• 検索結果がありません。

PDFファイルを開きます。決算・会社説明会(2017年5月12日開催) 決算・経営計画説明会資料 北海道電力

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2018

シェア "PDFファイルを開きます。決算・会社説明会(2017年5月12日開催) 決算・経営計画説明会資料 北海道電力"

Copied!
104
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

2017

5

12

北海道電力株式会社

(2)

・目指す企業像に向けた取り組み ・・・ 3

・経営基盤強化の取り組み ・・・ 6

・泊発電所の再稼働に向けた取り組み ・・・ 11

・電源の競争力向上と安定供給の確保、環境保全への寄与 ・・・ 14

・法的分離に向けた検討 ・・・ 16

・経営概況 ・・・ 17

・配 当 ・・・ 18

・決 算

2017年3月期 決算 ・・・ 19

2018年3月期 見通し ・・・ 31

(3)

目指す企業像に向けた取り組み

電力の小売全面自由化後の競争激化への対応や、泊発電所の長期停止が続く中での安定供給の確保 など、厳しさを増す状況。

電力システム改革に伴い、2020年度の法的分離に向けた組織体制の整備や、卸市場活性化への対

応が求められるなど、大きな変革期を迎えている。

将来にわたり、持続的な企業価値の向上を図っていくため、「人間尊重」、「地域への寄与」、 「効率的経営」の経営理念のもと、「ほくでんグループが目指す企業像」を全従業員が共有し、

『総合エネルギー企業としてのさらなる成長と発展』を目指していく。

ほくでんグループが目指す企業像

「ともに輝く明日のために。Light up your future.」をコーポレート・スローガンに掲げ、

責任あるエネルギー供給の担い手としての役割を全うすることで、地域の持続的な発展を支 えていきます。

総合エネルギー企業としてさらなる成長と発展を遂げるために、新たな視点を取り込みなが ら、果敢にチャレンジしていきます。

スピード感や柔軟性のある事業運営を進め、ほくでんグループの事業基盤をゆるぎないもの とし、ステークホルダーの皆さまの期待に応えていきます。

(4)

4

昨年度に引続き取り組む項目 重点的に取り組む項目

収支・財務基盤の強化

<経営基盤強化> 泊発電所の早期再稼働と安全性向上 電力小売における

競争への対応

電源の競争力向上と安定供給の確保 事業領域の拡大

環境保全への寄与

法的分離に向けた検討

人材の育成・確保 地域・社会との共生

目指す企業像に向けた取り組み

~ 2018年度までの取り組み内容

2017年度の経営計画では、足元の経営環境の変化を踏まえ、昨年度に掲げた「2018年度までに目

指す姿」の実現に向けた取り組みを、ほくでんグループ一丸となって深掘り・加速する。

この2年間において、競争力の向上や収支改善・財務体質の強化を図るとともに、総合エネルギー 企業としての礎を築くことで、さらなる成長と発展につなげていく。

収入拡大策やコスト低減策などの「経営基盤強化の取り組み」を強力に推し進め、将来にわたり、 持続的な競争優位性を確保し、安定した利益を生み出すことができる体質を構築。

一日も早い泊発電所の再稼働を実現し、安定供給の確保や抜本的な収支改善・財務体質強化を図る。 「2018年度までに目指す姿」の実現に向けた取り組み

2018年度までに目指す姿

競争に打ち勝ち、利益の拡大を果たしています

(5)

目指す企業像に向けた取り組み

~ 中期的な取り組みスケジュール

主な項目

電力小売における 競争への対応

収支・財務基盤の 強化

<経営基盤強化>

泊発電所の早期再 稼働と安全性向上

電源の競争力向上 と安定供給の確保

事業領域の拡大

法的分離に向けた 検討

お客さまに選択いただくための施策を実施〈販売活動の強化,新メニュー・サービスの導入,アライアンス〉

●低圧新メニューの導入

●他事業者とのアライアンス(ポイント付与)

2017

2018

年度

(泊発電所再稼働後の電気料金改定)

収入拡大策と効率化・コスト低減策の強力な推進 〈業務集中化,業務内容等見直し,事業所再編,資機材調達コスト低減〉

早期再稼働に向けた審査対応・理解活動の推進、

さらなる安全性の向上や再稼働後の安定運転の継続的な取り組み ●経営基盤強化推進委員会の設置

●営業小売部門の委託拡大 ●現業機関の体制見直し

競争力のある電源構成の構築、安定供給確保に向けた設備の新増設・更新・保全

道外での電力販売の拡大、道内でのガス供給事業への早期進出

送配電部門の法的分離への円滑な移行に向けた準備 送配電部門の法的分離

●石狩湾新港(LNG)発電所1号機運転開始

●北本連系設備運転開始(増強30万kW)

●首都圏電力販売開始(2017/4首都圏販売部設置) ●福島相馬港ガス発電所運転開始 ●LNG供給についての業務提携,営業活動開始

●流通企画部設置 ●送配電カンパニー設置 ●法的分離

(社内分社化) (事業持株会社)

2019

年度以降

「目指す姿」の実現に向け、足元2ヵ年の重点項目に加え、継続的な取り組みについても強力に推進。 新たな視点を取り込みながら最新の技術・知見を活用し、新たな時代に即した業務の進め方を追求。

(6)

【 主な取り組み 】

経営基盤強化の取り組み

販売強化

による

収入拡大

販売活動の強化 ・新料金メニューの展開、種との連携も含めた新たな料金メニュー・サービスのさらなる充実Webサービスのポイント提携先拡大、他業 など

首都圏エリアでの

電力販売 ・首都圏販売部を新たに設置し、販売体制を強化[2017年4月]

ガス供給事業 ・早期にお客さまへの営業活動を開始し、他社との連携を活用した事業を展開

小売営業部門組織 の見直し

・サービス向上と効率化の両立を図るためほくでんサービス㈱への委 託拡大[2017年4月実施]

・現業機関(支店・営業所)のスリム化 [2018年4月実施予定] など

経営効率化

コスト低減

スリムで強靭な業

務運営体制の構築 ・た業務内容・組織の見直しを実施2020年4月の法的分離の実施も見据えながら、グループ一体となっ 資機材調達コスト

の低減 ・外部知見の活用、競争発注率直しや汎用品の活用、材料・工事等の分離発注など30%に向けた取り組み、機器の仕様見 最新の技術・知見

を活用した工事内 容・工法の見直し

・全体更新から部分更新への工事範囲の縮小、撤去機器の再利用によ る新規購入の取り止めなど

競争激化への対応や、毀損した自己資本の回復に向けた収支・財務基盤強化の必要性から、安定 した利益を生み出せる経営体質の構築に向け、本年1月、「経営基盤強化推進委員会」を設置。

