ダイジェスト版
観音寺市
男女共同参画社会とは?
男
女
共同参画社会とは?
男女がともにお互いを認め合い、性別にかかわらず一人ひとりが家庭、地域、学校、
職場などの社会のあらゆる分野で個性と能力を十分に発揮できる、市民みんなが主役の
社会です。また、あらゆる分野に対等なパートナーとして参画することで、ともに喜び
や責任を分かち合う社会です。
家庭では…
男女はともに家族の構成員です
家事、子育て、介護など、
性別にかかわりなく、
家族みんなで役割分担して
協力し合うことが必要です
地域では…
暴力や差別を許さないまちづくりや子育てに
地域ぐるみで取り組むことが重要です
性別、世代を超えて
地域活動へ積極的に参画することにより
地域に活力がうまれます
学校では…
職場では…
働きやすい職場で
男女がともに個性と能力を発揮し
いきいきと働くことが望まれています
バランスのとれた労働時間で
仕事と家庭生活などのバランスをとることが
個性を認め合い
相手に対する思いやりを持った
◇本計画は、「男女共同参画社会基本法」第 14 条第 3 項に基づいて、観音寺市が男女共同参画のまちづく りを総合的かつ計画的に推進するための基本的な計画です。
◇「観音寺市総合振興計画後期基本計画(平成 25 年3月策定)」や関連する他の部門の個別計画との整合性
を図りつつ、平成 25 年7月に実施した「男女共同参画社会に関する市民アンケート」、「男女共同参画社 会に関する事業所アンケート」、パブリック・コメントを通して寄せられた市民の皆様のご意見やご提言 をふまえ、「観音寺市男女共同参画推進会議」で検討し、市民と行政が協働で策定したものです。 ◇本計画を「配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律」に基づく本市における基本計画と
位置付けます。
計画の性格
本計画の期間は、平成 21 年度から平成 30 年度までの 10 年間のうち、計画見直し後の後期5年間(平 成 26 年度から平成 30 年度)を実施期間として進行管理を行うものです。
計画の期間
計画の体系
だれもが自分らしく生きる
まちへの意識づくり
だれもが自分らしく生きる
まちへの意識づくり
だれもがあらゆる分野に
参画する元気なまちづくり
だれもがあらゆる分野に
参画する元気なまちづくり
だれもが多様な働き方の
できる環境づくり
だれもが多様な働き方の
できる環境づくり
一人ひとりの人権が尊重
される明るい地域づくり
一人ひとりの人権が尊重
される明るい地域づくり
男
女
が
と
も
に
認
め
合
い
、と
も
に
支
え
合
う
ま
ち
広報・啓発活動の推進
政策・方針決定過程への女性の参画拡大
ともに参画する家庭・地域づくり
国際交流と国際協調の推進
配偶者等からの暴力防止と被害者支援
一人ひとりの人権意識の高揚と暴力の根絶
生涯にわたる健康支援 仕事と生活の調和
就労・雇用の場における 男女共同参画の促進
農業、漁業や自営の商工業における 男女のパートナーシップの確立
基本目標■
Ⅰ
だれもが自分らしく生きるまちへの意識づくり
男女が性別にとらわれることなく、ともにさまざまな活動に参画するためには、家庭や職場、地域社会などに残っ ている性別による偏りや差別を解消し、お互いに認め合うことが不可欠です。
そのため、男女共同参画の視点に立った家庭や学校、地域における教育を充実するとともに、男女共同参画の理念 や意義についての啓発や情報提供を行うなど、市民の意識形成に努めます。
1
広報・啓発活動の推進
広報・啓発活動の推進
① あらゆる機会における広報・啓発活動の充実 ② 男女共同参画についての情報の収集と提供 ③ 男女共同参画に関する広報・啓発活動の推進
2
あらゆる場における男女
共同参画に関する教育・学習の充実
あらゆる場における男女
共同参画に関する教育・学習の充実
① 家庭における男女共同参画に関する教育・学 習の推進
② 学校や就学前における男女共同参画に関する 教育・学習の推進
③ 地域における男女共同参画に関する学習の推進
資料:男女共同参画社会に関する市民アンケート(平成20、25年)、平成24年度県政世論調査(香川県)
「男は仕事、女は家庭」という考え方について
0% 20% 40% 60% 80% 100% 41.8 53.8 4.4
34.3 60.6 5.1
51.7 44.8 3.5
46.3 52.2 1.5
32.3 61.8 5.9
同感する 同感できない わからない・無回答 観音寺市(H25)
女性
男性
観音寺市(H20)
基本目標■
Ⅱ
だれもがあらゆる分野に参画する元気なまちづくり
男女共同参画社会を実現するためには、男女がとも に自立した個人として、対等な立場で社会のあらゆる 場に参加し、責任を担うことができる社会を形成する ことが大切です。
