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行 政 視 察 等 報 告 書
平成29年6月19日
長野市議会議長 小 林 義 直 様
報告者氏名(代表)
農林業振興対策特別委員会 委員長 岡 田 荘 史 ○印
この度、行政視察をしましたので、その概要について下記のとおり報告いたします。
記
1 視察区分 農林業振興対策特別委員会行政視察
2 視察者氏名 岡田 荘史、望月 義寿、寺沢さゆり、田中 清隆、小林 治晴、 阿部 孝二、西村 裕子、つげ 圭二、黒沢 清一
3 随 行 者 書記 中澤 由樹
4 視察期間 平成29年4月17日(月)
5 視察先及び視察事項
視 察 先 視察日時 視 察 事 項
か ぶ ち ゃ ん 電 力 株 式 会 社 「 か ぶ ち ゃ ん 村 森の発電所」
【飯田市】
4月17日(月) 午後零時30分
(1) 小型木質バイオマス発電所について
飯 伊 森 林 組 合 「 飯 伊 木材流通センター」
【下伊那郡喬木村】
4月17日(月) 午後2時
(1) 南信州木づかいネットワークについて
(2) 製材施設「ほうりん」及び南信州の木について
2 6 調査概要
月日
視 察 地
(市町村名等)
考 察
(所感、課題、提言等) 4/17
(月)
かぶちゃん電力 株式会社「かぶ ちゃん村森の発 電所」
【飯田市】
飯 伊 森 林 組 合
「飯伊木材流通 センター」
【 下 伊 那 郡喬 木 村】
【小型木質バイオマス発電所について】
[概要]
・導入年月:2015年5月
・型式:MBIO₋ 360
・規模:360kW
・投入燃料:間伐材チップ
・発電効率:約25%
・運転時間:24時間
・稼働日数:330日(稼働時間:7,920時間)
・ 排 熱 利 用 : 燃 料 用 チ ッ プ の 乾 燥 、 い ち ご ハ ウ ス 栽 培 ( 未 実 施)
・チップ使用量:11t/日(3,630t/年)
・年間発電量:2,851,200kW(792世帯分の電力 を賄える)
・排出炭数量:220kg/日(72.6t/年)
・水使用量:140ℓ /ℎ (3,360ℓ /日、1,108, 800ℓ /年)井水、雨水も使用
[考察]
「かぶちゃん村 森の発電所」は、ガス化による木質バイオマ ス発電としては県内初の施設である。地元の間伐材チップを燃料 として利用し、高温で加熱することにより発生するガスをエンジ ン内で燃焼させ発電する。発電工程で発生する熱はチップヤード に送り使用前のチップを乾燥させ、炭は土壌改良材として利用す る。冷却に必要な水も雨水を多く使用するなど、循環型の再生可 能エネルギーによる発電施設であった。
【南信州木づかいネットワークについて】
[概要]
飯田下伊那地域には、木材関連産業における突出した事業体が ないことから、2008年、飯伊森林組合が自ら構想し、素材生産者
・製材業者・建築業者・工務店・設計者・行政関係者に呼びかけ て「南信州木づかいネットワーク」を組織した。地域の86%を占 める豊富な森林資源を有効活用・主体的に管理し、地域材利用を 単 な る 貨 幣 価 値 で は な く 環 境 価 値 と し て 捉 え 発 信 す る こ と に よ り、会員同士の連携により地域内循環経済を構築することを目的 とする。
[考察]
核となる製材施設「ほうりん」や、建築現場のニーズの変化を 捉え、きめ細かな顧客対応を実現するプレカット工場を設置する など、積極的な取り組みを進めているのが印象的であった。森林 資源を守り、有効活用し、地域経済を発展させるために、環境価 値 を 重 視 し 、 森 林 認 証 を 取 得 す る な ど 、 先 進 的 な 取 り 組 み で あ り、参考になった。
【製材施設「ほうりん」及び南信州の木について】
[概要]
品質管理の行き届いた製材品を適時適切に供給できる体制をつ
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くるため、飯伊木材流通センター内に製材施設「ほうりん」を設 置。経営 は、木材事業者3者と 飯伊森林組合が出 資した(株)飯伊 が行う。生産品目は、ヒノキ・スギ柱材・板類・ラミナを主体と する。生 産規模は、製品4,430㎥。製品の名称を 「南信州の木」 とし、CoC認証を取得。
[考察]
「南信州木づかいネットワーク」と同様、林業のおかれた厳しい 状況の下で地域の森林資源を守り、有効活用し、地域経済を発展さ せるため、製材事業者と協議の上、製材施設「ほうりん」を設置し た。伐採から製材まで行うことにより、森林認証を取得できる高品 質の木材を供給することが可能となった。価格競争に巻き込まれず に再生産可能な森林経営を行うには森林認証が重要であることを再 認識した。