健康福祉局
平成 28 年 度主 要事 業の 成果
支出科目
款:民生費 項:社会福 祉費 目:老人福祉費 他 款:衛生費 項:医薬費 目:医務費 他
担 当 課
子育て・少子化対策課, 医務課,がん対策課, 健康対策課,薬務課,医 療介護計画課,
医療介護人材課,地域包 括ケア・高齢者支援課, 医療介護保険課,地域福 祉課
事 業 名
地域 医療 介 護総 合確 保事 業( 一 部国 庫)
【一 部新 規 】
目的
地域における限りある医 療・介護資源を効果的に 活用して,急性期 医療から在宅医療・介護 まで一連のサービスが適 切に提供されるよう, 効率的かつ質の高い医療 提供体制と地域包括ケア 体制の構築を図る。
事業 説明
対象者
県内の市町,医療関係団 体,介護関係団体等 事業内容
「地域医療介護総合確保 基金」を積み立てるとともに,これを活用し,病床の機能分化・連携,在 宅医療の推進,医療従事者の確保など医療・介護サービスの提供体制の充実に向けた事業を実施する。
【地域医療介護総合確保 基金充当】
(単位:千円)
区 分 内 容 当初予算額 最終予算額 予算執行額
地 域 医 療 介 護 総 合 確 保 基 金 積立
医 療 サ ー ビ ス の 提 供 体 制 を 充 実 さ せ る た め , 「 地 域 医 療 介 護 総 合 確 保基金」へ積立(国2/3,県1/3)
【医療分】
521,040 2,106,690 2,105,856
介 護 サ ー ビ ス の 提 供 体 制 を 充 実 さ せ る た め , 「 地 域 医 療 介 護 総 合 確 保基金」へ積立(国2/3,県1/3)
【介護分】
66,678 2,720,128 2,720,128
合 計 587,718 4,826,818 4,825,984
区 分 内 容 当初予算額 最終予算額 予算執行額
Ⅰ 医療資源の 効果的な活 用
共 同 利 用 機 器 等 の 整 備 , 地 域 医 療 連 携 情 報 ネ ッ ト ワ ー ク の 整 備 を 推 進 等
598,788 540,527 521,309
Ⅱ 在宅医療連 携体制の確 保
在 宅 医 療 薬 剤 師 支 援 セ ン タ ー ( 仮 称 ) の 整 備 を 推 進 , 広 島 口 腔 保 健 センターの整備を推進 等
243,497 281,491 280,759
広 島 県 地 域 包 括 ケ ア 推 進 セ ン タ ー の 運 営 , 地 域 包 括 支 援 セ ン タ ー の 管 理 者 研 修 プ ロ グ ラ ム の 構 築 , 訪 問 看 護 ス テ ー シ ョ ン の 機 能 強 化 の ため医療介護連携研修等の実施 等
63,000 75,051 73,075
分野 領域
①介護人材の確保・ 育成,定着 施策
介護サービス基盤の整備
①在宅医療連携体制の確保
4 8
質の高い介護サービス体制確保のた め,人材の確保・ 育成に取り組みます。
④認知症サポート体制の充実 安心な暮らしづくり 医療・介護
4 4
効率的かつ質の高い地域完結型の医療 提供体制を県内全域で 構築します。
①医療資源の効果的な 活用
4 5
医療・介護・ 予防・ 住まい・ 生活支援が一 体的に提供される地域包括ケアシステム の構築を,行政・ 関係機関・ 住民が一体 となって 進めます。
②看護師等の確保 4 7
医師が不足する診療科の偏在を解消し, 地域医療を担う 医師・ 看護師等の人材 の確保・ 育成に取り組みます。
①医師の確保
③介護サービスの質向上と適正化
②
Ⅲ 認知症サポ ート体制の 充実
認 知 症 高 齢 者 に 対 す る 支 援 体 制 の 構 築 , 診 療 所 型 認 知 症 疾 患 医 療 セ ンターの運営支援 等
61,590 59,140 43,768
認 知 症 ケ ア 等 に 関 す る 指 導 者 フ ォ ロ ー ア ッ プ 研 修 等 の 実 施 , 医 療 ・ 介 護 関 係 者 の 認 知 症 へ の 対 応 力 向 上 研 修 の 実 施 , 認 知 症 高 齢 者 等 を 支 え る 市 民 後 見 人 や 生 活 支 援 員 の 養成・確保 等
3,678 21,544 19,902
Ⅳ 医療従事者 の確保
広 島 大 学 ふ る さ と 枠 ・ 岡 山 大 学 地 域 枠 等 の 医 学 生 へ の 奨 学 金 貸 付 , 看 護 師 又 は 准 看 護 師 養 成 所 の 運 営 支援 等
(債務288,000) 1,311,225
(債務288,000) 1,348,108
(債務288,000) 1,290,586 (繰越27,551)
Ⅴ 介護サービ ス基盤の整 備
小 規 模 介 護 施 設 の 整 備 支 援 , 介 護 施設等の開設準備経費支 援 等
― 1,336,132
964,527 (繰越114,870)
Ⅵ 介護サービ スの質向上 と適正化
適 切 な 医 療 介 護 サ ー ビ ス の 提 供 の た め の ケ ア マ ネ ー ジ ャ ー の 資 質 向 上 と ネ ッ ト ワ ー ク の 構 築 , リ ハ ビ リ職(理学療法士,作業 療法士等) に 対 す る 生 活 リ ハ ビ リ 指 導 者 の 育 成 等
― 55,876 54,392
Ⅶ 介護人材の 確保・育 成・定着
介 護 人 材 に 係 る 就 職 面 談 会 及 び 再 就 職 支 援 講 習 会 の 実 施 , 介 護 の 仕 事 へ の 理 解 促 進 の た め 介 護 の 日 フ ェ ス タ の 開 催 や 介 護 職 場 紹 介 番 組 の 制 作 ・ 放 送 の 実 施 , 介 護 事 業 所 における介護ロボット導入支援 等
― 174,302 159,755
合 計
(債務288,000) 2,281,778
(債務288,000) 3,892,171
(債務288,000) 3,408,073 (繰越142,421)
成果 目標
・地域医療連携情報ネッ トワーク(HMネット) の参加施設数 2,500施設(~H29)
・地域包括ケア体制が構 築されている日常生活圏 域数 125圏域(~H29)
・認知症患者の入院後1 年時点の退院率 59.8%(~H29)
・医療施設従事医師数( 人口10万人対) 264.6人(~H29)
・医療施設従事看護職員 数 42,690人(~H29)
・介護サービス整備量 居宅:198,124人,地域密着:21,746人,施設:22,767人(~H29)
・要支援・要介護認定率 20%以 下(~H29)
・介護職員数 50,331人(~H29)
平成 28 年 度実 績
Ⅰ 医療資源の効果的な 活用
○ 医療機能の分化・連 携の促進
・ 病床機能転換に係る 医療機関への意向調査等 を実施
・ がん医療機器の更 新施設:2施設
・ 医療機関における 共同利用施設・設備の整 備:4施設
・ 周術期医科歯 科連 携の推進のため,周術期 における口腔機能管理に 関する啓発を行うととも に,必要な知識を持つ歯 科医師等を養成
○ ICTの活用
指 標 名
基準値
(平成25年度)
目標値
(平成29年度)
実績値
(平成28年度) 地域医療連携情報ネットワー
ク(HMネット)の参加施 設数
504施設 2,500施設 687施設
・ 地 域 に お け る I C T の 活 用 を 推 進 す る た め , 地 域 医 療 情 報 ネ ッ ト ワ ー ク の 機 能 強 化 や 医 療 機関の診療情報のICT 化(電子カルテの導入) を推進
