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SMTP ターゲットアドレスの追加

ドキュメント内 Veritas Enterprise Vault™: SMTP アーカイブの設定 (ページ 56-63)

SMTP ターゲットアドレスを設定する前に、各ターゲットアドレスに割り当てるアーカイブ を決定します。アーカイブが存在しない場合は作成します。アドレスを書き換えて異なる アーカイブにメッセージをリダイレクトする場合でも、各 SMTP ルーティングアドレスに既 存のアーカイブを割り当てる必要があります。

Enterprise Vault Administration Console を使って SMTP ターゲットとして各ルーティ ングアドレスと各エイリアスのアドレスを追加します。新しいドメインの SMTP ターゲットア ドレスを追加すると、ドメインのエイリアスのファイルが自動的に作成されます。

SMTP ターゲットアドレスを追加するには

1 ナビゲーションペインで、[ターゲット] > [SMTP]に移動します。

2 [SMTP]コンテナを右クリックし、[新規] > [ターゲット電子メールアドレス]を選択し ます。

新規 SMTP ターゲットウィザードが起動します。

第 5 章 ターゲットアドレスの書き換えの設定 56 ターゲットアドレスの書き換えを設定する手順

3 user@domain の形式でターゲットアドレスを入力します。 ワイルドカード文字は SMTP ターゲットアドレスを指定するときは許可されません。

4 ターゲットアドレスを含むメッセージに適用する SMTP ポリシーを選択します。[次 へ]をクリックします。

5 これらのメッセージを格納するアーカイブを選択します。 [次へ]をクリックします。

6 メッセージに適用する保持設定を選択します。[次へ]をクリックします。

7 ターゲットプロパティの概略が表示されます。 [完了]をクリックします。

8 SMTP ターゲットアドレスのプロパティダイアログを開きます。

ターゲットがエイリアスの作成先の SMTP ルーティングアドレスである場合は、[この SMTP アドレスに対して送受信されるメッセージをアーカイブ化する]というチェック ボックスのチェックマークをはずします。

ターゲットがエイリアスのアドレスの場合は、[この SMTP アドレスに対して送受信さ れるメッセージをアーカイブ化する]チェックボックスに必ずチェックマークを付けま す。

ターゲットアドレスのエイリアスの追加

Enterprise Vault 管理コンソールを使って SMTP ターゲットアドレスを追加する場合は、

サイトの各 Enterprise Vault SMTP サーバーにある次のフォルダにエイリアスのファイル が自動的に追加されます。

Enterprise Vault installation folder¥SMTP¥DATA¥etc¥switch エイリアスのファイルの名前はターゲットアドレスのドメイン部分です。たとえば、

SMTPjournal@example.com というターゲットアドレスを追加する場合には、エイリアス のファイル名は example.comです。異なるドメインのターゲットを追加すると、Enterprise Vault は、異なるドメインの別のエイリアスをファイル名として追加します。

エイリアスのファイルはすべての SMTP サーバーに自動的に追加されますが、1 台の SMTP サーバーのエイリアスファイルに追加したエントリは、他の SMTP サーバーのエ イリアスファイルに伝播されません。

Enterprise Vault 管理コンソールで、SMTP ターゲットアドレスとして各エイリアスのアド レスを設定する必要があります。

p.56 の 「SMTP ターゲットアドレスの追加」 を参照してください。

ビルディングブロック環境では、サイトの SMTP サーバーのすべてでメッセージをアーカ イブできるので、新しい SMTP サーバーにエイリアスのファイルをコピーする必要はあり ません。

第 5 章 ターゲットアドレスの書き換えの設定 57 ターゲットアドレスのエイリアスの追加

ターゲットアドレスのエイリアスを追加するには

1 エイリアスを作成する Enterprise Vault SMTP サーバーにログオンします。ボルト サービスのアカウントまたは SMTP 管理者ロールに割り当てられたアカウントを使っ てログオンします。SMTP 管理者ロールには、メッセージ管理者ロールとメイン管理 者ロールにも含まれます。

