No. S 睡 蓮 霊 謹 選 謹 躍 謹 霊 塞 謹 麹
蟻類研究会誌
1 9 7 4 年1 2 月3 0 日発行
発 行 者 蟻 類 研 究 会 事務所
〒250神奈川県小田原市城山4−13 相 洋 高 等 学 校 生 物 教 室
電 話 04 6 5− 2 2 − 0 21 1
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綴
1974
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ア リ に よ る 鉄 道 信 号 機 の 故 障
相 洋 高 等 学 校 久 保 田 政 雄
K uBo T A,Ma s a o :Ac c ide nt s t o t he r a ilr o a ds ig na ls c a us e dby a nt s .
昭和4 0年代の初めのころ,アリによる信号機器の故 障が西日本一帯に多発し,そのため列車が立ち往生し た り 遅 延 し た り す る こ と が あ っ た の で 報 告 す る 。
普 通 鉄 道 の 信 号 機 の 近 く の 地 上 に は 継 電 器 が 設 置 さ れ て い て , そ の 中 に リ レ ー 装 置 が 収 め ら れ て い る 。 こ の リ レ ー 装 置 は プ ラ ス チ ッ ク 製 の 小 ケ ー ス に 入 っ て い るが,当時はケースに換気のための小孔が開けられて いた。アリがこの孔から侵入し,リレーが作動したと き 接 点 の 間 で 押 し つ ぶ さ れ て 電 流 が 不 通 に な り 信 号 機 の故障が発生した。
国鉄東京北鉄道管理局がまとめた1 9 6 9 年6 月から1 9 7 1 年3 月までのアリによる故障の集計では発生件数2 8 件で, その分布は図のように西日本に片寄っている。なお, この期間に北日本にも虫害4 件が発生しているが,北 海道(倶知安)の3件は単に虫の侵入,青森(弘前) の1件はクモの巣による故障と報告されている。また、 蟻害の発生時期は3 月から11月までで,5月が9件で 最も被害が多く,次いで1 0月の7件となっている。
リ レ ー 装 置 に 侵 入 す る ア リ の 種 類 を 明 ら か に し て お き た か っ た の で 東 京 北 鉄 道 管 理 局 に 資 料 の 送 付 を お 願 いしておいたところ,1972年5月24日島根県東出雲町
で 山 陰 線 の 信 号 機 が 故 障 し た と き の サ ン プ ル が 送 ら れ てきたが,それはルリアリル城d o my " " e 露g j a 6 e γ “ A Y R ) であった。被害の状況を実見したわけではないが,現 場 か ら の 報 告 に よ る と 侵 入 す る ア リ は 単 独 の 個 体 で は なく,リレー装置を巣か巣の一部として利用するらし い 。 こ の よ う な 地 上 営 巣 性 や 被 害 の 発 生 分 布 壮 況 か ら 判断して,今回信号機の故障を引き起こしたアリは, 全 部 と は い え な く て も そ の 多 く は ル リ ア リ で あ る と 考
えてもよいと思われる。なお,現在では装置が改造さ れて,このような故障は発生していないということで ある。
は し が き
I B P(国際生物学事業計画)のために編集
者が多忙となり,心ならずも5年間の空白
を つ く っ て し ま い ま し た 。 皆 様 の 御 期 待 に 添 う よ う 努 め る こ と を 念 頭 に お い て 再 刊 い た し ま す 。 ど う ぞ よ ろ し く 。 ( 近 藤 記 )
一
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。 O ア リ に よ る 信 号 機 故 障 の 発 生 分 布 図
19 74
蟻
日 本 産 の ア リ ( 1 ) P r o c e r q 伽 、 属
東 北 大 学 理 学 部 生 物 学 教 室 園 部 力 雄
S oNoBE, Ri k i o:F or mi c i dae・of J apan.(1)Genus Pγ oc em沌泌mRoGER’
ては,属よりの高次レベルの検索起原と分布について岡野( 1950) の報告がある。
N ◎ ・ら
日本のアリについては,属よりの高次レベルの検索 表は,まだ不充分なものではあるが多数の文献に見る ことができる( 安松1 9 5 1 ,久保田他1 9 6 6 ,林田他1 9 6 9 , 大沢1 9 7 0 など) 。しかし種以下のレベルについての検索 表 は , 特 別 な グ ル ー プ 以 外 は 皆 無 の 状 態 に 近 い 。 一 つ にはまだ種名の不確定なものが多いという理由にあも るのだ力;そのことはアリを同定する際に極めて困難を 感じさせる点である。そのため,はっきり区別できる 種 類 群 に 関 し て は 検 索 表 を 作 っ て お く べ き で あ ろ う 。