・ 県内7つの医療介護 総合確保区域(全区域) において,地域医療情報 ネットワークを構築
Ⅱ 在宅医療連携体制の 確保
○ 地域包括ケア体制の 構築 指 標 名
基準値
(平成25年度)
目標値
(平成29年度)
実績値
(平成28年度) 地域包括ケア体制 が構築 され
ている日常生活圏域数
1市 125圏域 98圏域
・ 地域包括ケ アシステ ムは,それぞれ の日常生 活圏域の地域特 性に応じ た構築手法によ り取り 組む必要がある ため,県 内の日常生活圏 域の類型 化に取り組み, その類型 ごとに圏域を選 定し て専門職を派遣する「集 中支援」を45圏域で実施
○ 在宅医療(歯科・薬 剤等)の充実
・ 在宅歯科診 療の拠点 であり,治療困 難者への 専門医療を行う 広島口腔 保健センターの 施設整 備・設備整備を支援
・ 広島口腔保 健センタ ーを研修の場と して活用 し,歯科保健医 療サービ ス提供困難者に 対する 歯科診療や,障 害者・要 介護者に対する 摂食嚥下 機能訓練に対応 するため に必要な知識を 持つ 歯科医師等を養成
・ 在宅訪問歯 科診療に 対応するための 必要な知 識を持つ歯科医 師を養成 するとともに, 在宅訪 問歯科診療に必 要な機器 の貸出や相談窓 口等を設 置し,歯科診療 所間の調 整等を行う在宅 歯科 医療連携室を整備
・ 非就業歯科 衛生士の 職場復帰を推進 するため ,実習を含めた 実践的な 研修を行うこと により 受講者の再就職意識を向 上
・ 在宅歯科診 療時にお ける感染予防対 策及び医 療事故防止等の 医療安全 対策の知識を持 つ歯科 医師等を養成
・ 訪問歯科診療を実施 する歯科医療機関に必要 な設備整備を支援
・ 在宅医療に 必要な専 門知識・技術を 持つ在宅 支援薬剤師を養 成するた めの専門研修カ リキュ ラムを作成するとともに ,在宅支援薬剤師を養成
・ 在宅医療に参画する 薬局の薬剤師不足を解消 するため,未就業薬剤師 への研修を実施
・ 県内14支部に設置 した在宅訪問薬局相談窓 口から収集された事例に ついて検討することで, 窓口機能を強化し,また 県民公開講座にて県民に 発信し,在宅医療を行う 薬剤師の職能を周知
・ 訪問看護の 機能強化 のため,管理者 のマネジ メント能力向上 研修や, 各圏域の個別課 題に応 じた小規模研修を実施
Ⅲ 認知症サポート体制 の充実 指 標 名
基準値
(平成24年度)
目標値
(平成29年度)
実績値
(平成28年度) 認知症患者の入院後
1年時点の退院率
56.9% 59.8% 【H30.8判明】
・ 認知症初期 集中支援 等により培われ たアウト リーチ手法を活 用し,認 知症患者を受け 入れる 一般科病院等への支援・ 連携体制を構築
・ 認知症病棟において ,病棟機能の最適化を目 指すモデル事業を実施
・ 医療・介護 関係者が 認知症患者の情 報を共有 して適切なサー ビス提供 につなげるため ,「認 知症地域連携パス」の運 用環境の整備(システム 改修)及び普及啓発等を 実施
・ 専門職種の スキルア ップによる認知 症対応力 の向上等を目的 とした各 種研修(病院勤 務の医 療従事者向け認 知症対応 力向上研修,認 知症対応 型サービス事業 管理者研 修など8研修) を実 施
・ 認知症高齢 者を支え る権利擁護の担 い手を養 成するため,権 利擁護制 度の普及啓発及 び金銭 管理等を行う生活支援員 の養成研修を支援(1団 体)
・ 認知症高齢 者を支え る成年後見制度 の担い手 を養成するため ,市民後 見人の養成研修 を支援
(3市)
Ⅳ 医療従事者の確保
○ 医師の確保
指 標 名
基準値
(平成24年度)
目標値
(平成28年度)
実績値
(平成28年度) 県内の人口10万人対の
医療施設従事医師数
245.5人 264.6人 【H29.12判明】 過疎地域の人口10万人対の
医療施設従事医師数
186.1人 200.6人 【H29.12判明】
・ 広島県地域 医療支援 センターにおい て,県内 外医師のあっせ ん,広島 大学や臨床研修 病院等 の関係機関と連 携した初 期臨床研修医の 確保対策 及び女性医師の 離職防止 のための取組等 を機 動的に実施
・ 県内市町, 県医師会 ,広島大学,広 島県地域 医療支援センタ ー等と連 携して,地域医 療を担 う医師の配置調整を進め る体制・仕組を構築し,広島大学ふるさと枠医師 第1期生(5名)が, 平成29年度から中山間地域等での勤務を開始
・ 中山間地域 に勤務す る医師に対する 研修会の 開催や,テレビ 会議シス テムによる症例 検討の 実施など,県北 及び芸北 の各へき地医療 拠点病院 を中心とした若 手医師等 の研修・研鑽の 機会 を提供する取組に対して 支援を実施
・ 全ての二次 保健医療 圏域(7圏域) で小児二 次救急医療体制 を確保す るため,小児救 急医療 機関や市町への支援を実 施
・ 食物アレル ギー診断 体制の構築を図 るため, 県内の医療機関 に従事す る医師9名を対 象に, 2医療機関で経口負荷試 験の見学を実施
○ 看護師等の確保 指 標 名
基準値
(平成24年度)
目標値
(平成28年度)
実績値
(平成28年度) 医療施設従事看護職員数 40,417人 42,690人 42,904人(見込)
・ 看護系大学 学生の県 内就業を促進す るため, インターンシッ プを実施 する医療機関へ の財政 支援や,インターンシッ プの情報誌を作成
・ 看護職員の離職防止のため,新人看護職員研修に対する助成(70施設)や,指導者研修等の 実施,看護管理 者等を対 象とした働きや すい職場 づくり研修会を 開催する とともに,院内 保育 所の運営費の補助を実施 (45施設)
・ 看護職員の復職を支 援するため,研修協力病 院での実践研修や事前研 修を開催
・ 質の高い看護の提供 ができるよう,認定看護 師の育成に助成
・ 病院が看護 職員等の 勤務環境改善に 主体的に 取り組めるよう ,セミナ ー(4回)で講 演等を 行うとともに,専門のア ドバイザーによる訪問( 6病院)を実施
Ⅴ 介護サービス基盤の 整備 指 標 名
基準値
(平成25年度)
目標値
(平成29年度)
実績値
(平成28年度) 介護サービス整備量
(介護サービス利用者数 に応じた基盤整備)
(全て延べ人数)
居宅 地域密着
施設
177,693人 10,550人 21,746人
居宅 地域密着
施設
198,124人 21,746人 22,767人
【H30.10判明】
○ 市町の第6期介護保 険事業計画に位置付けら れた介護施設等の整備を 支援
・ 地域密着型サービス 等整備支援(8市町・14事業所)
・ 介護施設等の施設開 設準備経費等支援(11市町・26事業所)
・ 既存の特別養護老人ホームにおける多床室の プライバシー保護のため の改修 支 援( 1 市 ・ 1事業所)
Ⅵ 介護サービスの質向 上と適正化 指 標 名
基準値
(平成25年度)
目標値
(平成29年度)
実績値
(平成28年度) 要支援・要介護認定率 19.7% 20%以下 19.3%(見込)
・ 新たな総合事業を円 滑に実施するため,リハ ビリ職指導者の育成に向 けた研修会を開催
・ 在宅高齢者 を支える ため,住民リー ダーの育 成・確保,地域 住民対象 の介護に係る基 礎的研 修を支援(2団体)
