日本人が自然から受ける平均放射線量 暫定規制値における放射性物
質を含む食品の摂取による人 体への影響に関する基準
(放射性セシウム) 5
mSv/y
2
mSv/y
・ ・
・
欧州の定期航空パイロットが受ける 平均放射線量
(国際放射線防護委員会)
新基準値に放射性物質を含む食 品の摂取による人体への影響に
関する基準(核種全体) 1
mSv/y
図には、1年間にうける放射線量を示しています。 わたしたちは、
どの程度の放射線量を受けているのかを考えてみましょう。
まず、日本人は自然から
0.99mSv
の放射線量をうけています。ブ ラジルのガラパリでは、もっと高い5.5mSv
自然放射線量を受けて 生活しています。 欧州の定期航空パイロットの年間放射線量は2mSvです。
現在、国際放射線防護委員会は、1年間にうける放射線量が
100mSv
を超えなければ、医学的に意味のある機能障害を示さないとしています。
新基準値内容
放射線セシウムに関して新基準値を平成
24
年4月施行。一部品目につい ては経過措置を適用食品群 規制値 飲料水 200 牛乳・乳製品 200
野菜類
穀類 500
肉・卵・魚・その他
食品群 基準値 飲料水 10 牛乳・乳製品 50
一般食品 100 乳児用食品 50
○放射性セシウム注1の暫定規制値注2 ○放射性セシウムの新基準値注3
注
2
放射性ストロンチウムを含め値を設定注
3
放射性ストロンチウム、プルトニウム等 を含めて基準値を設定(単位:
Bq/kg
)注1 放射性ヨウ素、プルトニウム、ウラン、超 ウランについても暫定規制値を設定
上に示したように、放射性セシウムに関して新基準値が平成
24
年4
月 に施行されました。暫定規制値では食品群を「飲料水」「牛乳・乳製品」「野菜類」
「穀類」「肉・卵・魚・その他」に分けていたものを、新基準値で は「飲料水」「牛乳・乳製品」「一般食品」「乳児用食品」に分 け、それぞれ27頁上の表のような値の基準にしました。一部品目に ついては、製造、加工などの観点から経過措置を適用しています。
また、暫定規制値の放射性セシウムは放射性ストロンチウムを含め 値を設定していましたが、新基準では、放射性ストロンチウムの他 にプルトニウム等を含めて基準値を設定しています。
食品の新たな基準値の設定について
■現在の暫定規制値に適合している食品は、健康への影響はな いと一般的に評価され、安全は確保されているが、事故後の緊 急対応としてでなく、長期的な観点から
現在の暫定規制値で許容している年間5ミリシーベルト ⇒年間1ミリシーベルトに基づく基準値に引き下げる
■年間1ミリシーベルトとするのは、
①食品の国際規格を作成しているコーデックス委員会の現在の 指標で、年間1ミリシーベルトを超えないように設定されてい ること
②モニタリング検査の結果で、多くの食品からの検出濃度は、
時間の経過とともに相当程度低下傾向にあること
暫定規制値に適合している食品は、健康への影響はないと一般的に 評価され、安全は確保されていますが、事故後の緊急対応としてで はなく、長期的な観点から、新たな基準値が設定されました。暫定 規制値で許容している年間5mSvから、新基準値では年間1mSvに基 づく基準値に引き下げています。
年間
1mSv
とする理由ですが、食品の国際規格を作成しているコー デックス委員会の現在の指標で、年間1mSvを超えないように設定 されていること、モニタリング検査の結果で、多くの食品からの検食品の新たな基準値の諸外国との比較
放射性物
質の種類 食品 日本
EU 米国
暫定規制値 新基準値
放射性 ヨウ素
飲料水
300
乳児
100
500
乳児
150 170
(乳児 も同じ)
牛乳・乳製品 野菜類(根菜・
イモ類を除く)
2
,000 2
,000
放射性 セシウム
飲料水