今回はその初めとして、P γo ce m滅泌” ( オオシマハリ アリ)属のアリについて働蟻の検索表を示す。
本属のものは,日本から次の3種が記録されている。 Rj apo” c 秘? 7z SANTs c HI ,
オ オ シ マ ノ 、 リ ア リ
P. 宛oj (F bREL , )(=Sy s ” j ” c t a〃oj F oREL , ) イトウハリアリ(新称) P、wat as ej ( WHEEL ER, ) ( =Sy Sph伽c t awat as ej W H E E L E R , ) ワ タ セ ハ リ ア リ
検索表
1 )頭楯前縁中央部は前方に突出せず,額部の隆条は めいりょう( 図1 ) , 腹柄節は前後に扇平,腹部後端は わずかに前方に曲がる(図2 ) …………P . 』a p o "j c 哩畑 2 )頭楯前縁中央部は前方に突出,額部の隆条はほと んど不明( 図3) , 腹柄節は横から見たとき高さよりも 長さが大,腹部後端は強く前方に屈曲する( 図4 , 5 )
a)腹柄節は前後に圧されて中央部が高まり( 図4) , 体色は明るい黄褐色… … … P・苑oj b )腹柄節は前後に伸長し細長く(図5 ) ,体色は赤
褐色で頭部の後縁及び大顎の接合部は暗色… … …
… … … ・ ・… … … … ・… … … ・ … … Rw at α“ 〕
文 献
林田和男・山内克典(196 9)北海道のアリー研究の 手引き,その1 .生物教材6 :1 8 - 2 8 。
、1
F i g . 3
。
F i g . 4
ま た , 各 種 と も 代 表 と し て 選 ん だ 1 個 ず つ の 計 測 体 値をTabl el に示す。検視しえた標本の産地は以下の
と お り で あ る 。 、
P .j a p o " j c " 、:( 沖縄)那覇,(神奈川)真鶴 P ・加j :( 神奈川) 真鶴・ 小田原,(宮城) 仙台・ 金華山 E wa ”s e j :(鹿児島) 丸尾,(神奈川) 小田原, (宮城)
仙 台
なお,本属のS y n o n y mとなった(S 9 s 沈如c オ α ) 属の
He a d o f P r o c e γ a t 如沈j” o ” c 灘、単
Pr of i l eof P. j apo泥 j c " 、 単
H e a d o f P . 〃o j 単 P r o f il e o f P ・加j 単P e t io le a ndf ir s t g a s t r ic s e g me nt o f P . w“ α s e s e j単
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1 974
蟻
N◎ ・ら久保田政雄・近藤正樹・今井弘民(19 66)圃場にみ られるアリの見分け方。植物防疫2 0 :3 9 6 - 4 0 0 ,
5 0 7 - 5 1 1 .
岡 野 喜 久 麿 ( 1 9 5 0 ) ア カ ハ リ ア リ 属 ( S y S p h j ” c オ α )
の起原と分布。動物学雑誌5 9 :2 8 ・大沢守一(1 9 7 0 )栃木県産アリ類目録。インセク
ト2 1 :1 −1 1 .
安松京三(1951)日本のアリ類・ジガパチ類及び ハナバチ類。新昆虫4 :N o . 8 ,2 −4 。
T a b le lC o mp a r is o n o fth e le n g th a n d th e in d e x a mo n g
t h r e e s p e c ie s o 造P r o c e r a t iu m・HW:He a d wid t h , HL :He a d le n g t h ,S L :S c a p e le n g t h S I :〔S L / HW)× 1 0 0
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110ア カ ヤ マ ア リ と サ ム ラ イ ア リ の 奴 隷 種 に つ い て
東 北 大 学 理 学 部 生 物 学 教 室 園 部 力 雄
S o No BE ,R ik io :S la v e a n t s o f F o γ mjc a s α 〃9 也加e a a n d P o jy e γ 9 u s s a mu γ α jin Ja p a n .
