第 3 章 : コンフィグレーション
4.6 端末設定
時刻合わせの周期(時間)。0時間を指定した場合は、周期更新を行わない [初期設定]
ntpdate interval 1 [入力モード]
グローバルコンフィグレーションモード [説明]
登録されているNTPサーバーから周期的に時刻情報を取得する間隔を1時間単位で設定する。
no形式で実行すると、初期設定に戻る。
本コマンド実行時、即座に時刻の更新を行い、以降、設定した周期で更新を行う。
[設定例]
時刻の問い合わせを2時間おきに行う。
SWX2300(config)#ntpdate interval 2 時刻の周期更新を行わないようにする。
SWX2300(config)#ntpdate interval 0
4.5.7 NTPサーバーによる時刻同期設定情報の表示
[書式]
show ntpdate [入力モード]
非特権EXECモード、特権EXECモード [説明]
NTPサーバーによる時刻同期に関する設定情報を表示する。
[設定例]
時刻同期設定情報を表示する。※更新周期1時間の場合 SWX2300(config)#show ntpdate
NTP Server : ntp.nict.jp
adjust time : Thu Jan 1 09:00:00 2015 + interval 1 hour 時刻同期設定情報を表示する。※周期更新なしの場合
SWX2300(config)#show ntpdate NTP Server : ntp.nict.jp
adjust time : Thu Jan 1 09:00:00 2015
[説明]
コンソールターミナルの設定を行うためのラインモードに移行する。
[ノート]
ラインモードからグローバルコンフィグレーションモードに戻るには exitコマンドを使用し、特権EXECモードに 戻るには endコマンドを使用する。
[設定例]
コンソールターミナルを設定するためのラインモードに移行する。
SWX2300(config)#line console 0 SWX2300(config-line)#
4.6.2 VTYポートの設定およびラインモード(VTYポート)への移行
[書式]
line vty port1 [port2]
no line vty port1 [port2]
[パラメーター]
port1 : <0-7>
VTYポート番号 port2 : <0-7>
範囲指定時の最終VTYポート番号 [初期設定]
line vty 0 7 [入力モード]
グローバルコンフィグレーションモード [説明]
指定したVTYポートを有効にしたのち、VTYポートの設定を行うための ラインモードに移行する。
no形式で実行した場合は、指定したVTYポートを無効にする。
port2を指定した場合は、範囲指定となり、 port1からport2までのすべての VTYポートを指定したことになる。
port2はport1以上の番号にしなければならない。
[ノート]
TELNETクライアントの最大同時接続数は、有効なVTYポートの数に依存する。
ラインモードからグローバルコンフィグレーションモードに戻るには exitコマンドを使用し、特権EXECモードに 戻るには endコマンドを使用する。
[設定例]
VTYポート #0を有効にしたのち、ラインモードに移行する。
SWX2300(config)#line vty 0 SWX2300(config-line)#
4.6.3 端末ログインタイムアウト時間の設定 [書式]
exec-timeout min [sec]
no exec-timeout [パラメーター]
min : <0-35791>
タイムアウト時間(分)
sec : <0-2147483>
タイムアウト時間(秒) 36 | コマンドリファレンス | 保守・運用機能
[初期設定] exec-timeout 10 [入力モード] ラインモード [説明]
コンソールターミナルおよびVTYで、キー入力がない場合に自動的にログアウトするまでの時間を設定する。
secを省略した場合は、0が設定される。 min、secともに0に設定した場合は、 自動的にログアウトしない。
no形式で実行した場合は初期設定に戻る。
[ノート]
本コマンド設定後、次のログイン時から設定が適用される。
[設定例]
コンソールのタイムアウト時間を5分に設定する。
SWX2300(config)#line console 0
SWX2300(config-line)#exec-timeout 5 0 SWX2300(config-line)#
4.6.4 端末ログイン情報の表示 [書式]
show line [入力モード]
非特権EXECモード、特権EXECモード [説明]
端末ログイン情報を表示する。
以下の項目が表示される。
項目 説明
Line 有効なコンソールおよびVTYポート。 "con 0"はシリア ルコンソールポート。"vty N"はVTYポート。
Own 自身の接続ポート。自身の接続ポートの場合"*"を表示 する。
Status ログイン状態。ユーザーが使用中の場合"Login"を表示
する。
[設定例]
TELNETログインして端末ログイン情報を表示する。
SWX2300>show line Line Own Status con 0 vty 0 * Login vty 1 vty 2 vty 3 vty 4 vty 5 vty 6 vty 7 -SWX2300>
4.6.5 使用している端末1ページあたりの表示行数の変更
[書式]
terminal length line
コマンドリファレンス | 保守・運用機能 | 37
terminal no length [パラメーター]
line : <0-512>
端末1ページあたりの表示行数 [入力モード]
非特権EXECモード、特権EXECモード [説明]
使用している端末1ページあたりの表示行数を変更する。
lineに0を指定した場合、ページ単位で表示を一時停止しない。
terminal no lengthコマンドを実行した場合は、 表示行数がシリアルコンソールの場合は24、VTYの場合は接続時の
ウィンドウサイズとなる。
[ノート]
本コマンドは、実行後、即座に変更が反映される。
service terminal-lengthコマンドの設定より、 本コマンドの実行結果の方が優先して適用される。
[設定例]
使用している端末1ページあたりの表示行数を100行に変更する。
SWX2300>terminal length 100 SWX2300>
4.6.6 端末1ページあたりの表示行数の設定
[書式]
service terminal-length line no service terminal-length [パラメーター]
line : <0-512>
端末1ページあたりの表示行数 [初期設定]
no service terminal-length [入力モード]
グローバルコンフィグレーションモード [説明]
端末1ページあたりの表示行数を設定する。
lineを0に設定した場合、ページ単位で表示を一時停止しない。
no形式で実行した場合は、表示行数がシリアルコンソールの場合は24、 VTYの場合は接続時のウィンドウサイズ となる。
[ノート]
本コマンド設定後、次のログイン時から設定が適用される。
terminal lengthコマンドが実行された場合、 terminal lengthコマンドの実行結果の方が 優先して適用される。
[設定例]
端末1ページあたりの表示行数を100行に設定する。
SWX2300(config)#service terminal-length 100 SWX2300(config)#