(7)

経営基盤強化の取り組み

販売強化による収入拡大

新たな料金メニューの投入(低圧向け) 電気とLPガスを組み合わせた新サービスの提供

メニュー名称 対象となるお客さま

エネとくLプラン

電気のご使用量が比較的多いお客さま にオトク

一般家庭向け

Web・eプラス

「Web料金お知らせサービス」にご登

録でオトク 一般家庭向け

eタイム3プラス

ヒートポンプ暖房などをご利用のお客 さまにオトク

スマート電化向け

・4月より、競合他社にも対抗可能な新メニューを提供。

・今後も料金メニューのさらなる充実を図り、お客さ まのご期待にお応えしていく。

(対象:両方ご利用のお客さま)

1契約につき 1年間あたり 360ポイント進呈

・電気とLPガスをセットでご利用のお客さまへのお得な ポイントサービス提供について、4月に北海道エア・ウォー

ター(株)と業務提携契約を締結。

・今後もお選びいただけるよう、サービス拡充を図っていく。 電力小売における「競争進展への対応」として、本年から、お客さまへ新たな電気料金メニュー 他事業者との提携による新たなサービスを提供していく。

LPガスを供給 電気を供給

エネモポイント

※6月よりサービス開始予定

(どちらかの ポイントを選択)

<既存のポイントサービスとの合計で年間2,000ポイント以上獲得可能>

(8)

経営基盤強化の取り組み

販売強化による収入拡大

首都圏販売部【新設】

<専任7名体制>

首都圏供給エリア 本年4月~

昨年11月~ 東京支社営業グループ

(首都圏販売業務を兼務)

北海道外での電力販売

発電所完成イメージ鳥瞰図 建設予定地広域地図

福島県・相馬港における天然ガス火力発電所

4月より首都圏販売部を設置し、昨年11月に開始した首都圏の電力販売体制を強化。

2020年度に運転開始予定の福島県・相馬港天然ガス火力発電事業に参画(2016年10月)。

⇒北海道外での電力販売の拡大を目指していく。

首都圏の電力販売体制強化

(2020年度運転開始予定)

<発電所の概要>

・発電方式:コンバインドサイクル方式

・発電規模:118万kW(59万kW発電設備×2基)

・当社は、福島ガス発電㈱に出資し(出資比率9.0%、当社持

分約10万kW)、事業パートナーとして天然ガス火力発電事

(9)

小売販売

経営基盤強化の取り組み

販売強化による収入拡大

お客さまにご満足いただけるサービスの提供に努めるとともに、4月から開始されたガスの小売

全面自由化も踏まえ、今後は導管を通じたガス供給事業への参入に向けた検討を進め、

「総合エネルギー企業」としての新たな成長につなげていく。

お客さま

輸送 卸販売

小売販売(直接販売)

LNG供給形態の例

北海道内でのガス供給事業への参入に向け、4月に、エア・ウォーター(株)、岩谷産業(株)と業務

提携の基本契約を締結。

今回の基本合意により、当社は提携先2社への「卸供給を通じた販売」を行うとともに、両社から

営業面での協力を得ながら、「当社による直接販売」も実施していく。

石狩LNG基地における当社LNGタンク完成(2018年8月予定)以降、早期にお客さまにLNGを

お届けするため、当社および提携先2社は、工場などで、LNGへの切り替えを検討されている

お客さまなどを対象に、営業活動を開始している。

輸送等を委託

エア・ウォーター(株) 岩 谷 産 業(株)

営業面での協力 エア・ウォーター(株)

岩 谷 産 業(株)

ガス供給事業

お客さま ①卸供給を通じた販売

(10)

委託を拡大する業務

・電気料金の請求等に関するお客さま対応業務

・スマート電化提案業務

(エコキュート等のヒートポンプ機器の推奨活動等)

目的

・お客さま対応業務に関するさらなるサービス向上と 効率化を図る

実施時期

2017年4月

経営基盤強化の取り組み

経営効率化・コスト低減

小売営業部門の組織見直し

2017年度

2018年度

2019年度~

「ほくでんサービス」 への委託拡大による

ワンストップ化

小売営業部門 組織の見直し 「首都圏販売部」

の設置 さらなる見直しや集中化をめざす

お客さまのサービス向上と効率化の両立実現に向け、本年4月よりお客さま対応業務の一部につ

いて、グループ会社への委託範囲を拡大。段階的に小売営業部門の組織見直しを行っていく。

組織見直しの概要

・現業機関のスリム化 (支店・営業所等の体制見直し)

実施時期

(11)

区 分 主な設備 泊発電所3号機 泊発電所1・2号機

当初計画分

新規制基準 施行時計画

燃料損傷防止対策設備、原子炉格納容器破損防止対策設備、

防潮堤、緊急時対策所等 防潮堤は完成、緊急時対策所は使用を開始その他も機器本体の搬入や据付け迄ほぼ完了 特定重大事故等対処施設

減圧操作設備、注水設備、原子炉格納容器加圧破損防止設備、

電源設備、緊急時制御室 工 事 実 施 中

追加・変更分

適合性審査 に伴う対応

原子炉格納容器スプレイ配管の2重化 配管追加据付は

概ね完了 工事不要

竜巻対策工事、内部火災対策工事、内部溢水対策工事 等 追加・変更が生じる可能性はあるが、概ね 順調に進捗している

3号機の工事状況を踏 まえ工事を進めていく 原子力規制委員会による新規制基準への適合性審査における主な課題は、「積丹半島西岸の海岸地 形の成りたち」、「津波により防波堤が損傷した場合の発電所設備への影響評価」、「地震による防 潮堤地盤の液状化の影響評価」に絞られてきている。現在、適合性の確認を早期に得られるよう、 全社一丸となり対応している。

安全対策工事は、当初計画していた工事は概ね完了。また、適合性審査を踏まえ追加・変更となっ た工事についても、一日も早い完成を目指し鋭意取り組んでいる。

【適合性審査への対応状況】

【安全対策工事の進捗状況】

泊発電所の再稼働に向けた取り組み

泊発電所3号機 泊発電所1・2号機

申請時期 2013年7月 2013年7月/2014年3月(補正)

審査会合の

開催状況

85回 49回

「積丹半島西岸の海岸地形の成り立ち」、 「津波により防波堤が損傷した場合の発電所設備への影響評価」、 「地震による防潮堤地盤の液状化の影響評価」について、対応中

(12)

泊発電所の再稼働に向けた取り組み

適合性審査の状況

昨年の現地調査や、審査会合におけるご指摘を踏まえ、さらなるデータの拡充と説明に努めてきた が、本年3月10日の審査会合において、「地震性隆起であることを否定することは難しい」との新た

