JILPT 資料シリーズ No.118 2013 年 5 月
男性の育児・ 護と働き方
― 後の研究のための論点整理―
独立行政法人 労働政策研究・研修機構
The Japan Institute for Labour Policy and Training
ま え き
仕 と家 庭 両立 長く女 性労 働 マ とさ てき た 、 や女 性 け 問題
く、 男女 共通 問 題 ある とい う認 識 広 つ つあ る
広く知 ら てい る う に、育児・介 護休 業法 、両 立支 援 対象 を女 性に限 定し てい い
実際に 育児 休業 を 得 する労 働者 大 半 女 性 あ る 、近 男 性 得者 も少 し つ
増え つつ ある ま た 、妻 出産 立 会い や 病気 子 も 看護 と い た 理由 、 男性 仕
を休 と いう 報告 も 聞か る うに 、 イ メ ン と いう 言葉 も 流行し た 介 護も また
古く 女性 問 題と さ てき た 、主 たる 介 護者と して 家族 介 護 を担う 男性 増 加傾 向 に
ある 経営 屋 台骨 を 支える 管理 職 男性 介護を 理由 に退 職す る という スも 報告 さ
て 、介 護退 職 労 働者 ら 企業 に と て も メ 大 きいと いう 認識 広
つつあ る
も ち ろ ん 現 在 も 実 両 立 困 難 に 直 面 す る 労 働 者 多 く 女 性 あ る こ と に 変 わ
い 、 男性 にも 目 を向け て、 男女 と も に仕 にも 家庭 生活 に も生き 生き とか かわ る こ
と きる 政策 を推 進 してい くこ と 、 後 ます ます 要 に る ろう こ うし た問 題 意
識にも と いて 、当 機 構 、 成 24~28 度 研究 とし て 育 児・介 護と 男女 働 き 方
に関す る研 究 を企 画 した 本資 料 リ 、そ 初 度 と まとめ あ 、 男性 介 護
者を対 象と した ヒア リ ング調 査と 既存 デ タ 次 分析 を通 て 、 後 調査 研究 に向 け た 論点整 理を 行 てい る
男 性 介 護 者 ヒ ア リ ン グ 調 査 か ら 、 介 護 に 対 応 す る た め に 仕 を 休 必 要 性 け く、仕 を 休ま に 介 護と 両立 を図 ろう と する労 働者 に生 る 問 題にも 目を 向け るこ と
要性 指 摘さ て い る ま た、 既存 デ タ 次 分析 に る男 性 育児 参加 ・労 働時 間 ・
人 制 度 論点 整理 か ら、土 日 勤務 や、 職 務 裁 性 と成 果 管 理 問 題、 人 労務 管 理 に 関 す る 男 女 け 止 め 方 違 い 、 メ リ ハ リ 利 い た 働 き 方 を 検 討 す る た め 課 題 様々に 提示 さ てい る
本資料 リ 契 機 と て、 仕 と家 庭 両立 支援 新 た 展 開に向 けた 議論 活 発
に る こと あ 幸 甚 あ る
2013 5月
独立行 政法 人 労働 政策 研究・研修 機構
理 長
菅 和 夫
執 筆 担 当 者
氏 名 所 属 執筆担 当
池
いけ
田 心
しん
豪
ごう
労働政 策研 究・ 研修 機 構 副 主任 研究 員 序章、 第1章 、終 章
橋本
しもと
嘉代
か
労働政 策研 究・ 研修 機 構 臨 時研 究協 力員 第1章
松
まつ
田 茂
し
樹
き
第一生 命経 済研 究所 主 席研究 員 第2章
高
たか
見 具
とも
広
ひろ
東京大 学大 学院 博士 課 程 第3章
松原
まつ ら
光
つ
代 東レ経 営研 究所 主 任研 究員 兼 コ ンサ タ ン ト 第4章
育児・ 介護 と男 女 働 き方に 関す る研 究会 参 加者 五十 音順
池田心 豪 労 働政 策 研究・ 研修 機構 副 主任 研究員 高見具 広 東 京大 学 大学院 博士 課程
津止 敏 立 命館 大 学教授
橋本嘉 代 労 働政 策 研究・ 研修 機構 臨 時研 究協力 員 堀田聰 子 労 働政 策 研究・ 研修 機構 研 究員
松田茂 樹 第 一生 命 経済研 究所 主 席研 究員
松原光 代 東 レ経 営 研究所 主 任研 究員 兼 コンサ タ ント
成25 3月 現在
目 次
序章 調査 研究 目 的 と概要 ... 1
研 究 目的 ... 1
研 究体 制 ... 3
研 究方 法 ... 3
男 性介 護者 働 き 方に関 する ヒア リン グ 調査概 要 ... 4
ヒ アリ ング 調査 結 果概要 ... 7
既 存デ タ 次 分析結 果概 要 ... 7
次分 析に 使用 し たデ タ 概要 ... 8
第1章 男性 介護 者 働き方 に関 する ヒア リ ング調 査結 果 ... 9
要 介護 者 状態 と 家族 介護 負担 ... 9
介 護期 就 業 ... 15
介 護サ ス 利 用と就 業 ... 21
介 護期 経 済生 活 ... 26
ま とめ ... 29
第2章 男性 育 児参 加 現 状に 関す る基 礎 的分析 ... 32
問 題設 定 ... 32
デ タ と変 数 ... 32
育 児参 加 現状 ... 33
働 き方 現 状 ... 35
働 き方 と家 ・ 育 児分担 関 係 ... 36
働 き方 と仕 と 生 活 現 状に 対す る意 識 関係 ... 38
ま とめ ... 39
第3章 勤務 時間 ・場 所 柔 軟性 と家 庭生 活 ... 40
め に ... 40
勤 務時 間・ 場所 柔軟性 と家 庭生 活へ 影響― 先行 研究 から ... 41
勤 務時 間 柔軟 性 と働き 方― 勤務 時間 制度と 関 係を 中心 に ... 43
勤 務場 所 柔軟 性 ―自宅 に仕 を 持ち 帰ると いう 働き 方 検 討 ... 48
仕 を 自宅 に持 ち 帰るこ とと 男性 家 庭 生活 ... 54
男 性に け る生 活 時間 不足 感― 仕 を持ち 帰る こと 影 響 検証 ... 58
ま とめ ... 62
第4章 キャ リア 意識 高いWLB制度 利用 者 職 場要 因等 に関 す る分析 ... 64
問 題意 識 ... 64
デ タ と変 数 ... 65
分 析方 法 ... 68
予 備分 析: 職場 要 因に ける 男女 違 い 有無 につ いて ... 68
推 計結 果 ... 69
ま とめ ... 72
終章 まと めと 後 課題 ... 74
付属資 料 ヒア リン グ レコ ド ... 81