参考:OVERHEADとTRANSFERRATEの意味
⑤表スペースの配置
ユーザー表スペースの配置
z 索引/長形式データの配置
その他の表スペースの配置
ユーザー表スペースの配置
複数の物理ディスクに表スペースを配置し、DISK I/Oを分散させる
z 1つの表スペースを複数ディスクに配置 理想は同じサイズのコンテナー
z 索引は別の表スペースに配置
z 長形式は別の表スペースに配置
基本:Prefetch Size = Extent Size×コンテナー数
RAID5などアレイの場合は以下の構成を行う
z DB2_PARALLEL_IO
¾ このレジストリー変数を設定することで、PrefetchSize と ExtentSizeの違いを見て、I/Oを並列 に行うかを決定する
表スペース1
(Prefetch Size = Extent Size × 4)
表スペース2
(Prefetch Size =
Extent Size × 3)
解説
パフォーマンスのためには、各表スペースに対して、6個~10個以上の物理ディスク上に別々 のコンテナーを作成し、I/Oを分散することが理想的である(と言われています)
複数のコンテナーに配置する場合には、表スペースに対して以下の設定を行い、プリフェッ チャーによる並列I/Oを使用可能にする必要があります。
z Prefetch Size = Extent Size×コンテナー数
この設定によって、複数のプリフェッチャー・プロセスを使い、データをバッファプールに読み出 すことができるようになります。
データはラウンドロビンで書き込まれている為、各コンテナーのサイズは同じであることが理想 的です。それによって、データの分散度合いのばらつきを無くし、ディスクI/Oが特定のコンテ ナーにできるだけ集中しないようにします。
DB2_PARALLEL_IOを指定した場合は、特にPrefetch Sizeは重要になります。パラレルI/Oを指
定するような場合は、通常ESSなどのRAIDディスクが使われており、コンテナーが1つでも実際
は内部では複数のディスクが使われています。このような状態では、コンテナー数は先読みに
対しては意味を持たず、DB2はPrefetch SizeがExtent Sizeの何倍になっているかによって、プ
リフェッチャーを起動し先読みを行います。
参考:プリフェッチ・サイズの自動調整機能(V8.2以降)
エクステント・サイズ、コンテナ数、およびコンテナあたりの物理ディスク 数に基づいて、表スペースに適したプリフェッチ・サイズをDB2が自動計 算する
z 利点: コンテナの追加・削除に応じ、プリフェッチ・サイズを変更する必要がない
z 考慮点: コンテナ数、物理スピンドル数が多いほど、多く設定される
設定方法
z データベース構成パラメーターDFT_PREFETCH_SZの値をAUTOMATICに設定する
z CREATE TABLESPACEステートメントで、 PREFETCHサイズを指定しない
算出式
z プリフェッチ・サイズ=
(コンテナ数)*(コンテナあたりの物理ディスク数)*エクステント・サイズ
参考:プリフェッチ・サイズの自動調整機能(V8.2以降)
DB2_PARALLEL_IOの値との関連
z DB2_PARALLEL_IOの値は、コンテナあたりの物理ディスク数として使用される
例
z (例1)DB2_PARALLEL_IO=*
¾ 全ての表スペースは、デフォルトで、各コンテナあたり6個の物理ディスクをもつと仮定して計算され る
¾ 全ての表スペースに対して、パラレルI/Oが有効となる。プリフェッチ要求は、プリフェッチサイズをエ クステント・サイズで割った数に分割されて、パラレルに実行される
z (例2) DB2_PARALLEL_IO=*:3
¾ 全ての表スペースは、コンテナあたり3個の物理ディスクを持つと仮定して計算される
¾ 全ての表スペースに対して、パラレルI/Oが有効となる。
z (例3) DB2_PARALLEL_IO=*:3,1:1
¾ 全ての表スペースは、コンテナあたり3個の物理ディスクを持つと仮定して計算される。
ただし、表スペース 1 だけは、物理ディスク数は1となる。
¾ 全ての表スペースに対して、パラレルI/Oが有効となる。
DB2_PARALLEL_IOが設定されていない場合には、物理ディスク数は1
索引/長形式データの配置
索引の配置
z DMS表スペースに表を作成する場合、索引を別の表スペースに格納することが可能。
z ディスクI/Oの競合を避けたい、または、表と索引のバッファープールを分け、特定の表や索引 のヒット率を確保したい場合には、表と索引を別の表スペースに格納することを検討する
長形式データの配置
z DMS表スペースに表を作成する場合、長形式のデータを別の表スペースに格納することが可
ドキュメント内
データベース物理設計【DB2 9.5 対応版】
(ページ 136-143)