用いて抽出し、 日 本 1 , 4件8 3

第 1 国 出 願 国 日 本   1 , 1件 )4 4

米 国 1 , 5件4 3 欧 州 5 38 1 1件1

8 8件 2 5件1

3 4件4

1 7件7 2 5件6

内 第 1 国 出 願 国 欧 州 各 国   2 5件 )0

第 1 国 出 願 国 米 国  9 4件 )3

日 本 1 , 4件8 3

第 1 国 出 願 国 日 本   1 , 1件 )4 4

米 国 1 , 5件4 3 欧 州 5 38 1 1件1

8 8件 2 5件1

3 4件4

1 7件7 2 5件6

内 第 1 国 出 願 国 欧 州 各 国   2 5件 )0

第 1 国 出 願 国 米 国  9 4件 )3

1990 1991

1992 1993

1994 1995

1996 1997

1998 1999

欧州各国 米国

日本 0

100 200 300

(第1国出願国) (取得件数)

取得年)

(8)

そ の中の一 部の特許明細書の 内容を精 読し、 後述する 形の技術分類軸を 設定した 。 分類軸 としては、 概念検索な ど を通じ てインターネットプロトコル・ インフラ技術 に 該 当すると 想定さ れ る特許文献を 約100 件程度読み込み、明細書での記載内容を確認す る と と も に、インターネットプロトコル 関連の 技術開発に 関する 情報収集を行 い検討 し た 。

解析調査では 、詳 細 解 析 用の検索式か ら抽出 した 特許文献の中 から、 個々に 明細書 を 読 み、明 らかに インターネットプロトコル・イ ン フ ラ技術 に該当 しないものを ノイズ と し て処理し 、該当す る特許文献を次の 大項目 ごとに詳細解析することとした。

分類軸としては、A 発明の目的・効果、B 構成要素・ハードウェア、C 通信手順とそ の 処理、D 利用分野(サービス)E 次世代への移行(IPv6)、F OSI、G 接続網に分け、 さらに必要 に応じて サブクラスを設け て細 分 化した。

これらの分 類 軸のうち 、A 発明の目的・効果については、特許文献ごとに1つのサブ クラスに割 り振るように分類 した。

0-0-8 図 発明の目的・効果に着目した分類軸

内 容 分類 コード

A 0 1 / 0 0

システム構 成の自由度向上 A01/ 01

ハードウェア互換性 A01/ 02

A 0 2 / 0 0

電力節減 A02/ 01

管 理・保守の 容易化 A02/ 02

A 0 3 / 0 0

インターフェースの 向上 A03/ 01

操作性 の向 上 A03/ 02

装 置の 変更 、増設 、拡張性の 向 上 A03/ 03

自動化 A03/ 04

A 0 4 / 0 0

視認性 の向 上 A04/ 01

入力操作 の容易化 A04/ 02

A 0 5 / 0 0

伝送遅延時間の短 縮(遅延率) A05/ 01

スループットの 向上 A05/ 02

A 0 6 / 0 0

ハードウェア の減少 ・統一化 A06/ 01

アの減 少・統一化 A 0 6/ 02

既存資源の 有効活用 A 0 6/ 03

A 0 7 / 0 0

障 害 ・誤動作 の対 処・対策 A07/ 01

輻輳対策 A07/ 02

到達率 の向 上 A07/ 03

伝送誤りの低 減 ・防 止(バースト率 ・ス率 ) A07/ 04 A 0 8 / 0 0

割 り込 み の減 少 A08/ 01

デ ー タ転送回数の減 少 A08/ 02

送信量 の軽 減 A08/ 03

信頼性 の向 上

信頼性の 向 上

負 荷の軽 減

負 荷の軽 減 動作処理 の高速化

動作処理の高 速 化

構 成の 簡素化

構成 の簡 素 化 サブクラス

A .発明 の 目的 ・効 果

拡張性 の向 上

拡張性の 向 上

運用上 の経済性向上

運用上の経済性向上

利用者の サービス向 上

利用者 の サービス向 上

操作性 の向 上

操作性の 向 上

(9)

