平成15年度
市政アンケート調査
目 次
はじめに ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
第1章 要約 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1 市行政の中でどの施策を重点的にすすめてほしいか ・・・・・・・ 2 自由記入欄にみる具体的な要望内容について ・・・・・・・
第2章 調査の概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1 調査方法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2 調査項目 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3 集計対象者の特性 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4 武蔵野市の人口と構成比 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
第3章 重点的にすすめてほしい施策 ・・・・・・・・・・・・・・・・
1 全体 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2 性・年代別 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3 居住地区別 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4 各年度の比較 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
第4章 自由回答による意見・要望 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1 健康・福祉 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 健康増進施策の体系的推進 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 育児支援事業の充実 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 保健医療供給体制の強化 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 健康でいきいきとした生活の支援 ・・・・・・・・・・・・・・ 地域生活を総合的に支援する体制の整備 ・・・・・・・・・・・ 介護サービスの充実 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 福祉のまちづくりの推進 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
保健福祉施策実施推進体制の整備 ・・・・・・・・・・・・・・
2 教育・文化 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 子ども施策の充実 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 学校教育の充実 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 子どもたちの放課後時間の充実 ・・・・・・・・・・・・・・・ 青少年施策の充実 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 生涯学習・スポーツ施策の拡充 ・・・・・・・・・・・・・・・ 文化施設の整備 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 女性施策の展開 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