クロヤマアリの仲間がアカヤマアリ(F o γ ”c a s α " g 泌加e α ) の奴隷となることは本邦においてもよく知られており, 林田(1 9 6 6 ) は蟻N O 4 でそのことについて概説した。 その中でアカヤマアリを含めた3 種混成コロニーが本 邦では未確認であることを述べたが,筆者は宮城県蔵 王山において3 種混成コロニーを2 例観察したので報 告する。
1 9 7 2 年7 月6 日,エコーライン道路沿いの高度約9 4 0 m の所でアカヤマアリーハヤシクロヤマアリ(Fbγ ” cα
んS c α ) 一クロヤマアリ(F o ,.、 j c a 池P C " j c a )の3 種混 成コロニーを見た。奴隷種のうちクロヤマアリはわず か1 頭見たのみで,他はすべてハヤシクロヤマアリで あった(園部1 9 7 3 ) 。1 9 7 3 年8 日1 2 月,再び同所を訪れ た と き , ち ょ う ど こ の コ ロ ニ ー は 奴 隷 狩 り を 終 え た ば かりと思われ,道路に沿って長さ1 09m の行列が見ら れ た 。 巣 に 戻 っ て く る も の の 中 に は ア リ の 幼 虫 を く わ え て い る も の , ま た 負 傷 し て び っ こ を ひ い て い る も の も若干見られた。行列の途中にはクロヤマアリの巣が 3 巣見られ,巣口の周辺ではクロヤマアリが興奮伏態 にあった。そのうちの1巣では,アカヤマアリがつか まって数頭にかみつかれていた。巣の構成は前回と同 じ く ア カ ヤ マ ア リ ー ハ ヤ シ ク ロ ヤ マ ア リ ー ク ロ ヤ マ ア リ で あ っ た が , 奴 隷 種 2 種 の 割 合 は 前 回 と は 逆 転 し て おり,採集してきた奴隷蟻21個体中9個体がハヤシク ロ ヤ マ ア リ , 1 2個 体 が ク ロ ヤ マ ア リ で ク ロ ヤ マ ア リ が 増加していることがわかった。このことから,前回の 観察日の後少なくとも1度はクロヤマアリの巣に奴隷 狩 り に 行 っ た と 考 え て よ い と 思 わ れ る 。
1973年8月12日には,やはりエコーラインは沿った 高度約9 70m の所でアカヤマアリーハヤシクロヤマア リーカラフトクロヤマアリ( F o γ 伽c a j e mα "〃の3 種混 成コロニーを見た。このカラフトクロヤマアリの採集
は , こ れ ま で の 最 も 低 い 記 録 1 0 5 0 m( 園 部 1 9 7 3 ) よ
り さ ら に 低 い 地 点 で の 記 録 で あ る 。 奴 隷 種 の う ち カ ラ フトクロヤマアリはわずか1 個体のみで,他はすべて ハ ヤ シ ク ロ ヤ マ ア リ で あ っ た 。 周 囲 に は ハ ヤ シ ク ロ ヤ マ ア リ と カ ラ フ ト ク ロ ヤ マ ア リ の 巣 は 全 く 見 ら れ な か ったが,クロヤマアリはきわめて高密度に見られた。 このことからこの巣が,近い将来クロヤマアリも含め て4種混成コロニーになることも予想されうる。
次に日本で奴隷狩りを行なうもう一つの種,サムラ イアリ(P C 〃e 7 g 池s s a m秘mj ) についても報告したい。 サ ム ラ イ ア リ が ク ロ ヤ マ ア リ を 奴 隷 に す る こ と は 既 に よく知られた事実であるが,つい最近までクロヤマア リ と 呼 ば れ る も の の 中 に ハ ヤ シ ク ロ ヤ マ ア リ が 混 同 さ れ て い た こ と が あ り , は た し て 両 種 と も 奴 隷 の 対 象 と なるのかどうかについて興味がもたれた。
1 9 7 2 年6 月1 1 日宮城県牡鹿郡鮎川町,1 9 7 3 町5 月2 2 日仙台市青葉山でサムライアリークロヤマアリの混成 巣を見た。また,1972年6月22日仙台市青葉山植物園 内 で サ ム ラ イ ア リ ー ハ ヤ シ ク ロ ヤ マ ア リ の 混 成 巣 を 見 た 。 こ の こ と か ら , ク ロ ヤ マ ア リ も ハ ヤ シ ク ロ ヤ マ ア リもサムライアリの奴隷種となり得ることがわかった。 こ こ で 興 味 あ る こ と は , ク ロ ヤ マ ア リ と の 混 成 巣 は 2 巣とも典型的なクロヤマアリが営巣するようなh a b i ta t , 貧弱な植生を含む棚也的な場所にあり,逆にハヤシク
197 4
蟻 N o . e
