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Theorem 10.1 の証明

ドキュメント内 修士論文 (ページ 130-146)

Theorem 10.1 の証明. ⃗uαIα(γ, µ, s) の minimizer とし⃗vαvj,α(x) = αN/(4N)uj,α2/(4N)x) (j = 1,2,3) とおくと

uj,α(x) =αN/(4N)vj,α2/(4N)x) (j = 1,2,3) となる.

Claim. ∃C >0 s.t. ∥vj,αH1 ≤C (∀α 1, ∀j = 1,2,3).

uαIα(γ, µ, s) の minimizer であるから

∥u1,α22 =γ, ∥u2,α22 =µ, ∥u3,α22 =s, Eα(⃗uα) =Iα(γ, µ, s) (10.1) が成り立つ.

uj,α(x) =αN/(4N)vj,α2/(4N)x) (j = 1,2,3) であるから Lemma 10.3 の計算から

RN|vj,α|2 =

RN|uj,α|2 =







γ (j = 1) µ (j = 2) s (j = 3)

10.3 Theorem 10.1 の証明 が成り立つ.したがって

Σ0(γ, µ, s)≤E0(⃗vα) (10.2) が成り立つ.さらに

RN|∇uj,α|2 =α4/(4N)

RN|∇vj,α|2, (10.3) ∫

RN

Vj(x)|uj,α|2







|V1,min (j = 1)

|V2,min (j = 2)

|V3,min|s (j = 3)

, (10.4)

RN|uj,α|p+1 =α(p+1)N/(4N)

RN|vj,02/(4N)x)|p+1dx

=α(p+1)N/(4N)

RN|vj,0(y)|p+1 dy α2N/(4N)

=α(p1)N/(4N)

RN|vj,0|p+1, (10.5) αRe

RN

u1,αu2,αu3,α =α4/(4N)Re

RN

v1,αv2,αv3,α. (10.6) ここで Vj,min := ess inf

x∈RN Vj(x)である. (10.1) より Iα(γ, µ, s) =Eα(⃗uα) = α4/(4N)

2

3 j=1

RN|∇vj,α|2+1 2

3 j=1

RN

Vj(x)|uj,α|2

−α(p1)N/(4N) p+ 1

3 j=1

RN|vj,α|p+1−α4/(4N)Re

RN

v1,αv2,αv3,α

=α4/(4N) (

1 2

3 j=1

RN |∇vj,α|2 + 1 2α4/(4N)

3 j=1

RN

Vj(x)|uj,α|2

−α((p1)N4)/(4N) p+ 1

3 j=1

RN|vj,α|p+1Re

RN

v1,αv2,αv3,α )

(10.7) が成り立つ.ここで Lemma 10.3 に注意すると

Σ0(γ, µ, s)α4/(4N)

≥α4/(4N) (

1 2

3 j=1

RN|∇vj,α|2+ 1 2α4/(4N)

3 j=1

RN

Vj(x)|uj,α|2

−α((p1)N4)/(4N) p+ 1

3 j=1

RN|vj,α|p+1Re

RN

v1,αv2,αv3,α )

が成り立つ. 両辺を α4/(4N) で割ると 1

2

3 j=1

RN|∇vj,α|2+ 1 2α4/(4N)

3 j=1

RN

Vj(x)|uj,α|2

−α((p1)N4)/(4N) p+ 1

3 j=1

RN |vj,α|p+1Re

RN

v1,αv2,αv3,α Σ0(γ, µ, s) (10.8) が得られる.

ここで (10.4) より

∃C1 >0 s.t. 1 2

3 j=1

RN

Vj(x)|uj,α|2

≤C1 (∀α >0) が成り立つ. したがって

1 2α4/(4N)

3 j=1

RN

Vj(x)|uj,α|2

C1

α4/(4N) =o(1) (asα→ ∞) (10.9) が成り立つ. さらに Gagliardo–Nirenbergの不等式より

∃C2, C3, C4, C5, β1, β2, β3 >0 (j, α に依らない) s.t.