な判断が示された。

現在、審査会合における議論を踏まえ、原子力規制委員会から示された地質図等と当社のこれまで の取得データに基づき、当社としての考え方の整理を進めている。

経緯・ポイント 対 応

・昨年の現地調査や審査会合におけるご指摘を踏まえ、日本海側 の複数の地震性隆起地域について詳細な文献レビューや地形 データ等に基づく検討を実施したうえで、本年3月10日の審査

会合において、積丹半島西岸との比較結果を説明。

・審査会合において、「地震性隆起であることを否定することは 難しい」との新たな判断が示された。

原子力規制委員会から示された地質図等と当社の これまでの取得データに基づき、当社としての考 え方の整理を進めている。

整理にあたっては、泊発電所の安全性をより一層 高める観点から、保守的に、活断層を仮定する場 合も含めて検討を行っている。

できるだけ早く、ヒアリングや審査会合で説明し ていく。

(13)

泊発電所の再稼働に向けた取り組み

適合性審査の状況

「津波により防波堤が損傷した場合の発電所設備への影響評価」、「地震による防潮堤地盤の液状化 の影響評価」については、審査会合におけるコメントを踏まえ、できるだけ早く検討結果を取りま とめ、審査会合で説明していく。

課 題 経緯・ポイント 対 応

津波により防波堤が損傷 した場合の発電所設備へ の影響評価

・昨年10月の審査会合において、防波堤が損傷した場

合の発電所設備への影響などについて、詳細に評価 する旨、コメントを受けた。

解析的評価や水理模型実験を行っ ており、波及的影響がないことを できるだけ早く説明する。

地震による防潮堤地盤の 液状化の影響評価

・昨年10月の審査会合において、防潮堤地盤(盛土区

間)の液状化について複数の手法で当社評価の妥当 性を説明する旨、コメントを受けた。

・本年3月10日の審査会合において、防潮堤支持地盤

の検討状況を説明。液状化や揺すり込み沈下による 被害の実例を踏まえ検討する旨、コメントを受けた。

先行サイトの審査状況も踏まえた 液状化に関するデータの取得・ 検討を進め、できるだけ早く説明 する。

(14)

価格競争力・環境への適合性を兼ね備えた当社初のLNG火力発電所「石狩湾新港発電所」の建設 工事や、「北本連系設備の増強」工事を着実に推進し、将来にわたる安定供給の確保・確実性の向上 を図る。

電源の競争力向上と安定供給の確保、環境保全への寄与

項 目 特 徴 進捗等

石狩湾新港発電所

◇天然ガスコンバインドサイクル方式

出力:56.94万kW×3基

●高い発電効率

1,600度級、設計熱効率62%程度

(世界トップクラス)

●優れた環境特性

発電時のCO2排出量が少ない ●優れた運用性

刻々と変化する電力需要への即応が可能

●1号機:2019年2月

営業運転開始予定

発電所工事進捗率:40.4% ※2017年4月20日現在

□北本連系設備の増強 ◇送電容量30万kW

送電電圧250kV(直流)

送電亘長122km

・架空送電線 98km

(北海道側:77km 本州側:21km)

・地中ケーブル 24km(青函トンネル内)

●既存の北本連系設備の作業停止や将来 の大規模改修に対応

(現行60万kW→増強後90万kW) ●直流送電としては国内で初めて、交流

電源がなくても交流・直流の変換が可 能な「自励式変換器」を採用

●北海道内での再生可能エネルギーの導 入拡大や電力取引の活性化への寄与も 期待

●2019年3月運転開始予定

工事全体進捗率:43.4% ※2017年3月31日現在

(15)

系統規模が小さい北海道エリアでは、風力・太陽光発電の急速な導入拡大により、既に調整力面 での対策が必要な状況にあり、さらなる連系拡大に向けた取り組みについて、系統への影響を しっかり検証しながら進めていく。

連系拡大に向けた対応策として、現在、北本連系設備を活用した東京電力パワーグリッドとの 風力発電実証試験や系統側蓄電池による風力発電の募集などに取り組んでいる。

風力発電や太陽光発電の出力予測精度の向上や出力制御方法の確立などに取り組むことで、

風力・太陽光発電の最大限の活用と電力品質維持の両立を図っている。

この他、未利用水力エネルギーの有効活用や高効率機器の導入などの水力発電の有効活用、バイ オマス発電事業、地熱発電資源開発、水素エネルギー技術開発などに積極的に取り組んでいる。

電源の競争力向上と安定供給の確保、環境保全への寄与

S(安全)+3E(供給安定性、経済性、環境保全)の観点から、バランスの取れた電源構成を目指す。 安全性の確保を大前提とした泊発電所の安定運転に取り組み、低炭素社会の実現に貢献していく。

「再生可能エネルギー」の導入拡大

当社は地域の資源である再生可能エネルギーの導入拡大を積極的に進めており、今後もさらなる活用 と電力品質の維持との両立に向け取り組んでいく。

(16)

2020年4月の法的分離に向け、送配電部門を分社化する方向で検討中。

円滑な移行を目的に、法的分離に先行して2018年度から送配電部門を社内分社化し、「送配電カン

パニー」を設置する予定。送配電カンパニー社長の下、法的分離後を見据えた体制での事業運営を 実施するとともに、対外的な透明性・中立性の一層の向上を図っていく。

法的分離に向けた検討

<法的分離に向けた組織移行(イメージ)>

2017年度

流通企画部の設置

2018年度

社内分社化

2020年度

管理・間接部門

流通企画部 発電・

小売営業

部門 送配電部門

管理・間接部門

発電・

小売営業

部門 送配電

カンパニー

北海道電力

(事業持株会社)

送配電

会社

法的分離(分社化)

管理・間接部門

発電・

小売営業

部門

北海道電力 北海道電力

※2018年4月(予定)の社内分社化時には、小売営業部門および管理・間接

(17)

2016年度は、競争の進展などによる販売電力量の減少に加え、泊発電所の長期停止が続くなど 厳しい状況であったが、経営全般にわたる徹底した経営効率化の継続的な取り組みなどにより、

2年連続の経常黒字を達成。

今後も、ほくでんグループ一丸となり、経営基盤強化の取り組みによる収入拡大策および効率化・ コスト低減策を強力に推し進め、収支改善と財務体質の強化を図っていく。

収支・財務の状況(連結)】

経営概況

119

-720

-1,328

-629

29 212 87

3,999

3,162

1,790

1,351

1,780 1,863 1,888

292

-96

-1,281

-953

-93

280 126

24.4 %

19.5 %

10.8 %

7.6 % 9.8 %

10.2 % 10.3 %

15 10 5 0 5 10 15 20 25 30 -2,000 -1,000 0 1,000 2,000 3,000 4,000

(億円) (%)自己資本

自己資本比率 当期純損益 経常損益

(年度)