3 コミュニティ・市民生活・産業 ・・・・・・・・・・・・・・ 商工振興 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 農業振興 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 消費者活動への支援 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 都市・国際交流の推進 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ コミュニティの活性化 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 防災態勢の充実 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 環境浄化の推進 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4 環境・都市基盤 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 環境負荷が少ないまちづくり ・・・・・・・・・・・・・・・・ 環境との調和を目指した廃棄物対策 ・・・・・・・・・・・・・ 多様な主体の連携によるまちづくりの推進 ・・・・・・・・・・ 適正な土地利用の誘導 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 住宅政策の総合的推進 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 公共施設の計画的整備の推進 ・・・・・・・・・・・・・・・・ ハイモビリティ施策の推進 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 自転車対策の推進 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 防災・防犯まちづくりの推進 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 上下水道の整備と節水型都市構造への転換 ・・・・・・・・・・ 道路の整備 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 緑化の推進、水の涵養と自然の営みへの配慮 ・・・・・・・・・ 吉祥寺圏の整備 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 中央圏の整備 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 武蔵境圏の整備 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5 行・財政 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 時代のニーズに合ったサービス手法の展開 ・・・・・・・・・・ 行政の透明性の確保と市民参加 ・・・・・・・・・・・・・・・ 市政情報の提供と活用 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 健全な財政運営 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 効率的で柔軟な行政運営 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6 重点項目以外 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 市政一般 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 税金 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 議会 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ その他 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 非該当 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
第5章 調査結果−統計表− ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 表1 集計対象者性・年代別構成−地区別・町別− ・・・・・・・ 表2 重点的にすすめてほしい施策−性・年代別− ・・・・・・・ 表3 重点的にすすめてほしい施策−地区別・町別− ・・・・・・ 表4 自由記入による意見・要望−性・年代別− ・・・・・・・・ 表5 自由記入による意見・要望−地区別・町別− ・・・・・・・ −付−
(1)アンケート用紙様式
(2)武蔵野市町丁別世帯数及び人口 (3)武蔵野市年齢別人口
