• 検索結果がありません。

SPR センサーの性能評価

ドキュメント内 九州大学学術情報リポジトリ (ページ 34-39)

第 2 章 リニア CCD センサーを検出器とするマルチチャンネル型センサーシス

2.2 実験

2.2.3 SPR センサーの性能評価

29

30

2.2.3.2 SPRセンサーの安定性評価

ピラニア処理を施した金基板をFig. 2.4のようにセットし、Milli-Q水をキャ リア液として40 m/minの流速で29000 sec流した。また、反射光強度はピクセ

ル750-800で得られた反射光強度の平均値とし、その間の時間的変動を記録し、

SPRセンサーの安定性を評価した。

2.2.3.3 CCDセンサーのピクセルの数とノイズの関係

ピラニア処理を施した金基板をFig. 2.4のようにセットし、Milli-Q水をキャ リア液として流した。流速は40 m/min であった。また、試料として、8 mM

と15 mMのスクロース水溶液を用いた。また、得られた結果を8グループに分

けた(グルー1:ピクセル461-560;グループ2:ピクセル561-660;グループ3:

ピクセル651-760;グループ4:ピクセル761-860;グループ5:ピクセル861-960;

グループ6:ピクセル961-1060;グループ7:ピクセル1061-1160;グループ8:

ピクセル1161-1260)。それぞれのグループにおいて、水及び8mM、15 mMのス

クロース溶に対して、最初のピクセルから、1 ピクセル分、4 ピクセル分、10 ピクセル分、40ピクセル分、70ピクセル分、100ピクセル分の平均値と分散値 を取り、SPRセンサーのノイズを評価した。

2.2.3.4 30個のセンシングストライプを持つセンサーチップの作製法

イオンシャワーエッチング法

31

イオンシャワーエッチング法は、Fig. 2.5に示すように、真空下、アルゴンガ スは高速電子と衝突し、電離する。生成したアルゴンイオンは印加された加速 電圧により、加速され、金基板に照射し、エッチングを行う。また、アルゴン ガスの流速が遅いほど、エッチング室にあるアルコン分子の数が尐なく、アル ゴンイオンとの衝突が減り、より微細なパターンができる。また、今回の実験 条件は、Arの流速:1.4 SCCM、加速電圧: 600 V、電流:3.5 mA、照射時間:20 min でとした。また、使用したステンレス鋼マスク及び作製した30個のセンシング ストライプを持つセンサーチップ(以下はセンサーチップと省略)の写真を Fig.

2.6の(a)と(b)に示している.

Fig. 2.5 イオンシャワーエッチングの原理図

32

Fig. 2.6 (a)イオンシャワーエッチング及びCr蒸着用マスクのデザインズ、 (b)イオンシャワ

ーエッチング方によって作製したセンサーチップ、(c) Cr蒸着方によって作製したセンサーチ ップ。

Cr蒸着法

金基板がピラニア溶液に(90℃)30 min浸漬後、Milli-Qシステムにより製造し た濾過済み超純水で2 min流し、その後、エタノールで洗浄し窒素ガスで乾燥 させた。ピラニア処理を施した金基板に 100 m 間隔を持つマスクで覆い、蒸 着装置にセットし、約50 nmの厚みのCrを蒸着した。また、作製した30スト ライプを持つセンサーチップの写真をFig. 2.6の(c)に示している。

各方法で作製した金基板の水に対する応答

イオンシャワーエッチング法によって作製したセンサーチップをピラニア処 理した後、Fig. 2.7(a)に示すようにセットした。また、セット後の写真は Fig.

2.7(b)に示した。またはクロム蒸着法で作製した金基板はピラニア処理せずに

Fig. 2.7(a)に示すようにフローセルにセットした。その後、Milli-Q水をフローセ

ルに流し、その応答を観測した。

その後、ピラニア処理を施したイオンシャワーエッチング法によって作製し たセンサーチップとCr蒸着したセンサーチップを12 min空気プラズマ処理を

33

施し、それぞれフローセルにセットし、水に対する応答を観察した。

Fig. 2.7 (a)センサーチップ、ガスケットとアクリルフローセルを組み合わせるイメージズ、 (b)

実物の写真。

2.2.3.5 SPRセンサーの応答性に及ぼすCCD センサーの位置の影響及びスクロ

ース溶液による検出精度の評価

CCDセンサー位置とSPR応答の関係

ピラニア処理を施した金基板をフローセルにセットし、まず、CCDセンサー 位置とSPR応答の関係を調べた。流速40 L/min でキャリア液を流しながらマ イクロメーター位置を2-12の間で0.2メモリ間隔で水に対する応答について調 べた。また、各スケールにおいて、3 min のデーターを取り、平均値をそのス ケールに於ける水の応答とした。その後、本SPRの精度を評価するのに、CCD センサー位置の最適化を行った。3.12、3.40、4.00、4.20のCCDセンサー位置(マ イクロメーターのメモリ)で6 mM、12 mM、15 mMのスクロース水溶液をフロ

34

ーセルに流して、それぞれの位置において反射光強度測定を行った。この時の キャリア液の流速は40 L/minであり、注入試料のルー容量は120 Lであった。

スクロース溶液による検出精度の評価

プラズマ処理を施したセンサーチップを12 minプラズマ処理(空気中)を行い、

1min以内にフローセルにセットし、脱気したMilli-Q 水を流した。本測定にお いて、キャリア液の流速は40 L/min、注入試料ループ容量は120 Lであり、

サンプル試料は3 mM、6 mM、8 mM、12 mM、15 mMのスクロース水溶液で あり、テスト溶液は10 mMのスクロース水溶液である。また、一つのサンプル については試料を5回の繰り返し測定を行い、テスト溶については液を3回の 測定を行った。

ドキュメント内 九州大学学術情報リポジトリ (ページ 34-39)

関連したドキュメント