6-1 一人当たり平均年間総実労働時間（就業者）
グラフの直近の具体的な数値及び資料出所については, 「第6-1表 一人当たり平均年間総実労働時間」
(p.199)を参照。
日本の平均年間総実労働時間（就業者）を中期的にみると, 1988年の改正労働基準法の 施行を契機に労働時間は着実に減少を続け, 2009年には1,714時間を記録した。その後, 若 干増加し, 2013年は1,735時間であった。主要諸外国についても減少, 横ばい傾向を示して おり, 2013年はイタリア1,752時間, アメリカ1,788時間, イギリス1,669時間, スウェー デン1,607時間, フランス1,489時間, ドイツ1,388時間などとなっている。
なお, データは一国の時系列比較のために作成されており, データ源の違いから特定年 の平均年間労働時間水準の各国間比較には適さないことに留意する必要がある。
日本
アメリカ
イギリス
ドイツ
フランス イタリア
スウェーデン
1,200 1,400 1,600 1,800 2,000 2,200
1980 1985 1990 1995 2000 2005 2010 2013
（時間）
(年) 0
６労働時間・労働時間制度
6-2 年間休日数（2013年）
グラフの具体的な数値及び資料出所については, 「第6-4表 年間休日数」(p.203)を参照。
2013年の日本の年間休日数は137.5日で, イギリスの136.8日とほぼ同水準となっている。
年間休日数が最も多いのは, ドイツ, フランスの144.0日で, イタリアも141.0日でこれに 続きほぼ同水準となっている。
年間休日数のうち年次有給休暇についてみると, 労使協約で合意した平均付与日数は, ドイツ, フランスが30.0日, イタリアが28.0日などとなっており, 日本は平均付与日数で みて18.5日となっている。
104 104 104 104 104
15 8 10
10 9
18.5 24.8
30.0 30.0
28.0
0 20 40 60 80 100 120 140
日本 イギリス ドイツ フランス イタリア
計144.0 計136.8 計137.5
（日）
計144.0
計141.0
■週休日 ■週休日以外の休日 ■年次有給休暇
＜就業者/Total employment＞ （時間/Hours） 日本 アメリカ カナダ1) イギリス2) ドイツ3) フランス イタリア オランダ
JPN USA CAN GBR DEU FRA ITA NLD
2,031 1,831 1,796 1,765 1,578 1,665 1,867 1,451 1,884 1,844 1,774 1,731 1,529 1,605 1,859 1,456 1,821 1,836 1,777 1,700 1,471 1,535 1,861 1,435 1,809 1,814 1,770 1,705 1,453 1,526 1,843 1,424 1,798 1,810 1,752 1,684 1,441 1,487 1,831 1,408 1,799 1,800 1,739 1,674 1,436 1,484 1,826 1,401 1,787 1,802 1,758 1,674 1,436 1,513 1,826 1,399 1,775 1,799 1,745 1,673 1,431 1,507 1,819 1,393 1,784 1,800 1,743 1,669 1,424 1,484 1,815 1,392 1,785 1,797 1,739 1,677 1,422 1,500 1,816 1,388 1,771 1,791 1,733 1,659 1,422 1,507 1,803 1,392 1,714 1,767 1,700 1,651 1,382 1,489 1,771 1,384 1,733 1,777 1,701 1,652 1,405 1,494 1,772 1,381 1,728 1,786 1,698 1,625 1,405 1,496 1,772 1,382 1,745 1,789 1,711 1,654 1,393 1,489 1,752 1,383 1,735 1,788 1,706 1,669 1,388 1,489 1,752 1,380
ベルギー デン
マーク
スウェー デン
フィンラ ンド
ノル
ウェー 韓国 オースト
ラリア
ニュージ ーランド
BEL DNK SWE FIN NOR KOR AUS NZL
1,663 1,441 1,561 1,769 1,503 2,677 1,787 1,809 1,585 1,424 1,640 1,776 1,488 2,648 1,797 1,841 1,599 1,468 1,642 1,751 1,455 2,512 1,780 1,834 1,593 1,472 1,618 1,733 1,429 2,499 1,742 1,824 1,586 1,467 1,595 1,726 1,414 2,464 1,736 1,824 1,581 1,462 1,582 1,719 1,401 2,424 1,743 1,820 1,576 1,462 1,605 1,723 1,421 2,392 1,741 1,828 1,569 1,457 1,605 1,716 1,423 2,351 1,730 1,812 1,579 1,464 1,599 1,709 1,420 2,346 1,723 1,792 1,583 1,439 1,612 1,706 1,426 2,306 1,719 1,774 1,577 1,431 1,617 1,688 1,430 2,246 1,723 1,761 1,559 1,434 1,609 1,673 1,407 2,232 1,696 1,739 1,563 1,417 1,635 1,677 1,415 2,187 1,695 1,755 1,574 1,433 1,632 1,677 1,421 2,090 1,700 1,746 1,572 1,431 1,618 1,679 1,420 2,163 1,686 1,737
1,570 1,411 1,607 1,666 1,408 ― 1,676 1,760
(注)
1) 集計方法が変更されたため, 1995年以前と2000年以降の数値は接続しない。
2) 集計方法が変更されたため, 1990年と1995年以降の数値は接続しない。
3) 年
年 2009
2000 1990 1995 2002 2000 1990
2010 1995
2003 2004 2005 2001
2009 2011
2001
2004 2005 2006 2007
2013 2008
データは一国の時系列比較のために作成されており, データ源及び計算方法の違いから特定年の 平均年間労働時間水準の各国間比較には適さない。フルタイム労働者, パートタイム労働者を含む。
2002 2003
資料出所 2010 2012
2006
2012 2008
OECD Database(http://stats.oecd.org/Index.aspx?DatasetCode=ANHRS) “Average annual hours actually worked per worker” 2015年2月現在
1990年は旧西ドイツ地域が対象。また, 集計方法が変更されたため, 1990年と1995年以降の数 値は接続しない。
2011 2007
2013
第6-1表 一人当たり平均年間総実労働時間
Table 6-1: Average annual hours actually worked per person in employment
６労働時間・労働時間制度