2015年度 2016年度

126 280

差益

190億円 程度

差損

△120億円程度

差益・ 差損を 除いた水準

(18)

2016年度 期末配当

普通株式の配当については、前期と同額の1株あたり5円、優先株式の配当については 定款の定めに従い実施いたします。

1株当たり配当金

中間 期末 年間

2016年度 ― 5円 5円

2017年度(予想) 未定 未定 未定

[配当の状況(普通株式)]

2017年度 配当予想

(19)

(20)
(21)

決算概要

当年度

(A)

前年度

(B)

増 減

(A)-(B)

前年比%

(A)/(B)

当年度

(A)

前年度

(B)

増 減

(A)-(B)

前年比%

(A)/(B)

7,027

7,241

213

97.1 6,771

6,957

185

97.3

274

431

156

63.7

202

361

159

56.0

126

280

154

44.9

58

212

153

27.5

87

212

124

41.3

51

170

119

30.1

売上高

(主な減収要因)

・販売電力量の減少や、燃料費調整制度に基づく電気料金の引下げによる収入の減少 など

(主な減益要因)

・燃料費調整制度に基づく電気料金の引下げによる売上高の減少が、燃料価格の低下 による燃料費の減少を上回る一時的な要因

・火力発電所定期検査基数の増加による修繕費の増加 など

(単位:億円)

2017

3

月期決算のポイント

(22)

収支比較表(連結)

(単位:億円)

当年度

(A)

前年度

(B)

増 減

(A)-(B)

前年比%

(A)/(B)

経 常 収 益

営業収益(売上高) 7,027 7,241 △213 97.1

電気事業営業収益 6,754 6,940 △185 97.3

その他事業営業収益 273 300 △27 90.9

営業外収益 25 30 △4 85.9

合 計 7,053 7,271 △217 97.0

経 常 費 用

営業費用 6,753 6,810 △56 99.2

電気事業営業費用 6,520 6,551 △31 99.5

その他事業営業費用 233 258 △25 90.1

営業外費用 174 180 △6 96.5

合 計 6,927 6,990 △63 99.1

[営 業 利 益] 経 常 利 益

[274] 126

[431] 280

[△156] △154

[63.7] 44.9

渇水準備金引当又は取崩し(△) 12 10 1 118.2

特 別 損 失 16 - 16 -

税金等調整前当期純利益 97 270 △172 36.1

法 人 税 等 4 51 △46 9.7

当 期 純 利 益 92 219 △126 42.2

非支配株主に帰属する当期純利益 4 6 △1 71.6

親会社株主に帰属する当期純利益 87 212 △124 41.3

(参考) 包括利益 108 89 18 121.1

(23)

販売電力量

販売電力量

対前年比

.

2%の減少

当年度

(A)

前年度

(B)

増 減

(A)-(B)

前年比%

(A)/(B)

低 圧 13,315 13,444 △ 129 99.0

高圧・特別高圧 13,491 15,148 △1,657 89.1

合 計 26,806 28,592 △1,786 93.8

(単位:℃)

(単位:百万kWh)

・春先や冬季の気温が前年に比べ低く推移したことによる暖房需要の増加はあったが、他事業者への

契約切り替えの影響や一部お客さまの自家発電の稼働増による当社売電の減少などにより、

販売電力量合計で、1,786百万kWhの減少(対前期増減率 △6.2%)となった。

3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月

平均気温 (2016年~2017年)

実 績 1.4 7.0 13.9 15.4 19.9 23.2 18.7 10.2 1.7 △1.5 △4.5 △2.6 0.8

前年差 △1.7 △0.8 0.8 △0.5 △0.6 1.7 1.0 △0.2 △3.3 △1.9 △0.6 0.4 △0.6

(24)

供給電力量

(単位:百万kWh)

・泊発電所が全基停止していることに加え、火力発電所の計画外停止・出力抑制などはあったが、

出水率が111.5%と平年を上回ったことや、供給設備の適切な運用を図ったことなどから、

安定供給を維持。

【対前年増減理由】

(自 社 水 力)出水率が111.5%と豊水となったこと など

( 〃 火 力)販売電力量の減少や水力発電量の増 など ( 〃 原子力)泊発電所は前年と同様に全基停止

(融通・他社受電)卸電力取引所における取引増 など

当年度

(A)

前年度

(B)

増 減

(A)-(B)

前年比%

(A)/(B)

(出水率)

水 力

(111.5%) 3,846

(99.8%) 3,502

(11.7%)

344 109.8

火 力 20,569 22,158 △1,589 92.8

(設備利用率)

原子力

( -) - ( -) - ( -) - -

新エネルギー等 135 131 4 103.4

計 24,550 25,791 △1,241 95.2

融通・他社受電 5,489 6,229 △ 740 88.1

揚水用 △ 200 △ 120 △ 80 166.7

(25)

収支比較表(収益

-

単独)

(単位:億円) 当年度

(A)

前年度

(B)

増 減

(A)-(B) 主 な 増 減 要 因

電灯料

2,757

2,916

158

〔売上高の増減要因〕

・再エネ賦課金の増(140)

・再エネ特措法交付金の増(129)

・燃料費調整制度に基づく電気料金の引下げ (△375)

・販売電力量の減(△172)

電力料

3,031

3,462

431

5,789

6,378

589

その他収益

1,011

607

403

[

]

[6,771]

6,800

[6,957]

6,986

[

185]

(26)

当年度

(A)

前年度

(B)

増 減

(A)-(B) 主 な 増 減 要 因

人件費 533 507 26 ・退職給付費用の増など

燃料費・購入電力料 2,342 2,565 △222

・再エネ買取量の増(129)

・燃料価格の低下(△98)

・販売電力量の減(△90)

・水力発電量の増(△60)

燃料費 1,203 1,480 △277

購入電力料 1,139 1,084 54

修繕費 973 827 145 ・火力発電所定期検査基数の増(107)

減価償却費 795 850 △54 ・定率償却による逓減効果など

支払利息 150 162 △11

その他費用 1,946 1,861 84 ・再エネ特措法納付金の増(140)

経 常 費 用 6,742 6,774 △31

[営 業 利 益]

経 常 利 益

[202] 58

[361] 212

[△159]

△153

渇水準備金引当/取崩し(△) 12 10 1

特 別 損 失 15 - 15 ・台風災害に伴う復旧費用

法 人 税 等 △20 31 △51

・法人税の計上 △16(16 → -)