α((p1)N4)/(4N) p+ 1

RN|vj,α|p+1

≤C2α((p1)N4)/(4N)

p+ 1 ∥∇vj,αN(p2 1)/2∥vj,αp+12 N(p1)/2

≤ε∥∇vj,α22+C3αβ1∥vj,αβ22 (∀ε >0, ∀α >0), (10.10) Re

RN

v1,αv2,αv3,α 1

3

3 j=1

∥vj,α33

≤C4

3 j=1

∥∇vj,αN/22 ∥vj,α32N/2

≤ε

3 j=1

∥∇vj,α22+C5

3 j=1

∥vj,αβ23 (∀ε >0, ∀α >0) (10.11) が成り立つ. (10.8) に (10.10),(10.11) を代入し Lemma 10.2 より Σ0(γ, µ, s) < 0 に注意すると

(1 2

)∑3 j=1

RN|∇vj,α|2 C1

α4/(4N) −C3αβ1

3 j=1

∥vj,αβ22 −C5

3 j=1

∥vj,αβ23 0

10.3 Theorem 10.1 の証明 が成り立つ.ここで ε= 1/8 とおくと

1 4

3 j=1

∥∇vj,α22 C1

α4/(4N) +C3αβ1

3 j=1

∥vj,αβ22 +C5

3 j=1

∥vj,αβ23

≤C1+C3

3 j=1

∥vj,αβ22 +C5

3 j=1

∥vj,αβ23 (∀α≥1).

∥v1,α22 = γ, ∥v2,α22 = µ, ∥v3,α22 = s であるから Claim が成り立つ. よって (p1)N <4 であることに注意すると

α((p1)N4)/(4N) p+ 1

3 j=1

RN|vj,α|p+1 α((p1)N4)/(4N) p+ 1

3 j=1

C∥vj,αp+1H1

≤Cα((p1)N4)/(4N)=o(1) (as α→ ∞) (10.12)

が成り立つ. (10.2),(10.9),(10.12)を (10.7) に代入すると Iα(γ, µ, s) = α4/(4N)(

E0(⃗vα) +o(1))

≥α4/(4N)0(γ, µ, s) +o(1)) (asα → ∞) (10.13) が成り立つ. (10.13) と Lemma 10.3 より

Σ0(γ, µ, s)α4/(4N) ≥Iα(γ, µ, s)

=α4/(4N)(

E0(⃗vα) +o(1))

≥α4/(4N)0(γ, µ, s) +o(1)) (asα→ ∞) が成り立つ.辺々 α4/(4N) で割ると

Σ0(γ, µ, s) Iα(γ, µ, s) α4/(4N)

=E0(⃗vα) +o(1)

Σ0(γ, µ, s) +o(1) (asα→ ∞) が成り立つ.はさみうちの原理より

αlim→∞

Iα(γ, µ, s)

α4/(4N) = Σ0(γ, µ, s), (10.14)

αlim→∞E0(⃗vα) = Σ0(γ, µ, s) (10.15) が成り立つ. (10.14) よりIα(γ, µ, s) のエネルギー漸近展開公式

Iα(γ, µ, s) = Σ0(γ, µ, s)α4/(4N)+o(α4/(4N)) (asα→ ∞)

が得られる. ここで n}n=1 (0,) を αn → ∞ (n → ∞) となる任意の数列 とし α = αn とおき ⃗uαn,⃗vαn をそれぞれ ⃗un,⃗vn で表す. (10.15) より {⃗vn}n=1 は Σ0(γ, µ, s) の minimizing sequence となる. Theorem 5.1 より部分列をとれば

∃{yn}n=1 RN, ∃⃗v : Σ0(γ, µ, s) の minimizer s.t.

