テストについて
• 7月29日(月曜日)1,2限、155教室にて、筆記テストを 行う。試験時間は60分。
• 一切の持ち込みは不可
• 注意:カンニングなどの不正行為には,厳罰(今期の専
門科目の評価を全て「不可」としたうえで「広島大学学生 懲戒指針」により,懲戒処分)が科されるので,厳に慎む こと。
労働経済学1(第15回)
広島大学社会科学研究科 特任助教
川田恵介
第2章 貧困・格差の現状と分厚い中間層の復活に向 けた課題
本章の問題意識
• 経済不況が長引く中で、労働者間の格差が拡大した
のではないか?
• 少子高齢化が進展する中で、社会を支える層として、
分厚い中間層(自ら働いて人間らしい生活を営むこと ができる層)の復活が重要である。
生活程度の意識調査
生活水準は中程度と答える人が
相対的貧困率
貧困線:可処分所得の中央値の半分
相対的貧困率:貧困線に満たない世帯員の割合
世帯の年齢構造別可処分所得
高齢者世帯:65歳以上の者のみで構成する、あるいは そこに18歳未満の未婚者が加わった世帯⇒所得が低 い世帯が多い。
雇用形態別所得分布
非正規雇用者のほうが、 に多く分布 している。
年齢別賃金分布(正社員)
年齢が上がるにつれ、賃金分布は右方向にシフトする
(50歳以上54歳以下でピークを迎える)。
年齢別賃金分布(正社員以外)
年齢が上がっても、賃金分布はあまり
正社員に成りたい労働者の割合
年次が上がるごとに、正社員になりたい労働者の割合 は 。
労働時間等を重視して、自ら非正規社員であることを選 択している可能性がある。
長期失業率の割合
長期失業率:労働力人口に占める失業期間が1年以上の 労働者の割合⇒近年、完全失業率は減少傾向にあるが、 長期失業率は にある。
労働経済白書の政策提言
• 非正規雇用の増大が雇用所得減少の大きな要因
• 賃金引上げは、財への需要増大を通じて、経済全体
に好影響を与えることを社会全体で認識すべき。
• 非正規雇用の労働者が主たる生計者である家計も増
加しており、これらの労働者が一定水準以上の生活を 送ることができる社会を目指すべき
第3章 就労促進に向けた労働市場の需給面及び
質面の課題
第3章の問題意識
• 少子高齢化が進む中で、社会を維持していくためには、
就業率を上昇させることが重要である。
• 特に就業率が低い、女性、若者、高齢者の就業促進
策について、議論を行う。
• 本講義では、とくに若年層に議論を絞る。
年齢階級別失業率の推移
• 他の年齢層に比べて、若年層の失業率は
• の影響を強く受ける。
大卒者への有効求人倍率
リクルートワークス
• 2013年度の採用予定者を増やす理由を、採用予定者
を増やすと答えた企業にアンケート(2012年5月時点)
採用予定者を増やす理由
就職も進学もしないものの割合
• 90年代後半から急増している。
• 200年代中盤から低下傾向にあったが、リーマンショッ
ク後に急増している。
学部別
• で相対的に高い。
大学の属性別
• で相対的に高い。
• 若年失業率(15歳~34歳)のなかで、
による失業者が大きな割合を占めている。
離職理由別失業率の推移
学歴別離職率
労使間ミスマッチ(重視する要素)
労使間ミスマッチ(離職理由)
まとめ
• 若年失業率上昇の要因として、(1)離職率の高さ、
(2)学卒未就職者の増加、がある。
• ともに労使間でのミスマッチが大きな要因となっている。
• このミスマッチを減らす政策が求められる。