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金融論
unit 11グローバル化、自由化と日本の金融システム
金融業務に関する規制・慣行とその変容
競争制限的規制の強かった日本の金融システムも、グローバ ル化、情報化、自由化にともない変容を迫られた。
過去の規制についてまとめる。
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金融業務に関する規制・慣行とその変容
長短金融の分離 銀行・信託の分離 銀行・証券の分離
70 年代後半以降の金融自由化
預金金利規制の自由化 為替管理の緩和・撤廃 資本市場の自由化
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金融制度改革
1980年代後半以降急速に進展した金融の自由化、グローバル 化、情報化という流れの中で金融機関相互間の強壮が激化 し、かつてのような「棲み分け」が崩れて金融機関の同質化 が進んだ。
1993年4月以降、銀行、証券会社、および信託銀行はそれぞ れの業務に特化した子会社(業態別子会社)の設立を通じ て、銀行、信託、証券業務に参入できるようになった。 その一方で、金融機関経営の健全性を保つために、親会社子 会社間の取引、人的交流、および顧客情報の交換を一定の範 囲に止める弊害防止措置(ファイアウォール規制)が新たに 設けられた。
日本版ビッグバン
このような段階的・漸進的な規制緩和は、急速なグローバル 化に到底追いつけるものではなかった。
1996年11月に政府は、2001年を最終期限として金融制度の 抜本的な改革を行うことを表明した。
日本版ビッグバンと呼ばれる。
日本版ビッグバンは、東京市場を2001年3月末までに ニューヨーク、ロンドン並みの(1)フリー、(2)フェア、(3) グローバルな国債金融市場にすることが目標とされた。
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ビッグバンで大きく変貌した日本の証券市場
規制緩和措置によって、証券会社相互間の強壮がさらに促進 された。
インターネットを利用した株式のオンライン売買を中核業務 に位置づける新たな会社の参入が相次いだ。
新興企業向けの株式市場として東京証券取引所のマザーズが 創設されるなど、新たな市場の創設も相次いでいる。
金融持株会社の解禁
1998年3月には金融持株会社の設立が50年ぶりに解禁さ れた。
独占禁止法が定めた集中排除を制度面から担保するために、 次のような制限が設けられている。
子会社の業務範囲は金融業のみに制限
持株会社による一般事業会社の株式保有の制限 連結ベースでの規制の導入(自己資本比率規制など) アームズ・レングス・ルールの強化