ロヤマアリとの混成巣は暗いモミ林内にあって,そのているサムライアリの場合必然的な結果ともいえよう。 巣 の 周 辺 に は ク ロ ヤ マ ア リ ガ 全 く 見 ら れ ず ハ ヤ シ ク ロヤ マ ア リ の 巣 が 多 く 見 ら れ た こ と で あ る 。 す な わ ち , 文 献
サムライアリは奴隷種さえいればクロヤマアリ営巣地型林田和男( 1966)アカヤマアリの共棲蟻について。 の 所 で も , ハ ヤ シ ク ロ ヤ マ ア リ 営 巣 地 型 の 所 で も 営 巣 地 蟻 N Q 4 : 2− 4 °
として利用できるということを示していると思われる。園部力雄( 1973)蔵王山のアリ相および観光開発が種類
逆にいえば; 奴隷種によって営巣地が決定されるといつ 相に及ぼす影響について。 蔵王山・蒲生干潟の環境破
てもよいであろう。このことは全生活を奴隷種に頼っ壊による生物群集の動態に関する研究Ⅱ:110- 119。
コ ロ ニ ー 創 成 期 の ク ロ オ オ ア リ の 諸 重 量 に つ い て
白 梅 学 園 短 期 大 学 近 藤 正 樹
KoNDoH,Ma s a k i:Ont he we ig ht s of Ca 7 7 Z po" o” s ja po” c 〃s MAY R,dur ing t he c olony f ounda t ion
クロオオアリC a ' " p o 冗o ” s j a p o 畑c " s MA Y R , の羽蟻は 毎年5 月下旬の午後5時頃いっせいに飛び出す。交尾後 脱羽したメスを飼育すると,給餌しなくても若干のノ 、 タ ラ キ ア リ を 育 て る 。 お そ ら く , 土 の 中 に 室 を 作 っ て 産 卵 を は じ め る メ ス も 採 餌 せ ず に コ ロ ニ ー を 創 設 し て
い る も の と 考 え ら れ て い る 。
このコロニー創成期メスおよび幼虫の数.変態にの 要する日数などは吉岡( 1 9 4 9 ) によって報告されている。 また吉岡( 1 9 5 0 ) はトピイロケアリの卵の重量変化につ い て 報 告 し て い る 。 し か し メ ス や 幼 虫 の 生 重 量 の 経 過 を追跡した総合的な報告はない。筆者はこの点に注目 して,1 9 6 0 年5 月2 6 日に採集したクロオ
この湿度はアリの産卵 数から 判断し て,給水 しないと いう飼育条件下では最も良い条件と考えられる。飼育 温度は常に25° C であった。生体重は1. 5° C の低温室で 0. 2m g目盛のトーションバランスを用いて測定した。こ の温度では,ほとんどのメスが皿からはい出したり, 皿 か ら 落 ち る こ と は な か っ た 。
測定は’ 週間ごとに行ったので,その間にはいつ産 卵 ・ 死 亡 ・ 変 態 が あ っ た か は 記 録 し て い な い 。 幼 虫 の 個体追跡にはマーキング法をとらなかった。そのため, 後日に記録を検討して補った。幼虫数が少かつたので§ 個 体 を と り ち が え て い る 心 配 は な い 。
オアリの脱麹したメス168匹を飼育して 体 重 を 測 定 し た 。 飼 育 し な が ら 測 定 で き
る体重は水分を含んだ生体重であるので, メ ス が 水 を 吸 っ た だ け で も 重 く な る 。 し たがって,このような場合には,メスと 幼 虫 の 生 体 重 の 合 計 が わ づ か で は あ る が 前回の測定値を超えることがある。これ では正しい重量変化がみられないので, こ の た び の 飼 育 で は 給 餌 ・ 給 水 を ま っ た
く行わなかった。
そ れ ぞ れ の メ ス を 個 別 に ス ト レ プ ト マ イシン注射液のアキビンに入れ,綿(脱 脂綿ではない)で栓をした。このピンを カ ゴ に 入 れ , 底 に 浅 く 水 を 入 れ た バ ケ ツ の中に入れ,ビニールシートで被い,ゴ ヒ モ を 輪 に し て 止 め た 。 こ の 状 態 で は ピ ンの中の相対湿度は100%で安定する。
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F ig .1 T he los s int he liv e we ig ht of t he que e n(6 0 Cjl4 9 ) of Ca mpo勉0 ” s ja po” c “ s MAY R,unde r s t a r v a t iona nd t h e g r o wt h o f h e r b r o o d .