∥vj,n(·+yn)−vjH1 0 (j = 1,2,3, n→ ∞) が成り立つ. vj,n(x) = 1

αN/(4n N)

uj,n

( x α2/(4n N)

)

に注意すると 1

αnN/(4N)

uj,n

( ·+yn αn2/(4N)

)

−vj 2

0 (n→ ∞), (10.16)

1 αn(N+2)/(4N)

(∇uj,n)

( ·+yn α2/(4n N)

)

− ∇vj 2

0 (n → ∞) (10.17) が成り立つ. ここで

1 αN/(4n N)

uj,n

( ·+yn α2/(4n N)

)

−vj 2

2

=

RN

1 αN/(4n N)

uj,n

( x+yn α2/(4n N)

)

−vj(x) 2 dx

=

RN

1 αN/(4n N)

uj,n

( x α2/(4n N)

)

−vj(x−yn) 2 dx

=

RN

1 αN/(4n N)

uj,n(x)−vj(

αn2/(4N)x−yn)

2

α2N/(4n N)dx

=

RN

uj,n(x)−αnN/(4N)vj(

α2/(4n N)x−yn)2 dx

=uj,n−αN/(4n N)vj(

α2/(4n N)· −yn)2

2

であるから (10.16) より

uj,n−αN/(4n N)vj

(αn2/(4N)· −yn)

2 0 (n→ ∞) を得る.したがって ∥gj,n2 =o(1) (as n→ ∞) となる gj,n が存在して

uj,n(x) = αN/(4n N)vj2/(4n N)x−yn) +gj,n(x) (j = 1,2,3) が成り立つ. また

1 α(N+2)/(4n N)

(∇uj,n)

( ·+yn αn2/(4N)

)

− ∇vj 2

2

=

RN

1 α(N+2)/(4n N)

(∇uj,n)

( x+yn αn2/(4N)

)

− ∇vj(x) 2 dx

10.3 Theorem 10.1 の証明

=

RN

1 α(N+2)/(4n N)

(∇uj,n)

( x α2/(4n N)

)

(∇vj)(x−yn) 2 dx

=

RN

1 α(N+2)/(4n N)

∇uj,n(x)(∇vj)(α2/(4n N)x−yn)

2α2N/(4n N)dx

=

RN

1 α2/(4n N)

(∇uj,n(x)−α(N+2)/(4−N)

n (∇vj)(αn2/(4−N)x−yn))

2

dx

= 1

α4/(4n N)

∇uj,n−α(Nn +2)/(4N)(∇vj)(α2/(4n N)· −yn)2

2

であるから (10.17) より 1

α2/(4n N)

∇uj,n−αn(N+2)/(4N)(∇vj)(α2/(4n N)· −yn)

2 =o(1) (as n→ ∞) が成り立つ. したがって∥kj,n2 =o(αn2/(4N)) (as n → ∞) となるkj,n が存在して

∇uj,n(x) =α(Nn +2)/(4N)(∇vj)(α2/(4n N)x−yn) +kj,n(x) (j = 1,2,3)

が成り立つ.これより結論を得る. 2

A.1 S

(γ) minimizing sequence compact-ness について

汎関数

J(u) := 1 2

RN|∇u|2 1 p+ 1

RN |u|p+1

を考える. 但し,N N, 1< p <1 + 4/N とする. γ 0 に対して次の最小化問題 を考える:

S(γ) := inf{J(u)|u∈H1(RN), ∥u∥22 =γ}

Lemma A.1. γ 0 とする.このとき S(γ)>−∞である. さらに {un}n=1S(γ) の minimizing sequenceとすると {∥unH1}n=1 は有界となる.

証明. Lemma 2.7 と同様に証明できる. 2

Lemma A.2. γ 0 とする.このとき (i) γ >0のとき : S(γ)<0 となる.

(ii) γ = 0 のとき : S(0) = 0となる.