2 Enterprise Vault installation folder¥SMTP¥DATA¥etc¥switch フォルダ に移動します。

3 ファイル名にターゲットアドレスのドメインが含まれるエイリアスのファイルを検索しま す。標準的なテキストエディタを使ってファイルを開きます。

4 次の形式でエイリアスのエントリを追加します。

incoming_name:aliasredirect_name

incoming_name は、着信ルーティングアドレスのローカル名の部分です。

redirect_name は、メッセージをリダイレクトするターゲットアドレスのローカル名の部 分です。

たとえば、SMTPjournal@example.com から SMTPserver1@example.com に届 いた着信メッセージのターゲットアドレスを書き換えるには、example.com というエ イリアスのファイルに次のエントリを追加します。

SMTPjournal:alias SMTPserver1 5 ファイルを保存します。

6 Enterprise Vault SMTP サービスを再起動します。このサービスは、Windows サー ビスコンソールに表示されます。

第 5 章 ターゲットアドレスの書き換えの設定 58 ターゲットアドレスのエイリアスの追加

PowerShell コマンドレット

この章では以下の項目について説明しています。

SMTP アーカイブの PowerShell のコマンドレットについて

SMTP アーカイブの PowerShell のコマンドレットにつ いて

表 6-1 は Enterprise Vault 管理シェルが SMTP アーカイブ構成を管理するために提 供する PowerShell コマンドレットの一覧です。 コマンドレットについて詳しくは

『PowerShell コマンドレット』ガイドを参照してください。

表 6-1 SMTP アーカイブのための PowerShell コマンドレット PowerShell cmdlet 説明

現在の Enterprise Vault サーバーの SMTP アーカイブタスク に設定している SMTP 保存フォルダの詳細を取り込みます。

Get-EVSMTPHoldingFolder は、Enterprise Vault 管理シェ ルが自動的にインポートしない

Symantec.EnterpriseVault.PowerShell.Core.dll によって提供されます。この モジュールをインポートする必要 があります。

Get-EVSMTPHoldingFolder

既存の SMTP ポリシーのプロパティを取得します。

Get-EVSMTPPolicy

新しい SMTP ポリシーを作成します。

New-EVSMTPPolicy

SMTP ポリシーを削除します。

Remove-EVSMTPPolicy

既存の SMTP ポリシーのプロパティを更新します。

Set-EVSMTPPolicy

既存の SMTP ターゲットのプロパティを取り込みます。

Get-EVSMTPTarget

6

PowerShell cmdlet 説明

新しい SMTP ターゲットアドレスを追加します。

New-EVSMTPTarget

SMTP ターゲットアドレスを削除します。

Remove-EVSMTPTarget

既存の SMTP ターゲットアドレスのプロパティを更新します。

Set-EVSMTPTarget

サイトのすべての Enterprise Vault SMTP サーバーに適用す る SMTP サーバー設定を取得します。

Get-EVSMTPServerSettings

サイトのすべての Enterprise Vault SMTP サーバーに適用す る SMTP サーバー設定を作成します。

New-EVSMTPServerSettings

サイトのすべての Enterprise Vault SMTP サーバーに適用す る SMTP サーバー設定を更新します。

Set-EVSMTPServerSettings

指定した Enterprise Vault SMTP サーバーに、Enterprise Vault ディレクトリの SMTP サーバー設定を同期します。

Sync-EVSMTPServerSettings

X-Header のリストを管理する方法について詳しくは、 get-help about_SMTPXHeaders と入力してください。

次のコマンドは、SMTP サーバーへの入接続の認証の管理に関する情報を提供します。

get-help about_SMTPConnectionControlList

get-help about_SMTPEnumerations

get-help about_TlsCertificate

第 6 章 PowerShell コマンドレット 60 SMTP アーカイブの PowerShell のコマンドレットについて

E

Enterprise Vault SMTP サービス 14、29 EVXHDR インデックスのプロパティセット 38、40 Exchange Server

SMTP アーカイブを使ったジャーナル 27

中継 MTA として 18

G

Get-EVSMTPHoldingFolder 59 Get-EVSMTPPolicy 59 Get-EVSMTPServerSettings 60 Get-EVSMTPTarget 59

