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期末試験解答pdf 最近の更新履歴 Keisuke Kawata's HP

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Academic year: 2018

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期末試験 労働経済学1 ( 解答 )

問1

就業者(40万人)、失業者(10万人)、総人口(200万人)、0歳から14歳までの人口(100万人)、という社会が あったとする。この社会における以下の値を計算せよ。

1-1: 非労働力人口は(50万人)である。 1-2: 労働力率は(0

.5)である。 1-3: 非労働力率は(0

.5)である。 1-4 就業率は(0

.4)である。 1-5 失業率は(0

.2)である。

問2

二つの地域(地域AB)からなる国を考える。

• 各地域において地域労働市場が存在し、各地域労働市場につき、右下がりな労働需要曲線を想定する。

二つの地域を合わせてN 家計が存在し、各家計の留保賃金は0であるとする。 2-1: 地域間の移動費用がゼロの場合における、市場均衡を図示せよ。

移動費用がゼロなので、両地域の賃金は等しくなる。

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2-2: 今地域Aにおいて、労働の限界生産性が上昇したとする。この変化が各地域労働市場、および地域間労働移

動に与える影響について、需要曲線と供給曲線を用いて説明せよ。

地域Aにおいて労働需要が増加し、労働需要曲線が上方シフトする。結果両地域で賃金格差が生じ、地域BからA へ労働移動が発生する。この結果、地域A、Bで労働供給曲線が左方シフトし、地域Aでは賃金減少、地域Bで賃金 増加が生じる。この人口移動は、両地域の賃金格差が消滅するまで続く。

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2-3: 今政府の政策によって地域間移動が禁止されているとする。この場合に、地域Aにおいて労働の限界生産性

がさらに上昇したとすると、各地域労働市場はどのように変化するか答えよ。また移動が自由な場合と禁止さ れている場合を比べて、どちらが社会余剰は大きくなるか、その理由とともに述べよ。

地域Aでは労働需要が増大(労働需要曲線が上方シフト)し、賃金が増加する。地域Bにはなんの変化もない。

地域移動が自由な場合は、そうではない場合に比べ、地域Aにおいて下記の黒い部分だけ社会余剰が増大する。対 して地域Bでは黒い部分だけ社会余剰が低下する。黒い部分の面積を比べると、社会全体では社会余剰は、移動が自 由な場合のほうが大きい。

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問3

一般人的資本(すべての企業で活用できる技能)に関する技能訓練を行うとする。

3-1: 企業の費用負担によって技能訓練が行われるとする。この場合、転職が非常に活発な社会とあまり活発ではな

い社会、どちらにおいてより技能訓練は積極的に行われるか、理由とともに答えよ。

解答例: 転職が非常に活発な社会においては、高い技能を持つ労働者を企業に引き留めるためには、高い賃金が必 要であると考えられる。対して転職活動があまり活発でなければ、高い賃金は必要としない。よって技能訓練 を行うことによって、企業の利潤が高まりやすい社会は、転職活動があまり活発ではない社会であると考えら れる。以上の理由から、転職活動があまり活発ではない社会において、企業の費用負担による技能訓練は積極 的に行われると考えられる。

3-2: 労働者の費用負担によって技能訓練が行われるとする。この場合、転職が非常に活発な社会とあまり活発では

ない社会、どちらにおいてより技能訓練は積極的に行われるか、理由とともに答えよ。

解答例: 3−1と同様の理由により、高い技能を持つ労働者の賃金は、転職活動が活発な社会において高まりやす いと考えられる。よって労働者の費用負担による技能訓練は、転職活動が活発な社会において、積極的になる と考えられる。

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