(STO Authorized Aero dynamics Parts)
第1条 STO認定部品の定義
スーパー耐久機構(STO)は、次の規定の基づきSTO 認定部品を規定する。認定は、「スーパー耐久機構(STO)
部品認定委員会」にて行われる。認定部品はブルテンに て公表される。大会での使用は、承認後、最初の大会か ら使用が可能となる。
第2条 空力部品の基本定義
当初より設定されている空力部品を除き、本条項で新規 取付け、または交換が認められる空力部品(エアロパー ツ)は、公道走行の許される一般市販のカーアクセサリ
ー部品(運輸省令道路運送車両法の保安基準に適合した、
空気流調整用部品)とし、次の各項に適合したST…Oの 指定部品でなければならない。ST…Oの指定に関する詳 細は、別記される。
第3条 空力部品
本条項でいう空力部品とは、フロントエアースポイラー、
ボンネット、左右サイドスカート、リアエアースポイラ ー、リアスカート、ブレーキダクト、及び左右フロント フェンダーの7種類とする。
3-1)ロードクリアランス
ロードクリアランスは、如何なる状態でも確保されて いなければならない。
3-2)バンバー
バンバーの外観・形状の変更は許されない。ただし、
エアロパーツがバンバーと一体式の場合は材質を含め 変更が認められる。また、この場合、形状は当初の外 観を大きく逸脱するものであってはならない。
3-3)ラジエターグリル
ラジエターグリルの変更は認められない。ただし、バ ンバーと一体式のフロントエアロパーツにラジエター グリルも組み込まれている場合、または、フロントエ アロパーツとセット販売されているラジエターグリル の場合は、材質を含め交換が認められる。
3-4)ボンネット
空気整流を目的に、フードスクープ、ルーバー等を取 り付けたボンネットは、当初の形状を大幅に逸脱しな い限り、材質の変更を含め認められる。
ただし、ボンネット裏面の処理は、ダクト形状(構 造)があってはならず、かつその裏面形状に沿って…
50mm以上の突起があってはならない。
3-5)灯火類の機能保持
前照灯、リアコンビネーションランプの変更はバルブ を除き認められない。ただし、ハイマウントストップ ランプの取外しは自由。
3-6)アンダーパネル
アンダーパネルの取付けは、本来取り付けられている ものを除き禁止される。ただし、強度保持のため、フ ロント部分に限りフロントフェンダーホイルアーチ前 端左右を結ぶ直線より前の部分は、平面パネルで覆う ことが認められる。
3-7)可変式の部品
走行中に可動させることのできる如何なる空力部品も 禁止される。また、一個の空力部品に対し、交換式に より複数の角度及び形状を設定できるものは、その全 ての部品についてスーパー耐久協会の指定を取得しな ければならない。
3-8)外観形状
3-8.1)全ての空力部品は、基本車両の全長、全幅、車体 高を逸脱するものであってはならない。また、車両 上部より投影された当初の外形投影形状から逸脱し ていてはならない。ただし、正しく取り付けている 場合に限り、一般公道使用に許されている範囲の誤 差は許される。
3-8.2)エアロパーツ装着後の車両全長は、基本車両全長 に対し±30mm以内を限度とする。
3-8.3)基本車両におけるフロントホイルアーチ前端左右 を結ぶ直線と、これにフロントバンパー最前端を 通る平行直線までに形成される左右の三角形状空 間、及び同様にリアホイルアーチ後端を結ぶ直線 と、これにリアバンパー最後端を通る平行直線まで に形成される左右の三角形状空間に関しては、その 三角形状空間域を逸脱しない範囲で車体側から最大 80mmまでの形状変更が認められる。
3-9)空力部品(エアロパーツ)に関する特別規定 3-9.1)本規定で使用が認められている空力部品(エアロ
パーツ)は、一般市販品であることを条件に材質、
製造方法は自由とする。ただし、著しく高価な部品 は一般市販品であっても、レースへの使用が認めら れない。
3-9.2) カ ナ ー ド は、 使 用 が 禁 止 さ れ る。 こ れ に は、
2011年以前に申請されたものも含まれる。
3-9.3)エアロパーツに大きな開口部がある場合、適切な る網目構造を取り付けることにより、外部からの異 物の混入、或いは内部からの異物の放出を防ぐ構造 になっていなければならない。
3-10)エアロパーツに関する特認事項