・ ケアマネジ メント機 能の強化のため ,研修講 師やファシリテ ーターの 養成研修等を実 施する とともに,現場 の第一線 で活躍する特に 優れた介 護支援専門員を ケアマネ マイスター広島 とし て選定
Ⅶ 介護人材の確保・育 成・定着 指 標 名
基準値
(平成25年度)
目標値
(平成29年度)
実績値
(平成28年度) 介護職員数 42,691人 50,331人 【H29.10判明】
・ 合同求人面談会を県 内8地域で実施(参加者315人,マッチング者数31人)
・ 介護プロフェッショ ナルキャリア段位制度事 業に係るアセッサー(評 価者)取得(228人)
・ 魅力ある福祉・介護 職場宣言ひろしまの認証 (38法人)
今後 の課 題
Ⅰ 医療資源の効果的な 活用
○ 医療機能の分化・連 携の促進
・ 地域医療構想を踏ま えた病床の機能分化・連 携を推進することが必要 である。
・ 特に,回復 期の病床 数は不足するこ とが見込 まれるため,回 復期病床 への機能転換を 促す必 要がある。
・ 周術期における医科 歯科連携を推進すること が必要である。
○ ICTの活用
・ 地域医療情 報ネット ワークについて は,県内 どこに住んでい ても活用 できるネットワ ークと して構築してい く必要が ある。そのため には,医 療機関における ICT化 の整備及びひろ しま 医療情報ネット ワーク( HMネット)の 診療情報 開示病院,閲覧 機関等の 参加施設を拡充 して いく必要がある。
Ⅱ 在宅医療連携体制の 確保
○ 地域包括ケア体制の 構築
・ 医療・介護 サービス ,それらを担う 人材や住 民活動等が地域 によって 異なる中で,地 域の特 性に応じた地域包括ケア システムを県内125の日 常生活圏域において構築 していくためには, 市町がその地域 の特性や 強みを生かし, 主体的に 取り組んでいけ るよう, 引き続き支援し てい く必要がある。
○ 在宅医療(歯科・薬 剤等)の充実
・ 高齢化に伴い増加す る在宅医療(歯科・薬剤 等)のニーズに対応する ため,
・ 在宅歯科診療を行う 歯科医師及び歯科衛生士 を養成
・ 在宅歯科診療を推進 するための拠点として広 島口腔保健センターを活 用
・ 在宅歯科診療に伴い ,院外での診療時の感染 防止対策等,医療安全体 制の早急な整備
・ 訪問歯科診療を実施 する歯科医療機関の支援
・ 在宅歯科医療サービ スの提供に必要な技術を 持つ歯科技工士の養成
・ 歯科診療所間の調整 等を行う在宅歯科医療連 携室の整備
・ 在宅医 療に必要 な専 門的知識や 無菌調剤 等の 高度な調剤 技術を持 つ在 宅支援薬剤 師の養 成
・ 在宅支 援薬剤師 への 専門研修の 実施や医 療・ 衛生材料の 供給拠点 とな る在宅医療 薬剤師
支援センターの整備
・ 在宅訪問薬局相談窓 口の機能強化(在宅医療 において重要となる医療・衛生材料につい ての知識習得及び窓口機 能の周知)
が必要である。
・ 医療的管理 の下,在 宅等で療養生活 を送る高 齢者の増大に対 応するた め,訪問看護が 安定的 かつ効率的に提 供できる よう,引き続き ,訪問看 護ステーション の経営基 盤の強化及びサ ービ スの質の向上等を図る必 要がある。
Ⅲ 認知症サポート体制 の充実
・ 認知症患者 が身体合 併症を発症した 場合に, 受入病院におい て認知症 に係る対応に苦 慮する 事例が多いことから,専 門機関による一般科病院 等への適切な支援が必要 となっている。
・ 認知症高齢 者の生活 機能障害のなか でも食事 動作の障害・摂 食嚥下障 害は,生存及び QOL に影響を及ぼす 重大な機 能障害であり, この機能 障害を改善する リハビリ により,レクリ エー ション中心のリ ハビリを 実施している療 養病床か ら在宅復帰支援 リハビリ を実施する病床 に転 換していく必要がある。
・ 認知症患者 に係る医 療・介護関係者 の情報共 有と適切なサー ビス提供 に資する「認知 症地域 連携パス」の運用地域を 県内全地域に拡大する必 要がある。
・ 地域包括ケ アを担う 医療・介護に係 る人材の 更なる育成・確 保が求め られており,関 係者の 資質の向上等を図る研修 の充実と継続的な実施が 必要である。
・ 増加する認 知症高齢 者を支えるため ,金銭管 理や福祉サービ ス利用援 助,契約や財産 管理な どの権利擁護を行う人材 を養成・確保する必要が ある。
Ⅳ 医療従事者の確保
○ 医師の確保
・ 広島県地域 医療支援 センターにおけ る医師確 保の取組は,県 外医師の 斡旋など時間が かかる ものも多く,長期的な視 点をもって継続した運営 が必要である。
・ 臨床研修医 の確保に 向けて,県内研 修の魅力 向上に向けた取 組や,積 極的なPR活動 を強化 する必要がある。また,新専門医制度の検討が進 められており,医師3~5年目の若手医師が, 臨床研修後も県 内に留ま って専門医を取 得し,県 内定着につなが るように ,関係各病院と も連 携・協力して「オール広 島」体制での取組を推進 していく必要がある。
・ 今後,広島大学ふる さと枠医師の中山間地域 等での勤務が,順次,進められていくことから, 地域医療を担う 若手医師 の育成や定着に つながる 環境・仕組みづ くりを一 層進めていく必 要が ある。
・ 休日・夜間 の小児二 次救急医療の現 行体制を 維持・確保する ためには ,小児科医を確 保する ことや,病院へ の軽症小 児患者の集中を 回避し小 児科医等の負担 軽減を図 ることに加え, 運営 に対しての財政的支援を 行う必要がある。
・ 専門研修を 受けた医 師が経口負荷試 験による 確定診断ができ るように ,フォロー体制 を整え ていく必要がある。
○ 看護師等の確保
・ 看護職員数 は,増加 傾向にあるが, 今後,高 齢化の進行等に 伴い,看 護職員の更なる 確保・ 定着が必要である。
・ 県内の看護 系大学卒 業生の県内定着 率は,6 割程度に留まっ ているこ とから,引き続 き取組 を強化する必要がある。
・ 新人期以降 も,結婚 ・出産等私生活 のライフ ステージと組織 のニーズ に調和した働き 方がで きる仕組みを構築する必 要がある。
・ 離職時の届出制度を 活用し,復職に向けて働 きかける取組を強化する 必要がある。
・ 医療の高度 化や在宅 医療への転換等 に伴い, 高度な専門知識 や技術を 持った看護職員 を育成 していく必要がある。
Ⅴ 介護サービス基盤の 整備
・ 国の「一億総 活躍社 会の実現に向けて緊急に 実施すべき対策(介護離 職ゼロ)」に対応して, 平成27年度2月補正により,2020年代初頭までの上乗せ前倒し整備分を 積み増している。
・ 地域間のバ ランスや 地域の実情を踏 まえた施 設サービスの計 画的な整 備を進めるとと もに, 市町が介護離職 ゼロを念 頭に置いた第7 期介護保 険事業計画を策 定できる よう助言してい く必 要がある。
Ⅵ 介護サービスの質向 上と適正化
・ 新たな総合 事業の円 滑な実施に向け て,引き 続きリハビリ職 指導者を 育成することで ,県内 リハビリ職の質の水準を 向上させ,介護予防の推 進を図る必要がある。
・ 増加する独 居高齢者 ,高齢者のみの 世帯を支 えるため,住民 が主体と なって地域での 生活支 援や介護予防を行う生活 支援体制を構築する必要 がある。
・ 地域包括ケ アシステ ムの要となる介 護支援専 門員の質向上と 多職種連 携によるケアマ ネジメ ントの更なる機能強化を 図る必要がある。