そのため、だれもが社会で活躍できるように、自ら の能力を高め、活躍の場を広げるためのチャレンジを 支援し、特に、女性の参画が少ない政策や方針決定の 場への参画を推進します。また、家庭や地域社会にお ける男女共同参画と国際交流や国際協調の推進に努め ます。
1
政策・方針決定過程への
女性の参画拡大
政策・方針決定過程への
女性の参画拡大
① 各種審議会等における女性の参画促進 ② 地域団体等における女性の参画促進 ③ 女性の人材育成と情報提供
3
国際交流と国際協調の推進
国際交流と国際協調の推進
① 男女平等に関する国際的な取り組みについて の理解の促進
② 国際交流・協力の促進
2
ともに参画する
ともに参画する
家庭・地域づくり
家庭・地域づくり
① 家庭生活での男女共同参画の推進 ② 地域社会での男女共同参画の推進 ③ 防災における男女共同参画の推進
④ 男女共同参画のまちづくりに向けた市民の主 体的活動への支援
⑤ 高齢者・障がい者がいきいきと暮らせる環境 づくり
資料:男女共同参画社会に関する市民アンケート(平成20、25年)
男性優位の組織運営になっているから
家族の支援・協力が得られないから
女性の能力発揮の機会が不十分だから
女 性 側 の 積 極 性 が 十 分 で ない から
男女共同参画社会の実現に向けての問題について
43.4% 44.0%
49.0% 47.7% 40.7% 37.1%
45.6% 37.3% 29.7% 26.4%
36.1% 35.0%
■女性(平成25年)
■男性(平成25年)
■女性(平成20年)
■男性(平成20年)
27.4% 24.0% 23.6% 21.2% 19.7% 16.7% 17.0%
20.3% 16.4%
19.3% 18.3%
22.3% 15.1% 15.2%
21.4% 21.2%
0% 20% 40% 60%
家庭・地域・職場における性別役割分担、 性差別の意識があるから
女性の参画を積極的に進めようと意識 している人が少ないから
基本目標■
Ⅲ
だれもが多様な働き方のできる環境づくり
男女がともに自立し、自身の生き方を主体的に選択す るためには、性別による差別的な取り扱いを受けること なく働き続けられることが基本的な条件といえます。 そのため、雇用や生活がさまざまな形態となる中で、 男女がともに働きやすい社会の実現に向け、さまざまな 制度や支援などの取り組みを充実させ、仕事と生活の調 和(ワーク・ライフ・バランス※)の推進を目指します。 そして、だれもが対等なパートナーとして多様な働き方 ができる職場の環境づくりと女性の地位向上に向けた取 り組みを推進します。
1
仕事と生活の調和
仕事と生活の調和
① 仕事と生活の調和に向けての環境づくり ② 仕事と子育ての両立支援
③ 仕事と介護の両立支援 ④ 社会で支える福祉の充実
3
農業、漁業や自営の商工業における
男女のパートナーシップの確立
農業、漁業や自営の商工業における
男女のパートナーシップの確立
① 農業、漁業や自営の商工業での働きやすい環 境づくり
② 女性、高齢者の能力が発揮できる環境づくり
2
就労・雇用の場における
男女共同参画の促進
就労・雇用の場における
男女共同参画の促進
① 男女の均等な機会と待遇の確保
② 男女がともに働きやすい職場環境の整備 ③ 女性管理職の登用などの推進
④ 多様な働き方、多様な能力の発揮を可能にす る環境の整備
⑤ 働く男女の健康管理対策の推進
全体(H25)
女性
男性
全体(H20)
全体(H25)
女性
男性
全体(H20)
※ワーク・ライフ・バランスとは…仕事と私生活がうまく調和できるよう、男女の働き方の見直しを進めること。
仕事・家事・プライベートな時間の優先度について
0% 20% 31.6
19.5
47.4
35.4
18.2 2.4 14.1 12.8 14.5 34.0
1.7 1.7 2.3
2.7 8.4 7.8 20.1 39.1 1.3
1.3 3.5
1.9 21.2 19.3 7.4 27.6 19.5 2.4
2.4 0.7
2.9 15.1 14.2 14.2 41.3 9.3 1.2
1.2 1.8
17.2 13.8 25.2 2.7 6.3 5.3 4.8 6.5
17.4 1.9 10.0 5.5 9.3 4.0 4.5
15.9 32.8 1.31.55.5 6.8 16.8 9.9 22.8 3.2 4.9 4.8 5.8 17.1
40% 60% 80% 100%
仕事優先 家事優先 仕事と家事優先 プライベートな時間優先 仕事とプライベートな時間優先 家事とプライベートな時間優先 仕事、家事、プライベートを両立 無回答
0% 20% 40% 60% 80% 100% 現実は…
希望は…
基本目標■
Ⅳ
一人ひとりの人権が尊重される明るい地域づくり
男女が対等なパートナーとして暮らすことができるまちを実現するためには、個人としての尊厳が尊重され、その 人らしく生きることができる社会を形成することが大切です。