0-0-9 図 構成要素・ハードウェア、通信手順に着目した分類軸

0-0-10 図 利用サービス、OSI などに着目した分類軸

内 容 分 類コード

V oIP 電 話 D 01/ 00

Mobile IP 移動体通信網におけるIP D 02/ 00

V irtual P rivate Network (V P N) D 03/ 00

V L A NLANエ

D 04/ 00

E .次世代 への 移 行 IP v6 E 01/ 00

F 01/ 00

トランスポート F 02/ 00

ネットワーク F 03/ 00

A T M G 01/ 00

光通信網 S ONET G 02/ 00

無 線 衛星 ・移動体通信網 G 03/ 00

C AT V G 04/ 00

IS DN G 05/ 00

IE E E 1394 G 06/ 00

その他 G 07/ 00

D .利用分野 (サービス)

F .OS I

G .接続網

( 3)技術分野ごとの出願状況

技術分類軸ごとに 日米欧 への出願件数 とその 割合 を比較 して、 特徴的 な点が な い か を 検 討した 。その 結果 、発明 の目的 ・効果 に着目 した 分類軸 ごとへの出願件数で は、日 米 欧 で全般的 に際立っ た特徴は 確認できなかったものの 、次のような傾向 が見ら れ た。

①拡張性 の向上は 米国を出願先と す る割合 が日欧よ り高い。

②運用上 の経済性向上、動作処理の 高速化は 日本を出願先と す る割合 が欧米よ り高い。

③構成の 簡素化については 、欧州を 出願先 とする割 合が日米 より高い 。

内 容 分類 コード

ゲートウェイ B 0 1 / 0 0

ルータ B 0 2 / 0 0

B 0 3 / 0 0

ハ ブ/ リピータ B 0 4 / 0 0

C 0 1 / 0 0

ル設定 C 01/ 01

複数 プルの処 理 C 01/ 02 その他 C 01/ 03 トランスレータ/ トグ(

プセリング) C 01/ 04 その他 C 01/ 05 C 0 2 / 0 0

ス自動設定 C 02/ 01

NA T C 02/ 02 その他 C 02/ 03 C 0 3 / 0 0

マルチキャスト C 03/ 01

ユニキャスト C 03/ 02

C 0 4 / 0 0

ポリシーベースルーティング C 04/ 01

ソースルーティング C 04/ 02

C 04/ 03

C 0 5 / 0 0

QoS (QoS 一般 に関するもの) C 05/ 01

ポリシング・UPC C 05/ 02

シェーピング・スケジューリング C 05/ 03

ウ方 式 C 05/ 04

優先制御 C 0 6 / 0 0

C 0 7 / 0 0

S ec C 07/ 01

リソース管理 C 0 8 / 0 0

管 理・監 視・試 験 C 0 9 / 0 0

パケット C 1 0 / 0 0

C 1 1 / 0 0

遅延揺らぎの吸 収 C 11/ 01

マルチメディアデータの 伝 送 同 報

経路制御 (ルーティング)

経路制御 (ルーティング)

セキュリティ

マルチメディアデータ 伝 送 ー 制御・帯域管理

ー 制御・帯域管理 B .構成要素・ハード

C .通信手順との処 理

ル制御

ル制御

ル処理

ル変換

制 御

制 御

解 決

同 報

サブクラス

(10)

0-0-11 図 発明の目的・効果に着目した分類軸ごとの日米欧への出願件数(1990∼99 年累計)

