SUT 体系への移行と GDP 統計
の改善案について
総務省・内閣府
平成 29 年 2 月 21 日
資料1
生 産 物 分類・ 産 業 分 類
経 済 セ ンサス -活 動 調 査
投 入 調 査
( 原 材 料等 の費用調 査)
産 業 連 関表・SU T・ G DP統計
2017 29年 度
2018 30年 度
2019 31年 度
試験調査実施
2020 32年 度 ( 自治体、経済界と
の調整) 2021 33年 度
2022 34年 度
2023 35年 度
2024 36年 度
試験調査実施 2020年表公表
2025 37年 度 ( 自治体、経済界と
の調整) 2026 38年 度
2027 39年 度
2028 40年 度
2029 41年 度 2025年表公表
2030 42年 度
全 産 業 のSUT・IO
( 1年前倒し公表を検討)
標本サイズ の拡大
( 新分類を適用) サービ ス分野
の生産物分 類の作成
( 新分類を適用)
産 業 分 類 の 見 直 し
サ ー ヒ ゙ス 分野の SU T・ IO サービ ス
以外の 生産物 分類の 作成
投 入調査 実 施 経 済 センサス
実 施
経済センサス 実 施
セ ン サス の一 環 と し て 実施
生産面を中心に見直した GDP 統計への整備に係るスケジュール
副業の生産 活動をより 詳細に把握
サ ー ヒ ゙ ス分野等の 年 次 基礎統計の改革
より 精緻な 情報の 取込、チェック・ バラ ンス
精緻な 情報の直接的な 反映、チェック・ バランス
副 業 生 産・投入構造の改善 に よ る 年次SU Tの刷新
全 産業の直接推計に よ る 年次SUTの構築
整合的に作成
整合的に作成 より 精緻な
情報の取込
QE等GDP 統計の精度 向上作業
SNA 基準改定
SNA 基準改定
SNA 基準改定 基 礎 統 計整備による
年 次 S U Tの改善
( 商 業 の産 出、サ ーヒ ゙ス業の投 入等)
( 年次SU Tの枠組みを活用 したGDP統計の精度向上)
2
GDP統計の 体系的整備に向けて
産 業 連 関 表の S U T 体 系への 移行
経 済 セ ン サス・ 投入調査の拡充 ・改善
・ 母集団名簿の充実
・ 副業生産構造、投入構造の詳細な把握、 カバレッジの拡大
産 業 分 類 、生産物 分類 の 整 備・ 見直し 基 準 年 G DP (生産面、 支出面、
分 配 面 ) の精度向上 年 次 G D P 推計の精度向 上
・ 年次SUTに基づく、サービス産業等 の付加価値の精緻な把握 等 国際基準の議論へ
の積極的な参画
研 究 開 発プロ ジェ ク ト の 推 進
・ 新分野の取り込み
( 知的財産投資、シェ アリングエコノ ミー等)
・ 生産・ 支出・ 分配面 の整合性 等
産 出 ・ 投 入に係る年次基礎統計の改革
・サービス産業関連統計の統合・ 拡充
・ 商業統計の年次調査化
・売上高等の消費税込み・ 抜きの徹底
よ り 正 確 な景気判 断 に 資 す る基礎統 計 の 改 善
・ 家計統計
・ 法人企業統計
・ 国際収支統計
・ 毎月勤労統計
・ リフォーム統計等
四 半 期 別 GD P速報の精 度向上
・ 1次から2次速報への改定差の縮小
・ 速報から年次推計への改定差の縮小
・ デフレーター、実質値の精緻化
・ 経済活動のより的確な捕捉( 個人消費、 設備投資、住宅投資等) 等
デ フ レ ー タ ーに係る基 礎統計の充実
・ 消費者物価指数の拡充( サービス分野) 等
・ 企業向けサービス価格指数の拡充( 卸売 サービス等)
・ 既存統計で捕捉できていない価格把握手法 の研究( 医療・ 介護、教育、建設、小売)
精緻な情報の反映、 チェック・ バランス 需 要側、供給側統計
の 新たな加工・推計 方 法の開発
家 計の可処分所得・貯蓄、生産面・分配面の 四 半期別GDP速報の参考系列の検討
※ 赤字は「 統計改革の基本方針」 別紙I 、 I I 記載事項
精度向上 精度向上
整合的な作成
(備考) は 基礎統計の課題、 はGDP統計の加工・推計の課題、 は 左記を踏ま え たGDP統計の改善内容を示す。
3
SUT ・ GDP 統計など各種統計作成
ビジネスサーベイの導入と SUT など各種統計の作成
ビジネスレジスター
(事業所母集団 DB)
経済センサス
ビジネスサーベイ
(年次調査) 工業、商業 サービス業など
各種行政記録
情報
結果収録 調査名簿
4
5
平成31年度に、サービス統計の体系的整備、商業統計の年次化等の年次基礎統計の改革を実 施し、工業統計等の既存年次統計を含め、SUTなどの各種統計に必要な費用項目等を統一的 に把握する新たな枠組みとしてビジネスサーベイを創設
1 ビジネスサーベイの創設
SUTなどの各種統計作成の基盤となるビジネスレジスターを的確に整備するためには、名簿情 報等として、行政記録情報の活用が不可欠
経済センサス、ビジネスサーベイ、各種行政記録情報からのデータを収録し、SUTなどの各種統 計に必要な項目を提供するビジネスレジスターを整備
平成31年度から、経済センサス-基礎調査を抜本的に見直し、毎月のプロファイリング活動や ローリング調査により、主要企業の中核的情報等を適時的確に把握