Ⅶ 介護人材の確保・育 成・定着
・ 2025 年(団塊世代 が75 歳に到達)には, 現状の供給ベースでは約7,000人の介護職員が不 足すると推計されており ,中長期的には,この需 給ギャップを縮小する必 要がある。
・ 県 内 の 介 護 職 員 数 は , 要 支 援 ・ 要 介 護 認 定 者 数 よ り 高 い 増 加 率 で 推 移 し て き た が , 平 成 27 年度にはマイナスに転じ ,介護事業所の人材不足 感も高まっている。
・ 背景として,少子化・高齢化による労働力人 口の減少に加え,介護業 界が「選ばれない職場」 となっていることが拍車 をかけていると考えられ る。
・ こうした中 ,福祉・ 介護人材の安定 的な確保 と定着を図るた めには, ハローワーク等 の職業 紹 介 等 の 専 門 的 ノ ウ ハ ウ と 連 携 し た 合 同 求 人 面 談 会 な ど の マ ッ チ ン グ 機 会 の 提 供 や , 平 成 27 年度から市町ご とに設置 を促進している 「地域人 材確保推進体制 」を中心 として地域の実 情に 応じた人材確保策を推進 する必要がある。
・ また,労働 力人口が 減少する中,「 選ばれる 職場」となるた めには, 福祉・介護への 理解・
関心層のすそ野 を広げる とともに,福祉 ・介護業 界全体が「魅力 ある職場 」となるよう底 上げ を図り,福祉・介護人材 の確保・育成・定着を図 る必要がある。
・ さらに平成29年度中に外国人の在留資格に「介護」が追加される こ となどから,介護現場 に おいて外国人受 入の環境 整備についても 一定のノ ウハウを共有す る等,準 備を進める必要 があ る。
今後 の取 組 方針
Ⅰ 医療資源の効果的な 活用
○ 医療機能の分化・連 携の促進
・ 病床機能転 換(回復 期病床への転換 )に係る 施設・設備整備 に対する 支援を行うなど ,医療 機関の自主的な取組を促 進する。
・ 周術期医科 歯科連携 を推進するため ,周術期 における口腔機 能管理に 関する啓発や, 必要な 知識を持つ歯科医師等の 養成を進める。
○ ICTの活用
・ ひろしま医 療情報ネ ットワークにつ いては, 機能強化,参加 施設の拡 充を図るため, 継続し て計画的な支援を行う。
・ また,健診 情報の管 理や救急医療現 場での早 急な対応体制を 整備する など,一般県民 におけ るHMカード( 複数の医 療機関の診療情 報を結び つけるための地 域共通I D番号を格納し たカ ード)の活用拡大を進め る。
Ⅱ 在宅医療連携体制の 確保
○ 地域包括ケア体制の 構築
・ 平成26年度から平成28年度に集中支援を行った圏域に加え,新た に選定した圏域への集中 支援に取り組む など,計 画的な支援を継 続して実 施するとともに ,特色あ る圏域の取組を 他地 域へ普及することなどに より,地域包括ケアシス テム実施圏域の着実な拡 大を図っていく。
○ 在宅医療(歯科・薬 剤等)の充実
・ 広島口腔保 健センタ ーを活用し,治 療困難者 への専門医療を 行うとと もに,在宅歯科 診療を 実施する歯科医師・歯科 衛生士の養成を図る。
・ 在宅歯科診 療や在宅 での口腔ケアに よって発 生する可能性の ある感染 症を防止するた め,専 門的な研修を実施すると ともに,医療安全体制の 整備を行う。
・ 訪問歯科診 療を実施 する歯科医療機 関を支援 するとともに, 歯科診療 所間の調整等を 行う在 宅歯科医療連携室の整備 を更に推進していく。
・ 在宅歯科医療サービ スの提供に必要な技術を 持つ歯科技工士の養成を 図る。
・ 在宅支援薬 剤師への 専門研修の実施 ,医療・ 衛生材料の供給 拠点,未 就業薬剤師の研 修・就 労支援,在宅訪問薬局の 相談窓口等の機能を持つ 在宅医療薬剤師支援セン ターを整備する。
・ 他職種,県民等から の在宅訪問に関する多様 なニーズに対応するため ,県内14支部の在宅訪 問薬局相談窓口の機能強 化(窓口担当者の更なる 知識習得及び窓口機能の 周知)を図る。
・ 訪問看護の機能強化に向けて,圏域ごとの医療・介護関係者の連携体制を強化するとともに,
高度な看護技術を習得す るための体系化された人 材育成研修を実施する。
Ⅲ 認知症サポート体制 の充実
・ 認知症疾患 医療セン ターに設置して いる認知 症初期集中支援 チーム等 のノウハウを活 かした 一般科病院等との連携及 び支援の仕組みを構築す る。
・ 精神科医を 中心とし ,看護師,歯科 医師,管 理栄養士,理学 療法士, 作業療法士,言 語聴覚 士等を加えた多 職種リハ ビリテーション チームを 形成し,認知症 高齢者の 食事に関する生 活機 能障害改善を目指した「 認知症総合食事リハビリ テーション手技」を確立 する。
・ 「認知症地 域連携パ ス」の発行機関 の拡大に 向け,引き続き 関係機関 との調整を行う ととも に,普及に向けた連携ツ ール(初期導入用パスポ ート)の作成等を行う。
・ 引き続き,医療・介 護従事者の認知症対応力 の向上等を目的とした各 種研修を実施する。
・ 認知症高齢 者を支え るため,金銭管 理,権利 擁護を行う生活 支援員や 市民後見人の養 成・確 保を進める。
Ⅳ 医療従事者の確保
○ 医師の確保
・ 広島県地域医療支 援 センターが中心となって ,大学,市町,医師会等との緊密な連携の下で, 臨床研修医の確 保や県内 就業斡旋,広島 大学ふる さと枠医師の養 成とその 配置調整等によ る医 師確保対策を推 進すると ともに,中核的 へき地医 療拠点病院を中 心とした 医師の育成・定 着を 図る取組への支援などを 通じて,中山間地域の医 療提供体制の確保を図る 。
・ 休日・夜間 の小児二 次救急医療の受 け入れ体 制を確保する医 療機関の 小児二次救急医 療の運 営について,経費の一部 を補助する。
・ 小児救急医 療電話相 談窓口を設置し ,保護者 の不安等の軽減 と小児科 医等の負担軽減 を行う ことにより,適切な小児 二次救急医療体制を確保 する。
・ 食物アレル ギー診断 体制の構築を図 るため, 医師会等による 基礎研修 を独自で展開し ていく とともに,専門 プログラ ムの策定や専門 研修後の フォローアップ 体制の構 築について医師 会と 連携を強化し,県内で経 口負荷試験を実施する医 療機関に専門医の配置を 推進する。
○ 看護師等の確保
・ 看護職員確 保のため ,引き続き「養 成の充実 ・強化」「離職 防止」「 再就業支援」「 専門医 療等への対応(資質向上 )」を柱とした事業を推 進する。
・ 県内学生の 県内就業 率を上げる取組 に合せて ,県外学生にU Iターン のアプローチを するこ とにより,新卒看護職員 を確保する。
・ 離職の実態 をタイム リーに把握し, 院内保育 所への支援や研 修の実施 等,働き続けら れるた めの環境作りを支援する 。
・ 離職者の届 出制度や ナースセンター の周知を 図り,離職中の 看護職員 に対して切れ目 のない 支援を行うとともに,離 職者が不安なく再就業で きるよう,復職支援事業 を行う。
・ 専門的な知識を有し ,水準の高い看護実践の できる認定看護師等の育 成を支援する。
・ 看護職員等 の確保・ 定着を図るため ,広島県 医療勤務環境改 善支援セ ンターの専門ア ドバイ
ザーによる医療 機関から の相談対応や, 必要に応 じた派遣を行う とともに ,研修会などを 通じ た勤務環境改善の必要性 の周知を図る。