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砿.、凸.
雌
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得られた結果のうち,最後に成虫(ハ タラキア、リ> , が: 得られた瀦3 例について図
示 じ だ ( F 噂 r 皇 3 ) ざ ご れ ち の 図 に よ る
と,順調に経過すれば卵の期間は約2 週
間 ・ 幼 虫 ば 3 週 間 . 。 サ ナ ギ は 約 3 週 間 ,
合計2 ヵ月位. ということになる。しかし 一番早く生長した幼虫の影響で, : 二番目 に 生 長 が 早 か っ た 幼 虫 の 生 長 が 遅 れ る と いう現象はかなり普通にみられ,一番早
・?, 『q0l マ・
い幼虫がサナ: ギになると二番目の幼虫が 急に大きくなることが多い6 また,幼虫 が急速に大きくな' る時には他の幼虫や卵
.._? .. .『 、 ‐・・,.‘‘...-・
が消失するという現象もみ‘ られた。これ はメスによって補食され,発育中の幼虫
の餌とじて転用ざれたため: : である。その
事の傍証としてぅ" 幼虫の発育時に他の幼 虫 や 卵 の 消 失 が な い 場 合 に は メ ス の 体 重 が大きく減少している。しかし,この程 度の資料からでは,メスの体重の減りを
自己の代謝による減量・ 産卵による減量・
給 餌 の 結 果 と し て の 減 量 に 分 け て 考 察 で き る と は 思 え な い 。
最 も 単 純 な 場 合 と し て 強 い て 推 定 し て みると,Ta b l e l に示されているように, 自己の代謝のための減量は第1 週目では
・:、,.‘‐;;i‘'6・{:。.-1.群;‘‘
6 mg 位 , 第 2 週 自 壱 は 3 . 5 mg と い う こ と に
なるざこの数字は隣スアリが第1 週目にほ落着かずに活動する時間が長かうたこ
とと一致するざ幼虫がかえうてみらは捕
食 量 睦 給 餌 量 と が 複 雑 に 関 係 す る の で ,
これ以上何ごと職わからない。もし,
3 』 5 m g ソ W e e k ず つ ヌ 久 が 代 謝 ず る と 仮 定 す
き 蓄 給 解 量 戯 上 に 幼 虫 が 生 農 し だ ご と に
なる部分もあるので,改めて検討する必
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萎 議 あ る 。
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of Ca mpo” 0” s j 叩o” c 秘s MAY R, unde r S t a r v a t i ona nd t he g r o wt ho f he r b r o o d 、
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食量睦給餌量とが複雑に関係するので, 0 ’ 2 3 4 侭: 6 : : 崎〃” " 蝋刑馴卜加
こ れ 以 土 け こ i “ わ か ” い 。も し , Fi g. 3Thel osoi nt hel i vew ei ght O f 崖 t hequeeり ( 60肌 56)
3』 5m gソW eek ず つ ヌ久 が 代 謝 ず る と 仮 定 す of Ca" 。" 。" s 卿 ” c " s M 岬 い 呼 吸 聯 岬 重 似 and
灘 給 解 量 戯 上 に 幼 虫 が 生 農 し だ ご と に
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婆 渉 お る 。 州 :
墓 護 震 撫 窪 撫 圭 蕊 鴛 温 ら 謹 鰯 鰯 蝿 麓 麟 皐 言
となっている。もし3. 5m g/ W eek 軽くなるとすれば,自〆 .、。! A ‐ ぃ、 1 . .}:.,鍬
己 の 代 謝 に よ る 分 が 3 5 皿 g , 鯛 ” て ら れ た 分 が 約 2 0 mg い が 冊 脳 へ 文 献 j f 『
に な る 。 こ の 間 に お よ そ 2 嘆 薪 ? 幼 虫 を 育 て た と 考 え て : ・ … : 厩
よ い の で 1 4 m g の サ 赤 ギ を 作 宮 た j こ ; と に な る h こ れ は 幼 吉 岡 春 之 助 卿 9 4 9 ) 久 ' 恥 オ オ 編 リ の 新 女 王 の . : ロ ; 二 一
虫時代の効率が摂食量の7 0 %位' だj というi こ』とになる。: 創成時における体重変化につ栂て6 1 昆虫1 7 : 叡謁9ま た ぅ 狐 a b l 員 3 鬼 か ら 3 週 間 の I 爾 患 期 : 間 中 に 釦 g 軽 く な ・ 吉 岡 春 之 助 ; い 9 5 0 ) ‘ 1 蟻 の ロ ロ 塁 鎧 創 成 初 期 に 船 け る ‘ 耐 .
