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57)例えば、「アダルト情報サイト」に関するトラブルを解決しようと、インターネットで相談先や解決方法を検索 して、「無料相談」、「返金可能」をうたう窓口に相談したところ、実際には探偵業者等に調査等を数万円で依頼し たこととなっており、結局、アダルト情報業者からの返金を受けることもできなかった、といった相談がある(消 費者庁「平成29年版消費者白書」45頁、国民生活センター「「アダルトサイトとのトラブル解決」をうたう探偵業 者にご注意!」(2016年12月15日公表))。

図表

‑1‑6‑20 インターネット利用での経験と対応方法

(備考) 1 . 消費者庁「消費者意識基本調査」(2017年度)により作成。

2 . インターネットでの経験について、「『経験あり』と回答した項目について、あなたはどのように対応しましたか。それぞれについ て当てはまるものを全てお選びください。各項目について、経験が複数おありの方は、最も印象に残っている経験について、その 時の対応をお答えください。」との問に対する回答(複数回答)。

(%)

無視した インターネッ トで対応策を

調べた

指示に従った り、発信元に 問い合わせた

りした

相談した誰かに その他 無回答

芸能人・有名人をかたった怪しいメール

等を受け取った (N=1,012、

M.T.=104.7%) 利用したつもりのない有料動画サイト等

の請求に関するメール等を受け取った (N=1,841、

M.T.=112.8%) インターネット閲覧中に、利用したつも

りのない有料動画サイト等の請求画面が 表示された

(N=1,102、

M.T.=110.9%) なりすましや乗っ取られたアカウントか

ら連絡が来た(プリペイドカード等を購 入するように指示される等)

(N=584、

M.T.=107.4%) インターネット閲覧中に、突然「端末から

ウイルスを検出しました」、「今すぐアップ デートが必要」等の警告画面が表示された

(N=1,635、

M.T.=111.8%)

92.1   4.6 0.9 2.1 5.0 0.4

87.7 14.1 1.2 8.3 1.4

85.4 15.0 0.9 6.6 3.0 0.1

78.4   9.2 2.2 6.5 11.0 0.2

75.8 20.7 2.4 9.2 3.6

第1部第1章第6節消費者を取り巻く環境変化の動向

いうケースが後を絶ちません。

消費者庁「消費者意識基本調査」(2017 年度)によると、過去1年間にSNSを利用 した人に、利用中に嫌な思いをしたりトラ ブルに巻き込まれたりした経験があるか聞 いたところ、「必要ない広告が表示される」

が36.5%、「面識のない人から連絡が来た」

が35.7 %、「不 快 な 情 報 を 目 に し た」 が 11.2%などという結果となりました。嫌な 思いをしたりトラブルに巻き込まれたりと いった何らかの経験をしている割合は

56.4%と、SNSを利用している人の半数を 超えています(図表Ⅰ-1-6-22)。

さらに年齢層別にみると、トラブルの きっかけとなる可能性のある「必要のない 広告が表示される」、「面識のない人から連 絡がきた」という経験は、全ての年齢層で 30~40%程度となっています(図表Ⅰ-1-6-23)。

こういった背景から、本章第4節でみた ように、SNS関連の消費生活相談が増加し ていると考えられます。

図表

‑1‑6‑21 SNSの利用状況

(備考) 1 . 総務省「通信利用動向調査(世帯構成員編)」(2016年)により作成。

2 . インターネット利用者を対象とした「過去 1 年間に利用したインターネットの機能・サービス は何ですか。」との問で、「ソーシャ ルネットワーキングサービスの利用」と回答した割合(複数回答)。

51.0 16.7

67.3

76.6 70.5 59.0

45.4 22.6

9.9 12.0

0 10 20 30 40 50 60 70 80 90

80歳以上(N=506)

70歳代(N=2,210)

60歳代(N=5,901)

50歳代(N=5,595)

40歳代(N=5,676)

30歳代(N=4,833)

20歳代(N=3,581)