証明. (i) : u H1(RN) を ∥u∥22 = γ (> 0) となるものとする. ∥u∥22 > 0 である から

RN|u|p+1 >0 (A.1)

である.θ > 0に対して uθ(x) :=θN/2u(θx) とおくと

∥uθ22 =θN

RN|u(θx)|2 =

RN |u|2 =∥u∥22 =γ

A.1 S(γ) の minimizing sequenceの compactness について

が成り立つので

S(γ)≤J(uθ) (∀θ >0) (A.2) となる. また

RN |∇uθ|2 =θN+2

RN|(∇u)(θx)|2 =θ2

RN|∇u|2,

RN |uθ|p+1 =θN(p+1)/2

RN|u(θx)|p+1 =θN(p1)/2

RN|u|p+1 が成り立つ. (A.1) と N(p1)/2<2 に注意して θ >0 を十分小さくとると

J(uθ) = 1 2

RN|∇uθ|2 1 p+ 1

RN|uθ|p+1

= θ2 2

RN|∇u|2 θN(p1)/2 p+ 1

RN|u|p+1 <0 (A.3) となる. (A.2),(A.3)より S(γ)<0 が従う.

(ii) : S(0) = 0は明らか. 2

Lemma A.3. γ >0 とする. さらに {un}n=1S(γ) の minimizing sequence とする. このとき

∃C >0 ∃n0 N s.t.

RN|un|p+1 ≥C (∀n≥n0) が成り立つ.

証明. Lemma A.2 より S(γ)<0 であるから S(γ)< S(γ)/2 である. さらに J(un)→S(γ) (n → ∞) であるから

∃n0 N s.t. J(un)< S(γ)

2 (∀n ≥n0) が成り立つ.したがって

S(γ)

2 > J(un) = 1 2

RN|∇un| − 1 p+ 1

RN|un|p+1

≥ − 1 p+ 1

RN|un|p+1

であるから結論が従う. 2

Corollary A.4. γ >0とする.さらに{un}n=1S(γ)のminimizing sequence とする. このとき

∃C >0, ∃n0 N s.t.

RN|∇un|2 ≥C (∀n≥n0) が成り立つ.

証明. Gagliardo–Nirenbergの不等式より

∥unp+1p+1 ≤C∥∇unN(p2 1)/2∥unp+12 N(p1)/2

と Lemma A.3 より従う. 2

Corollary A.5. γ >0とする.さらに{un}n=1S(γ)のminimizing sequence とする.このとき

∃C >0, ∃R > 0, ∃n0 N s.t. sup

y∈RN

|xy|<R

|un|2 ≥C (∀n ≥n0) が成り立つ.

証明. R > 0 とする. Lemma 1.2 よりある β1 = β1(p, N), β2 = β2(p, N) > 0 と C =C(R, p, N)>0が存在して

∥unp+1 ≤C (

sup

y∈RN

|y−x|<R|un|2dx )β1

∥unβH21 (∀n N)

が成り立つ. Lemma A.3 より結論が従う. 2 Lemma A.6. γ >0 とする. このとき

θS(γ)< S(θγ) (0<∀θ < 1) が成り立つ.

証明. {un}n=1S(θγ) の minimizing sequenceで ∥un22 =θγ となるものとす る. vn :=un/√

θ とおくと ∥vn22 =γ となるので

S(γ)≤J(vn) (A.4)

が成り立つ. また J(vn) = 1

2

RN|∇vn|2 1 p+ 1

RN|vn|p+1

= 1 2θ

RN |∇un|2 1 (p+ 1)θ(p+1)/2

RN|un|p+1

= 1

θJ(un) 1 (p+ 1)θ

( 1

θ(p1)/2 1 ) ∫

RN|un|p+1 (A.5) が成り立つ. ここで 0< θ <1 かつp > 1より

θ(p1)/2 <1 (A.6)

A.1 S(γ) の minimizing sequenceの compactness について となる. さらにLemma A.3 より

∃C >0, ∃n0 N s.t.

