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s の中身と評価?

ドキュメント内 第23回会合資料pptx (ページ 67-77)

政府とは中央政府のことか・・・という設問は、

Et

に 地方政府や政府関係機関のものをどこまでどのように 含めるかという視点から見ると、

p

にも深くかかわる。

もちろん、これも政府の行動に関する投資家の判断・

予想である。

さらに、

S t

として

flow

変数として取り扱っているが、

政府の保有資産等を

cash flow

にして投資家への支払い の充てることが予想されれば(物理的に可能であって も、そうはしないと投資家が予想しなければダメ)、

これも

S t

に含まれる。

国債発行によって調達した資金は無駄に浪費されたわけで はなく道路建設等に有効に使用された・・・とし、道路等 に有形固定資産が豊富に存在することを強調する主張があ る。

ここでの論点は、政府資金が「有効」に活用されたか否か ではない。

たとえば、道路や国会議事堂を売却して、それによって調 達した資金を債務返済に使えるか、使うか・・・が論点で ある。投資家が政府の行動をそのようなものと考え予想し なければ、

p

の決定には影響しない。

日本の外貨準備や海外保有資産の面で、日本は大幅な資産超 過だから・・・・という主張についても同様である。ほと んどは国の所有ではないし、国が処分して債務返済にあて る・・・とは投資家は考えない。

[7]. Concluding Remarks

• [6]

Discussion 1

の内容を考慮して、試算例に示した発生イン

フレ率の予想を上方に修正する必要があるかもしれない。

しかし、それ以外の点を考慮しても、最初に示した表に関連し て記した内容を大きく修正する必要はなさそう・・・?

棚上げした、「不可解」な投資家の行動の解明は、まことに興 味深いことになる。

冒頭に記した如く、

t=0

2015

年と想定して読むか、その

10

年前として読むかは読者の選択による。後者のように考えれ ば、不思議な投資家が少なくとも

10

年以上にわたって支配的 であったことになる。もちろん、この状況が、今後も継続す ると考えてよいとする根拠はない。

• Sims

の主張の如く、

FTPL (fiscal theory of the price level) is r elevant to the most prominent current macro-policy issues, and it provides intuitively useful insights

である(前掲

sheet 10)

• FTPL

に基づく共通の基盤・土俵の上で、試算例として示 した予想される諸事態・状況の多様なメニュー(および

、読者自らがさらに拡張したもの)、その読み方として

scenarios

(および、読者自らが内容をさらに具体化し

たもの)を参照しながらの、具体的内容を伴った「財政 再建」論議の論拠を明示した展開が望まれる。本研究が そのための素材・触媒となることが筆者の希望である。

これまでの「財政再建」論議は、長期均衡モデルを用い

、「財政破綻」回避を最優先目標とすることにより、物 価水準や「インフレを通じる『調整』」の検討を実質的 に棚上げ・無視してきた。

[8]. 付論:関連する 4 つの論点

(1). 「調整」後の状況

この研究は、

(

少なくとも

potential

には不安定な)現状からの脱出 に必要なインフレを通じる「調整」(「ガス抜き」?)の規模

(幅)に検討の焦点を合わせている。とはいえ、「調整」後の状況 についてもう少し解説が必要で有用かもしれない。

「調整」は

t=0

で完了する。調整後の平穏な状況下で、経済は順調 に推移する(と投資家は考えるはずである)。

• s t

y 0

に対する比率として想定されている。「調整」後の

GDP

名目

y t

に対する比率は、「調整」幅が大きければ小さくなる。このこ

とは

primary balance

N+1

年目からプラスに転じるとして、その前

後で同様にあてはまる。

y 0

に対する比率

(s)

0.1

だとしても、調整 後の物価水準が

3

倍になれば、

y t

に対する比率は

0.1/3

になる。とは いえ、この比率がマイナスになることはない。

「調整」後は平穏だから、

N+1

年目の前後を問わず、割引率(

ρ

一定の条件を満たせば

t=0

でいかなるインフレによる

「調整」も現実化することなく平穏無事な状況が今後 も維持されると期待できる。

年金受給年齢に達している筆者の世代にかぎらず、

多くの読者の関心が、そのようなケースが現実の日 本経済に妥当するか否かという

relevance

の検討に向 かうはずである。

(2). 「投資家」とは誰のことか?

「投資家」とは誰のことか、誰の割引率が重要であり、割引 率として何を用いるべきか、

s

N

に関する予想として誰の ものが重要かなどの設問に関する周到な検討が必要なはずで ある。この点の検討も読者に任せよう。

特殊なタイプの資産運用機関の特異なタイプの運用担当者が 現状の維持に支配的影響を与えている・・・というようなこ とがあるとしても、その資産運用行動が国民・投票者・消費 者の意向に沿わなければ、早晩市場から淘汰されるはずであ る。

もちろん、一部の官僚・政治家・メディア関係者・識者の意 向・動向についても同様だろう。より不安定かつ流動的であ り、実質的影響はさらに小さいかもしれない。

棚上げしている、「不可解」な「投資家」の行動の解明は、

まことに興味深い。

(3). 割引率 ρ は・・・?

検討内容に照らしても、

ρ

として何を用いるべきか、

投資家が

ρ

として何を用いているか・・・という点に 多くの読者の関心が集中するだろう。しかし・・・。

• Asset prices should equal expected discounted cashflows. Fort y years ago, Eugene Fama (1970) argued that the expected pa rt, “testing market efficiency,” provided the framework for org anizing asset-pricing research in that area. I argue that the “dis counted” part better organizes our research today.

• John Cochrane “Presidential Address: Discount Rates”, Journal

of Finance, August 2011

の冒頭の文章である

(p.1047)

次頁の引用は、同じ論文の

Conclusion

の直前部分

(p.109 0)

より。

引用の最後の部分は、先のリーマンショック時の政府 短期証券への人気の高まりを念頭に置く。しかし、こ こで引用者が念頭に置くのは「財政破綻」懸念の増大に 伴う国債人気の低下である。政府(国債)への信頼の低 下は

discount rate

を高め、

price level

を上昇させるだろ う。

• p.17

の(

1

)式では、 将来のサープラスの現在価値

(

右辺

)

が、 確率過程で表されるサープラスと確率割引 要素を用いて表現されているが、試算では、 期待値で 表されるサープラスを、 リスク・プレミアムを考慮し た割引率

(ρ)

で割り引いて現在価値を計算している

ドキュメント内 第23回会合資料pptx (ページ 67-77)

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