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H25.2T ketsugi 2 東京電力福島第一原発事故の早急で確実な事故収束を図るために仮設設備の本設化とバックアップ体制の構築及び速やかな情報公開を求める決議

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Academic year: 2018

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東京電力福島第一原発事故の早急で確実な事故収束を図るために仮 設設備の本設化とバックアップ体制の構築及び速やかな情報公開を 求める決議

3月18日東京電力福島第一原子力発電所で発生した停電によって、1号機、3 号機、4号機の使用済み燃料プールや共用プールの冷却機能が停止した事故は、 市民に再度の重大な事態を招くのではないかという強い不安をもたらしました。 機能が停止したのは、他に格納容器に窒素を供給する装置、汚染水を処理する装 置など9設備に及びました。バックアップ設備が無く、ディーゼル発電機を使っ て4号機使用済み燃料プールの冷却などをしましたが、復旧までに29時間を要し、 各使用済燃料プールの水温は、最大6.3度上昇する結果となりました。

電源設備はそのほとんどが建屋内に本設化されている中で、残されていた一部 仮設の配電盤が本来の電源システムに切り替えられる矢先の停電でありましたが、 停電の原因は、配電盤にネズミが入り込みショートさせたためとみられています。

仮設の設備は、配電盤のほかにも電気ケーブル、配管などにもいまだ残されて おり、早急な事故収束作業を進めるためにも、こうした設備を本設化し、最大限 のバックアップ体制をとって安全性を高めることが求められています。

いわき市外に避難した市民に対して実施したアンケート調査によると、いわき 市に戻るための課題として「原発事故の収束」と答えた市民が67%ですが、避難 していない市民にとっても大きな不安材料になっており、今回のような事故が繰 り返されれば、復興の妨げになることは明らかです。

また、東京電力が本市に事故発生を伝えたのは1時間以上経過した午後8時5 分ごろであり、情報伝達の遅れも問題になっています。こうした東京電力の対応 は極めて遺憾であります。

よって、仮設の設備の本設化とバックアップ体制の構築を直ちに行い、原発事 故を早急に確実に収束させるとともに、改めて情報の速やかな公開を強く求めま す。

以上、決議します。

平成25年3月21日

参照

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