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見明川中央歩道橋耐震補強工事(弁天四丁目13番地先~舞浜三丁目28番地先) 工事監査|浦安市公式サイト

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全文

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浦 監 第 1 0 号 平 成 23 年 4 月 27 日

浦安市監査委員 杉 山 元 三 同 黒 田 レイ子

同 秋 葉 要

平成 22 年度工事監査の結果報告の公表について

地方自治法第 199 条第5項の規定により実施した工事監査の結果の報告を決定 したので、同条第9項の規定により別紙のとおり公表します。

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平成 22 年度工事監査の結果報告書

1.監査対象工事

見明川中央歩道橋耐震補強工事(弁天四丁目 13 番地先∼舞浜三丁目 28 番地先)

2.監査対象部課

都市整備部 道路管理課 財務部 契約課

3.監査の実施日

平成 22 年 12 月 21 日( 火)

4.監査の観点及び方法

見明川中央歩道橋耐震補強工事について、計画・設計・積算・契約・施工・維 持管理等が適正かつ効率的に行われているかを主眼に関係資料の提出を求め書 類を調査するとともに、各担当者から説明を聴取し、また、工事現場において施 工状況等の調査を行った。

なお、工事監査は、工事技術に関する専門的知識を必要とするため、特定非営 利活動法人建設技術監査センターと工事技術監査業務委託を締結し、技術士の派 遣を求め実施した。

5.工事の概要

「平成 22 年度浦安市工事監技術監査業務報告書」のとおり。

6.工事監査結果

見明川中央歩道橋耐震補強工事(弁天四丁目 13 番地先∼舞浜三丁目 28 番地 先)は、適正に行われていると認められた。

工事監査の詳細については、別紙「平成 22 年度浦安市工事技術監査業務報告 書」のとおりである。

(3)

2

平成 22 年度

浦安市工事技術監査業務報告書

調査実施日:平成22年12月21日

特定非営利活動法人 建設技術監査センター

(4)

3

目 次

はじめに・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2

Ⅰ.工事監査技術調査業務の概要・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2

Ⅱ.工事監査技術調査業務の実施要領・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4

Ⅲ.工事監査技術調査業務の実施結果・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6

1.計画・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6

2.設計・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6

3.積算・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・ 7

4.入札・契約・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8

5.施工・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9

6.その他・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9

Ⅳ.総合評価と提言事項 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10

1.工事技術監査の総合評価 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10

2.提言事項 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 11

(5)

4 はじめに

本報告書は、平成 22 年 12 月 21 日に行われた見明川中央歩道橋耐震補強工事に係 る技術調査業務の結果について取りまとめたものである。

本工事の概要と調査実施概要について述べた後、調査結果と所見を述べる。調査は、 建設部門の3人の技術士が専門技術者の立場で実施した。

Ⅰ.工事監査技術調査業務の概要

1 . 対 象 工 事 名 称

見明川中央歩道橋耐震補強工事(弁天四丁目13番地先∼舞浜三丁目28番地先)

2 . 調 査 実 施 日

平 成 22年12月21日 ( 火 )

3 . 調 査 場 所

浦 安 市 役 所 第3庁舎2階会 議 室 及 び 当 該 工 事 現 場

4 . 出 席 者

( 1 ) 監 査 執 行 者

代 表 監 査 委 員 杉山 元三 監 査 委 員 黒田 レイ子 監 査 委 員 秋葉 要

監 査 委 員 事 務 局 事務局長 柏木 通治 主 幹 宮木 規男 副 主 幹 岡本 佳久 副 主 査 柿島 恭子

( 2 ) 業 務 実 施 技 術 士

特 定 非 営 利 活 動 法 人 建 設 技 術 監 査 セ ン タ ー

主審査員 五艘 章 技術士(総合技術監理・建設部門/施工)

公共工事品質確保技術者、一級土木施工管理技士 CEAR 環境マネジメントシステム審査員補

審 査 員 皆川 勝 技術士(建設部門/鋼構造及びコンクリート) 工学博士、東京都市大学工学部都市工学科主任教授 審 査 員 大槻 桂三 技術士(機械/機械加工、生産技術)、一級生産士

