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資料-10 ビンチャン郡人民委員会作成 RAP の分析報告書
1
環境社会配慮担当 宇都宮雅人 分析結果
1. RAP
は、住民移転及び生計手段の喪失を避けるように「ベ」国法律に基づき作成され ている。補償単価については「ベ」国の開発計画の事例に照らし、ほぼ適正と査定さ れる。事業地10ha
の用地取得に掛かる住民移転と事業移転とが必要な対象の特定は、調査団が現地踏査と資料収集で調査した結果と同じ3軒である。
2.
「ベ」国法にもとづき、移転住民が以前の生活水準や収入機会、生産水準において改 善又は少なくとも回復できるように、移転地を現在地から省道を挟んだ近隣のVINH
LOC B
と7.5km
離れた北東のAN HA
の2か所を用意し、移転時に住める状態に整備している。(図参照)ただし移転後の敷地の広さは最小限としており不明である。
移転者への補償は、土地については第
2
章の公的補償レートに基づき算出されてい るが「補償レートは土地取得と支援レートの決定については調整が必要」としている。敷地内の建造物においては、
RAP
第6
章「補償見積表」から現地調査により個別に 補償額を算出していると分析される。3軒の民間農地があり、土地と農作物についての補償がなされている。
移転の報償として「報酬コスト
3
軒」が計上されている。また移転時の報酬の補償に 備え「その他コスト」が用意されている。移転住民はおおよそ、「ベ」国の平均所得以上の収入があり、使用権を認められている 農地を耕作しているため、移転後の生活支援の履行とモニタリングが必要である。
3.
用地取得は2015
年を予定し、補償と建物撤去は2015
年の第一四半期としており、「ベ」国法に基づき、「住民説明会」を開催し調整を行うと分析される。
さらに「不測事態コスト(Contingency cost)」が、事業費の
10%用意されており、調
整への準備と分析される。苦情処理メカニズムは「ベ」国土地法に明記され、ビンチャン郡人民委員会が行う。
また、モニタリングは「ベ」国法では明確には規定がなく
RAP
にも記載がないが、調査団協議によりビンチャン郡人民委員会が行うことを確認した。調査団報告書に報 告体制を明示している。
4.
第6
章「補償見積表」備考欄において「査定は初期調査データに基づいている。従っ て、具体的な補償レートは対象家族・個人の住居の使用状況の法的位置、財産・穀物・家畜の損害のレベルによる。」としており、RAP 作成では現地調査により影響を受け る人々やコミュニティーとの協議が行われていると分析される。尚、調査において「住 民説明会」記録や「工業団地と事業地を含む計画の掲示」を踏査により確認している。