From the Control Room 空の旅と私の体験
68. Winglet
誘導抗力 (
) を減少さ せるには、 翼幅を伸ばし、 翼端からでる渦の影 響を減らすのが有力な手法ですが、 高速に耐え る翼の強度面からは重量増を伴うので、 翼長を 伸ばす代わりに、 翼端に小さい翼 (Winglet) を取り付けることで、 翼端渦を上方に移動させ、
渦によって誘導される主翼の吹き下ろし角を小 さくし、 誘導抗力を減らすことができ、 多くの機 種で採用されています。 (AR:Aspect Ratio、
e:Oswald Number)
MRJ (Mitsubishi Regional Jet) (MHI 提供)
FAI が扱う航空スポーツは、 航空の記録の 認定と、 競技会が主な対象になります。
これらは、 日本の小型機の活動としては、 な じみの少ない存在ですが、 米国、 欧州等を中心 に、 盛んに実行されています。
飛行の環境やパイロット数が、 その背景にあ るのでしょうが、 日本でもその環境を、 FAI からの情報を得ながら、 徐々に整えて行ければ と思います。 では今月の各部門の報告です。
ロータークラフトのアニュアルミーティング はイタリーの TURIN で3月6日と7日に行わ れました。 参加国はいつもお馴染みのドイツ、
フランス、 イギリス、 ロシア、 イタリー、 ウク ライナ、 スイス、 ニュージランドでした。 今回 は日本からの参加は都合がつかず欠席しました。
会議の内容ですが特に大きな議題はなかったよ うです。 詳しくはホームページで見ることがで きます。 今年のチャンピオンシップはドイツの アイゼンナッハで8月に行われます。 参加した い方は JAPA 経由青山までご連絡してくださ い。 You Tube に前回のオーストリア大会の様 子を下記のアドレスで見られるようにしました ので興味のある方は見てください。
http://jp.youtube.com/watch?v=CSvQUVST3no 2011年はロシアがチャンピオンシップのホス ト国として申し出てきました。
すばらしく美しい所の様ですから、 是非とも 参加をしてみたいです。
これまで、 国内では実績が無い FAI ジェネ ラルアビエーション競技ですが、 その足がかり を得るべく、 この3月に九州の枕崎空港で開催 された FAI・ジェネラルアビエーション・着
陸競技の試行は、 大変興味深い結果が得られま した。 従来の着陸競技会では、 前後25m の範 囲に接地すれば満点だったのですが、 FAI 方 式では、 これがわずか前後2mの範囲になりま した。 さすがに皆さん緊張した様子でしたが、
終わってみれば、 優勝者の成績は、 2回とも5 m以内というもので、 十分に通用する実力であ ることがわかりました。
競技の結果もさることながら、 単発機のパイ ロットにとって、 滑走路上空1500FT でエンジン アイドルにして、 目標位置に誤差5mに接地さ せる技術を身につけているということは、 いざエ ンジントラブル不時着と言う時には、 生死を分 ける差になることでしょう。 技量維持の上でも 極めて有意義な内容ですので、 この競技を、 よ り多くの方の参加で実行できれば、 と思います。
今年も FAI エアロバティックス世界選手権の シーズンがやってきました。 まず最初は、 7/
5〜13にチェコ共和国で開催される第16回ヨー ロッパ選手権 (飛行機)、 そのあと7/26〜8
/3にドイツで開催される2008ヨーロッパ・ア ドバンスド・グライダー・エアロバティック・
コンテスト、 8/1〜10にアメリカで開催され る第8回アドバンスド世界選手権 (飛行機)、
8/7〜17にポーランドで開催される第9回ア ドバンスドヨーロッパ選手権 (グライダー)、
8/17〜24にロシアで開催される第1回 YAK 52選手権と続きます。 これらの選手権のうち、
飛行機の第16回ヨーロッパ選手権には室屋義秀 氏、 第8回アドバンスド世界選手権には内海昌 浩氏 (いずれも JAPA 会員) が日本代表とし て出場することになりました。 また、 YAK52 選手権については、 興味を示した方もいました が、 出場するまでには至りませんでした。
ロータークラフト (ヘリコプター)
ジェネラルアビエーション (飛行機)
エアロバティックス (FAI-CIVA)
FAI News FA I Federation Aeronautique Internationale ニュース 奥貫 博
今、 宇宙では、 国際宇宙ステーション (ISS) の建設が進められています。
去る3月11日には、 日本の実験棟 きぼう が打ち上げられ、 国際宇宙ステーションとのドッキ ングに成功しました。 日本製の宇宙ステーションが活躍する新たな宇宙時代に入りました。
きぼう 打ち上げまでの苦労話やこれからの活躍、 浮遊物 (デブリ) の衝突対策のようなさま ざまな安全システム、 また一足先に打ち上げられた運輸多目的衛星 MTSAT の活躍ぶりなどをわ かりやすく解説する講演会です。
多くの皆様のご参加をお待ちしております。
開 催 日 時 平成20年6月28日 (土) 13:00〜17:00 (開場13:00) 場 所 新橋 「航空会館」 201号室 (2F)
(JR 新橋駅徒歩5分、 都営三田線内幸町駅徒歩1分) 東京都港区新橋1−18−1 TEL 03
35011272 http://www.kokukaikan.com/参加費・定員 無 料 先着申込み順 約90名