は じ め に
市では、市民のみなさまからのご意見をおききするために、昭和39年
度より毎年市政アンケート調査を実施しています。この調査は、「市政の
中で重点的にすすめてほしい施策」を調査項目として取り上げ、回答をい
ただいているものです。今回は、前年度に引き続き平成18年度までを計
画期間とする「武蔵野市第三期長期計画第二次調整計画」の施策体系の構
成に照応させた項目で調査を実施いたしました。
調査結果や自由回答欄でお寄せいただいたご意見・ご要望は、今後の市
政を計画的にすすめる上での、貴重な資料として活用してまいります。
これからも、市民のみなさまに今回のような調査だけでなく、様々な方
法により市政に積極的にご参加いただき「安全で住みやすい武蔵野市」を
つくりあげていきたいと思っております。
最後に、この調査にご協力をいただきました市民のみなさまに、心より
感謝申し上げます。
平成16年2月
第1章 要 約
このアンケート調査は、毎年、武蔵野市の全世帯を対象に実施しています。今年度も9月に実施 し、計7, 734通の回答がありました。アンケートの目的は次の二つです。まずこれまでと同じ「市 政のなかでどの施策を重点的にすすめてほしいか」という設問に対し、あらかじめ用意された項目 のなかから3つあげていただき、その回答から市民の要望を統計的にとらえることです。
次に、市民の要望の具体的な内容もこれまでと同様に自由に書いていただきました。この内容記 入の件数は上記のうち4, 219通でした。
両方の結果のあらましは次のとおりです。
1.市行政の中でどの施策を重点的にすすめてほしいか
市民の多くが行政に対して、積極的にすすめてほしいと望んでいる施策を第10位まであげてみます。
重点的にすすめてほしい施策第10位まで
第1位 『高齢者福祉の推進』
第2位 『安全な市民生活の確保』
第3位 『市民の健康』
第4位 『自転車対策の推進』
第5位 『廃棄物対策の推進』
第6位 『駅周辺の整備』
第7位 『緑の育成、水系の整備』
第8位 『子ども施策・青少年施策の充実』
第9位 『小・中学校教育の充実』
第10位 『交通システムや道路環境の整備』
… … 33. 1%
… … 29. 1
… … 26. 0
… … 24. 2
… … 22. 5
… … 19. 5
… … 18. 4
… … 16. 9
… … 14. 8
… … 14. 1
(1)全体として
■
高齢者福祉次いで市民生活の安全対策に高い要望
第1位の『高齢者福祉の推進』は、3人に1人の市民が回答している。第2位は『安全な市民生活 の確保』で、約3割の市民がすすめてほしいと望んでいる。第3位の『市民の健康』は、26%で4 人に1人が回答している。
(2)性・年代別にみると
■
行財政改革の推進は男性が、子ども施策・青少年施策の充実は女性が要望
男女間の回答比率に格差のある施策として、『行財政改革の推進』『子ども施策・青少年施策の充実』が あげられる。男性の方で関心の高い施策は『行財政改革の推進』であり、例年と同様の傾向である。『行財 政改革の推進』は男性だけでみると8番目に関心の高い施策であるが、女性では16番目と低くなってい る。他方、女性に関心の高い施策は『子ども施策・青少年施策の充実』であり、ほとんどの層、すなわち 20代から50代にかけて男性よりも回答の比率が上回っている。
性・年代間で回答比率の差のない施策としては、『安全な市民生活の確保』『廃棄物対策の推進』があげ られる。おのおのの施策に対する回答の傾向をみると、男性女性の各年代を通じて前者の施策が30%前 後、後者の施策が20%前後となる。
(3)居住地区別にみると
■
自転車対策の推進は東部地区、駅周辺の整備は西部地区が要望
昨年同様、東部地区で際立った回答として、『自転車対策の推進』があげられる。他の地区では1 0%後半から20%前半の回答比率にとどまるのに対し、東部地区では実に30%を超える。こうし た市民の回答は、吉祥寺駅周辺の駐輪場の整備に対する要望の表れとも考えられる。
西部地区において大きな関心を集める施策は『駅周辺の整備』であり、この回答傾向も例年と等し い。他の地区ではいずれも20%に満たないのに対し、武蔵境駅のある西部地区では30%を超える 回答となっている。
この他、北部地区では『住宅施策の推進』が他の地区に比べて高い回答比率を占め、例年同様注目 すべき傾向となっている。重点的にすすめてほしい施策の1位である『高齢者福祉の推進』について は地区別間の意識差がほとんど見られない。
(4)各年度の比較
■
安全な市民生活の確保に対する要求が高まる