Ⅴ 介護サービス基盤の 整備
・ 平成30年度からス タートする第7期ひろし ま高齢者プランを策定す る作業の過程において, 市町と協議を行い,施設 整備計画を詰めていく。
Ⅵ 介護サービスの質向 上と適正化
・ 新たな総合 事業の円 滑な実施に向け て,引き 続きリハビリ職 指導者を 育成することで ,県内 リハビリ職の質の水準を 向上させ,介護予防の推 進を図る。
・ 増加する独 居高齢者 ,高齢者のみの 世帯を支 えるため,住民 が主体と なって地域での 生活支 援や介護予防を行う生活 支援体制の構築を進める 。
・ 自立支援に 向けた適 切なケアマネジ メントを 実施するため, 引き続き ,介護支援専門 員法定 研修の実施に必 要な講師 や指導者を養成 するとと もに,地域の主 任介護支 援専門員を中心 に関 係多職種との連携強化を 促進する。
Ⅶ 介護人材の確保・育 成・定着
・ 広島県独自で設置す る「広島県福祉・介護人 材確保等総合支援協議会 」(25団体等で構成) を中心として, 引き続き ,①人材のマッ チング, ②職場改善・資 質向上, ③イメージ改善 ・理 解促進の3つの柱に沿った施策を総合的に推進す る。
・ 定着対策と しては, 特に早期離職率 の高い新 規採用職員(新 卒・中途 を問わない)を 対象と した「合同入職式」を開 催し,早期離職の防止を 図る。
・ また,地域の実情に 応じた人材確保策を図る ため,平成28年度までに11市町が「地域人材 確保推進体制」の設置を しており,各団体の実施 する事業を引き続き支援 する。
・ また,平成29年度の新たな設置意向のある市 町へのサポートや,その他の市町も含めた圏域 単位での市町間 連携も視 野に入れながら ブロック 単位ごとの意見 交換会等 を開催するなど 課題 や取組の共有化をするな ど,全体としての底上げ を図る。
・ また,平成29年度に策定する「第7期高齢者プラン」に向けては,新 たな視点として,地域 の実情や法人規 模に応じ た取組の検討を 行うとと もに,医療的ケ アが必要 な利用者への対 応人 材の確保や,外国人材の 受入等についての課題整 理を行う。
健康福祉局
平成 28 年 度主 要事 業の 成果
支出科目 款:衛生費 項:医薬費 目:医務費 担 当 課 医療介護計画課
事 業 名
地域 医療 体 制確 保事 業( 救急 医 療) (一 部国 庫)
目的
救急医療等地域の課題解 決に必要な医療提供体制 を確保し,安心できる医 療サービス を 提 供 す る 。
事業 説明
対象者
県内の医療機関 事業内容
地域医療における課題解 決を図るため,ドクター ヘリによる迅速な救急医 療の提供及び救急医療機 関におけるスムーズな受 入体制の確保を行う。
(単位:千円)
区 分 内 容
負担 割合
当初 予算額
最終 予算額
予算 執行額
Ⅰドクターヘリ事業
①ドクターヘリ の運航
・運航委託,医師等確保( 人 件費)等の運営費を補助
・ 他 県 ド ク タ ー ヘ リ の 広 域 連携に係る負担金
国1/2 県1/2 など
260,452 260,452 257,667
② 消 防 無 線 デ ジタル化への対 応
消 防 無 線 の デ ジ タ ル 化 に 対 応 し た 消 防 無 線 ア ナ ロ グ 波 停波作業等
定額 1,866 1,866 1,664
③消防・防災ヘ リとの連携強化
ド ク タ ー ヘ リ 出 動 時 の 緊 急 運 航 等 に 対 応 す る 消 防 ・ 防 災 ヘ リ へ の 搭 乗 医 師 等 の 保 険料を負担
国1/3 県2/3
300 300 275
Ⅱ救急搬送受入体制確保事業
④ 救 急 搬 送 の ために必要な空 き 病 床 確 保 に 対する支援
空 き 病 床 を 確 保 す る 医 療 機 関 を 定 め る こ と で 迅 速 な 受 入体制を維持
県1/6 事業者
5/6
23,022 20,680 20,667
合 計 285,640 283,298 280,273
分野 領域
安心な暮 らしづく り 医療・介護
施策 4 4
効率的かつ質の高い地域完結型の医療 提供体制を県内全域で 構築します。
②救急医療体制の確保
成果 目標
成果指標(目標)
基準値
(平成27年度)
目標値
(平成28年度)
最終年度
(平成29年度) ドクターヘリの出動件数 380件 現状値より増加 463件 速やかな救急患者の受入体制
(二次救急輪番病院の増 )
78医療機関 現状値より増加 現状値より増加
平成 28 年 度実 績
Ⅰ ドクターヘリ事業 指 標 名
基準値
(平成27年度)
目標値
(平成28年度)
実績値
(平成28年度) ドクターヘリの出動件数 380件 現状値より増加 367件
Ⅱ 救急搬送受入体制確 保事業 指 標 名
基準値
(平成27年度)
目標値
(平成28年度)
実績値
(平成28年度) 速やかな救急患者の受入体制
(二次救急輪番病院の増 )
78医療機関 現状値より増加 80医療機関
今後 の課 題
Ⅰ ドクターヘリ事業
平成29年2月から愛媛県ドクターヘリが運 航を開始し,平成30年3月から鳥取県ドクターヘ リ が運航開始予定となって いるため,これらの県と 広域連携体制の構築に向 けた枠組みについての整 理が必要である。
Ⅱ 救急搬送受入体制確 保事業
夜間の救急診療は,医師にとって激務であるとともに,医療機関にとって不採算医療 であるため, 救急医療機関が減少傾向 にあるが,高齢化等によ る救急搬送件数の増加に 対応するため,迅速に患 者を受け入れられる医療 機関を確保する必要があ る。
今後 の取 組 方針
Ⅰ ドクターヘリ事業
鳥取県及び愛媛県と 出動範囲や費用負担等の 取り決めを行い,広域連 携体制の構築を図る。
Ⅱ 救急搬送受入体制確 保事業
受入困難患者を確実に受 け入れるための空き病床 を確保することにより,圏域の二次救急医療を 安定化させ,二次救急輪 番病院への参加を促進し ,救急医療体制の充実を 図る。
健康福祉局
平成 28 年 度主 要事 業の 成果
支出科目 款:衛生費 項:医薬費 目:医務費 担 当 課 医務課
事 業 名
広島 都市 圏 の医 療機 能強 化事 業 (単 県)
目的
医療資源が集中する広島都市圏における医療提供体制の効率化と若手医師を惹きつける医療環境の 魅力アップにより,県内 全域の医療機能の高度化 と医師の安定的確保を図 る。
事業 説明
対象者
県民及び医療関係者 事業内容
10~20年後の人口構 造や社会環境の変化を見 据えて,県民が安心して医療サービスを受けるこ とができ,医療者を惹き つける医療提供体制を構 築するため,4基幹病院 を中心とした,医療機能連 携強化の実現について検 討する。
(単位:千円)
内 容 当初予算額 最終予算額 予算執行額
【基幹病院等の機能連携 強化】
「基幹病院等連携強化実 行会議」等の設置・運営
16,990 16,990 14,957
成果 目標
「基幹病院連携強化整備 計画」を策定
平成 28 年 度実 績
広島市都市圏における,より質の高い効果的・効 率的な医療提供体制の構 築を進めることについて, 基幹病院等の運営に関わ る8者〔広島大学病院,県立広島病院,(地独)広島市立病院機構,広島赤 十字・原爆病院,(一社 )広島県医師会,(一社)広島市医師会,広島市及び広島県〕が連携して 取 り組む協定書を平成28 年6月に締結した。