・法人税等調整額 △34(14 → △20)

当期純利益 51 170 △119

収支比較表(費用・利益

-

単独)

(27)

経常利益の変動要因(単独)

■燃料価格の低下による燃料費の減少

■販売電力量の減少による燃料費の減少

■水力発電量の増加による燃料費の減少

■減価償却費・支払利息の減少

■その他

・情報処理費用の減少 ・貸倒引当の減少

・卸電力取引所における取引増 など

98億円

90億円

60億円

65億円

226億円

■燃料費調整制度に基づく電気料金の 引下げによる売上高の減少

■販売電力量の減少による売上高の減少

■修繕費の増加

(火力発電所定期検査基数の増加 など)

375億円

172億円

145億円

2017

3

月期

経常利益

58

億円

2016

3

月期

経常利益

212

億円

差し引き

153

億円

減少

(28)

当期純利益の変動要因(単独)

2017

3

月期

当期純利益

51

億円

2016

3

月期

当期純利益

170

億円

差し引き

119

億円

減少

■法人税等の減少 51億円 ■経常利益の減少

■特別損失の計上 など

(台風災害に伴う復旧費用)

153億円

(29)

貸借対照表(連結・単独)

当年度末

(A)

前年度末

(B)

増 減

(A)-(B) 主な増減要因(単独)

連結

18,295

18,261

33

・設備投資(1,551)

・減価償却による電気事業固定資産等の減

(△795)

・再処理等拠出金法施行に伴う使用済燃料

再処理等積立金の取崩しなどによる減

(△486)

単独

17,689

17,650

38

連結

16,295

16,289

5

・有利子負債の増(711)

・再処理等拠出金法施行に伴う引当金の 取崩しなどによる減

*使用済燃料再処理等引当金(△493)

*使用済燃料再処理等準備引当金 (△92)

単独

16,080

16,042

38

連結

1,888

1,863

24

・前期末配当金(△46)

・優先株式の消却による資本剰余金の減

(△32)

・当期純利益の計上(51)

・その他有価証券評価差額金(28)

単独

1,608

1,608

0

※連結の純資産額は非支配株主持分を除く。

(単位:億円)

自己資本比率(%)

連結

10.3

10.2

0.1

単独

9.1

9.1

有利子負債残高 (億円)

連結

13,559

12,890

669

(30)

当年度

(A)

前年度

(B)

増 減

(A)-(B)

営業活動CF 670 1,159 △488

税金等調整前当期純利益 97 270 △172

減価償却費 855 911 △56

未払費用の増減額 △26 78 △105

投資活動CF △1,452 △1,490 37

固定資産取得による支出 △1,475 △1,650 175

連結キャッシュ・フロー

差引

CF

△781 △330 △450

財務活動CF 573 △101 675

有利子負債増減 669 △90 759

自己株式取得による支出 △32 △0 △32

配当金の支払額 △47 △0 △46

現金及び現金同等物の増減額 △207 △432 224

(31)
(32)

2018

3

月期の業績見通し(連結・単独)

(単位:億円,億kWh)

業績予想

・次期の中間・期末配当金につきましては、業績を見通すことができないことから、普通株式 および優先株式ともに未定とさせていただきます。

・連結業績の売上高は、燃料価格の上昇による燃料費調整制度の影響などにより、前期に 比べ520億円程度増加の7,550億円程度となる見通しであります。

・一方、損益につきましては、今後の供給力の状況を見極めていく必要があり、燃料費などの 費用を合理的に算定することができないため、未定といたします。

・今後、業績を見通すことが可能となり次第、速やかにお知らせいたします。

2017年度見通し(A) 2016年度実績(B) 増 減 (A)-(B)

売 上 高

連 結 7,550程度 7,027 520程度

単 独 7,250程度 6,771 480程度

(対前期増減率)

販 売 電 力 量

(△1.4%程度)

264程度 268 △4程度

【主要諸元】

為替レート(円/$) 115程度 108 7程度

(33)

【決 算】

□ 費用項目(単独)

・人件費 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 36 ・燃料費・購入電力料 、主要諸元 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 37 ・修繕費、減価償却費 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 38 ・支払利息、その他費用 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 39

□ 再生可能エネルギー固定価格買取制度の影響額(参考) ・ 40

□ セグメント情報 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 41 □ 連結包括利益計算書 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 42 【競争を勝ち抜くための販売活動の展開】

□ 競争を勝ち抜くための販売活動の展開 ・・・・・・・・・・・・・ 44

□ 新たな電気料金メニューの導入 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 45

□ 北海道エア・ウォーター(株)との業務提携 ・・・・・・・ 46

□ 会員制Webサービス「ほくでんエネモール」の提供・拡充 ・ 47

□ スマート電化の採用促進に向けた活動 ・・・・・・・・・・・・・ 48

□ 法人のお客さまへの営業活動 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 49

【事業領域の拡大】

□ 事業領域の拡大 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 52

□ 首都圏エリアでの電力販売の開始 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 53

□ 福島県・相馬港における天然ガス火力発電事業への参画・・ 54

□ 道内でのLNG供給事業の概要(LNGの流れ) ・・・・・・・・・ 55

□ LNG供給事業における役割分担のイメージ・・・・・・・・・・・ 56

【泊発電所の再稼働に向けた取り組み ~適合性審査への対応】

□ 泊発電所の再稼働に向けた・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 58

□ 泊発電所の再稼働に向けた取り組み ~工程イメージ・ 61

【泊発電所の安全性向上への取り組み】

□ 泊発電所の安全性向上への取り組み ・・・・・・・・・・・・・・・ 64

□ 泊発電所の早期再稼働と安全性向上に向けた取り組み ・ 65

□ リスク低減に向けたたゆまぬ取組み ・・・・・・・・・・・・・・・ 66

□ リスクコミュニケーション活動への取り組み ・・・・・・・ 67

□ リスクコミュニケーション活動への取り組み~外部による評価と改善~・ 68

□ 泊発電所の安全対策の概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 69

□ 泊発電所の安全対策設備の配置イメージ ・・・・・・・・・・・ 70

□ 安全性向上に向けた設備対応 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 71

□ 事故収束活動の体制について【緊急時対応チーム】・・・ 72

□ 教育訓練を通じた改善活動の実施 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 74

□ 原子力防災への取り組み・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 76 □ 2016年度 国の原子力総合防災訓練での取り組み ・・・・・ 77

□ さらなる安全性向上の取り組み~PWR各社の技術協力協定・・ 79

【主な設備計画】

□ 電源開発計画 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 80 □ 石狩湾新港発電所(LNG火力)の建設 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 81

