基礎生化学 復習資料 (第1回 生体内のエネルギー産生 2012/04/10)
1.イラストレイテッド生化学第6章「生体エネルギー学と酸化的リン酸化」をよく読み、 次に示す生体内のエネルギーの産生と利用についての文章に対して、空欄にあてはまる言 葉を答えよ。
代謝においては、体のさまざまな燃料分子(例えばグルコース)から( ①)が(②)イオ ンの形ではぎ取られ、(③)や(④)等の補酵素に受け渡され、それぞれ(⑤)や(⑥)を 生成する。
これらの還元型補酵素が受け取ったものは細胞内小器官の( ⑦)の(⑧)に存在するタン パク質複合体の間で伝達され、最終的に( ⑨)と結合し、水を生成する。このプロセスに かかわるタンパク質複合体群を(⑩)という。
このタンパク質複合体群は細胞内小器官の(⑦)の(⑪)から(⑫)へ(⑬)を汲み出し、
(⑧)をはさんだ(⑬)の濃度勾配を生じる。
この(⑬)の濃度勾配を利用して、(⑭)というタンパク質複合体が(⑮)と(⑯)から、 よりエネルギーの高い(⑰)を合成する。このように、電子伝達とリン酸化は緊密に(⑱) している。
こうしてできた( ⑰)は分解してエネルギーを放出しやすいので、細胞内のエネルギー的 に不利な、すなわち( ⑲)変化が(⑲)である反応と(⑱)して反応をすすめるために使 われる。
2.空欄にあてはまる言葉を答えよ
電子伝達とリン酸化の共役はミトコンドリアの内膜に存在する(①)や、(②)あるいは(③) 等の薬剤によって脱共役され、電子伝達で生じたエネルギーは( ④)の合成に利用されず に(④)として放出される。
3.電子伝達系のタンパク質複合体以外で、膜の内外でプロトンの濃度差をつくりATP産 生に利用することができるものを調べて答えよ。
4.電子伝達系で最終的に電子(ヒドリドイオン)を与える物質(最終電子受容体)とし て酸素以外のものを利用している生物の例を示せ。