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Speeded-Up Robust Features (SURF) Detector

ドキュメント内 機械知覚&ロボティクスグループ/中部大学 (ページ 36-39)

2.3 スケールスペースを用いたキーポイント検出

2.3.3 Speeded-Up Robust Features (SURF) Detector

図2.10: SIFTのオリエンテーション算出.





gx(p) =L(x+ 1, y; ˆσ)−L(x−1, y; ˆσ) gy(p) =L(x, y+ 1; ˆσ)−L(x, y−1; ˆσ)

(2.38)

スケール領域における勾配強度m(p)と勾配方向o(p)から,重み付き勾配ヒストグラムhist(o)を 次式より求める.

hist(o) =∑

x

y

g(ˆσ)∗m(p)·δ[o, o(p)] (2.39)

hist(o)は勾配方向を36方向に量子化したヒストグラムであり,キーポイントのスケールσˆのガウス 関数g(ˆσ)により重み付けした勾配強度を投票する.ガウス関数による重み付けにより,キーポイン トに近い勾配強度に大きな重みが与えられる.δ[·]はKroneckerのデルタ関数であり,勾配方向o(p) を量子化した際に,量子化勾配方向oに該当する場合に1を返す.この重み付き勾配方向ヒストグ ラムの最大値(ピーク)から80%以上となる勾配方向のビンを全てキーポイントのオリエンテーショ ンθˆとして割り当てる.よって,コーナーのような位置から検出されたキーポイントには2方向以 上のオリエンテーションが割り当てられる.特徴量記述の際には,各方向に対してそれぞれ特徴量 が記述される.さらに,SIFTでは勾配方向ヒストグラムに対して2次関数の多項式フィッティング を適用することで,オリエンテーションを連続値として算出する.この処理により,正確なオリエン テーションの算出が可能となる.

図2.11: Boxフィルタによる2次微分ガウシアンフィルタの近似.

■BoxフィルタによるHessianの近似

SURFによるキーポイント検出では,Hessian-Laplaceの処理に基づいてキーポイントを検出する.

しかし,Hessian-Laplaceではスケールスペースにおいて2次微分ガウシアンフィルタを畳み込んで 極値を検出するため計算コストが高くなる.そこで,SURFは2次微分ガウシアンフィルタをシン プルなBoxフィルタで近似させることで,キーポイント検出の処理を高速化させている.Boxフィ ルタは積分画像と組み合わせることで,高速にフィルタリングすることが可能となる.図2.11に示 すように,2次微分ガウシアンフィルタgxx,gyy,gxyをBoxフィルタBxx,Byy,Bxyで近似する ことができる.Boxフィルタによって計算される画像の2次微分をそれぞれIxx(p;σ),Iyy(p;σ),

Ixy(p;σ)とするとき,近似Hessian行列Hapxは次式のように計算できる.

Hapx =

Ixx(p;σ) Ixy(p;σ) Ixy(p;σ) Iyy(p;σ)

 (2.40)

Ixx(p;σ) = Bxx(σ)∗I(p)≈gxx(σ)∗I(p) (2.41) Iyy(p;σ) = Byy(σ)∗I(p)≈gyy(σ)∗I(p) (2.42) Ixy(p;σ) = Bxy(σ)∗I(p)≈gxy(σ)∗I(p) (2.43)

Boxフィルタにおけるスケールσはフィルタサイズをσに応じて変化させる.例えば,ガウシアン フィルタのスケールがσ={1.2,2.0,2.8,3.6}と変化する場合,Boxフィルタのサイズは{9×9,15× 15,21×21,27×27}のように変化する.

Hessianによるキーポイント検出と同様に,近似Hessian行列Hapxの行列式det(Hapx)を計算す ることでキーポイントのスコアを求める.

det(Hapx) =Ixx(p;σ)· Iyy(p;σ)−(0.9· Ixy(p;σ))2 (2.44)

図2.12: Boxフィルタを利用した極値探索.

ここで,Ixy(p;σ)に0.9の重み付けがされているが,これは行列式det(Hapx)をバランスよく釣り 合わせるための相対的な重み係数である.2次微分ガウシアンフィルタgxx,gxyにより計算した2 次微分画像をIxx,Ixyとすると,次式に示すような2次微分画像のフロベニウスノルムの関係が得 られる.

||Ixy(; 1.2)||F· ||Ixx(; 9)||F

||Ixx(; 1.2)||F· ||Ixy(; 9)||F

= 0.912· · · ≃0.9 (2.45)

フィルタの計算結果はサイズに関して正規化され,任意のフィルタサイズに対して一定のフロベニ ウスノルムが保証されるため重み係数を0.9と定めている.

■Boxフィルタのスケールスペースによる極値探索

SURFにおけるスケール推定はBoxフィルタのサイズを変化させることで,スケールスペースに おけるキーポイントスコア(近似Hessianの行列式)を計算する.図2.12に示すように,Boxフィル タによるスケールスペースでスコアを計算した後,SIFTと同様に26近傍のピクセルと比較して極値 を探索する.注目ピクセルが極値であった場合に,その位置の座標とBoxフィルタのサイズをキー ポイントとスケールとして検出する.

■ オリエンテーションの算出

SURFのオリエンテーション算出は,図2.13に示すようにキーポイントを中心とした6ˆσの領域 からx, y方向のHaar-wavelet (4ˆσ×4ˆσ)を計算する.ˆσはキーポイントのスケールである.計算され た6ˆσの領域内の輝度勾配をキーポイントを中心としてπ3 ずつ回転させながらx, y方向毎に総和を 求める.計算された輝度勾配の総和が最も大きい方向をキーポイントのオリエンテーションθˆとし て採用する.

図2.13: SURFのオリエンテーション算出.

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