L11E5035T10
ポンチ マーク 印刷線
L11E5044T10
③ クランク側
(3) タイミング ベルト テンショナーS/Aを取り外す。
ポンチ マーク 印刷線
T02E5007T10
3. Mタイミング ベルトを取り外す。
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ベルトを外す時は、絶対にドライバ等でこじない こと。ê
タイミング ベルトを再使用する場合は、タイミン グ ベルトの背面に正回転方向を示す矢印を書い ておくこと。L11E5046T10
3-1-5 点検
(1) タイミング ベルト
1. タイミング ベルトの取扱いには、以下の点に注意すること。
á
ベルトのコードが切断する恐れがあるので急な角度で曲げ、ねじりを加えないこと。ê
ベルトの寿命が短くなるので油脂、水を付着させないこと。ê
ベルトをかけるときは、絶対にドライバ等でこじないこと。ê
ベルトをかけてエンジンを回転させる場合は、必ずクランク シャフト側で回転させること。ê
ベルトを再使用する場合は、回転方向(取り外し時のベルトと背面の矢印方向)を合わせて取り付け ること。
2. タイミング ベルトの各部を点検し、次の様な損傷がある場合は新品と交換し、( )内の点検を行う。
(1) 背面ゴムの亀裂(タイミング ベルト アイドラーのロック点検)
(2) 歯底の亀裂、帆布の剥離および亀裂(シール不良、カムシャフトのロック点検) (3) 帆布の摩滅、歯欠落(シール不良、カムシャフ ロング点検)
(4) 側面異常摩耗(クランク シャフト タイミング プーリーのガイド点検)
3. また、水、油脂、ごみ等が付着してないかを点検し、必要ならばタイミング ベルトを新品と交換する。
あまり汚れてなければウエス、拭き取り紙できれいに拭き取る。
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タイミング ベルトはガソリン又は灯油等で洗浄しないこと。(2) タイミング ベルト テンショナー
1. テンショナーを回し、ベアリングのロック、異音がないか、またベルトの接触面に傷がないかを点検する。
(3) タイミング ベルト プーリー
1. プーリーに損傷、変形がないかを点検する。
3-1-6 取り付けの要点
1. Mタイミング ベルトを取り付ける。
(1) 第一気筒圧縮上死点にする。
① カムシャフト タイミング プーリーのポンチ マーク とカムシャフト ベアリング キャップ(EF-SEはシリ ンダー ヘッド カバー)の合わせマークが一致してい ることを確認する。
② EF-SE型
L11E5048T10
合わせマーク
③ EF-VE、DET型
L11E5047T10
合わせマーク ポンチマーク
④ クランク シャフト タイミング プーリーのポンチ マークとオイル ポンプの合わせマークが一致してい ることを確認する。
合わせマーク ポンチマーク
T02E5008T10
(2) タイミング ベルト背面の合わせマークをカムシャフト タイミング プーリーのポンチ マーク及びクランク シ ャフト プーリーのポンチ マークとそれぞれ合わせて 取り付ける。
① EF-SE型
L11E5035T10
ポンチ マーク 印刷線
L11E5044T10
③ クランク側
ポンチ マーク 印刷線
T02E5007T10
2. EF-SE型エンジン搭載車は以下の要領でLタイミング ベ
ルト テンショナーS/Aを取り付ける。
(1) オイル ポンプ ボデーに付いている樹脂キャップを外 す。
(2) タイミング ベルト テンショナーを仮付けする。
(3) 樹脂キャップを外した穴にM6ボルト(ピッチ6mm、長
さ20〜30mm)を指でいっぱいまでねじ込む。
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ボルト先端とテンショナーの間にシクネス ゲー ジ等を挿入し、テンショナーのローラ部に傷が付かないようにする。 L11E5160T10
(4) オイル ポンプ ボデー内側とテンショナー間の隙間を 測定する。
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13〜14mm(5) クランク シャフト プーリー取り付けボルトを仮付け し、正回転方向に2回転を与え、第一気筒圧縮上死点に する。
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逆回転させた場合は作業をやり直すこと。(6) 前述の隙間が基準値にあることを確認しテンショナー 取り付けボルトを本締めする。
å
39±7.8N・m{400±80kgf・cm} L11E5161T1013〜14mm
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タイミング ベルトを5mm押したときの押し付け 荷重が以下の値になることを確認する。ä
押し付け荷重14.7〜17.6N {1.5〜1.8kgf}
(7) タイミング ベルト テンショナー取り付けボルトを規 定トルクで締め付ける。
å
39±7.8N・m {400±80kgf・cm}L11E5162T10
押し付け部位
3. EF―VE型、EF-DET型エンジン搭載車は以下の要領でL タイミング ベルト テンショナーS/Aを取り付ける。
(1) タイミング ベルト テンショナーを取り付けボルトで 仮締めしタイミング ベルトの張力を以下の要領で調整 する。
① マイナス ドライバを使用しタイミング ベルト テン ショナーを下方向に動かしベルトを張る。
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右図に示す隙間が約6mmになる程度。② クランク シャフト プーリー取り付けボルトを仮付 けし、正回転方向に2回転を与え、第一気筒圧縮上死 点にする。
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逆回転させた場合は作業をやり直すこと。R11E5021T10
約6mm
③ タイミング ベルトを 5mm押したときの押し付け荷 重が以下の基準値になることを確認する。
基準値を外れた場合は、テンショナー固定ボルトを緩 め再調整する。
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押し付け荷重19.6〜29.4N {2.0〜3.0kgf}
(2) タイミング ベルト テンショナー取り付けボルトを規 定トルクで締め付ける。
å
39±7.8N・m {400±80kgf・cm}R11E5022T10
押し付け部位
4. Kクランク シャフト タイミング ベルト プーリー フラ ンジを取り付ける。
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フランジは、凸面がクランク シャフト タイミン グ ベルト プーリー側になるように組み付けること。 外側
クランク シャフト タイミング プーリー側
L11E5050T10
5. Jタイミング ベルト カバーを取り付ける。
(1) EF-VE、DET型は以下の作業を行なう。
① 古いガスケットを除去する。
② 新品のガスケットをタイミング ベルト カバーの溝 に取り付ける。
L11E5051T10
ガスケット
(2) タイミング ベルト カバーを取り付け、ボルトを規定トルクで締め付ける。