RN|un|p+1≥C (∀n≥n0) (A.7) が成り立つ. (A.4)–(A.7) より

S(γ) 1

θJ(un) 1 (p+ 1)θ

( 1

θ(p1)/2 1 )

C (∀n ≥n0)

が成り立つ. {un}n=1S(θγ) の minimizing sequence であることに注意して

nlim→∞ をとると

S(γ) 1

θS(θγ) 1 (p+ 1)θ

( 1

θ(p1)/2 1 )

C

< 1

θS(θγ)

が成り立つ.これより結論が従う. 2

Corollary A.7. γ >0 とする. このとき

S(γ)< S) +S−γ) (0<∀γ < γ) が成り立つ.

証明. Lemma A.6 より

γ

γS(γ)< S), γ−γ

γ S(γ)< S−γ) が成り立つ.辺々加えると

S(γ)< S) +S−γ)

が成り立つ. 2

Corollary A.8. γ >0 とする. このとき

S(γ)≤S) +S−γ) (0≤ ∀γ ≤γ) が成り立つ.

証明. Lemma A.2 (ii) と Corollary A.7 より従う. 2

Lemma A.9. S は [0,) 上で連続である.

証明. Lemma 2.11と同様の考え方により示せる. 2

Theorem A.10. (S(γ) の minimizing sequencecompactness) γ >0 とする. {un}n=1S(γ) の minimizing sequence とする. このとき部分列をと れば

∃{yn}n=1 RN, ∃u∈H1(RN) s.t. ∥un(·+yn)−u∥H1 0 (n→ ∞) が成り立つ. さらに uS(γ)の minimizerとなる.

証明. {un}n=1S(γ) の minimizing sequence とする. Corollary A.5 より部分 列をとれば

∃C > 0, ∃R >0 s.t. sup

y∈RN

|xy|<R

|un|2 > C (∀n N) が成り立つ. sup の定義から

∃{yn}n=1 RN s.t.

|xyn|<R

|un|2 > C (∀n∈N) (A.8) が成り立つ. Lemma A.1 より {un(·+yn)}n=1H1(RN) で有界であるから部分 列をとれば

∃u∈H1(RN) s.t. un(·+yn)⇀ uweakly in H1(RN) が成り立つ. さらに

|xyn|<R

|un|2 =

|x|<R

|un(x+yn)|2 (A.9) であり埋め込み H1(BR)⊂L2(BR) (但し, BR :={x∈RN | |x|< R})はコンパク トであるから

nlim→∞

|x|<R

|un(x+yn)|2 =

|x|<R

|u|2 (A.10)

が成り立つ. (A.8)–(A.10) より

|x|<R

|u|2 ≥C が成り立つ. したがって u̸≡0 である.

A.1 S(γ) の minimizing sequenceの compactness について γ :=∥u∥22 (>0) とおく. vn :=un(·+yn)−u とおく. Theorem 2.1 の証明と同 様の議論により

RN|∇un|2 =

RN|∇u|2+

RN|∇vn|2+o(1) (as n→ ∞),

RN|un|q=

RN|u|q+

RN|vn|q+o(1) (asn → ∞, q = 2, p+ 1) (A.11) が成り立つ.したがって

J(un) =J(u) +J(vn) +o(1) (as n→ ∞) (A.12) が成り立つ. (A.11) で q = 2 とすると ∥vn22 γ−γ (n → ∞) となることに注 意して (A.12) で lim

n→∞ とすると

S(γ) = J(u) + lim

n→∞J(vn)

≥S) + lim

n→∞J(vn)

≥S) + lim

n→∞S(∥vn22)

=

Lemma A.9S) +S−γ)

Corollary A.8

S(γ) が成り立つ.したがって辺々等しくなるので

S(γ) =S) +S−γ), (A.13)

J(u) = S), (A.14)

nlim→∞J(vn) = S−γ) (A.15) が成り立つ. Corollary A.7 と (A.13) よりγ = 0 or γ =γ となるが γ >0より

γ =γ (A.16)

となる. (A.16),(A.14) より uS(γ) の minimizer になる. さらに Lemma A.2 より S(0) = 0 でありそれと(A.16),(A.15) より

nlim→∞J(vn) = 0 (A.17) が成り立つ. Gagliardo–Nirenbergの不等式と{vn}n=1H1(RN) で有界であるこ とと ∥vn22 0 (n→ ∞) であることに注意すると

∃C(p, N), C >0 s.t.