13―19歳(N=2,481)

6―12歳(N=1,524)

全体(N=32,307)

(%)

図表

‑1‑6‑22 SNSを利用しているときの経験

(備考) 1 . 消費者庁「消費者意識基本調査」(2017年度)により作成。

2 . 「あなたは、この 1 年間で、SNSを利用しているときに、嫌な思いをしたりトラブルに巻き込まれたりした経験はありますか。

以下のうち当てはまるものを全てお選びください。」との問に対する回答(複数回答)。

36.5 35.7 11.2

5.7 4.1 1.2

1.4 1.1

42.5

0 10 20 30 40 50

嫌な思いをしたりトラブルに 巻き込まれたりした経験はない 無回答 その他 SNS上の広告を見てお試し価格だと思っ て購入したが、定期購入になっていた 出会い系サイトへの登録に 誘導された 興味のないビジネス(マルチ 商法等)の勧誘を受けた 不快な情報を目にした 面識のない人から連絡が来た 必要ない広告が表示される

(%)

(N=3,149、M.T.=138.2%)

図表

‑1‑6‑23 SNSを利用しているときの経験(年齢層別)

(備考) 1 . 消費者庁「消費者意識基本調査」(2017年度)により作成。

2 . 「あなたは、この 1 年間で、SNSを利用しているときに、嫌な思いをしたりトラブルに巻き込まれたりした経験はありますか。

以下のうち当てはまるものを全てお選びください。」との問に対する回答(複数回答)。

(%)

必要ない広 告が表示さ れる

面識のない 人から連絡 が来た

不快な情報 を目にした

興 味 の な いビジネス

(マルチ商 法等)の勧 誘を受けた

出会い系サ イトへの登 録に誘導さ れた

お試し価格 と思ったら 定 期 購 入 だった

その他 無回答

嫌な思いを したりトラ ブルに巻き 込まれたり した経験は ない 10歳代後半 (N=264、M.T.=134.8)

20歳代 (N=483、

M.T.=148.0) 30歳代 (N=609、

M.T.=146.6) 40歳代 (N=815、

M.T.=136.6) 50歳代 (N=575、

M.T.=134.4) 60歳代 (N=302、

M.T.=124.8) 70歳以上 (N=101、

M.T.=124.8)

36.0 30.3 11.7 7.6 3.4 1.1 0.8 2.7 43.9

41.4 36.6 15.5 10.6 7.0 0.6 1.9 2.1 34.4

38.8 39.4 13.0   7.7 5.9 1.8 1.5 0.5 38.6

36.9 36.2 10.6   3.7 2.9 1.2 1.5 0.9 43.6

33.7 36.2   9.6   4.5 3.3 1.4 1.2 1.0 44.5

29.5 32.1   6.6   1.7 2.0 0.7 0.3 0.7 52.0

32.7 27.7   6.9   2.0 3.0 1.0 52.5

第1部第1章第6節消費者を取り巻く環境変化の動向

65歳以上の高齢者のインターネット利用状況をみると、普段の意識や行動が「社交 的だ」に「当てはまる」と思う人は、「当てはまらない」と思う人に比べて、パソコン やスマートフォン等でインターネットを使っている割合が 大きくなっています(図表1)。

同様に、インターネットで「友人・知人とメールやSNSで連絡を取り合う」こと について、利用頻度をみると、「社交的だ」に「当てはまる」と思う人は、「当てはま らない」と思う人に比べて、行っている頻度が高くなっています(図表2)。

自分は社交的だと感じている活動的な高齢者は、普段の生活や人との付き合いにイ ンターネットを積極的に活用している様子がうかがえます。その反面、高齢者の消費 生活相談の上位はインターネットに関連した相談で占められています(第1部第1章 第3節(1)参照。)。インターネットが生活に欠かせないものとなるにつれて、今後も トラブルが増加すると予想されるため、高齢者に向けた、トラブルの未然防止のため の啓発や注意喚起が一層必要になると考えられます。

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