チアゾリジン誘導体を使用した臨床 研究におけるHbA1cの変化
アクトス ロシグリタゾン
アクトス アクトス
アクトス アクトス
ロシグリタゾン
膵β細胞機能は進行性に低下する
糖尿病と診断
〔上図〕 膵島の免疫組織染色画像。緑色はインスリンの分布を,赤色はグルカゴンの分布を示す。
【方法】 ストレプトゾトシン(STZ)と高脂肪食によりインスリン分泌能低下とインスリン抵抗性を誘発させたマウスにシタ グリプチンまたはグリピザイド(SU剤)を混合した高脂肪食を10週間自由摂食させた。膵組織を摘出、免疫組織 化学法により膵島細胞を染色し、画像解析でβ細胞/膵島面積比を算出した。
DPP‑4阻害剤の膵β細胞保護効果
(2型糖尿病マウス)
In su lin s e c re ti o n ( p g/ is le t/ h )
350 250 150 50 0 300 200 100
*
Mu J. et al. Diabetes 2006; 55, 1695-1704.
* : p < 0.05 vs.Vehicle
2 8 12 14 19
(月)
膵切
対照
膵切で誘導された膵β細胞の増殖能は,
年をとるごとに,衰えていく
Rankin MM. Diabetes, 2009
低用量STZ投与,GLP‑ 1投与による
β細胞増殖作用は,若いときに限定される
Rankin MM. Diabetes, 2009
低用量 STZ投与
GLP‑1投 与
2ヵ月齢 15ヵ月齢
膵切,低STZ,GLP‑1の
膵β細胞増殖作用は,年取ると衰える
Rankin MM. Diabetes, 2009
GLP‑1の気になる‑ 2 β細胞増殖..
(鉄は熱いうちに打て)
高度肥満に対する外科治療
(ROUX‑ EN Gastric Bypass)
Geoffrey S. NEJM, 2005
Geoffrey S. NEJM, 2005
6症例の 低血糖発作
SACI test
肥満者の 正常ラ氏島
患者2
肥大したラ氏島 過形成した膵β細胞
膵管から発生したイン スリン産生細胞
Geoffrey S. NEJM, 2005
GLP‑1の気になる‑ 3 胃バイパス術に
隠された秘密
ブドウ糖 vs インクレチン
GIP vs GLP‑ 1
GLP‑ 1 アナログ Exenatide Liragltide
GLP‑ 1*
分解酵素阻害薬
Sitagliptin
Vildagliptin
vs
DPP4阻害薬
① HbA1cの降下度は,SU剤ほど強くない.
② インスリン分泌促進薬という意味では,
バランスのとれた薬剤.すなわち,初 期分泌の増加→食後高血糖の是正,グ ルカゴンの抑制→空腹時血糖の是正を もたらす薬剤.
③ 糖尿病の治療手段として,求められること a) 今の病態に合った治療
b) β細胞の予後を変える治療
④ GLP‑1関連薬の参入は,薬剤選択の考え方 にシフトをもたらすかも知れない.
進行性β細胞不全の防止
DPP4阻害薬
GLP‑ 1の謎
① GLP‑1産生細胞は,どうして下 部小腸に存在するの?
② 2型糖尿病で,GLP‑ 1濃度低いの
はなぜ?
HbA1c 10%で紹介された2型糖尿病
グリミクロン
40 mg ファスティック 270 mg
ベイスン 0.6 mg
食後C‑ペプチド 3.2 ng/ml
食後血糖 189 mg/ml
HbA1c 12.7%で紹介された2型糖尿病
ノボラピッド 12 単位
メルビン 750 mg
アマリール
1 mg
0.5 mg
スタ−シス 270 mg
食後C‑ペプチド 2.5 ng/ml