る ( 血 g / w e e k ) と 考 え 職 と 秘 メ ス に 較 べ て か な り 大 き 。 二 弐 構 成 ‘ 員 の 体 重 変 化 ひ j 数 理 生 物 学 的 獅 究 も j 1 混
な 代 謝 を じ で い り る ど い え " 試 〃 w恥 i 4 % { い : : ・ い : . 、 虫 1 8 : 4 8 5 0 : 霊 I : い ! “ 、 ( i ( 岬 峨 : (
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1974
T a b le 2 T h e lo s s in th e liv e we ig h t(、 g )o fth e q u e e n s o E
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ト ゲ ア リ の 一 時 寄 生
相洋高等学校
久 保 田 政 雄
KuBoTA, Mas ao:Tempor ar y s oc i al par ac i t i s mof Poj y γ 伽c hj s /αmeγ j de〃SF ・ SMI TH,
H u NG , ( 1 9 7 0 ) の 分 類 学 的 再 検 討 に よ る と ト ゲ ア リ の 含 ま れ ゲ ア リ の 雌 1 頭 が 得 ら れ た o こ の 雌 と 数 頭 の ク ロ オ オ
るp oノgγ 伽c 航s 亜属には日本から東南アジアにかけてアリを人工巣に入れたところ,初めはクロオオアリの 7 種 が 分 布 す る と い う が , そ の 習 性 や 生 活 史 は ほ と ん 攻 撃 が 見 ら れ た が , 間 も な く ト ゲ ア リ の 雌 の 方 か ら クど 不 明 で , K u r T E R , ( 1 9 6 8 > の 寄 生 蟻 の リ ス ト に も ト ケ ア リ 属 ロ オ オ ア リ に 近 づ き 体 を 接 触 さ せ た り , そ の 体 を な め
は 含 ま れ て い な い 。 た り し た 。 3 日 目 か ら ト ゲ ア リ の 雌 は 1 頭 の ク ロ オ オ 日本産のトゲアリについては矢野( 1 9 1 1 ) がクロオオアリの上にかぶさるように乗り,郡場のいう馬乗り行 アリの地中の巣の中に混棲していた例を最初に報告し動を始めた。この行動の間,トゲアリの雌は時々触尭 ている。郡場( 1963) は脱迩雌を人為的に飼育中のクロでクロオオアリの体をたたいた。また,クロオオアリ オオアリのコロニーに導入して,トケアリの初期コロは腹面が人工巣の底につくように伏せているか,横便 ニーを形成させることに成功し,その後野外のトケアしの姿勢でじっと動かずにいるが,トゲアリの雌を陰
りの巣からクロオオアリの働きアリ1 頭を発見し,人いてやるとすぐに普通の素早い行動に移ることが見ら
工巣で飼育してトケアリと全く同一群の個体として行れた。
動することを確めた( 郡場,1 9 6 6 ) 。筆者は最近クロオ
文献
オァリの巣の中からトゲアリの脱迩雌を発見したので, (1970)
次 に そ の 状 況 を 記 録 し て お く 。 Hu N G, A、 C 、 F ・ O r i e n t ・ I n s ・ ’ 4 : 1 − 3 6 神奈川県小田原市小峰の雑草がまばらに生えている郡場央基( 1 9 6 3 )昆虫3 1 :2 0 0 - 2 0 9 . 裸地で,1 9 7 0 年1 2 月5 日にあらかじめマークしてあつ一( 1 9 6 6 )昆虫3 4 :3 1 6 ・
た ク ロ オ オ ア リ ( Cam po" of 鰹 s j apo泥 j c 秘 s M AYR, ) の 巣 を KuTTER, H ( 1968) Ar c hs ・ I ns t ・ gr . - duc ・ L uxem b;
堀 り 起 し た 。 巣 の 中 心 か ら 少 し 外 れ た 抗 道 の 深 さ 2 0 c m 3 3 : 2 0 3 - 2 1 0ほ ど の 部 分 で , ク ロ オ オ ア リ の 働 き ア リ に 混 じ っ て 卜 矢 野 宗 幹 ( 1 9 1 1 ) 動 物 学 雑 誌 2 3 : 2 4 9 - 2 5 6 .
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