特に、配偶者等からの暴力は、犯罪となる行為をも含む重大な人権侵害であり、どのような関係においても、暴力 は決して許されるものではありません。また、セクシュアル・ハラスメント、性犯罪などの性別に起因する問題は、 男女の不平等に根ざしているものと考えられています。
そのため、一人ひとりの人権意識の高揚を図り、暴 力の根絶に努めるとともに、被害者保護と自立支援に 向けた取り組みを推進します。
また、リプロダクティブ・ヘルス/ライツ※(性と生 殖に関する健康と権利)は女性の人権を考えるうえで 重要なものの一つと認識されています。男女がお互い の性を正しく理解し合い、性や命を大切にする教育や 生涯を通じた心と体の健康づくりを支援していきます。
1
配偶者等からの
暴力防止と被害者支援
配偶者等からの
暴力防止と被害者支援
① 配偶者等からの暴力を許さない社会づくり ② 相談体制の充実と被害者保護の推進 ③ 被害者の自立支援
④ 被害を繰り返さない仕組みづくり
3
生涯にわたる健康支援
生涯にわたる健康支援
① 心と体の健康づくり支援 ② 妊娠・出産等に関する健康支援 ③ 性や命を大切にする教育の充実 ④ 生涯を通じた健康づくり
2
一人ひとりの人権意識の
高揚と暴力の根絶
一人ひとりの人権意識の
高揚と暴力の根絶
① メディアにおける人権の尊重
② あらゆる差別と暴力を許さない社会づくり ③ 相談体制の充実と被害者保護の推進
④ 子どもに対する暴力の根絶に向けた対策の推進
資料:男女共同参画社会に関する市民アンケート(平成20、25年)
大声でどなる(H25)
大声でどなる(H20) 「女(男)のくせに」「女(男)だから」と
差別的な言い方をする(H25) 「女(男)のくせに」「女(男)だから」と
差別的な言い方をする(H20) 何を言っても無視し続ける(H25)
何を言っても無視し続ける(H20)
医師の治療が必要とならない程度の暴力(H25)
医師の治療が必要とならない程度の暴力(H20)
医師の治療が必要となるほどの暴力(H25)
医師の治療が必要となるほどの暴力(H20)
命の危険を感じるほどの暴力(H25)
命の危険を感じるほどの暴力(H20)
※リプロダクティブ・ヘルス/ライツとは…すべての人、中でも女性が生涯にわたって、自らの健康の保持増進と自己決定を図ることと、そ のための身体的・精神的・社会的な諸権利が基本的人権として保障されていることを指します。
配偶者や恋人などからの暴力について
7.5% 10.2% 10.8% 11.3% 12.5% 16.9%
0% 5% 10% 15% 20% 25%
2.6% 10.1% 7.1% 6.3% 12.2% 17.1% 2.7% 4.9% 4.6% 5.0% 6.4% 10.4% 0.8% 3.1% 1.0% 2.8% 6.2% 2.3% 0.0% 1.2% 0.2% 0.8% 2.3% 0.4% 0.3% 1.2% 0.2% 0.6% 2.3%
自分がしたことがある 相手からされたことがある したこともされたこともどちらもある
男女共
70.0%
472人*
*
はH24年度実績12.7%*
161人
900人/年*
271件*
210人*
14人*
136人*
6,986人*
32.0%*
20件*
30.7%*
30.3%*
63戸*
女性56.4%
男性61.0%
観音寺市男女共同参画計画(ダイジェスト版) 平成26年3月発行
発 行/観音寺市政策部企画課 男女共同参画推進室庁内の推進体制の強化
観音寺市男女共同参画推進会議との連携
観音寺市男女共同参画ネットワーク「GENKIネット」への支援
男女共同参画に関する情報の提供
市民との協働による推進
施策の点検・評価
国・県・関係機関との連携
計画の推進に向けて
計画の数値目標
指 標 項 目
「男は仕事、女は家庭」という考え方に同感する市民意識の割合
市の審議会等に占める女性委員の比率
女性委員のいない審議会等の比率
男性の料理教室参加者数
地域や社会の活動に参加している市民の割合
「GENKIネット」の認知度
パパママ教室参加率(参加組数/妊娠届出件数)
観音寺市国際交流協会会員数
各種国際交流事業に参加した市民数
※平成24年度実績はチャリティーコンサート(単年度)により450人加算子育てホームヘルプサービス利用状況
放課後児童クラブ(学童保育)利用者数 ※実人数
市職員の女性管理職の割合 ※課長補佐級以上
女性認定農業者数
家族経営協定締結農家数
健康栄養相談参加者数(64歳以下) ※実人数
健康教育参加者数
※延人数
乳がん検診受診率
子宮頸がん検診受診率
特定不妊治療費助成件数
健康教室の参加者の割合 (教室参加者/基本チェックリスト送付者)
30.0%
30.0%
10.0%
500人
20.0%
20.0%
200人
470人/年
300件
380人
25.0%
20人
70戸
350人
7,700人
35.0%
35.0%
25件
40.0%
41.8%
18.0%
38.1%
15.1%
22.1%
平成25年