CEAR 環境マネジメントシステム審査員補

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( 3 ) 監査対象部局等

都市整備部 部 長 筧 尚行 次 長 宇田川 義治 都市整備部道路管理課 課 長 宇田川 豊

主 幹 露木 孝慈 工務係長 前田 正成 副主査 森田 勝義

主 事 赤木 誠 財務部契約課 課 長 露木 智広

契約係長 峯村 孝弘 設計・管理

株式会社高島テクノロジーセンター 古中 仁 施工業者

ライト工業株式会社 現場代理人 郡司 勇

5.対象工事の概要

( 1 ) 建 設 工 事

工事名称 見明川中央歩道橋耐震補強工事

工事場所 浦安市弁天四丁目 13 番地先∼舞浜三丁目 28 番地先

事業目的 道路橋示方書(平成 14 年)に基づき、橋梁の耐震補強(落橋 防止システムの設置)を実施する事業であり優先度は高い。 工事規模 沓座拡幅構造設置 2組

落橋防止構造設置 2組

橋面補修工(防水層設置 + 舗装) 153 ㎡ 塗装塗替工(重防食系塗装) 1676 ㎡ 進 捗 率 12 月 21 日 現 在 : 約 90%

( 2 ) 建設工事契約

工 期 平成 22 年 6 月 22 日∼平成 23 年 1 月 17 日 契約金額 23,677,500円

請負業者 ライト工業株式会社

( 3 ) 調査設計業務契約

委託名称 橋梁耐震補強実施設計業務委託(その6)

設計概要 見明川中央歩道橋、河口橋、吹上橋(上り・下り)の耐震補強及び 補修設計

期 間 平成 19 年 5 月 21 日∼平成 20 年 3 月 31 日 契約金額 6,526,800円

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Ⅱ. 工事監査技術調査業務の実施要領

技術調査は、工事関係者(発注者、設計者、施工業者)との面談・質疑応答及 び工事現場の施工状況の確認により行った。

調査内容は、主に下記の 2 項目である。

(1)工事関係書類及び工事施工状況の確認

(2)計画、設計、積算、契約、施工、検査等の適切性、経済性、効率性、有効性 等についての確認及び工事の監理状況の確認

1.調査基本方針

(1)「浦安市工事技術監査業務委託仕様書」に基づき、技術面を中心とした調査を 行い、設計・入札・施工管理に関する調査結果の報告を行う。

(2)調査に際して、工事関係者との面談や工事関係書類及び工事施工状況を確認 し、工事における計画、設計、積算、契約、施工、検査等が適切に行われて いるか否かを調査する。また、最近、社会的に関心が高まっている安全・環 境保全についても調査を行う。

(3)事前に提供された工事関係資料を基に調査担当技術士が作成した質問書に基 づき、工事関係者との質疑応答により調査を行う。

2.調査内容

工事技術調査の具体的内容は、以下のとおりである。

(1)計 画 事業目的、工事概要、関係機関や事業者との協議内容、地元住民 への説明・協議内容、工期の設定等

(2)設 計 設計での配慮内容、適用法令及び基準、設計図書(仕様書・図面・ 設計内訳書等)の内容、工期設定の検討資料、コスト削減に配慮 した内容、リサイクル等環境への配慮、バリアフリー対応、歩行 者への安全性の配慮等

(3)積 算 適用積算基準の書類名、数量・金額の積算根拠等

(4)契 約 工事請負契約、業者選定資料、落札率等

(5)施 工 官庁への届出、施工計画、作業手順、施工体制台帳、施工図、各 種検査の記録、現場の安全管理、周辺住民への工事災害対策、品 質管理、工事記録写真、日報、環境に配慮した施工等

(6)維持管理 長期的視点及び経済性への配慮、保守点検への配慮等

(7)そ の 他 市内全体の橋梁の劣化状況、橋梁長寿命化修繕計画策定の方針等

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7 3.主な調査資料

書類調査にあたり、確認・説明を受けた主な資料は以下のとおりである。

(1)工事概要書

(2)設計委託標準仕様書・同特記仕様書

(3)耐震補強設計書

(4) 設計図書一式(設計図、特記仕様書)

(5) 積算関係書類

(6) 単価作成基準

(7)工事請負契約関係書類

(8)工事工程表

(9)下請け通知書

(10)施工計画書

(11)施工体系図

(12)工事打合せ記録簿

(13)安全管理書類

(14)品質管理書類

(15)試験・検査記録

(16)産業廃棄物関係書類

(17)工事記録写真

4.技術調査スケジュール

(1)事前調査

日 時 平成 22 年 11 月 26 日(金)1時∼4時

(2)調査当日のスケジュール

日 時 平 成 22 年 12 月 21 日 ( 火 )