内容 分類コード

拡 張 性 の 向 上 A 0 1 /0 0 226 8.2% 60 2.6% 93 7.0%

シ ス テ ム 構 成 の 自 由 度 向 上 A 01/ 01 70 2.5% 194 8.5% 59 4.5%

ハードウェア互換性

A 01/ 02 22 0.8% 191 8.4% 65 4.9%

小計 318 11.5% 445 19.6% 217 16.4%

運用上の経済性向上 A 0 2 /0 0 92 3.3% 52 2.3% 51 3.9%

電 力 節 減 ・A02/ 01 6 0.2% 9 0.4% 5 0.4%

管 理 ・保 守 の 容 易 化 ・A02/ 02 150 5.4% 28 1.2% 27 2.0%

小計 248 9.0% 89 3.9% 83 6.3%

利用者のサービス向上 A 0 3 /0 0 170 6.2% 36 1.6% 51 3.9%

インターフェースの向上 ・A03/ 01 65 2.4% 182 8.0% 61 4.6%

操 作 性 の 向 上 ・A03/ 02 42 1.5% 56 2.5% 23 1.7%

装置の変更、増設、拡張性の向上 ・A03/ 03 135 4.9% 61 2.7% 38 2.9%

自 動 化 ・A03/ 04 70 2.5% 47 2.1% 16 1.2%

小計 482 17.4% 382 16.8% 199 15.1%

操 作 性 の 向 上 A 0 4 /0 0 14 0.5% 60 2.6% 24 1.8%

視 認 性 の 向 上 ・A04/ 01 6 0.2% 3 0.1% 3 0.2%

入 力 操 作 の 容 易 化 ・A04/ 02 8 0.3% 4 0.2% 1 0.1%

小計 28 1.0% 67 3.0% 28 2.1%

動 作 処 理 の 高 速 化 A 0 5 /0 0 91 3.3% 117 5.2% 70 5.3%

伝 送 遅 延 時 間 の 短 縮 (遅 延 率 ) ・A05/ 01 70 2.5% 39 1.7% 18 1.4%

スループットの向上 ・A05/ 02 392 14.2% 126 5.6% 72 5.5%

小計 553 20.0% 282 12.4% 160 12.1%

構 成 の 簡 素 化 A 0 6 /0 0 54 2.0% 19 0.8% 31 2.3%

ハードウェアの減少・統一化 ・A06/ 01 113 4.1% 70 3.1% 31 2.3%

ソフトウェアの減少・統一化

・ A 0 6 / 0 2 38 1.4% 62 2.7% 24 1.8%

既存資源の有効活用 ・ A 0 6 / 0 3 160 5.8% 120 5.3% 114 8.6%

小計 365 13.2% 271 11.9% 200 15.1%

信 頼 性 の 向 上 A 0 7 /0 0 296 10.7% 78 3.4% 194 14.7%

障 害 ・誤動作の対処・対策 ・A07/ 01 184 6.7% 285 12.6% 78 5.9%

輻 輳 対 策 ・A07/ 02 86 3.1% 111 4.9% 52 3.9%

到 達 率 の 向 上 ・A07/ 03 24 0.9% 11 0.5% 5 0.4%

伝送誤りの低減・防止(バースト率・ロス率)・A07/ 04 28 1.0% 87 3.8% 32 2.4%

小計 618 22.4% 572 25.2% 361 27.3%

負荷の軽減 A 0 8 /0 0 96 3.5% 83 3.7% 47 3.6%

割り込みの減少 ・A08/ 01 10 0.4% 10 0.4% 3 0.2%

データ転送回数の減少 ・A08/ 02 13 0.5% 3 0.1% 2 0.2%

送 信 量 の 軽 減 ・A08/ 03 32 1.2% 66 2.9% 21 1.6%

小計 151 5.5% 162 7.1% 73 5.5%

合計 2,763 100.0% 2,270 100.0% 1,321 100.0%

サブクラス

A . 発 明 の 目 的 ・効

拡 張 性 の 向 上

運用上の経済性向上

利用者のサービス向上

操 作 性 の 向 上

動 作 処 理 の 高 速 化

構 成 の 簡 素 化

信 頼 性 の 向 上

負荷の軽減

日本 米国 欧州

  上 記 の よ う な 傾 向 が 見 ら れ た こ と を ふ ま え 、 さ ら に ハ ー ド や 利 用 サ ー ビ ス に つ い て の 分類軸ごとの出願件数の状況を分析した。

 その結果、構成要素 ・ ハ ー ド ウ ェ ア で は 、 ゲ ー ト ウ ェ イ に つ い て は 、 米 国 へ の 出 願 件 数 が 多 い も の の 、 ル ー タ に つ い て は 我 が 国 の 出 願 件 数 が 米 国 よ り 多 い こ と が 明 ら か に な った。

 また、QoS のようなフロー制御の分野は、米国の出願件数が多いことが明らかになっ た 。 こ れ は 、 通 信 の 品 質 保 証 な ど の 技 術 分 野 に 関 し て 、 米 国 企 業 の 技 術 開 発 が 日 欧 に 比 べて進んでいるためと考えられる。

 特徴的なこととしては、日本のIPSec の分野の出願件数が欧米と比べて多いというこ とである。この理由としては、IPSec は IPv6 に対応させられたものであることから、1990 年代初めの特許出願ではセキュリティを実現していても、IPSec との表現はしないこと が多い ということ、英文表記 の特許明細書の場合 、「IP Security」との表記が多く、実際、 IPSec であるのか、一般的なセキュリティ実現の技術なのかは判別が困難であることが 考えられる。

参照

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