前回のアンケートから『安全な市民生活の確保』を新たな質問項目として設定したが、本年度において は、昨年以上に生活の安全に対する要求が高まっている。さらに他の質問項目と比べても、『高齢者福祉の 推進』の次に重要な回答比率を占めるに至っている。
毎年上位にランクされる『高齢者福祉の推進』についてみると、今回も第1位の結果となっている。 高齢化社会を本格的に迎えつつある中、この回答傾向はしばらく継続するものと思われる。ただし、 『高齢者福祉の推進』を年度別に比較してみると、介護保険制度が本格的に始まった3年前よりは低下 しているが、市政の一項目として定着してきた感は否めない。
『安全な市民生活の確保』以外に順位の大きく上がった施策として、『市民の健康』『自転車対策の 推進』『災害に強いまちづくり』を指摘できる。『市民の健康』は高齢化社会に起因する側面もある ように思われる。『自転車対策』は、東部地区で重要視されていると前記に述べたとおり、早急に解 決しなければならない問題として認識されよう。また『災害に強いまちづくり』については、ここ数 年起こっている地震などの自然災害や人的な災害に反応した結果ともいえる。
2.自由記入欄にみる具体的な要望内容について
自由記入については、その内容に従って、武蔵野市第三期長期計画第二次調整計画における施 策体系の項目に当てはめて分類し、カウントしました。各項目は、分野・大項目・中項目まで分類 されていますが、ここでは、おおよその傾向をみるために、次表のように大項目別にまとめて回答 数の多い項目をあげてみました。
自由記入による具体的な要望内容第10位まで
第1位 自転車対策の推進 ・・・・・・・ (吉祥寺駅周辺/三鷹駅周辺など)
603件
第2位 ハイモビリティ施策の推進 ・・・・・・・ (ムーバスの展開/モビリティの向上など)
588
第3位 市政一般 ・・・・・・・
(感想/広聴など)
537
第4位 学校教育の充実 ・・・・・・・ (子供の学力と「生きる力」を伸ばす教育の推進/中学生の昼食など)
513
第5位 環境との調和を目指した廃棄物対策 ・・・・・・・ (資源循環型社会への転換/資源循環型社会ごみ処理システムの構築など)
468
第6位 道路の整備 ・・・・・・・ (歩行者にやさしい道づくりの推進/都市計画道路の整備など)
338
第7位 防災・防犯まちづくりの推進 ・・・・・・・ (建築物の耐震性の確保/防犯性の高いまちづくりの推進など)
280
第8位 緑化の推進、水の滋養と自然への営みへの配慮 ・・・・・・・ (公園の新設と拡充/緑の保全と緑化の推進など)
277
第9位 子ども施策の充実 ・・・・・・・ (保育サービス体制の充実/子育て支援環境の整備など)
245
第10位 効率的で柔軟な行政運営 ・・・・・・・ (行政の役割分担とアウトソーシング/事務事業の見直しなど)
183
第2章 調査の概要
1.調査方法
(1)調査対象者
武蔵野市内に居住する全世帯とする。世帯内の記入者については特に指定しないが、回答者 の性・年代および地区別の構成については「3.集計対象者の特性」で後述する。 対象となった世帯総数は平成15年9月1日現在の住民基本台帳で66, 725世帯である。
(2)調査方法
私製はがきによるアンケート方式とする。社団法人武蔵野市シルバー人材センターへの委託 によって、アンケート用紙(付録参照)を全戸に配布して記入をお願いし、記入済みのアン ケート用紙を郵送で回収した。
(3)調査期間
次の期間に調査を実施した。
配布: 平成15年8月22日∼8月31日 回収: 平成15年8月31日∼9月18日
(4)回収状況
配布したアンケート用紙およびその回収数などは次のとおりである。
配布数: 約66, 800通 回収数: 7, 734通
回収率: 11. 6%(回収数÷ 配布数) 集計対象者数: 7, 734通
なお昨年の回収数は8, 296通(回収率12. 7%)であった。
(5)集計・分析
2.調査項目
アンケート用紙は次の項目で構成されている。(付録参照) (1)重点的にすすめてほしい施策(20項目提示、3項目選択) (2)意見・要望(自由回答)
なお( 2) 自由回答の結果については次のように処理している。
○ 記入内容によって分類し、それぞれ件数を集計して本報告書の中で数字としてあげる。 ○ 主要な内容について本報告書の中で紹介する。
○ 全記入内容を分類ごとに関係する担当部課に回覧し、内容によっては具体的な処理を行う か、または記入者に回答する。
○ その一部は「市長への手紙」という扱い方で処理または回答する。
3.集計対象者の特性
集計対象者の特性別人数および構成比は次のとおりである。
表1