M

MTA 14

N

New-EVSMTPPolicy 59 New-EVSMTPServerSettings 60 New-EVSMTPTarget 60 NoMatchingTarget フォルダ 50

P

P1 形式10

PowerShell のコマンドレット 59

SMTP サーバーすべての設定の更新 60

SMTP サーバーすべての設定の作成 60

SMTP サーバー設定の同期 60

情報

about_SMTPConnectionControlList 60 about_SMTPEnumerations 60 about_SMTPXHeaders 60 about_TlsCertificate 60

すべての SMTP サーバーの設定を取り込む 60 ターゲットの更新 60

ターゲットの削除 60 ターゲットの作成 60

ターゲットプロパティを取り込む 59 保存フォルダの詳細を取り込む59 ポリシーの更新 59

ポリシーの削除 59 ポリシーの作成 59

ポリシーのプロパティを取り込む59

R

Remove-EVSMTPPolicy 59 Remove-EVSMTPTarget 60

RMS で保護されているアイテム 36

S

Set-EVSMTPPolicy 59 Set-EVSMTPServerSettings 60 Set-EVSMTPTarget 60 SMTP アーカイブ 16

インストール 29 概要10 コンポーネント10 ストレージキュー51 設定12~13 設定ウィザード 32 ポリシー35

SMTP アーカイブタスク 14 チェックポイント49 追加49

停止49

SMTP アーカイブの設定 SMTP ジャーナル 17、23

SMTP メールボックスジャーナル 22~23、25 選択 SMTP ジャーナル 19、25

SMTP サーバー 14

最大メッセージサイズ 41 接続設定 40

接続の暗号化

証明書ファイル42 証明書ファイルの入手43 接続の認証 41

設定の同期 40 ポート 41

利用可能な接続の指定42 IP アドレスの形式 42 SMTP ジャーナル 12、17

索引

SMTP ターゲット アドレス 15 追加46 プロパティ17 SMTP 保存フォルダ 15

メッセージファイルの削除 14 SMTP ポリシー 15

SMTP メッセージのアーカイブ 16、29、33 SMTP メールボックスジャーナル 12、22

追加設定 47 SSL/TLS 証明書

要求43

Sync-EVSMTPServerSettings 60

T

TLS 認証 41

V

Vault.MsgType プロパティ SMTP.Mail の値 39 ヘッダーで値を指定する 39

X

X-Header 36 RFC 37

X-Kvs-ArchiveId 38 X-Kvs header 37 X-Kvs-IndexData 38

XML 38 エンコード38 X-Kvs-MessageType 39 X-Kvs-OriginalLocation 34、39 X-Kvs-RetentionCategory 40 X-RCPT-TO 10、17

インデックス付け 37 検索条件で指定40 ポリシー15

X-Header のインデックス付け37

アーカイブ

X-Header でアーカイブを指定する38 アーカイブフォルダ

SMTP メッセージに使用 34

ヘッダーでフォルダを指定する39 メールボックスとの同期34 アドレスの書き換え53 アドレスの配送 11、46

エイリアス

アドレス書き換えエイリアス53

監視

SCOM 30

パフォーマンスモニタ 30 管理のロール31

管理ロール31

失敗したフォルダ 50 ジャーナルレポート

形式10 処理36 設定手順 31 セーフコピー 設定51

選択 SMTP ジャーナル 12、19 追加設定 47

選択ジャーナルアーカイブの設定17、19、22

ターゲットアドレス15、46 単一インスタンスストレージ 13、33

配布リスト ターゲット20 負荷分散 18 保持カテゴリ

作成35

ヘッダーでの指定 40 保存フォルダ15

NoMatchingTarget フォルダ 50 形式50

失敗したフォルダ 50 設定50

場所の変更 51

メッセージファイルの削除 49

保存フォルダのメッセージファイルの削除 14、49~50 ポリシー15

作成36 プロパティ36 ボルトストア 29

索引 62

ドキュメント内 Veritas Enterprise Vault™: SMTP アーカイブの設定 (ページ 56-63)

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