2 数を決める関係 競争者は相手に負荷
D. k. orii : Iriomote Is
伊豆大島にはいなくて 三宅島・御蔵島にいる 佐渡島にいない
どちらも森はある 対岸には居る
台湾の森のは、「別種」がいる
コゲラの分布
ちなみに、加計呂麻島では オーストンオオアカゲラは ふだんはいない(数零)が
たまに観察、食痕がみつかる
分布は直接個体を
観察できなくても
糞、足跡などの生活
痕跡から確認できる
場合もある
石田 健『飛ばない翼の進化』BIRDER 1999(9) から
コゲラは,佐渡島や伊豆大島などの比較的「本土」に近く あるていどの面積もあり森林もあるいくつかの島に生息して いない.遠くて小さい小笠原諸島や南西諸島の先島列島な どにいないのは納得できるとしても,近くの島にいないこと は謎めいて.私は,このことと,コゲラが1980年代になっ てから突然のように東京などの都市緑地で繁殖し始めたこ ととは,コゲラの性質と関連した似た現象なのではないか という仮説をたてた.都市緑地は,小さな緑の島に例える ことのできる特質を備えている.1980年代は,その緑の島 がそれ以前よりも緑の本土である山地帯から遠くなった時
代でもあったと言えるだろう.このようなコゲラを研究する ことは,島の鳥の翼の進化のことを知るよい道しるべにな
るのではないかと期待できる.
レジュームシフトがあった時代 (石油文明、都市化)
身近に分布を広げたコゲラ
1980年代になってから東京などの都市緑地で繁殖するようになった。
その原因ははっきりと説明できないが、巣穴や就穴が掘れる一定の太さ と硬さの枯枝が安定して供給されるなど、コゲラの棲める環境が都市の 緑地にできてきたことは必要条件であった。日本の森林は木材を多くは 使わなくなって、急速に回復している。
全国の鳥の調査、ウグイス等と同様に 出現頻度 が 高い 種
これも、数 や 分布 のひとつの基準とみなせる
行って居ないことを確認 佐渡島や伊豆大島に
コゲラの住める森はある
のにコゲラの食痕はない
形質の異なるものが個体群内で少しずつ異なる生態 的地位をもつことによって、少しずつ異なる選択を 受けることから適応的であると説明・・・するの
に・・・変異がもっとも大きく、進化と行動の研究 に適した鳥が、ダーウィンフィンチだった。
競争相手がいないことによって制約がなくなり、形 態や生態が変わる形質放免(仮訳:character
release)・・・を実証するのに・・・ダーウィン フィンチの2種が、最適だった.
Peter R. Grant : 1986. Ecology and Evolution of Darwin's Finches
前書きから
歴史の解釈 歴史は再現させることができない。事 実のすべてを記録することも、証拠として得ることも できない。現在得られる情報から、推測する。
歴史があったこと自体は、多くの場合信じられる。
=事実としての進化 それが、どのようなものであったかを知るための、方 法、理論が必要。 =進化論、進化学
情報・事実・時間・確率
生物の由来 進化の歴史を推定する
現在得られる事実(証拠)から進化の歴史を解釈する
事実 = 化石、現生生物の形質(表現、DNA)
『虚数の情緒』(副題:中学生からの全方位独学法)から(p.201-202) 科学的に、考える、洞察する、ということの例。
紀元前3世紀のエジプト・アレクサンドリアの国立図書館長エラトステネス と いう人は、地球の外周を推計した。
アレクサンドリアの真南、ナイル川上流のシエネという町の深井井戸の底を夏 至の正午に太陽が照らす(真上に太陽が来る)ことをヒントに、町のあらゆる物 の影がなくなり、太陽光線が平行光線であることを洞察し、また、同じ時に、ア レクサンドリアでは物の影ができていたことから、アレクサンドリアの地上に垂 直に立てた棒と影を二辺とする直角三角形の頂角が、シエネとアレクサンドリア の間の地上線と地球の半径が作る直角三角形の頂角と等しい、相似三角形の関係 から、推計した。
2つの町の間は凡そ925km、直角三角形の頂角は7度20分、つまり360度の 約50分の1だった。925kmx50=46250kmが地球の外周と推計した。現在の 技術・知識では、約4万キロと計測されている。(真円ではない)
また、この時代から、人類の叡智は「地球が球である」ことを知っていたこと もわかる。
推測する とはどういうことか?
http://www.livingworld.net/works/galaxy-mini/lang-pref/ja/
リビングワールド 銀河系の外の解説
宇宙の場合
地球から観測した結果から銀河を推測している
なぜ(Why)コゲラが分布しているのか、推定したい
石田 健『飛ばない翼の進化』BIRDER 1999(9) から
コゲラの右の翼の初列風切羽の長さを,外から2番目から始
めて内側に向かって1枚ずつ7枚測定した値を,本州で捕獲
した個体と奄美大島で捕獲した個体とで比較した.奄美大島
のコゲラの翼はやや短く,先端が丸い傾向がある.同じ体重
の鳥であれば,翼が小さいほど飛ぶのに不利であり,近縁種
どうしや種内では長距離の渡りをする集団の方が,短距離し
か季節移動をしない集団の鳥よりも翼が尖っている傾向があ
ることが報告されている.沖縄島のコゲラの翼はもうわずか
に本州のコゲラの翼に近いものの短く,三宅島のコゲラは本
州のものにもっと近いという結果になっている.まだ多くの
計測値を得て比較しなければダーウィンフィンチにおいて観
察されたような進化の様子をかいま見ることはできない.
こんなにぎやかなところでも給餌中(馬事公苑)
枯れ木、枯れ枝に穴を掘って、巣やねぐらにする
(山中湖)
巣内の雛(巣立ち近い)にカミキリムシ類?
の幼虫を給餌する親鳥
雌雄交代
つがいの仲がよく、いつもいっ しょ、ギーと静かに声をかけあ っているので見つけやすい
人にも少しなつく
雛の糞は、親鳥が運び出す 小さいうちは食べてしまう。
巣立つときは、残している。
行動圏の面積おおよそ20ha程度 1980年代の山中湖で観察した 個体群でも巣間が300m程度 シジュウカラとそれほど体の大 きさは変わらないが、広い。
コゲラの生息密度 不明
キリンやゾウ、シロナガスクジラは少ない大きな動物は数が少ない巨大な樹木は けっこうたくさん生えているなぜ? (How)