アンケート集計対象者特性別人数および構成比
注:数字の上段=人数
(1)性別 下段=構成比(%)
合 計 男 性 女 性 不 明 7, 734
100. 0
3, 298 4, 354 82 42. 6 56. 3 1. 1
(2)性・年代別
合 計
20代 30代 40代 50代 60代 70歳 不 明 以 下 以 上
計 7, 734 100. 0
593 1, 349 1, 124 1, 093 1, 328 2, 110 137 7. 7 17. 4 14. 5 14. 1 17. 2 27. 3 1. 8 男 3, 298
性 100. 0
223 446 408 407 672 1, 121 21 6. 8 13. 5 12. 4 12. 3 20. 4 34. 0 0. 6 女 4, 354
性 100. 0
370 897 713 684 654 986 50 8. 5 20. 6 16. 4 15. 7 15. 0 22. 6 1. 1
注1:20代以下には10代を含む。
(3)地区別
合 計 東部地区 中部地区 北部地区 西部地区 不 明 7, 734
100. 0
2, 599 2, 218 1, 159 1, 684 74 33. 6 28. 7 15. 0 21. 8 1. 0
(4)町別
合 計
吉祥寺 吉祥寺 吉祥寺 吉祥寺
東 町 南 町 御殿山 本 町 北 町 中 町 西久保 7, 734
100. 0
733 844 262 760 976 653 589 9. 5 10. 9 3. 4 9. 8 12. 6 8. 4 7. 6
緑 町 八幡町 関 前 境 境南町 桜 堤 不 明 505 210 444 641 749 294 74 6. 5 2. 7 5. 7 8. 3 9. 7 3. 8 1. 0
注:地区別町内訳は次ページ略図参照。
4.武蔵野市の人口と構成比
武蔵野市の人口とその構成比は次表のとおりである。
今回の集計対象者内訳(表1)を全人口の構成比と比べてみると、性別では男性の割合が 少なく、年代別では20代の割合が少ないのに対し高年層のウェイトが高くなっていること がわかる。また、地区別について比べてみると、東部地区の対象者割合がやや多く、北部地 区が少ない。
表2 武蔵野市の人口(平成15年9月1日現在)
注:数字の上段=人数
(1)性別 下段=構成比(%)
合 計 男 性 女 性 131, 579
100. 0
(2)性・年代別
合 計
10代 20代 30代 40代 50代 60代 70歳 以 下 以 上 計 131, 579
100. 0
19, 993 23, 778 23, 103 16, 673 17, 427 13, 789 16, 816 15. 2 18. 1 17. 6 12. 7 13. 2 10. 5 12. 8 男 63, 778
性 100. 0
10, 341 11, 981 11, 815 8, 287 8, 557 6, 299 6, 498 16. 2 18. 8 18. 5 13. 0 13. 4 9. 9 10. 2 女 67, 801
性 100. 0
9, 652 11, 797 11, 288 8, 386 8, 870 7, 490 10, 318 14. 2 17. 4 16. 6 12. 4 13. 1 11. 0 15. 2
(3)地区別
合 計 東部地区 中部地区 北部地区 西部地区 131, 579
100. 0
40, 278 37, 623 20, 920 32, 758 30. 6 28. 6 15. 9 24. 9
第3章 重点的にすすめてほしい施策
問 武蔵野市では、第三期長期計画第二次調整計画(平成13∼18年度までの6年間にわたる総合 計画)を策定し、この計画に基づき、市政を進めています。
この計画の中で、あなたが重点的にすすめてほしいことは何ですか。 下の20項目の中から3つ選び、番号を回答欄に記入してください。
1子ども施策・青少年施策の充実 子育て相談・講座の充実、0123吉祥寺型施設の増設、保育サービ ス体制の充実、完全週5日制への対応、青少年センターの設置など
2小・中学校教育の充実 ティームティーチング・セカンドスクールの充実、少人数授業の導入など 3生涯学習の推進 生涯学習講座の充実、情報ネットワークの構築、市民スポーツの振興など 4都市交流・国際交流の推進 国内姉妹・友好都市との連携強化、国際交流・協力の充実など 5市民の健康 訪問健康指導の充実、保健・医療・福祉の連携、救急医療体制の整備、育児相談の充実など 6高齢者福祉の推進 介護サービスの充実、ホームヘルパーなどの人材育成、自立支援・雇用支援など 7障害者福祉の推進 ショートステイ事業・グループホーム設置の推進など