3-10.1) ホ ン ダS2000用、 ㈱ 無 限 製 ハ ー ド ト ッ プ 86000-XGS-K0S0、 ま た は86000-XGS-K1S0のいずれかの使用は認められる。
3-10.2)ホンダS2000用、アメリカンレーシング株 式会社製「チームスパルコハードトップ」(形式 AP-1)の使用は認められる。
3-10.3)ホンダS2000用、ムーン・クラフト株式会社
製ハードトップ、部品番号MCSR-S2A-001の使 用は認められる。
3-10.4)ホンダNSXに設定されるエンジンフードは、色 を含め後方の視界を確保し、外気を吸入する装置で はなく、かつ当初の開閉機構が保持されている場合 に限りエアロパーツ(ボンネット扱い)として申請 が認められる。
第4条 空力部品(エアロパーツ)指定登録規定
本指定登録規定は、スーパー耐久シリーズに使用される 空気力学部品(エアロパーツ)を、スーパー耐久シリ ーズ技術規則、第3章に従い指定登録を行うものである。
指定部品としての認定は、「スーパー耐久機構部品認定 委員会」によって行われる。同委員会は、指定部品認定 取得に関する登録手続きを次の通りとする。
4-1)申請に必要なエアロパーツの条件
スーパー耐久シリーズ技術規則2014年版、第3章の 要件に準拠した部品であること。
通常の国内流通手段により、一般消費者が常識的範囲 で平等に購入可能な商品であること。
販売価格が、上市された他の同種商品の平均価格に対 し、常識の範囲を超える大幅な価格差が無いこと。
車両量産時の特徴的車体形状が適度に保たれ、容易に 当初の車両は認識できること。
申請は、1車種に対しフロントスポイラー、ボンネ ット、両サイドスカート、リアウィング/スポイラー、
リアスカート、ブレーキダクト・フロントフェンダー の7種類までが、同時に申請することができる。1車 種に対し複数の部品(セット)を申請する場合は、そ れぞれに申請が必要とされる。
4-2)申請者の条件
申請者は、エアロパーツ製造者とする。ただし、競技 参加者が手続きを代行することは認められる。
4-3)申請の手続き
①所定の申請用紙に必要な写真、図面等を添付し、必 要事項を記入の上、申請書3部を使用される競技会 の16日前までにスーパー耐久機構(STO)事務局 内のスーパー耐久機構部品認定委員会宛に申請しな ければならない。
②申請料は、1申請(1車種につき6種類まで)につ き¥50,000(税別)とする。申請料は、申請部 品が承認された後にSTO事務局よりの請求に基づ
き支払われるものとする。
③当委員会は、申請内容を審査し指定部品認定を行っ た部品については申請書に認定証明の捺印を行い、
1部を申請者に返却する。ただし、認定の最終決定 は大会現地にて申請された部品そのものを実測確認 されてからとなるので、レース参加者は申請中の部 品が認定却下されることを念頭において参加しなけ ればならない。また、申請者は申請部品に対し修正 の条件が付されることがある事を了承していなけれ ばならない。
④申請が却下された場合は、申請料が返還される。
4-4)申請書類
スーパー耐久シリーズ・エアロパーツ指定登録申請書
……3部(当委員会用、申請者返
却用、及び競技会技術委員会用の3部を作成して申請 してください。)
4-5)競技会での認定部品表示(認定シール)
①指定部品の認定を受けた部品には、指定部品を表す 表示物(認定シール)が当委員会より発行される。
②認定シールは、最初の認定時に20枚が発行される。
また、追加発行は1枚に付き¥500(税別)とし、
10枚単位で発行される。
③競技参加者は、競技会中いかなる場合も指定部品で あることが示されるよう、その部品に表示していな ければならない。指定登録認定証明書のコピーを携 帯しいかなる時も照合できること。
4-6)特別事項
本申請に関する申請料は、ASEA会員団体一括申請の 場合、特別優遇措置として申請料1件¥31,500とさ れる。
4-7)有効期限
認定されたエアロパーツは、認定された年を含めて3 年間を有効期限とする。有効期限が切れたエアロパー ツを使用する場合、当該エアロパーツの製造者による 再申請(新規扱いとなる)が必要となる。
※2014年シーズンは、2011年を含みそれ以前に 認定されたエアロパーツは有効期限切れとなる。
4-8)本規定の施行
本スーパー耐久シリーズ・エアロパーツ指定登録規 定は、1997年3月1日制定、2014年2月25日改定、
施行される。