この協定書に基づき設置 した「基幹病院等連携強 化実行会議」(2回開催 )において,難易度の高 い希少性疾患の治療成績 の向上を目的とした具体 的な集約対象を決定する など,基幹病院等の機能 分 化・連携に向けた役割分 担を着実に進めた。
今後 の課 題
○ 症例集積による強み の顕在化や医療資源の全 体最適に向けて,「基幹 病院等連携強化実行会議 」 において,民間病院も含 めた連携策の具体化に引 き続き取り組む必要があ る。
○ また,連携策に応じ た具体的な事例でのフィ ジビリティ・スタデ ィに より,医療機能の連携・集 約に伴う医療機関の経営 への影響を明らかにする 必要がある。
今後 の取 組 方針
○ 基幹病 院等の更 なる 連携強化に 向けて, 引き 続き,「基 幹病院等 連携 強化実行会 議」にお いて , 目指す姿を共有するとと もに,連携における経営 への影響やメリット・デ メリットの整理など,様々 な観点からのシミュレー トを通じて,連携策の具 体化を進める。
分野 領域
安心な暮 らしづく り 医療・介護
施策 4 6
医療資源が集中する都市部の医療提供 体制の効率化・ 高度化を進めます。
①
広島都市圏の医療提供体制の効率化・ 高度化
健康福祉局
平成 28 年 度主 要事 業の 成果
支出科目 款:民生費 項:社会福 祉費 目:社会福祉総務 費 担 当 課 医療介護人材課
事 業 名
介護 福祉 士 等修 学資 金貸 付制 度 補助 金( 一部 国庫 )
【一 部新 規 】
目的
介護人材の確保を図るた め,介護福祉士等の養成 施設修学者への修学支援 等を行うとともに,離職 した介護職員の再就業支 援を行う。
事業 説明
対象者
・介護福祉士養成施設及 び社会福祉士養成施設の いずれかに在学する者
・介護職員として1年以 上の経験を有する離職し た者 事業内容
国の一億総活躍社会の実 現に向けた緊急対策を活 用して,(社福)広島県 社会福祉協議会が実施す る介護福祉士等修学資金 貸付事業及び再就職準備 金貸付事業の支援を行う 。
(単位:千円)
区分 内 容
負担 割合
当初 予算額※
最終 予算額※
予算 執行額※
介護福 祉士等 修学資 金貸付
○ 介護福祉士等養成施 設入学者への修 学資金の貸付
【対象者】
介護福祉士指定養成施設 等に在学し, 介護福祉士等の資格取得 を目指す 学生
【貸付額(上限)】 学費 5万円(月額)
入学準備金 20万円(初回に限る) 就職準備金 20万円(最終回に限る) 等
【返還免除】
就 職 後 5 年 間 の 実 務 従 事 に よ り 返 還 を 免除
国9/10 県1/10
431,483 431,483 431,483
再就職 準備金 貸付【新 規】
○ 潜在介護人材が再就 業する場合の就 職準備金を貸付
【対象者】
離職した介護職員(1年 以上の経験を 有する者)
【貸付額(上限)】
再就職準備金 20万円(1回を限度)
【返還免除】
再 就 職 後 2 年 間 の 実 務 従 事 に よ り 返 還 を免除
国9/10 県1/10
335,400 335,400 335,400
合 計 766,883 766,883 766,883
※平成27年度2月補正(経済対策)を含む。
分野 領域
安心な暮らしづくり 医療・介護
施策 4 8
質の高い介護サービス体制確保のた め,人材の確保・ 育成に取り組みます。
①介護人材の確保・ 育成,定着
成果 目標
指 標 名 現状(H26) 目標(H29) 介護職員が不足している と感じる事業所割合 60.4% 50.0%以下
介護関係の離職率 15.9% 15.6%以下
平成 28 年 度実 績
指 標 名
基準値
(平成26年度)
目標値
(平成29年度)
実績値
(平成28年度) 介護職員が不足し ている と感じる事業所
割合
60.4% 50.0% 69.3%
介護関係の離職率 15.9% 15.6% 17.2%
今後 の課 題
○ 介護福祉士及び社会 福祉士
・ 介護職員の安定的な 質と量の確保のため,修 学資金等の継続的な貸し 付けに向けた原資の安定 化について,介護福祉士 等養成校から強い要望が ある。
・ 貸付制度について高 校の教育関係 者 , 学 生 や そ の 親 等 に 制 度 が 浸 透 し て い な い 可 能 性 が あ る 。
○ 実務者研修資金貸付
・ 平成28年度は開始時期が年度後半になったに もかかわらず,計画値に 近い貸付実績があった。 働きながら介護福祉士を 目指す介護職員を対象と した貸付制度であり,質 の向上の観点からも引 き続き活用の促進と需要 に応じた原資を確保して いく必要がある。
○ 離職介護人材再就職 準備資金貸付
・ 平成28年度は開始時期が年度終盤になった ため,実績がなかった。
・ 介護職経験者の呼び 戻しは即戦力の確保につ ながり得ることから,制度の周知徹底を図り,活 用を促進する必要がある 。
今後 の取 組 方針
○ 介護福祉士及び社会 福祉士
・ 貸付原資が安定的に 確保できるよう他の都道 府県等と共同で国へ働き かけを行う。
・ 養成校と一体となっ て周知徹底すること等で 活用を促進し,介護福祉 士及び社会福祉士の安定 的な養成を支援する。
○ 実務者研修資金貸付
・ 貸付原資が安定的に 確保できるよう他の都道 府県等と共同で国へ働き かけを行う。
○ 離職介護人材再就職 準備資金貸付
・ 福 祉 ・ 介護 施 設 ・事業 所 の 協 力 を得 た り ,ハロ ー ワ ー ク 等の 職 業 紹介所 へ の チ ラ シの 配 布 等 , きめ細かな広報活動を行 い,制度の周知徹底を図 り活用に結びつける。
健康福祉局
平成 28 年 度主 要事 業の 成果
支出科目 款:民生費 項:社会福 祉費 目:社会福祉総務 費 担 当 課 地域福祉課
事 業 名
社会 福祉 法 人経 営労 務管 理改 善 支援 事業 (国庫 )
【新 規】
目的
介護や保育等のサービス を安定的かつ継続的に提 供するため,介護や保育 事業等を行う社会福祉法 人における経営労務管理 改善の取組を推進し,勤 務環境の改善や経営体制 の強化を図るとともに,福 祉・介護人材の確保・職 場定着の促進につなげる 。
事業 説明
対象者
社会福祉法人 事業内容
(単位:千円) 内 容 負担割合 当初予算額 最終予算額 予算執行額 社会福祉法人が経営労務 管理の専門家(公
認会計士,税理士 ,弁護 士,中小企業診断士, 社会保険労務士等)から ,雇用管理改善や経 営体制強化に対する支援 を受け,経営労務管 理の改善を図る取組に対 して補助する。
【補助額】460千円/法人
【補助法人】43法人
国10/10 ― 5,232 4,122
成果 目標
区 分 現 状 目標(H29)
介護職員が不足している と感じる事業所数 60.4%(H26) 50.0%以下
介護関係の離職率 15.9%(H26) 15.6%以下
保育士人材バンクのあっ せんによる就業数(累計 ) 571人(H27) 809人
平成 28 年 度実 績
区 分 現 状 目標(H29) 実績(H28) 介護職員が不足している と感じる事業所数 60.4%(H26) 50.0%以下 69.3% 介護関係の離職率 15.9%(H26) 15.6%以下 17.2% 保育士人材バンクのあっ せんによる就業数(累計) 571人(H27) 809人 885人
分野 領域
安心な暮らしづくり 医療・介護
施策 4 8
