数学
IB
レポート解答例(
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出題分)
1 全てのx, y, z∈R n
に対して,三角不等式
d(x, y) +d(y, z)≥d(x, z) (1)
が成り立つことを示す.ここで,d(x, y) :=∥x−y∥2(∥ · ∥2は通常のユークリッドノルム)である.(1)にお いてu=x−y, v=y−zと置くと結局,
∥u∥2+∥v∥2≥ ∥u+v∥2 (2)
を示せば良いことが分かる.以下,∥ · ∥2を∥ · ∥と略記する.
(左辺)2−(右辺)2=∥u∥2+ 2∥u∥2∥v∥2+∥v∥2−(∥u∥2+ 2u·v+∥v∥2) = 2(∥u∥2∥v∥2− ∥u∥2∥v∥2cosθ)
= 2∥u∥2∥v∥2(1−cosθ)
≥0.
不等式(2)の両辺は0以上であるため,結局(2)が成り立ち,従って当初の(1)が成り立つ.ここで,uとv
のなす角度をθ (0≤θ≤π)と置いた.
2 二変数関数
f(x, y) =
x2−y2
x2+y2 (x, y)̸= (0,0) 0 (x, y) = (0,0)
が原点(0,0)で連続でないことを示す.
点(x, y)が点(0,0)にどのような経路で近づいてもf(x, y)→0となるとき,関数fは点(0,0)で連続であ
る.従って今の場合,ある特殊な経路ではf(x, y)→0とならないことを示せば良い.
点(x, y)がy= 2xという関係を保ったまま(つまり直線y= 2xに沿って)点(0,0)に近づくとする.x̸= 0 として,
f(x, y) = x2−(2x)2
x2+ (2x)2 =− 3 5 ̸= 0
である.よって,f は(0,0)で連続でないことが分かる.