PVID(ポートVLAN ID)
4.7.1. e. VLANポートの設定 (VLAN Port Configuration Menu)
「VLAN Management Menu」でコマンド「S」を選択すると、図4-7-5のような「VLAN Port Configuration Menu」の画面になります。この画面で、 VLANのポート毎の設定を行 います。
図4-7-5 VLANポートの設定 画面の説明
Port ポート番号を表します。
PVID 現在そのポートに設定されているPVID(Port VLAN ID)を表示します。PVIDはタグな
しのパケットを受信した場合にどのVLAN IDに送信するかを表します。工場出荷時は1 に設定されています。タグつきのパケットを受信した場合は、この値とは関係なくタグ を参照し、送信先のポートを決定します。
Acceptable Frame Type
受信フレームのタイプを表します。
Admit All 全てのフレームを受信します。
Tagged Only
タグつきフレームのみ受信します。
PN28089K Local Management System
VLAN Management -> VLAN Port Configuration Menu
Port PVID Acceptable Frame Type ---- ---- --- 1 1 Admit All 2 1 Admit All 3 1 Admit All 4 1 Admit All 5 1 Admit All 6 1 Admit All 7 1 Admit All 8 1 Admit All
--- <COMMAND> ---
[N]ext page Set [F]rame Type [P]revious Page [Q]uit to previous menu Set Port [V]ID
Command>
Enter the character in square brackets to select option
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ここで使用できるコマンドは下記のとおりです。
N 次のページを表示します。
「N」と入力すると表示が次のページに切り変わります。
P 前のページを表示します。
「P」と入力すると表示が前のページに切り変わります。
V PVIDを設定します。
「V」と入力するとプロンプトが「Enter port number>」となりますので、設定したいポート番号を 入力してください。するとプロンプトが「Enter PVID for port #>」となりますので、すでに設定さ れているVLAN IDのうちから変更するVLAN IDを入力してください。
F 受信パケットの種別を設定します。
「F」と入力するとプロンプトが「Enter port number>」となりますので、変更したいポート番号を 入力してください。するとプロンプトが「Select port acceptable frame type (A/T)>」となりま すので、全てのフレームを受信する場合は「A」を、タグつきフレームのみとする場合は「T」を入力し てください
Q 上位のメニューに戻ります。
ご注意: 本装置はひとつのポートに複数のVLANを割り当てることができます。新たに
VLANを設定した場合、それまでに属していたVLANと新しいVLANの両方に属す
ることになります。したがって、ドメインを分割する場合には、今まで属してい
たVLANから必ず削除してください。
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4. 4 .7 7. .2 2. . リン リ ンク クア アグ グリ リゲ ゲー ーシ ショ ョン ンの の設 設定 定( (L Li i nk n k Ag A gg gr re eg ga a ti t io on n) ) 4.7.2.a. リンクアグリゲーションについて
リンクアグリゲーションとはスイッチの複数のポートをグループ化し、グループ化したポ ート同士を接続することにより、スイッチ間の通信帯域を増やすことができる機能です。
このリンクアグリゲーションの機能を用いることをトランキングと呼びます。
本装置ではIEEE802.3adで規定されたLACP(Link Aggregation Control Protocol)をサ ポートしています。これにより1グループ最大8ポートまでの構成が可能です。
ご注意: 本装置では100MポートとGigaポートを混在したトランキング構成はできません。
また、スパニングツリーおよびインターネットマンションモードとの併用はでき ません。
ご注意: グループ内のポート数やトラフィックの条件により、全てのポートに対して均一
にトラフィックが割り振られない場合があります。
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