申込み方法:下記に必要事項を記入のうえ 「FAX」 にてお申込ください。
E-mail にてもお申し込みいただけます。 (下記事項記入)
先着約90名に入場証 (ハガキ) を送付します。 当日持参してください。
FAX:03
39921391 E-mail:[email protected] プログラム13
30 開 演開会の辞 NPO 法人 航空・鉄道安全推進機構理事長 武田 峻
来賓挨拶 航空・鉄道事故調査委員会委員長 後藤 昇弘氏
航空局管制保安部 部長 瀧口 敬一氏 13
45 講 演 1 きぼう が宇宙利用に果たす役割宇宙航空研究開発機構 (JAXA) 理事 白木 邦明氏 14
45 講 演 2 宇宙機の安全確保宇宙航空研究開発機構(JAXA)安全・信頼性推進部 部長 武内 信雄氏 15
45 講 演 3 運輸多目的衛星 (MTSAT) について 航空保安無線システム協会理事長 井上 和夫氏16
45 質疑応答 1700 閉 会開 催 予 告
Aviation and Railway Safety Promotion (ARSAP) 特定非営利活動法人 航空・鉄道安全推進機構
宇宙旅行をめざして
ふ り が な 勤務先
氏 名
住 所
〒 電話番号 (FAX 番号)
電子メール
お問い合わせは、 E-mail (上記) にお願いします。
春の足音が聞こえてくる、 3月1日13時から名古屋栄の中日ビルにて、 平成19年度中部支部総会 を開催致しました。
中里委員による司会進行で開催が宣言され、 引き続き青木委 員より総会成立の報告、 野口中部支部長の挨拶が行われました。
協会本部から出席いただいた増田副会長から、 公益法人改革 ならびに協会近況活動について報告がありました。 この中で、
自家用操縦士の技量維持に関して、 協会として積極的に関わり、
時間をかけても安全な方向に向かいたい旨述べられました。 最
後に様々な啓蒙活動を行っている中部支部活動に謝辞が申し添えられました。
平成19年度航空関連受賞者について、 中部支部からは大臣表彰該当者は無く、 以下3名の受賞報 告がありました。
東京航空局長表彰:山田 茂樹氏 (新日本ヘリ)
大阪航空局長表彰:樋口 永徳氏、 水島 光男氏 (三菱重工) 平成19年度中部支部活動について、 以下の活動が報告されました。
支部委員会 5回開催
小型航空機安全セミナー 3月4日 航空安全講習会 7月30日
管制官交流会 6月1日、 11月29日 青少年航空教室 3月18日
平成20年度中部支部委員選出について、
名古屋消防航空隊 田中 文夫氏が退任し、 後任に同航空隊 具志 賢治氏。
支部 HP 担当として三菱重工 木島 浩一氏の新任。 並びに19年度役員の留任が諮られ、 異議無 く承認されました。
平成20年度支部役員 (支部長は理事兼務) 支部長 野口 義博:
中日新聞社 副支部長 佐藤 和久:中日本航空委員 青木 富男:
セコインターナショナル 委員 岡田 康史:ジェイエア委員 奥本 進介:新日本ヘリコプター
委員 木島 浩一:三菱重工委員 具志 賢治:名古屋市消防航空隊 委員 中里 巧:三菱重工
委員 林 晃一:川崎重工
委員 藤崎 循:朝日航洋 委員 三浦 芳郎:自家用開 催 報 告
中
中部 部支 支部 部総 総会 会
平
平成 成1199年 年度 度 日 日本 本航 航空 空機 機操 操縦 縦士 士協 協会 会中 中部 部支 支部 部総 総会 会
平成20年度中部支部活動計画について、 以下の活動予定が諮られ異議無く承認されました。
最後に野口中部支部長から閉会の挨拶があり、 19年度中部支部総会を終了しました。
総会終了後、 講師に元 JAL 機長の岩瀬 健祐氏をお招 きし、 航空機安全セミナーが行われました。 様々な航空機 事故の事故要因や背景、 そこから見出されてきた CRM の 歴史や問題点など、 長年に亘り試験飛行や各種業務に携わ られた経験から得られた貴重なお話は大変興味深く、 知的 好奇心を十分に刺激するものでした。
引き続き懇親会が開かれ、 小牧管制隊長 澤出 洋 一氏による乾杯の後、 多くの歓談の輪ができていまし た。 また和やかな雰囲気の中、 多数の来賓の方からお 言葉を頂き、 盛会のうちに懇親会を終了しました。
以上 航空安全交流会 (管制交流会) 中部 (10月)、 名古屋 (6月)
航空安全講習会 (5月)
青少年航空教室 会場確保できず、 20年度は中止。
小型航空機安全セミナー (2月末) 20年支部総会・懇親会 (2月末) 支部委員役員改選 (2月末)
日本最長飛行時間記録を持つ前中部支部長植野広園さん (65歳) (元エアーセントラル機長) が3月4日の中部 (セントレア) −仙台間往復でラストフライトを迎えました。 フライト終了 後、 同社にてお祝いのセレモニーが開催されました。
八尾空港、 名古屋空港、 中部セントレア空港と活躍の場所は変わりましたが、 小型機のセス ナから旅客機のフォッカー50まで乗りこなして、 植野さんの飛行時間は2万7千641時間。 こ
の記録はしばらく破られそうにはありません。
中日本航空時代には、 コミューター航空の設立 (中日 本エアラインサービス) に尽力されました。 元気の源は ジョギングと趣味の社交ダンスだそうです。
今後は後進の育成と教え子達とのフライトを楽しむつ もりで 「生涯現役が目標。 3万時間を飛べたらうれしい」
とさらなる夢を描いています。
中部支部長 野口 義博