第 3 章 : コンフィグレーション
4.7 SYSLOG
terminal no length [パラメーター]
line : <0-512>
端末1ページあたりの表示行数 [入力モード]
非特権EXECモード、特権EXECモード [説明]
使用している端末1ページあたりの表示行数を変更する。
lineに0を指定した場合、ページ単位で表示を一時停止しない。
terminal no lengthコマンドを実行した場合は、 表示行数がシリアルコンソールの場合は24、VTYの場合は接続時の
ウィンドウサイズとなる。
[ノート]
本コマンドは、実行後、即座に変更が反映される。
service terminal-lengthコマンドの設定より、 本コマンドの実行結果の方が優先して適用される。
[設定例]
使用している端末1ページあたりの表示行数を100行に変更する。
SWX2300>terminal length 100 SWX2300>
4.6.6 端末1ページあたりの表示行数の設定
[書式]
service terminal-length line no service terminal-length [パラメーター]
line : <0-512>
端末1ページあたりの表示行数 [初期設定]
no service terminal-length [入力モード]
グローバルコンフィグレーションモード [説明]
端末1ページあたりの表示行数を設定する。
lineを0に設定した場合、ページ単位で表示を一時停止しない。
no形式で実行した場合は、表示行数がシリアルコンソールの場合は24、 VTYの場合は接続時のウィンドウサイズ となる。
[ノート]
本コマンド設定後、次のログイン時から設定が適用される。
terminal lengthコマンドが実行された場合、 terminal lengthコマンドの実行結果の方が 優先して適用される。
[設定例]
端末1ページあたりの表示行数を100行に設定する。
SWX2300(config)#service terminal-length 100 SWX2300(config)#
4.7.1 カーネルログ出力設定 [書式]
kernel log no kernel log [初期設定] no kernel log [入力モード]
グローバルコンフィグレーションモード [説明]
カーネルのログをSYSLOGに出力する。
no形式で実行した場合は出力しない。
[設定例]
カーネルのログをSYSLOGに出力する。
SWX2300(config)#kernel log
4.7.2 ログの通知先(SYSLOGサーバー)の設定
[書式]
logging host host no logging host [パラメーター]
host : A.B.C.D
SYSLOGサーバーのIPv4アドレス
: X:X::X:X
SYSLOGサーバーのIPv6アドレス
IPv6リンクローカルアドレスを指定する場合は、送出インターフェースも指定する必要があ る(fe80::X%vlan0.N の形式)
[初期設定]
no logging host [入力モード]
グローバルコンフィグレーションモード [説明]
ログの通知先であるSYSLOGサーバーのIPアドレスを設定する。
no形式で実行した場合は初期設定に戻り、通知は行わない。
[設定例]
SYSLOGサーバーのIPv4アドレスを、192.168.100.1に設定する。
SWX2300(config)#logging host 192.168.100.1
SYSLOGサーバーのIPv6アドレスを、fe80::2a0:deff:fe11:2233に設定する。
SWX2300(config)#logging host fe80::2a0:deff:fe11:2233%vlan0.1 4.7.3 ログの出力レベル(debug)の設定
[書式]
logging trap debug no logging trap debug [初期設定]
no logging trap debug
コマンドリファレンス | 保守・運用機能 | 39
[入力モード]
グローバルコンフィグレーションモード [説明]
debugレベルのログをSYSLOGに出力する。no形式で実行した場合は出力しない。
debugレベルを有効にすると大量のログが出力されるため、必要な場合のみ有効にする。
logging hostコマンドでSYSYLOGサーバーに通知する場合、ホスト側には十分なディスク領域を確保しておくこと
が望ましい。デフォルト設定は出力しない。
[設定例]
debugレベルのログをSYSLOGに出力する。
SWX2300(config)#logging trap debug 4.7.4 ログの出力レベル(informational)の設定
[書式]
logging trap informational no logging trap informational [初期設定]
logging trap informational [入力モード]
グローバルコンフィグレーションモード [説明]
informationalレベルのログをSYSLOGに出力する。
no形式で実行した場合は出力しない。
[ノート]
logging stdout infoコマンドでコンソールに出力させることが可能である。
[設定例]
informationalレベルのログをSYSLOGに出力する。
SWX2300(config)#logging trap informational 4.7.5 ログの出力レベル(error)の設定
[書式]
logging trap error no logging trap error [初期設定]
logging trap error [入力モード]
グローバルコンフィグレーションモード [説明]
errorレベルのログをSYSLOGに出力する。
no形式で実行した場合は出力しない。
[設定例]
errorレベルのログをSYSLOGに出力する。
SWX2300(config)#logging trap error 4.7.6 ログのコンソール出力設定
[書式]
logging stdout info no logging stdout info 40 | コマンドリファレンス | 保守・運用機能
[初期設定]
no logging stdout info [入力モード]
グローバルコンフィグレーションモード [説明]
informationalレベルのSYSLOGをコンソールに出力する。
no形式で実行した場合は出力しない。
[設定例]
informationalレベルのSYSLOGをコンソールに出力する。
SWX2300(config)#logging stdout info 4.7.7 イベント単位のログ出力の設定
[書式]
logging event type no logging type [パラメーター]
type : ログ出力を設定するイベント種別
設定値 説明
lan-map LANマップ
[初期設定]
no logging event lan-map [入力モード]
グローバルコンフィグレーションモード [説明]
指定したイベント種別のログ出力を有効にする。
no形式で実行した場合はログ出力を行なわない。
[設定例]
LANマップのログ出力を有効にする。
SWX2300(config)#logging event lan-map
4.7.8 ログのバックアップ
[書式]
save logging [入力モード]
非特権EXECモード, 特権EXECモード [説明]
RAM上に蓄積されたログを全てFlash ROMに保存する。
ログの蓄積はRAM上で行われ、定期的に自動でFlash ROMにバックアップしているが、本コマンドにより、手動 でバックアップすることができる。
[設定例]
ログのバックアップを行う。
SWX2300#save logging
コマンドリファレンス | 保守・運用機能 | 41
4.7.9 ログの削除 [書式]
clear logging [入力モード] 特権EXECモード [説明]
ログを削除する。
[設定例]
ログを削除する。
SWX2300#clear logging 4.7.10 ログの参照
[書式]
show logging [reverse]
[キーワード]
reverse : ログを逆順に表示する
[入力モード]
非特権EXECモード, 特権EXECモード [説明]
本機器の動作状況を記録したログを表示する。通常は発生時刻の古いものからログを順に表示するが、reverseが指 定された場合は逆順に表示する。
ログの最大保持件数は1,500件である。最大数を越えた場合には、発生時刻の古いものから消去されていく。最大数 以上のログを保存する場合には、logging hostコマンドでログをSYSLOGサーバーに転送して、ホスト側で保存する 必要がある。
出力するログのレベルはlogging trapコマンドで設定可能である。
[ノート]
ログの蓄積はRAM上で行われ、定期的に自動でFlash ROMにバックアップしている。電源を切るとバックアップ されていないログは保存されないので、ログを保存したい場合は手動でバックアップする必要がある。
reloadコマンドやファームウェアのバージョンアップなどによる再起動を行った場合は、ログを保持している。
[設定例]
ログを表示する。
SWX2300#show logging