8廃棄物対策の推進 ごみの減量、資源循環型社会への転換、資源循環型ごみ処理システムの構築など 9環境負荷が少ないまちづくり 新エネルギーシステムの導入、地球温暖化防止対策、環境に配慮
した事業活動への支援など
10緑の育成、水系の整備 公園の新設や拡充、水辺環境の整備、緑の保全と緑化の推進など 11市民生活の充実 コミュニティ活動への支援、男女共同参画の推進、消費者活動への支援、安全
でおいしい水の安定供給など
12産業の振興 商業の活性化、農業振興、農地の保全など
13住宅政策の推進 良質な住まいづくりへの支援、大規模団地建て替えへの対応など 14交通システムや道路環境の整備 ムーバスの路線拡大、生活道路の整備など
15自転車対策の推進 駐輪場の確保、安全な自転車交通環境の整備、利用者マナー向上の啓発など 16災害に強いまちづくり 防災空間の確保、建築物の耐震性の強化、防災態勢の充実など
17安全な市民生活の確保 関係機関や市民・各種団体等との連携による安全なまちの維持、死角の 生じにくい街並みの形成、環境浄化の推進など
18駅周辺の整備 吉祥寺駅・三鷹駅・武蔵境駅周辺の整備、JR中央線高架化の早期完成など 19情報化の推進 インターネットなどによるサービスの拡充や情報提供の推進、多様な情報ネット
ワークの形成など
20 行財政改革の推進 行政評価システムの導入、事務事業の見直し、アウトソーシング(外部委託 化)の推進など
1.全体
市行政の中で重点的にすすめてほしい施策を【健康・福祉】【環境】【まちづくり】【交通】【育児・教 育】【文化】【その他】の7つに大別し、回答比率(回答数/集計対象者数)をもとに詳細に見ることに したい。(図1参照)
【健康・福祉】に関する項目として、『高齢者福祉の推進』『市民の健康』『障害者福祉の推進』の3 項目がある。第1位の『高齢者福祉の推進』の回答比率は33%を超えており、第3位の『市民の健康』 も26%と4人に1人となっている。この結果は、高齢化社会にあってまず健康で暮らしたいという 意識の表れであると思われる。
【環境】に関する項目として、『廃棄物対策の推進』『緑の育成、水系の整備』『環境負荷が少ないまちづ くり』の3項目がある。第5位の『廃棄物対策の推進』は回答比率が約23%とおよそ4人に1人が回答 しており、ごみ減量、リサイクルが重要な施策として重視されている。また、『緑の育成、水系の整備』『環 境負荷が少ないまちづくり』はそれぞれ第7位、第12位といずれも中位に位置しており、ごみ対策、緑 の保全、クリーンエネルギーなど環境全般に対して、依然高い意識を持っていることがうかがえる。
【まちづくり】に関する項目として、『安全な市民生活の確保』『災害に強いまちづくり』『住宅施策の推 進』の3項目がある。昨年度から新規に加わった項目『安全な市民生活の確保』は第2位となっており、 自由回答などからの想像ではあるが、吉祥寺駅周辺の環境浄化に対する要望とともにピッキングによる空 巣の増加など身近で起こる犯罪に対する不安の高まりがその一因と見てとれる。また、『災害に強いまちづ くり』は11位と中位であるが、『住宅対策の推進』は17位と順位の低いことから、やはり防犯・災害対 策に重点を置いたまちづくりが望まれているようである。
【交通】に関する項目として、『自転車対策の推進』『駅周辺の整備』『交通システムや道路環境の整備』 の3項目がある。それぞれ第4位、第6位、第10位といずれも上位10項目以内にあげられている。こ のことからも、駅に対するエレベーターや上下エスカレーターの設置、ムーバスの路線・時間の拡大、駐 輪場の確保など、移動の利便性が求められているものと解釈したい。
【育児・教育】に関する項目として、『子ども施策・青少年施策の充実』『小・中学校教育の充実』の2 項目がある。少子化や教育改革のすすむ中、子育て世代を中心として学校や教育内容に対する関心は高い ものの、全体では第8位、第9位と中位になっている。
【文化】に関する項目として、『生涯学習の推進』『情報化の推進』『都市交流・国際交流の推進』の3項 目がある。これらの項目はそれぞれ第15位、第19位、第20位となっており、順位としては決して高 くない。
2.性・年代別
性、年代によって重点的にすすめてほしい施策は異なる。そこで性・年代による回答パターンを次 の5つに分けて、それぞれに当てはまる施策を掲げてその傾向を示すこととする。(図2参照)
(1)全年代的に男性の関心度が女性を上回る施策