□ 石狩湾新港発電所1号機 建設工事状況 ・・・・・・・・・・・・・ 82

□ 北本連系設備の増強 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 83

□ 北本連系設備増強工事のイメージ図 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 84

【再生可能エネルギー導入拡大に向けた取り組み】

□ 地球温暖化問題への対応・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 86

□ 再生可能エネルギー導入拡大に向けた当社の対応・・・・・ 87

□ 太陽光発電の連系状況 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 88 □ 風力発電の連系状況 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 89

□ 風力発電導入拡大に向けた東京電力との実証試験 ・・・・ 90

□ 系統側蓄電池による風力発電の募集 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 91

□ 再生可能エネルギー予測システムの導入 ・・・・・・・・・・・・ 92

□ 大型蓄電システムの実証事業 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 93

□ 水力発電所の未利用エネルギーの有効活用 ・・・・・・・・・・ 95

□ 地熱発電の取り組み ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 97

□ 家畜系バイオマス発電に係る研究開発 ・・・・・・・・・・・・・・ 98

□ 水素を活用した「小規模木質バイオマス発電実証事業」・ 99

□ 「水素を活用した再エネ電力の有効活用技術開発」への参画 ・100

【電力システム改革への対応】

□ 電力システム改革への対応スタンス ・・・・・・・・・・・・・・・・102

□ 電力システム改革の工程表 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・103

(34)
(35)
(36)

-

費用項目(単独)

当年度 前年度 増 減 主な増減要因

人 件 費

533

507

26

・退職給付費用の増 など

人件費

(単位:億円)

発生額

前年度 償却額

当年度

償却額 未償却残

終了年度 (残存年数)

10年度発生分

18

4

11年度発生分

21

4

4

12年度発生分

89

18

18

18

17年度(1年)

13年度発生分

128

26

26

51

18年度(2年)

14年度発生分

69

14

14

41

19年度(3年)

15年度発生分

50

10

40

20年度(4年)

16年度発生分

14

14

21年度(5年)

合計

37

24

27

(単位:億円)

(37)

-

費用項目(単独)

燃料費・購入電力料

(単位:億円)

当年度 前年度 増 減 主な増減要因

燃料費・購入電力料

2,342

2,565

222

・再エネ買取量の増(129) ・燃料価格の低下(△98) ・販売電力量の減(△90) ・水力発電量の増(△60)

内 訳

燃料費

1,203

1,480

277

購入電力料

1,139

1,084

54

【主要諸元】

当年度 前年度 増 減

為替レート(円/$)

108

120

12

原油CIF価格($/bl)

47.5

48.8

1.3

(38)

-

費用項目(単独)

修繕費

(単位:億円)

当年度 前年度 増 減 主な増減要因

修繕費

973

827

145

・火力発電所定期検査基数の増(107)

[4基→6基]

・スマートメーターの取替費用増(12)

内 訳

543

426

117

412

382

29

その他

17

18

0

減価償却費

(単位:億円)

当年度 前年度 増 減 主な増減要因

減価償却費

795

850

54

・定率効果(△89)

・新規取得資産等(35)

内 訳

451

494

42

295

304

8

(39)

-

費用項目(単独)

支払利息

(単位:億円)

(単位:億円)

その他費用

当年度 前年度 増 減 主な増減要因

その他費用

1,946

1,861

84

・再エネ特措法納付金の増(140)

当年度 前年度 増 減 主な増減要因

(期中平均金利 %)

支払利息

(1.14)

150

(1.24)

162

(△0.10)

11

(40)

北海道の

再生可能エネルギー

発電事業者様

-

再生可能エネルギー固定価格買取制度の影響額(参考)

再エネ特措法納付金 再エネ特措法交付金 購入電力料

北海道のお客さま

費用負担

調整機関

再エネ賦課金

① 再生可能エネルギー賦課金 532 ② 再エネ特措法納付金 532

お客さまより電気料金の一部として回収 お客さまよりいただいた賦課金を納入

③ 再エネ特措法交付金 546 ④ 購入電力料 679

当社が買い取りに要した費用から、買い取ることにより 節約できた燃料費等を除いた費用を交付

国が定める期間、固定価格で電気を買取り

再生可能エネルギー固定価格買取制度の影響額

〔2016年度実績〕 (単位:億円)

(41)

報告セグメント

その他 計 調整額

連結 損益計算書

計上額

電気事業

売上高

当年度

6,766

1,307

8,074

1,046

7,027

前年度

6,951

1,278

8,229

988

7,241

増 減

185

29

155

57

213

セグメント利益

当年度

200

58

259

14

274

前年度

361

63

424

6

431

増 減

160

4

164

7

156

(単位:億円)

電 気 事 業 電力供給

その他

電気・電気通信工事、建物の総合管理、土木・建築工事、 発電所の定期点検・保守・補修工事など

(42)

-

連結包括利益計算書

(単位:億円)

当年度

(A)

前年度

(B)

増 減

(A)-(B)

当期純利益

92

219

126

その他の包括利益

16

129

145

その他有価証券評価差額金 28 △36 64

退職給付に係る調整額 △11 △92 80

108

89

18

親会社株主に係る包括利益 104 83 20

非支配株主に係る包括利益 4 6 △1

(43)
(44)

競争を勝ち抜くための販売活動の展開

○ 昨年4月の小売全面自由化以降、これまで当社では、新たな電気料金メニュー(eタイム3〔Sプ ラン〕〔Mプラン〕)や、会員制Webサービス「ほくでんエネモール」を導入するなど、サービ スの拡充に取り組んできたが、当社から他事業者への契約切替件数は増加傾向にあり、厳しい競争 状況となっている。

○ 現下の競争環境を踏まえ、さらなる契約切り替えに歯止めをかけるとともに、既に他社へ切り替え られたお客さまにも、あらためて当社をご選択いただけるよう、競合する他社にも対抗可能な料金 メニュー(エネとくLプランB・C、Web・eプラス)を用意し、この4月から適用を開始して いる。

○ 法人のお客さまには、引き続き、ほくでんグループ全体で「トータルソリューションサービス」を 提供するほか、省エネ診断を活用したコンサルティング実施、ヒートポンプ機器等のご提案など、

