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breakdown wave

ドキュメント内 愛知工業大学 電子工学科 (ページ 78-81)

第五章 レーザプラズマの成長機構

5.1.2 breakdown wave

breakdown waveは、レーザパワーがピークに達する前に焦点において絶縁破壊

が起きたとするとレーザパワーが高くなるにつれて電離可能な領域が広くなり、ラ イトコーン内で焦点後方に広がっていく成長機構であり、光強度に依存する。従っ て、焦点後方にいくに従い破壊時間が遅くなる。よって、breakdown waveは、破 壊の時間遅れによってプラズマが成長するメカニズムである。

レーザ光源の出射光の断面は11×24(mm)の長方形なので焦点距離40(mm)

の球面平凸単レンズで集光すると焦点において 120×80(μm)の楕円形になって いる。したがって、焦点から光源側へとった距離 x の場所におけるライトコーンの

半径は次式で表される。

水平方向半径 r||xt a n (5-1)

垂直方向半径 rxt a n (5-2)

ここで、α,βはレーザ光のライトコーン内における水平及び垂直方向の拡がり角 を表し、r,rはそれぞれレーザ光の焦点における水平及び垂直方向の半径を表し、x は焦点から後方への距離を表している。集光されたレーザ光の様子を図5-1に示す。

Focused Laser Light

Laser

lens Horizontal

α r||

24mm

Laser

lens Vertical

β

r 11mm

0

0

図5-1.集光レーザ光

x

x

breakdown wave による後方プラズマ成長の様子を図 5-2 に示す。breakdown waveによるプラズマ成長速度は、電離が衝突電離によるカスケード過程により起こ るものとして計算する。この為、レーザ光が照射されている間の電子密度 neの時間 変化は(3-4)式で表される。

(3-4)式のνiはカスケード電離の場合(3-7)式で与えられる。ここで、電離 の進行している場所と時間を x, t とすると、そこでのレーザ光強度 I は、(5-1),

(5-2)式及び図5-1を考慮して、次のように表される。

   

r|| xtan r xtan t

I W

 

(5-3)

これを、(3-7)式に代入して次式を得る。

   

 

Nh x

r x

r

n t

W g

en

i||  tan  tan

(5-4)

焦点において電子密度が臨界値δng になった時、絶縁破壊が起こるとし、その時 刻を破壊時間tbとすると以下のように表される。

  



 

 

tb

e g g

en

n dt n

Nh r r

n t W

0 || 0

ln 

 (5-5)

ここで、δは電離度を表す。

その後更に破壊が進展し、焦点から距離xの場所における絶縁破壊時刻をtとすると、

距離xと時刻tの関係が表せる。

     



 

 

t

e g g

en

n dt n

Nh x

r x

r

n t W

0

0

||

tan ln tan

 (5-5)’

(5-5),(5-5)’から breakdown waveの成長速度 Vbは以下のように表される。

(付録4参照)

   

||

 

21

2 2

2 ' ||

|| 1

tan tan

4 tan

tan

tan tan

tan tan





   

r r rr P t

t r P

Vb r

(5-6)

但し

   

  

tb

0 t 0

dt t W

dt t W t

P (5-6)’

ここで、P(t)はレーザパルスの時刻 t 及び tbまでのエネルギー比を表し、P’(t)は P(t)を時間微分したものである。

breakdown wave によって焦点後方に成長するプラズマ長は、破壊が生じる時の

電離度δ=0.1とし、初期電子密度ne0 =1とおいて破壊時刻からレーザパルス終了時 刻まで成長速度Vbを数値積分する事により求めた。

Focal

Front Spot Back

Laser

lens Breakdown wave

0

図5-2.Breakdown waveの成長モデル

ドキュメント内 愛知工業大学 電子工学科 (ページ 78-81)

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