9 時 00 分 ∼ 9 時 10 分 出席者紹介 9 時 20 分 ∼ 12 時 00 分 書類審査等

13 時 30 分 ∼ 14 時 45 分 現場確認

15 時 00 分 ∼ 15 時 20 分 技術士講評打合せ他

15 時 20 分 ∼ 15 時 30 分 監査委員・技術士・事務局打合せ 15 時 30 分 ∼ 15 時 45 分 講評

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Ⅲ. 工事技術調査業務の実施結果

1.計画

(1)本工事の目的と経緯

浦安市の橋梁耐震補強事業は、市民の安全・安心のまちづくりの重要施策と して毎年実施されている。平成7年の兵庫県南部地震により橋梁が甚大な被害 を受けたことから、平成10年度に「橋梁維持基本計画」を策定し、緊急輸送路 や災害時の避難場所への通路となっている橋梁等を調査し、その重要度を点数 制でランク付けしている。その後、橋梁維持点検業務委託により劣化状態を見 極めながら橋梁の重要度と維持点検結果等を総合的に判断し、順次、工事を実 施している。

見明川中央歩道橋は、弁天と舞浜を結ぶ市民の生活道路、学童の通学路、地 震時の避難通路・救助活動に重要な役割を担っている。平成2年10月に千葉県 企業庁により建設され、現在、維持管理は浦安市に移管されている。本歩道橋 は完成後20年を経過し、橋面のタイル破損や地覆の腐食等、劣化が著しく、事 業優先度は全橋梁中で19番目にランクされており、平成22年度の耐震補強・維 持補修工事として施工中である。

本工事は、何時発生しても不思議ではないと言われている首都圏直下型地震 に備え、橋梁上部工の耐震補強(落橋防止システムの設置)と共に橋梁の塗替 塗装や鋼材の維持修繕を行うものであり、適切であると評価する。

(2)計画の内容

工事の目的に適う優先度の高い工事であり、現時点での耐震補強工事は LCC

(ライフサイクルコスト)の低減の観点からも高く評価できる。見明川中央歩 道橋は、千葉県企業庁で建設したものを浦安市が引継いだものであり、設計図 の精査・検討、現状調査、地質調査等を行い、耐震補強計画が立案されている。 河川管理者である千葉県と協議を行い、施工に伴う河川の一時占用区域、架設 吊足場を決め、近隣の住民、小学校、幼稚園等に事前に工事説明を行ってから 工事に着手している。工事は事業計画と整合性があり、関係部署における工事 計画・施工時期・入札に関する決裁手続きも適正に行われている。

2.設計

(1)機能・効率性・経済性について

落橋防止システムは、機能と有効性に配慮し、「沓座拡幅構造」や「落橋防止 構造」を上部工に設置する構造を採用している。また、既設の「落橋防止装置」 を「変位制限構造」として設計に反映することで、経済性に配慮している。

(2)設計基準等の整備状況及びその運用

設計に採用した基準は、「道路橋示方書・同解説(平成 14 年 3 月版)」、「道路 構造令の解説と運用(平成 16 年 2 月版)」、「鋼道路橋塗装・防食便覧(平成

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17 年 12 月版)」等、設計時における最新版を使用しており、適切に行われて いる。

(3)設 計 図 書 ( 特 記 仕 様 書 、 図 面 、 設 計 内 訳 書 ) の 承 認 経 過 と 記 録 の 確 認 設 計 図 、 特 記 仕 様 書 、 条 件 明 示 、 積 算 等 に つ い て 都 市 整 備 部 に お い て 適 正 に 確 認 ・ 承 認 ・ 押 印 さ れ て い る こ と を 確 認 し た 。

(4)工 期 の 設 定

千 葉 県 の 積 算 基 準 に 記 載 さ れ て い る 工 期 算 定 式 に よ り 設 定 し て い る 。 適 正 に 工 期 設 定 が 行 わ れ て い る 。

(5)コ ス ト 縮 減 ( 維 持 管 理 費 、 ラ イ フ サ イ ク ル コ ス ト )