すべての年代において、男性の回答比率が女性よりも高い項目は、『駅周辺の整備』『緑の育成、水 系の整備』『行財政改革の推進』『産業の振興』『情報化の推進』の5項目である。男性のほうが高 い関心を示す回答は、概して社会的な項目であるといえる。
もっとも大きな差のみられる項目は『行財政改革の推進』であり、30代から男女の差が大きくなる。 次いで差の大きい項目は『駅周辺の整備』であり、若年層ほど大きな差が示されている。
(2)全年代的に女性の関心度が男性を上回る施策
すべての年代において、女性の回答比率が男性よりも高い項目は『高齢者福祉の推進』である。や はり老人の介護が女性に負担となるという意識からであろうか。次に『市民の健康』も女性の回答比 率が高い。若中年層でとくに男性を上回っているのは家族が子どもの健康を懸念しての表れと見られ よう。
(3)年代により比率の差が大きい施策
年代により回答比率の差が大きい施策として、『高齢者福祉の推進』『駅周辺の整備』『子ども施 策・青少年施策の推進』の3項目があげられる。
若年層ほど回答比率が高くなる項目は『子ども施策・青少年施策の推進』『駅周辺の整備』である。 前者については、30代で、男女いずれも約30%以上があげているのに対し、70代以上では10% 以下にまで回答比率が落ち込む。『駅周辺の整備』については、おおむね若い世代ほど回答の割合が 高くなっている。
高年層ほど明確に回答比率の高くなる項目は『高齢者福祉の推進』である。70代以上で回答比率が5 0%を超える一方、20代および30代では男女ともに1割程度である。
(4)性・年代に大きな差がない施策
性・年代に大きな差がない施策のうち、回答比率の高い項目として、『安全な市民生活の確保』『市 民の健康』『自転車対策の推進』『交通システムや道路環境の整備』があげられる。『安全な市民生 活の確保』は前回調査から新たに加わった項目であるが、どの性・年代からもおよそ4分の1以上の 回答を得ており、かつ全体の回答比率の順位をみても2位と高い。『自転車対策の推進』については、 すべての性・年代から2割以上の回答が寄せられている。
(5)同一性年代の中で回答比率の高い施策
これは上の4つの回答パターンとは別の見方をしたものである。同じ性年代のなかで回答比率が高い 項目をあげ、それらを他項目と比較することによって、各性年代における関心度の特徴をみた。(表 3参照)
な市民生活』となっている。男性中年層ではとくに回答が集中している項目は見当たらず、若年層(20 代以下)では『緑の育成、水系の整備』『駅周辺の整備』が比較的多くあげられている。
『高齢者福祉の推進』『廃棄物対策の推進』は、概して男女ともに世代があがるほど関心を寄せる傾向に ある。
『駅周辺の整備』『子ども施策・青少年施策の充実』は、総じて若年層ほど重視する結果となって いる。ただし、『子ども施策・青少年施策の充実』については、男女ともに20代の回答比率が30 代よりも低い。高齢出産、晩婚化などの潮流が回答結果を左右しているとも考えられる。
『緑の育成、水系の整備』に関しては、男性の低い年齢層ほどより関心を寄せるが、女性では必ず しも一貫した結果を示さない。
女性高年層についても男性とほぼ似たような傾向が見られる。しかし、30代の子育て時期は『子 ども施策・青少年施策の充実』が突出して多く、20代以下でもややその傾向が認められる。また、 30代は『小・中学校教育の充実』も他の年代より多いのは当然である。
3.居住地区別
居住地区を【東部】【中部】【北部】【西部】に分けて、要望の強い施策を地区間で比較した。以 下、地区差の目立つものについて、その状況を示す。(図2参照)
地区間に差のみられる顕著な施策として、『駅周辺の整備』『安全な市民生活の確保』『自転車対 策の推進』を指摘できる。
『駅周辺の整備』については、【東部】【中部】【北部】【西部】で回答比率がそれぞれ17%、 16%、15%、31%となっており、【西部】が他の地区を大きく引き離している。この傾向は、 JR中央線の高架が完成し、新しい武蔵境駅舎広場が完成するまで続くと考えられる。
『安全な市民生活の確保』については、【東部】【中部】【北部】【西部】で回答比率がそれぞれ 34%、28%、27%、25%となっており、【東部】では治安に対する不安がより高い傾向にあ ると考えられる。
『自転車対策の推進』についても、【東部】【中部】【北部】【西部】で回答比率がそれぞれ32%、 24%、19%、17%と同じような傾向となっており、【東部】が他の地区よりも重視する傾向を みてとれる。『安全な市民生活の確保』『自転車対策の推進』において、【東部】がもっとも高い回 答比率を示す理由としては、自由回答などからも吉祥寺駅周辺の放置自転車、走行マナー、そして客 引き行為に対する不満が類推される。