お客さまのニーズを捉えたきめ細かな営業活動を展開していく。

お客さまのご要望にお応えし、選択いただける取り組みを展開

低圧分野のお客さま 特別高圧・高圧分野のお客さま⑤

➢ほくでんグループによる、電気事業にとどまらない 「トータルソリューションサービス」の提供

➢個別のお客さまへの最適メニュー提案

➢パソコン上で月々の使用量や料金実績を確認できる 「WEB料金実績照会サービス」の提供開始

➢省エネ診断を活用した設備運用・保守・更新に関する コンサルティング(要員増によるきめ細かな対応) ➢ヒートポンプ機器等のご提案

➢新たな電気料金メニューの導入 ①

・エネとくLプラン:電気の使用量が比較的多い方

がお得になるメニュー

・Web・eプラス :Web料金お知らせサービスへ の加入で毎月300円割引

・eタイム3プラス:スマート電化向け

➢北海道エア・ウォーター(株)との業務提携② ➢会員制Webサービス「ほくでんエネモール」③

の提供・拡充

(45)

ご家庭のお客さま向け料金メニュー

新たな電気料金メニューの導入①

対象 メニューの特徴 メリット

エネとくLプラン

(B,C)

一般の ご家庭・ 事務所向け

・毎月の使用量が400kWh以上

のお客さまにメリット ・従量電灯年間7,000B、40A円以上オトク、400kWh/月の場合

・従量電灯C、10kVA、1,000kWh/月の場合

年間32,000円以上オトク

Web・eプラス

(B,C)

・「Web料金お知らせサービス」

にご登録いただき、支払い方法 を「口座振替」か「クレジット 払い」にすると、

年間3,600円の割引

・従量電灯B、30A、230kWh/月の場合

年間3,600円オトク

eタイム3プラス

スマート電化

向け ・ヒートポンプ暖房等に、新しく割引料金を設定 → 冬期間(12月~3月分)の

電力量料金から10%を割引

・現在のeタイム3よりも、スマー

ト電化がよりオトク

・スマート電化住宅の場合

(契約容量12kVA、11,961kWh/年)

⇒従来のeタイム3より

年間15,000円以上オトク

【機器の前提】

温水セントラル暖房(ヒートポンプ式) エコキュート

IHクッキングヒーター

・2017年4月1日より、電気の使用量の多いお客さま向けの「エネとくLプラン」、

(46)

「ほくでんエネモール」 ポイント会員のお客さま

新たなサービスで獲得できるポイント

(どちらのポイントを獲得するかお選びいただける)

いずれかを年間

360ポイント

または

「電気」と「LPガス」を両方ご利用のお客さま

電気

2

LPガス

(会員登録)

合計すると、

年間

,

000ポイント以上

を獲得できる

北海道エア・ウォーターグループの LPガスをご利用中のお客さま

サービスご利用状況に応じて

年間

,

200ポイント

程度 LPガスのご利用状況に応じて年間

600ポイント

程度

北海道エア・ウォーター(株)との業務提携

(47)

・電力小売全面自由化を迎え、新たに会員制Webサービス(サービス名称:ほくでんエネモール)を昨年

6月1日より開始。(今年3月末時点で約42,000会員)

・お客さまにお楽しみいただける各種コンテンツやおトクなポイントサービス等を提供しており、サイト ご利用状況に応じて年間約1,200ポイントが貯まる。

・貯めたポイントは他社ポイントへの移行や北海道のご当地商品、地域貢献へ利用できる。ポイント移行 先として北海道企業だけでなくauやJALとも提携しており、今後も移行先企業の拡大に取り組み、 お客さまにとってより魅力的なサービスとなるよう更なる充実を図っていく。

会員制Webサービス「ほくでんエネモール」の提供・拡充

暮らしや北海道各地域の情報を知る ポイントを貯めて使う

暮らしに役立つ情報として、北海道の人気月刊情

報誌「HO[ほ]」、「O.tone[オトン]」、および「北海

道じゃらん」と連携し、道内各地域の飲食店の紹

介、話題の家電製品紹介、および子ども連れでの

おススメお出かけ

スポットを紹介する

記事を毎月展開。

貯めたポイントは、お買い物やチャリティーに活用できる。

サイト内でのイベントへ参加する 電気の使い方がわかる

アンケートや、写真・

コメント投稿を募集するなど、

サイト内でお客さま参加型の

イベントを随時開催。

「Web料金お知らせサービス」

毎月の電気ご使用量や料金などを

インターネット上で確認できる。

過去24か月のご使用量をグラフで

北海道の ご当地商品と 交換

地域団体への チャリティー 利用

(48)

スマート電化の採用促進に向けた活動

・社会的な省エネルギーに対する関心の高まりを踏まえ、「お客さまの視点に立った最適なエネル ギーシステム・サービスの推奨」を基本として、電気の効率的な利用方法の提案および省エネル ギーや低炭素化に資する「エコキュート」・「あったかエアコン(寒冷地向け暖冷房エアコン)」 等のスマート電化(※)のPRを中心とした販売活動を行っていく。

・家電量販店の店舗内で、「スマート電化」と会員制Webサービス「エネモール」のPRイベントを実施。

・厳寒の北海道でも十分な暖房能力を発揮する「あったかエアコン」や、ヒートポンプ式電気給湯機である 「エコキュート」「ネオキュート」などのスマート電化機器を積極的に紹介。

スマート電化PRイベントの開催

新料金メニュー「eタイム3プラス」のPR

・省エネに資するスマート電化推進の観点から、ヒートポンプ暖房等を利用されるお客さま向けのメニューを 新たに設定。

・新築や新規機器設置顧客をターゲットとした広告(住宅雑誌等)や、サブユーザーイベント(スマート電化 住宅の内覧会等)を活用してメニューPRを実施。

※ 「スマート」は、一般的に機器などを「賢く使う」イメージの言葉として浸透していることから、「エコキュート」や 「暖房用エアコン」などのヒートポンプ電化機器および「IHクッキングヒーター」の省エネルギー・高効率をわかりや

(49)

・お客さまの建物の状況に応じてエネルギー量やコスト、CO2

排出量などを試算のうえ、お客さまに最適なプランをご提案。 ・省エネ診断サービスなどの増員により、サービスを向上。 ・ほくでんグループの「トータルソリューションサービス」の

紹介を実施。

・新たにWebサービス「WEB料金実績照会サービスe-assist」

を4月より開始。

法人のお客さまへの営業活動

・ご使用状況に応じた契約内容見直し等による省コスト提案や、ヒートポンプ機器の導入等による 省エネルギー提案等、お客さまのニーズに沿った営業活動を展開していく。

・また、ほくでんグループでは、電気事業のみならず「省エネ促進」、「自然エネルギー・環境」、「土木・ 建築」、「資機材調達」、「ビジネスサポート関連」等様々な分野でお客さまのビジネスをサポートして おり、ほくでんグループ一体となって「トータルソリューションサービス」を提供していく。