∥vnp+1p+1 ≤C(p, N)∥∇vnN(p2 1)/2∥vnp+12 N(p1)/2

≤C∥vnp+12 N(p1)/2 0 (n → ∞) (A.18) が成り立つ.

J(vn) = 1 2

RN|∇vn|2 1 p+ 1

RN |vn|p+1 に注意すると(A.17),(A.18) より

nlim→∞

RN|∇vn|2 = 0 (A.19)

が成り立つ.∥vn22 0 (n→ ∞)と (A.19) より ∥vn2H1 0 (n→ ∞)が従う.以

上より結論が従う. 2

Theorem A.10 から次が成り立つ.

Corollary A.11. γ >0とする.このとき次の性質をみたす S(γ)の minimizer ϕ が存在する.

(i) ϕ >0 (a.e.in RN).

(ii) ϕ(−x1, x) = ϕ(x1, x) (a.e. x1 R, a.e. x RN1).

(iii) ϕ(s, x)≥ϕ(t, x) (a.e. s, t Rwith 0≤s < t, a.e. x RN1).

(iv) ϕ∈C1(RN).

(v) lim

|x|→∞ϕ(x) = 0.

Corollary A.11 を示すには以下の Lemma を示せば良い.

Lemma A.12. γ > 0 とし, uS(γ) の minimizer とする. このとき u は次 の Euler-Lagrange 方程式をみたす:

∃λ∈R s.t. ∆u− |u|p1u=λu in H1(RN).

ここで

∆u− |u|p1u=λu inH1(RN)

⇐⇒def Re

RN∇u· ∇ϕ−Re

RN |u|p1=λRe

RN

(∀ϕ ∈H1(RN)),

∇u· ∇ϕ :=

N k=1

∂u

∂xk

∂ϕ

∂xk.

A.1 S(γ) の minimizing sequenceの compactness について 証明. ∥u∥22 = γ > 0 より u ̸≡ 0 であることに注意すると十分小さな ε > 0 に対 して

∥u+tϕ∥2 ̸= 0 (∀t∈(−ε, ε)\ {0}, ∀ϕ∈H1(RN)) となる. t∈(−ε, ε)\ {0},ϕ ∈H1(RN)に対して

vt :=

√γ

∥u+tϕ∥2

(u+tϕ) とおくと

∥vt22 =γ (∀t∈(−ε, ε)\ {0}, ∀ϕ ∈H1(RN)) が成り立つ.したがって

S(γ)≤J(vt) (∀t∈(−ε, ε)\ {0}, ∀ϕ ∈H1(RN))

が成り立つ. v0 =uであるから J(vt)は t= 0 のとき最小値 S(γ) をとる. した がって

d

dtJ(vt) t=0

= 0 が成り立つ.これより

Re

RN∇u· ∇ϕ−Re

RN|u|p−1 =λRe

RN

(∀ϕ∈H1(RN))

を得る. 2

Lemma A.13. γ 0 とし, uS(γ) の minimizer とする. このとき u は次 をみたす:

(i) u∈C1(RN).

(ii) lim

|x|→∞u(x) = 0.

証明. γ = 0 のとき u 0 となるので明らか. γ > 0 とする. uS(γ) の minimizer であるから Euler-Lagrange 方程式より

∃λ∈R s.t. ∆u− |u|p1u=λu in H1(RN)

が成り立つ. Elliptic regularity ([9, Chapter 9]を参照)よりu∈H2(RN)∩C1(RN) が得られる. [2, Chapter 9]より H2(RN)⊂L(RN)であるから

|xlim|→∞u(x) = 0

が従う. 2

Lemma A.14. (Weak Harnack inequality for supersolutions, cf [9]) a∈ L(RN;R) としu∈H1(RN) を

u≥0 (a.e. inRN) かつ

∆u+a(x)u≥0 in RN をみたすものとする. このとき

∀R >0, ∃C=C(N, R)>0 s.t. R−N/2∥u∥L2(B2R) ≤Cess inf

BR

u が成り立つ. ここで

∆u+a(x)u≥0 inRN

⇐⇒def

RN

(∇u· ∇v+a(x)uv)≥0 (∀v ∈Cc1(RN) with v 0) であり r >0に対して Br :={x∈RN | |x|< r}とおく.