将来の維持管理に配慮した設計が行われていることを評価する。

① 雨水が垂れ、劣化の進行が早いと思われる部分(主桁の下フランジ、地覆 の下端)の下塗り塗装を一層増やし て い る。

② 塗 膜 系 防 水 と シ ー ト 系 防 水 の 耐 久 性 を 比 較 検 討 し シ ー ト 系 防 水 を 採 用 し て い る 。

③ 地 覆 は 、 劣 化 の著しい箇所のみ補修を実施している。

④ 「落橋防止構造」と「沓座拡張構造」の鋼材に溶融亜鉛メッキ加工を施し、 耐久性を向上させて い る。

(6)歩 行 者 、 高 齢 者 、 障 害 者 へ の 配 慮

橋 面 の す べ り 抵 抗 値 を 4 0 以 上 と す る こ と で 安 全 性 を 向 上 さ せ て い る 。

(7)環 境 ・ 景 観 へ の 配 慮

市の景観条例に基づき景観委員会において「橋梁の塗装・色彩に配慮」し、 周辺環境に溶け込む自然な色彩を採用している。

(8)設 計 全 般

現地調査を重視し、橋面タイルの浮き、床版下面への水漏れに対応して既設 タイル舗装を撤去し、防水シートと塗装式カラー舗装の採用により耐久性を向 上させて い る。現場調査を活かした設計内容と設計姿勢を評価する。

3.積算

積算は事業目的に則り、経済的になされていると評価する。主な確認事項は、 以下のとおりである。

(1)準拠した基準等

千葉県の橋梁架設工事の積算基準と積算単価が入った積算システムを使用し ている。担当者が積算した設計書は、係長、課長補佐、主幹、課長、次長、部 長に決裁を取っている。千葉県の単価にない場合は、「建設物価:(財)建設物 価調査会」及び「積算資料:( 財) 経済調査会」を参考にしており、適正である。

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( 2 ) 積算数量と計算書の数量合致と価格の妥当性の検討

特殊な工法、材料は使用せず、数量は複数の担当者がチェックする体制を取 っており、適正である。

( 3 ) 諸経費(共通仮設費・安全対策費等)の計上

施工条件を明示し、実費の積み上げ方式で計上しており、適正である。

4.入札・契約

入札・契約に関する資料は、全て適正に整備されており、業者選定も適正に行わ れていると判断する。工事入札と設計業務入札の結果を以下に示す。

( 1 ) 工事入札

指名競争入札により下記の6社を指名、4 社が辞退した。最低入札金額を提 示した業者の落札率は94%である。

工事入札結果 (税抜き 単位:円)

業者名 入札金額 業者名 入札金額

化工建設㈱ 23, 640, 000 日本ライナー㈱ 辞退 ショーボンド建設㈱ 辞退 ㈱ピーエス三菱 辞退

㈱住軽日軽エンジニアリング 辞退 ライト工業㈱ 22, 550, 000 設計金額=25, 200, 000 円( 税込み) 落札金額=23, 677, 500 円( 税込み)

(2)設計業務入札

見明川中央歩道橋を含む河口橋、吹上橋(上り・下り)の4橋の耐震補強及 び補修設計業務である。劣化した橋梁の耐震補強・改修設計業務は、経験と詳 細な現地調査に基づく的確な設計提案能力を必要とする業務である。指名を受 けた6社が全社応札している。

調査・設計業務入札結果 (税抜き 単位:円)

業者名 入札金額 業者名 入札金額

㈱高島テクノロジーセンター 5, 400, 000 ㈱近代設計 6, 100, 000

㈱東光コンサルタンツ 5, 700, 000 ㈱協和コンサルタンツ 5, 600, 000

㈱日本水工コンサルタント 6, 100, 000 開発虎ノ門コンサルタント㈱ 5, 770, 000 設計金額=5, 985, 000 円( 税込み) 落札金額=5, 670, 000 円( 税込み)

(3)電子入札システムの導入と談合防止について

電子入札は、平成 16 年度から実施している。談合防止については、浦安市談 合情報対応マニュアル、入札情報漏えい対応マニュアルに基づき浦安市公正入 札調査委員会で談合情報に対応するシステムを運用している。談合防止の取り 組みを評価する。

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11 5.施工

(1)工事に必要な諸官庁への提出書類

道路使用許可、特定建設作業(騒音・振動)の届出、河川管理者との協議など、 適正であることを確認する。

(2)施工計画書、工期の設定

施工計画書の内容及び工期の設定は、適正であることを確認する。

(3)工事の施工体制と下請け契約関係書類

下請け発注総額は 3, 000 万円以下であり、施工体制台帳は必要がない工事で ある。

一括下請け、重層下請けはない。また、現場常駐責任者の主任技術者資格者 証の携帯を確認した。適正である。

(4)発注者へ提出する書類、打合せ記録簿の管理

工事着工届け、現場代理人届け、承認図、日報、月報、発注者との打合せ記 録、立会検査記録、試験成績表、安全管理資料・記録などは、整備されている。

(5)安全管理

労働安全マネジメントシステムによる安心・安全職場の形成を目指している。 毎朝のKY(危険予知活動)に始まり安全施工サイクル(点検・巡視・教育他) に取り組み、無事故で工事が行われていることを評価する。