<WEB料金実績照会サービスの概要>

法人のお客さまへのご提案

電気料金や過去のご使用実績をWEBでご確認いただけるサービスを提供。ご使用量の見える化で、コスト

(50)

(空白)

(51)
(52)

事業領域の拡大

・当社は、昨年度の経営計画において、成長戦略の展開に向けて事業領域の拡大を目指すこととし、 北海道外での電力販売および道内でのガス供給事業を展開していくこととした。

・北海道外での電力販売および電源保有については、昨年10月、「首都圏エリアでの電力販売の開

始および福島県・相馬港における天然ガス火力発電事業への参画」について公表。首都圏エリア での電力販売については、既にこの4月より複数のお客さまへ電力の供給を開始している。

・道内でのガス供給事業については、本年4月に、エア・ウォーター㈱および岩谷産業㈱と、道内で

のLNG供給事業に関する業務提携について基本合意し、事業開始に向けた営業活動を開始した。

・今後も事業領域の一層の拡大を図り、「総合エネルギー企業」として、お客さまへ貢献し続けら れるよう取り組んでいく。

<事業領域拡大のイメージ>

首都圏販売部を新たに設置し、

営業活動を積極的に展開。

北海道外での電力販売

石狩LNGタン ク等完成を見据え

お客さまへの営業活動を開始し、

事業を展開していく。

道内でのガス供給事業

その他にも、グループの技術・ノウハウを

活用できる事業案件を発掘していく。

北海道内での電気事業

(ほくでんグループの基盤となる 事業)

周辺事業の展開( 省エネ提案、ESCO、再エネなど) 事業エリア

の 拡大

事業分野

の 拡大

(53)

首都圏エリアでの電力販売の開始

・2016年4月から「電力の小売全面自由化」が開始。

・当社はこの環境の変化を自らが成長する機会ととらえ、昨年11月より首都圏エリアにおいて電力

販売を開始。本年4月には新たに「首都圏販売部」を設置し、営業体制を強化。

・厳しい環境下にはあるが、精力的に営業活動を進め、着実に成果を積み上げていく。

・販売する電力については、当面は道外で調達することとし、道内での安定供給を前提に泊発電所 再稼働後の自社電源活用にも取り組んでいく。

首都圏エリアでの電力販売の概要

対象とするエリア

首都圏エリア

栃木県・群馬県・茨城県・埼玉県・東京都・千葉県・神奈川県・山梨県・ 静岡県(富士川以東)

※ 離島供給約款が適用されている地域は除く。

対象とするお客さま

特別高圧・高圧のお客さま

※ ご家庭など低圧のお客さまについては、特別高圧・高圧分野でのお客さま獲得状況や、 他社の低圧分野での競争状況や顧客獲得状況などを踏まえて検討する。

首都圏にて高圧・特別高圧で電気をお使いの方は、こちらへお気軽にご連絡ください

(54)

福島県・相馬港における天然ガス火力発電事業への参画

・当社は、昨年10月、2020年春の商業運転開始を目指す「福島県・相馬港における天然ガス火力発電

事業」への参画を決定。

・将来にわたり、約10万kWの自社電源を道外で確保。首都圏エリアでの電力販売において、最大限に

活用していく。

本発電事業の実施主体

福島ガス発電株式会社

○事業パートナーと出資比率

石油資源開発株式会社 (33.0%) 三井物産株式会社 (29.0%) 大阪ガス株式会社 (20.0%) 三菱ガス化学株式会社 ( 9.0%) 北海道電力株式会社 ( 9.0%)

福島天然ガス発電所 概要

名 称 福島天然ガス発電所

建設予定地

福島県相馬郡新地町 相馬港4号埠頭 ※ JAPEX相馬LNG基地隣接地

動力および発電方式 ガスタービンおよび汽力(コンバインドサイクル方式)

燃 料

天然ガス(LNGを気化)

※ 隣接するJAPEX相馬LNG基地へLNGの気化と天然ガスの供給を委託予定

発電規模 118万kW(59万kW発電設備×2基)

今後の予定

2017年 夏 建設工事着工 ※ 環境アセスメントなどの手続き終了後 2019年 秋 試運転開始

2020年 春 商業運転開始(59万kW) ※ 118万kW規模は同年夏以降

(55)

道内での

LNG

供給事業の概要(

LNG

の流れ)

当社LNGタンクの完成予定 No.3タンク:2018年 8月 No.4タンク:2020年10月

当社所有の

LNG

タンク

(石狩

LNG

基地内に建設中)

工場などのお客さま

LNG

の調達

石狩湾新港発電所

LNG(天然ガス)の流れ

電気の流れ

23万kl×2基

LNG

: :

お客さまのニーズに応じてガスと電気の双方をお届け

電気

・LNG供給事業では、提携先2社(エア・ウォーター㈱および岩谷産業㈱)が準備するタンクローリー

にLNGを積み込み、お客さまのLNGの受入れ設備へ輸送する、いわゆる「液売り」を行う。

(56)

当社

提携先

お客さま

当社

提携先

お客さま

当社によるお客さまへの販売

提携先

2

社によるお客さまへの販売

LNG卸供給 LNG払出し

卸供給契約 輸送委託契約

LNG供給契約

LNG 輸送・販売

LNG供給契約

LNG輸送

電力販売 LNG・電力販売

営業面での協力

LNG

供給事業における役割分担のイメージ

○LNG供給事業における、当社と提携先2社(エア・ウォーター㈱および岩谷産業㈱)との役割分担の

イメージは、以下のとおり。

・当社から提携先2社にLNGの卸供給を行い、この2社がお客さまに輸送・販売。【左図】

・当社から直接、お客さまに販売する場合には、LNGの輸送に加え、お客さまへのサテライト設備

(LNGの受入れおよび貯蔵・気化設備)やガスの効率的な利用方法に関するご提案等、両社から営

(57)

泊発電所の再稼働に向けた取り組み

参照

関連したドキュメント

点検方法を策定するにあたり、原子力発電所耐震設計技術指針における機

2017年 2月 9日 発電所長定例会見において、5号炉緊急時対策所につい

企業会計審議会による「固定資産の減損に係る会計基準」の対象となる。減損の兆 候が認められる場合は、

添付資料 1.0.6 重大事故等対応に係る手順書の構成と概要について 添付資料 1.0.7 有効性評価における重大事故対応時の手順について 添付資料

これらの状況を踏まえて平成 30 年度に策定した「経営計画」 ・

既存設備を最大限に活用することによる空き容量の確保 発電抑制装置の設置 0.2 0.1 ノンファーム型接続への対応 0.8 1.8

2014年度 2015年度 2016年度 2017年度 2018年度 2019年度 2020年度

The Tokyo Electric Power Company, Inc.. All Rights