質の高い介護サービス体制確保のた め,人材の確保・ 育成に取り組みます。
①介護人材の確保・ 育成,定着
今後 の課 題
○ 社会福祉法人の勤務 環境の改善によって,福 祉・介護人材の離職 防止 ,定着促進を図るため,社 会福祉法人経営労務管理 改善支援事業を実施していない社会福祉法人の経 営労務管理改善の取組を 推進していく必要がある 。
今後 の取 組 方針
○ 社会福祉法人経営労 務管理改善支援事業の実 施による,経営労 務管理の効果的な改善策について, 横展開を図ることにより 支援を行っていく。
健康福祉局
平成 28 年 度主 要事 業の 成果
支出科目 款:衛生費 項:公衆衛 生費 目:中高年保健対 策費 担 当 課
地域包括ケア・高齢者支 援課, 医療介護計画課,医療介 護保険課 事 業 名
疾病 予防 ・ 重症 化予 防コ ラボ ヘ ルス 事業 (単 県)
【新 規】
目的
県民の健康寿命の延伸を 図るため,レセプトデー タ等の分析結果を活用し ,一人ひとりの健康状態 に応じた支援に重点を置 いたヘルスケア事業の手 法の確立と環境の整備に より,県民の健康への行 動 変容を促す。
事業 説明
対象者
県内の保険者,被保険者 等 事業内容
疾病予防・重症化予防事業を全県で推進してい く仕組を構築するため,健康リスク予測分析等の 先 進的な手法や健康づくり への取組を促すためのポ イント制度等を活用した モデル事業を実施する。
(単位:千円)
区 分 内 容 当初予算額 最終予算額 予算執行額
疾 病 予 防 及 び 重 症 化 予 防 モ デ ル 事 業 【 新 規】
○ レセプトや健診情報 等から,将来 の健康状態を示す「健康 リスク予測 分析」を実施し,危機意 識の醸成や 効果を見える化
○ スマートフォン等のICTを活用 し,血圧などのバイタル 数値に応じ た保健指導を実施
○ 多職種(医師,管理 栄養士,健康 運動指導士等)による効 果的な保健 指導を実施
40,828 40,828 35,545
重 症 化 予 防 人 材 養成事業
【新規】
○ インターネットを活 用した研修等 を実施し,潜在的有資格 者(保健師 等)に対して重症化予防 の指導スキ ルを認定
16,711 4,388 4,388
ヘ ル ス ケ ア ポ イ ント制度
【新規】
○ 健康診断受診や健康 講座参加等 を行った県民にポイント を付与し, 健康づくりに係るサービスの利用に 還元できる制度を創設す ることで, 県民の健康への行動変容 を推進
10,601 10,601 10,243
合 計 68,140 55,817 50,176
成果 目標
・健康寿命の延伸:全国 平均を上回り,平均寿命 の伸び以上に延伸(H34)
・特定健康診査受診率: 70%以上(H32)
・メタボリックシンドロ ームの該当者及び予備群 の減少:H20年度に比べ25%減少(H29)
・糖尿病性腎症による新 規透析導入患者の減少: H25年度に比べ20%減少(H35)
・2型糖尿病者の減少: H25年度に比べ20%減少(H35)
分野 領域
安心な暮らしづくり 健康
施策 4 9
県民の健康づくりや疾病予防,介護予防 を推進し,健康寿命の延伸を目指しま す。
①健康な県民の割合の増加
平成 28 年 度実 績
指 標 名 基準値
目標値
(平成28年度)
実績値
(平成28年度)
健康寿命の延伸
(全国平均) 男性71.19年 女性74.21年
【H25年度】
全国平均を上回 り,平均寿命の伸 び以上に延伸
【H30.12判明】
特定健康診査受診率
42.9%
【H26年度】
59.0% 【H31.1判明】 メタボ リック シン ドロー ムの該 当者
及び予備群の減少率
30.4万人
【H20年度】
H20年度に比べ 22.5%減少
【H31.1判明】 糖尿病 性腎症 によ る新規 透析導 入患
者の減少率
370人
【H25年度】
H25年度に比べ 2.5%減少
【H30.2判明】 2型糖尿病者の減少率
24.2万人(推計)
【H25年度】
H25年度に比べ 2.5%減少
【H30.3判明】
今後 の課 題
○ 疾病予防・重症化予 防モデル事業については ,ICTの活用や多職種 連携による保健指導とい う 新たな取組であり,医療 保険者とかかりつけ医と の調整など,関係機関相 互の連携調整に時間を要 したことなどから,今後 は,事業の円滑な実施に 向けた取組が必要である 。
○ また,平成29年3 月から開始したヘルスケ アポイント制度について は,メディアを活用した 広 報を中心に周知を行って きたが,参加人数を増や すためには,取組方法を 具体的に県民に周知して いく必要がある。
今後 の取 組 方針
○ 疾病予防・重症化予 防モデル事業については ,関係機関との連携体制 の構築とともに,事業内容 の周知や医療保険者説明 会の開催などの助言指導 を行うことにより,事業 実施者に円滑な事業の実 施を促す。
○ また,ヘルスケアポ イント制度を全県的に展 開するため,医療保険者 や企業などと連携し,県民 一人ひとりに個別に情報 が届く周知・広報方策に より参加人数を増やし,県民の行動変容への働き かけを強化する。
健康福祉局
平成 28 年 度主 要事 業の 成果
支出科目
款:衛生費 項:公衆衛 生費・医薬費 目:予防費・医務費
担 当 課 がん対策課,薬務課 事 業 名
「が ん対 策 日本 一」 推進 事業
(一部国庫 )【 一部新規】広島 がん 高 精度 放射 線治 療セ ン ター 管理 運営 費
(単 県)目的
「県内のどこに住んでいても,どんながんであっても,安心して暮らせる広島県」,「県民みんながそれ ぞれの立場で「がん対策」に取り組む社会」の実現を目指して,がん対策の6つの柱(予防,検診,医療, 緩和ケア,情報提供・相談支援,がん登録)による総合的な対策を実施する。
事業 説明
対象者 県民 事業内容
「がん対策の6つの柱」のうち,「がん予防」,「がん検診」及び「がん医療」の取組を強化するととも に,がんに対する正しい理解と行動変容を促進させる。
(単位:千円)
区分 内 容
負担 割合
当 初 予算額
最 終 予算額
予 算 執行額
がん予防
1たばこ対策の推進【新 規】
がん対策推進条例の受動喫煙防止対策を平成 28年度から施行することに伴い,対象施設にお ける受動喫煙防止対策の 実施状況調査を実施
県 10/10
2,500 2,086 2,051
2ウイルス性肝炎対策
(1)肝疾患コーディネー ターの養成・活用 市町の保健師・企業 の健康管理担当者等に肝 炎に対する知識を習得さ せ,肝炎患者等の適切 な治療をコーディネート して,肝がんへの移行 を防止
(2)肝疾患患者重症化・ 肝がん予防の推進 肝疾患患者フォローアップシステムを活用し た肝炎ウイルス陽性者の 受診動向把握,継続的 な受診勧奨及び定期検査費用の助成等による肝 炎重症化・肝がんへの移 行防止
国1/2 県1/2
12,747 11,627 10,056
分野 領域
④がんに対する正しい理解と行動変容 施策
②がん検診受診によるがんの早期発見
③がん医療提供体制の充実 安心な暮らしづくり 健康 5 2
がん対策日本一を目指し,本県の強みを 生かしたがん対策を推進します。
①がん予防
がん検診
1がん検診普及啓発強化 事業
啓発特使を活用した効果的な手法による情報 発信,マスコミを惹きつ けるイベント・キャン ペーンの実施,「がん検 診へ行こうよ」推進会 議会員の独自啓発活動へ の支援