証明. 証明は[9, Theorem 8.18] を参照. 2

Corollary A.15. a ∈L(RN;R)とし u∈H1(RN)を u≥0 (a.e. inRN) かつ∥u∥2 >0 かつ

∆u+a(x)u≥0 in RN をみたすものとする. このとき

u >0 (a.e. inRN) が成り立つ.

証明. Weak Harnack 不等式(Lemma A.14)より

∀R >0, ∃C =C(N, R)>0 s.t. RN/2∥u∥L2(B2R)≤Cess inf

BR

u (A.20) が成り立つ. u∈L2(RN) であるから Lebesgue の収束定理より

Rlim→∞∥u∥L2(B2R) =∥u∥2

A.1 S(γ) の minimizing sequenceの compactness について が成り立つ.∥u∥2 >0 であるから

∃R0 >0 s.t. R≥R0 =⇒ ∥u∥L2(B2R) > ∥u∥2

2 >0 (A.21) が成り立つ. (A.20),(A.21) より

ess inf

BR

u≥ RN/2∥u∥2

2C >0 (∀R≥R0) (A.22) が成り立つ.さらに

ess inf

BR

u≤u (a.e. inBR) (A.23)

であるから (A.22),(A.23) より

u >0 (a.e. inBR, ∀R≥R0)

が成り立つ.R ≥R0 は任意であったから u >0 (a.e.in RN) が成り立つ. 2 Lemma A.16. γ >0 とし,uu≥0 (a.e. inRN)となる S(γ) の minimizer とする. このとき u >0 (a.e. inRN) となる.

証明. u≥0 (a.e. inRN) と minimizer がみたす Euler-Lagrange方程式より

∃λ∈R s.t. ∆u−up =λu in H1(RN) が成り立つ.したがって

∆u−λu≥0 in RN

が成り立つ. ∥u∥22 = γ >0 であるから Corollary A.15 よりu > 0 (a.e. in RN) が

成り立つ. 2

Lemma A.17. γ 0 とし, uS(γ) の minimizer とする. このとき uS(γ) の minimizer である.

証明. Lemma A.13 より lim

|x|→∞u(x) = 0 であるからu は定義される. Proposition 1.5 より

RN|u|qdx=

RN|u|qdx (q= 2, p+ 1),

RN|∇u|2dx≤

RN|∇u|2dx が成り立つ.したがって

S(γ)≤J(u)≤J(u) = S(γ)

であるから uS(γ)の minimizer になる. 2

Corollary A.11 の証明. Theorem A.10より S(γ) の minimizer u が存在する. Lemma A.13 より

|xlim|→∞u(x) = 0

であるから u が定義できる. Lemma A.17 より uS(γ) の minimizer であ る. Proposition 1.5 より

u 0 (a.e.in RN),

u(−x1, x) =u(x1, x) (a.e. x1 R, a.e. x RN1),

u(s, x)≥u(t, x) (a.e. s, tR with 0≤s < t, a.e. x RN−1)

が成り立つ. γ > 0 かつ u 0 (a.e. in RN) および Lemma A.16 より u >

0 (a.e. inRN) が従う.さらに Lemma A.13 より u ∈C1(RN),

|xlim|→∞u(x) = 0

が成り立つ. 以上より ϕ=u が求めるべきものである. 2

A.2 S

V

(γ ) minimizing sequence

ドキュメント内 修士論文 (ページ 130-146)

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