4.各年度の比較
(1)例年回答比率が高い施策
例年、回答比率の高い施策として『高齢者福祉の推進』があげられる。この項目は平成5年以来順 位が第1位となっており、本年も約3人に1人が回答し第1位となった。3年間の比較ではポイント を落としながらも、今回のアンケート調査で30%を越えたのは『高齢者福祉の推進』だけであり、 例年どおり高い水準を示している。
(2)例年にくらべ関心の高まっている施策
例年にくらべ関心の高まっている施策は、『安全な市民生活の確保』『市民の健康』『自転車対策 の推進』である。
昨年より導入された質問項目『安全な市民生活の確保』は、まだ2年だけであるが、24→29% と5ポイントも上昇しており、順位も昨年の3位から2位へと一つ上げている。
『市民の健康』は21→21(修正23 ※ 以下かっこ内は修正値)→26(29)%とその比率を 増している。また『自転車対策の推進』についても、18→19(21)→24(27)%と確実に ポイントを伸ばしている。自転車走行のマナーに対する不満が高まっている影響が大いにあると思わ れる。
その他、『災害に強いまちづくり』は12→10(11)→14(15)%と昨年若干落ちた回答 比率を回復させている。災害への備えについての要求は、地震の発生に対する不安などに起因すると 考えられる。
(3)例年にくらべ関心の低くなっている施策
例年にくらべて関心の下がった施策として、『高齢者福祉の推進』『廃棄物対策の推進』『駅周辺 の整備』『緑の育成、水系の整備』『交通システムや道路環境の整備』『環境負荷が少ないまちづく り』『生涯学習の推進』があげられる。
『高齢者福祉の推進』については、40→35(38)→33(37)%と水準を下げつつある。 十分な福祉レベルに達しているという満足感と年金制度への不安感がどちらも関心度を低めているの かもしれない。
『廃棄物対策の推進』については、29→26(28)→23(25)%とポイントを落としてお り、順位についても昨年度の2位から本年度は5位へと大幅な下降を示した。
新規項目追加によるデータ修正 ( % ) 順位項目
平 成 1 5 年
修 正 1 5 年
平 成 1 4 年
修 正 1 4 年 1 高 齢 者 福 祉 の 推 進 33. 1 36. 7 35. 3 38. 4
2 安 全 な 市 民 生 活 の 確 保 29. 1 0 23. 7 0
3 市 民 の 健 康 26. 0 28. 8 21. 0 22. 8
4 自 転 車 対 策 の 推 進 24. 2 26. 8 19. 3 21. 0 5 廃 棄 物 対 策 の 推 進 22. 5 24. 9 26. 0 28. 3
6 駅 周 辺 の 整 備 19. 5 21. 6 21. 3 23. 2
7 緑 の 育 成 、 水 系 の 整 備 18. 4 20. 3 20. 9 22. 7 8 子 ど も 対 策 ・ 青 少 年 施 策 の 充 実 16. 9 18. 7 16. 2 17. 6 9 小 ・ 中 学 校 教 育 の 充 実 14. 8 16. 4 14. 1 15. 3 10 交 通 シ ス テ ム や 道 路 環 境 の 整 備 14. 1 15. 6 15. 5 16. 9 11 災 害 に 強 い ま ち づ く り 13. 7 15. 1 9. 9 10. 8 12 環 境 負 荷 が 少 な い ま ち づ く り 11. 4 12. 7 15. 1 16. 4 13 行 財 政 改 革 の 推 進 10. 5 11. 7 10. 5 11. 4 14 市 民 生 活 の 充 実 9. 1 10. 1 11. 3 12. 3 15 生 涯 学 習 の 推 進 8. 9 9. 9 11. 2 12. 2 16 障 害 者 福 祉 の 推 進 8. 1 9. 0 8. 7 9. 5
17 住 宅 施 策 の 推 進 5. 0 5. 6 5. 7 6. 2
18 産 業 の 振 興 3. 1 3. 5 3. 0 3. 3
19 情 報 化 の 推 進 2. 7 3. 0 3. 5 3. 8
20 都 市 交 流 ・ 国 際 交 流 の 推 進 2. 2 2. 4 2. 1 2. 3
21 な し 6. 7 7. 3 5. 7 5. 6
合 計 300. 0 300. 0 300. 0 300. 0
(注)アンケート項目追加による時系列データへの影響とその修正
平成14年度で『安全な市民生活の確保』を新たな項目として追加している。従って従来の項目について継続的な傾向分析を行うために は、この影響を取り除く必要がある。