2がん検診個別受診勧奨 支援事業
市 町 が 実 施 す る 対 象 者 を 絞 り 込 ん だ 受 診 勧 奨・再勧奨等に要する資 料作成や経費支援,市 町がん検診担当者を対象とした受診率向上促進 研修の実施
国1/2 県1/2
41,254 41,254 38,991
3がん検診精度管理推進 事業
市 町 が 実 施 す る が ん 検 診 の 精 度 向 上 の た め , 専門家による評価・助言 を実施
県 10/10
がんに対する正しい理解
と行動変容の促進
1Teamがん対策ひろ しま推進事業
がん予防,検診 ,患 者団体支援,就労支援 に 取り組む「Teamがん 対策ひろしま」登録企 業を支援するとともに,登 録企業の増加を図り, 地域社会全体でのがん対 策を推進
2がん対策サポートドク ター・がん検診サポー ト 薬剤師実施事業
身近な医療の専門家 を「がんよろず相談医」,
「がん検診サポート薬剤 師」として養成し,検 診の受診勧奨やがん医療ネットワークへの適切 な紹介等を実施
国1/2 県1/2
10,791 6,791 6,180
がん医療
1広島がん高精度放射線治療センター管理運営費 平成 27 年 10 月に開業した広島がん高精度放 射線治療センターを指定 管理者(広島県医師会) により運営
県 10/10
564,025 471,255 441,212
合 計 631,317 533,013 498,490
成果 目標
がん予防
・飲食店等の禁煙・分煙 表示…80%以上【H29】
・C型肝炎ウイルス検査 陽性者の受診率75%【H28】 がん検診
・がん検診受診率50%【H28】
・市町がん検診の精密検 査受診率80%以上【H29】 がんに対する正しい理解
と行動変容の促進
・「Teamがん対策ひ ろしま」登録企業…45社【H29】 がん医療 ・がん医療提供体制の充 実
平成 28 年 度実 績
がん予防
○ たばこ対策
・ 飲 食 店 等第 3 種 施設約 1 万 施 設 (無 作 為 抽出) に 対 し て 受動 喫 煙 防止対 策 実 施状況調査を行った。
〔調査結果〕禁煙・ 分煙等表示率:31.6%( うち飲食店56.5%) 禁煙・ 分煙実施率:71.2%(う ち飲食店52.6%)
○ ウイルス性肝炎対策
・ 「ひろしま肝疾患コ ーディネーター」を128人養成した。
・ 「健康管理手帳」の 改訂を行った。
・ 平成27年度までに肝疾患患者フォローアッ プシステムに登録した者 に対し, 医療機関への受診勧奨を 実施した。〔平成28年度末登録者数:2,218人〕
また,一定の要件を満た した登録者に対し,定期 検査費用等の助成を行っ た。
・ さらなる肝炎 対策 を促進するため,現 状及 び課題を整理し,新 たな 施策方針 及び目標について,第3 次肝炎対策計画を策定し た。
がん検診
・ がん検診啓発キャン ペーンへの認知度は平成 26 年度から 80%以上を 維持して おり,認知した県民の半 数以上が啓発キャンペー ンによって以前より「が ん検診」 に関心を持った。
〔インターネット調査〕 64.3%(H25.1)⇒ 84.5%(H29.2)
・ 平成28年のがん検診受診率は,下表のとおり であり,第2次広島県が ん対策推 進計画に掲げる目標の50%に達しなかった。
・ 精密検査受診率 の低 い大腸がんの受診率 向上 に向け,受診者実態 調査 結果に基 づく効果的な啓発資材案 を作成した。
が ん に 対 す る 正 し い 理 解 と 行 動 変 容の促進
・ 「Teamがん対策 ひろしま」登録企業は ,当初の目標を上回る累計37社が登 録した。
〔登録企業数〕 H28目標(累計):30社 ⇒ 実績:37社
・ 「がんよろず相談医 」41人,「がん検診サポート薬剤師」215人を養成した。
がん医療
・ 「広島がん高精度放 射線治療センター」の新 規患者数は,着実に増加 しており, 高精度な放射線治療の効 率的な提供体制の整備が 進んできている。
指 標 名
基準値
(平成23年度)
目標値
(平成29年度)
実績値
(平成28年度) 喫煙率
(県民健康・栄養調査)
男性26.9% 女性5.5%
男性22%以下 女性5%以下
男性24.1%
女性5.1%【H25年度】 C型肝炎ウイルス
検査陽性者の受診率
65%【H21年度】 75%以上【H28年度】 75.0%
がん検診受診率
(国民生活基礎調査)
胃:32.6% 肺:23.3% 大腸:23.3% 子宮:40.0%
乳:36.9%【H22年】
全て50%【H28年】
胃:40.5% 肺:42.1% 大腸:38.8% 子宮:40.2%
乳:40.3%【H28年】
市町がん検診 精密検査受診率
胃:79.7% 肺:75.3% 大腸:67.4% 子宮:69.0% 乳:80.1%
全て80%以上
胃:75.8% 肺:70.0% 大腸:66.4% 子宮:72.5%
乳:82.6%【H26年度】
今後 の課 題
○ がん予防
・ たばこ対策
「広島県がん対策 推進条例」による受動喫 煙防止対策を徹底すると ともに,特に,受動喫煙 の 機会が多いと見込まれる 飲食店については,禁煙 ・分煙等表示の徹底を図 る必要がある。
・ ウイルス性肝炎対 策
肝炎ウイルス検査 で陽性が判明し,一度は 受診しても約2割の者は 継続受診しておらず,そ の うちの約3割は自分から 通院をやめていることか ら,継続受診の必要性を 周知し,肝疾患患者フ ォローアップシステムへ の登録を促進する必要が ある。
○ がん検診
・ キャンペーン展開 により,高い認知度を維 持しているが,がん検診 受診率の向上につながっ て いないため,具体的に実 効性のある対策を実施す る必要がある。
・ 精密検査受診率向上対策については,市町 における精密検査受診結 果の把握方法の実態が正 確 に確認できていないこと から,根本的な課題の整 理が必要である。
○ がん医療
「広島がん高精度放 射線治療センター」の安 定的な運営を図るため,更なる紹介患者の増加を図 る必要がある。
今後 の取 組 方針
○ がん予防
・ たばこ対策
市町,各種業界団 体への協力要請や,県広 報媒体等を活用し,条例 の周知及び受動喫煙防止 対 策の啓発・広報を強 化す るとともに,特に飲 食店 に対しては,保健所 等と 連携して個別訪問し , 禁煙・分煙等の表示を徹 底する。
・ ウイルス性肝炎対 策
市町で実施する肝 炎ウイルス検査陽性者に 対し,肝疾患患者フォロ ーアップシステムへの登 録 及び初回精密検査制度利 用を積極的に促すよう, 市町等へ働きかける。
肝疾患患者フォロ ーアップシステム登録者 に対する定期検査費用の 助成について,自己負担 限 度額の引き下げにより患 者の負担軽減を図り,さ らなる利用を促進する。
○ がん検診
・ 市町が独自に実施 する受診勧奨への経費助 成を廃止し,他の自治体 において効果の上がって い る「5がん綴り受診券」による個別受診勧奨やソ ーシャルマーケティング を活用した再勧奨に限 定した支援を行う。
・ 精密検査受診率向上対策の課題の解決に向 けて,市町が実施してい る受診状況の把握方法や 検 査結果報告との関連など 目的を明確にした上で, 実態調査を実施し具体的 な対策を検討する。
○ がん医療
「広島がん高精度放 射線治療センター」につ いて,広島市内4基幹病 院からの該当患者の紹介 を 徹底するとともに,県民 及びその他の医療機関へ の広報活動の強化を図る 。