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第 5 章 MiBench 20

5.6 Telecommunications

このカテゴリは,無線通信機器において使用されるアプリケーションを対象とする.音 声の符号化/復号化,周波数解析,誤り検出を行うプログラムを提供している.本研究の 評価において,FFT,IFFT,ADPCM-encode/decode,GSM-encode/decode,CRC32ア プリケーションを使用する.

FFT/IFFT:高速フーリエ変換と逆フーリエ高速変換を行うアプリケーションである.

フーリエ変換および逆フーリエ変換を行う波形の長さが入力値によって決定される.この

図 5.20: Sec./sha

入力値は2のべき乗でなければならない.2つのアプリケーションにおいて,予測要因は 入力値とした.事前実行による実行時間と生成された予測式を,図5.21と5.22に示す.

ADPCM-encode:PCM形式の音声ファイルをADPCMアルゴリズムによって圧縮す るアプリケーションである.予測要因は入力データサイズ(音声ファイルサイズ)とする.

事前実行による実行時間と生成された予測式を図5.23に示す.

ADPCM-decode:ADPCMアルゴリズムによって圧縮された音声ファイルを復号する アプリケーションである.予測要因は入力データサイズ(圧縮された音声ファイルサイズ) とする.事前実行による実行時間と生成された予測式を図5.24に示す.

GSM-encode:音声ファイルの圧縮を行うアプリケーションである.音声ファイルの形

式をGSM形式に変換する.予測要因は,入力データサイズ(音声ファイルサイズ)と入力 音声形式とした.使用する入力音声形式をau形式とlinear形式の2種類とし,それぞれ の入力音声形式ごとに入力データサイズを変数とする予測式を生成した.事前実行による 実行時間と生成された予測式を図5.25に示す.入力音声形式がau形式の場合は予測式 1 を,linear形式の場合は予測式 2を使用して実行時間の予測を行う.

GSM-decode:圧縮された音声ファイルの復号を行うアプリケーションである.GSM形 式の音声ファイルを他の形式の音声ファイルに変換する.予測要因は,入力データサイズ (圧縮された音声ファイルサイズ)と出力音声形式とした.使用する出力音声形式をau形

式とlinear形式の2種類とし,それぞれの出力音声形式ごとに入力データサイズを変数と

する予測式を生成した.事前実行による実行時間と生成された予測式を図5.26に示す.出 力音声形式がau形式の場合は予測式1を,linear形式の場合は予測式 2を使用して実行 時間の予測を行う.

CRC32:CRC値の計算を行うアプリケーションである.音声ファイルを入力とし,CRC 値を求める.予測要因は入力データサイズ(音声ファイルサイズ)とした.事前実行によ る実行時間と生成された予測式を図5.27に示す.

図 5.21: Tel./FFT 図 5.22: Tel./IFFT

図 5.23: Tel./ADPCM-encode 図 5.24: Tel./ADPCM-decode

図 5.25: Tel./GSM-encode 図 5.26: Tel./GSM-decode

図 5.27: Tel./CRC32

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