(6)建設副産物へ対応

マニュフェストを使用して適切に行っていることを評価する。

6.その他

(1)環境への取組み

現場では、再生アスファルト、リサイクルドレーン管などのグリーン調達に 取り組んでおり、評価する。

(2)橋梁継ぎ手部分の変形

本橋梁は、上下のフランジに鋼管を使用し、それを結ぶウエブに鉄板を使用 した事例の少ない特異な構造である。橋梁は分割製作され、現場溶接により一 体化したものである。そのウエブの継ぎ手部分に微妙な光の加減でしか発見で きない程度の変形・はらみ(2∼3mm位)が見られるが、構造的には問題な い程度であると考える。

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Ⅳ.総合評価と提言事項

1.工事技術監査の総合評価

本調査は、見明川中央歩道橋耐震補強工事について、工事目的と決定経緯、設 計基準・資料等の整備状況と運用、設計書、 積算、工事施工計画と工程、各種 検査・材料試験等の実施状況等の技術的事項を重点的に実施した。技術調査の結 果は、以下のとおりであり、全体的に書類及び現場の各調査項目とも適正である と評価する。

( 1 ) 計画関係

① 浦安市の橋梁補修工事は、橋梁維持基本計画策定業務委託により劣化状態 を見極めながら、重要なところから順次、補強工事を実施している。本工事 の実施は、事業優先度も高く適切・妥当と評価する。

② 関係機関、地元住民との事前協議や事前説明は、適切に行われている。

③ 人の交通を確保しながらの工事であるが、工期も適切に設定されている。

( 2 ) 設計関係

① 適用された設計基準等は、適正に運用されおり、事業目的、法令や現場等 に適合し、経済的、かつ有効的な設計がなされていた。

② 地震時の落橋防止構造の安全性、耐久性・維持管理にも十分考慮されてい る。

③ 塗装材の選定も適切である。

( 3 ) 積算関係

① 適用した基準類は適切で、適正な運用がなされていた。

( 4 ) 契約関係

① 契約に関する必要書類は、適正に整備されていた。

( 5 ) 施工関係

① 工事施工計画は適切に作成され、工程計画も適切に設定されていた。

② 各種検査、材料試験等が適正に実施されていた。

③ 工程、品質、安全等の監理が適切に実施されていた。

( 6 ) 環境保全

① 施工中の周辺環境への配慮、廃棄物処理や環境基準関係書類の整備状況は 適切であった。

② 建設副産物の処理については、設計・積算段階から適切に見込まれており、 資源の有効活用が図られていた。

( 7 ) 書類・写真の整備

① 工事現場における施工や監理の各書類が整備されていることを評価する。

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13 2.提言事項

技術調査を通じて次のことを提言する。

(1)アセットマネジメントへの取組み

浦安市は、三方を海や河川に囲まれているが、幸い現時点では強い塩害は見 られない状況である。平成8年度から橋梁維持点検業務を実施してきたが、今 後も概ね5年に一度実施予定の橋梁維持点検の中で注意深く経過観察等を行っ ていきたいとのことであった。

また、橋梁アセットマネンジメントについては、橋梁の長寿命化を図ってい く上でも、予算の平準化を図り、全体事業費を低減していく上でも必要と考え られることから今後の導入に向けて取組みを進めていく予定であるとのことで あった。

アセットマネジメントについては、今後、浦安市の重点事業として計画的に 取り組まれることを提言する。

(2)技術者の教育・研修参加への取組み

行政に属する技術者は、公共事業の計画・設計・施工・維持の全てを担ってお り、その責任は重い。現場の状況に合った最適の技術力を駆使することが望ま れている。研修参加等、技術力の向上に向けた支援に今以上に取り組むことを 提言する。

(3)工事記録写真への日付記入

工事記録写真の日付記入は、工事の透明性を担保する重要な要素である。 現在、千葉県では義務付けられてはいないが、日付記入の狙いと効果を検討 され、浦安市写真管理基準の改定を提言する。

参照

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