PM Golgi ER
図43 VSVGts045-GFPを用いた順行輸送経路の解析
(A)GFP融合VSVGts045(VSVGts045-GFP)が小胞体(ER)、ゴルジ体(Golgi)、形質膜(PM) の各領域に局在している細胞の代表的な画像。スケールバーは10 µm。
(B)Scramble siRNA(control)、Rab6に対するsiRNA(Rab6)、あるいはBICD2に対するsiRNA
(BICD2 #2)をトランスフェクションしたHeLa細胞における、VSVGts045-GFPの輸送キネテ ィクス。データは、VSVGts045-GFPの局在ごとに細胞の割合(%)を計数・算出し、3回の実験 の平均 標準偏差で示した(1回の実験で1条件あたり100個の細胞を解析)。
(出典元:Matsuto et al. (2015) Biochim. Biophys. Acta. 1853 (10), 2592-2609.)
Golgi! PM!
A ! ER!
B !
0 20 40 60 80 100
0 30 60 90 120
% of cells
time (min)
ER
control Rab6 BICD2
0 20 40 60 80 100
0 30 60 90 120
% of cells
time (min)
Golgi
control Rab6 BICD2
0 20 40 60 80 100
0 30 60 90 120
% of cells
time (min)
PM
control Rab6 BICD2
図44 VSVGts045-GFPの局在
Scramble siRNA(control)、Rab6に対するsiRNA(Rab6)、あるいはBICD2に対するsiRNA
(BICD2 #2)をトランスフェクションしたHeLa細胞について、32℃でのインキュベート開始か
ら0、30、60、120分時点のVSVGts045-GFPの局在の代表的な画像を示している(詳細は4.22 の項を参照)。スケールバーは10 µm。
(出典元:Matsuto et al. (2015) Biochim. Biophys. Acta. 1853 (10), 2592-2609.)
BICD2 #2 ! Rab6 ! control !
siRNA !
0 min! 30 min! 60 min! 120 min!
図45 CI-M6PRを用いたエンドソーム-トランスゴルジネットワーク間の輸送解析 HeLa細胞に、scramble siRNA(control)、Rab6に対するsiRNA(Rab6)、あるいはBICD2に 対するsiRNA(BICD2 #2)をトランスフェクションした。72時間後、細胞を固定し、抗CI-M6PR 抗体および抗p230抗体を用いて二重染色を行った。Mergeは、CI-M6PRの画像とp230の画像 の重ね合わせ画像を示す。スケールバーは20 µm。
(出典元:Matsuto et al. (2015) Biochim. Biophys. Acta. 1853 (10), 2592-2609.)
control ! BICD2 #2 !
CI-M6PR! p230! Merge!
siRNA ! Rab6 !
図46 In vitro GEF アッセイを用いたBICD2のGEF 活性測定
GST–Rab6Aに結合したmant-GDPの遊離キネティクス。キネティクスは、1 µM(赤)、2 µM(青)、 4 µM(緑)のHis-mBICD2を反応液に添加した条件、添加しないコントロール条件(intrinsic、 水色)、あるいは5 mMのEDTAを添加した条件(黄)において測定した。His-mBICD2は測定 開始前に反応液に加えて混合し、100 µMのGTPあるいは5 mM EDTAは測定開始から100秒時 点(矢印)で、反応液に添加した。Intrinsic における約 100 秒時点の測定値の急激な減少は、
mant-GDPの遊離ではなく、GTPあるいはEDTA溶液を加えたことによって反応液が希釈された
ことを示している。図は1-3回の実験の代表的な結果を示す。
(出典元:Matsuto et al. (2015) Biochim. Biophys. Acta. 1853 (10), 2592-2609.) 0.4
0.5 0.6 0.7 0.8 0.9 1 1.1
0 200 400 600 800
I
440(arbitrary units)
time (s)
intrinsic 1µM BICD2 2µM BICD2 4µM BICD2 5mM EDTA
intrinsic!
1 µM BICD2!
2 µM BICD2!
4 µM BICD2!
5 mM EDTA!
図47 Rab6ノックダウンHeLa細胞の生化学的解析
HeLa細胞に、scramble siRNA(control)あるいはRab6に対するsiRNA(Rab6)をトランスフ ェクションした。72時間後、細胞を回収し、細胞分画法により細胞質画分(cyt)と膜画分(mb) に分離した(詳細は4.13の項を参照)。各画分はSDS-PAGEを用いて分離し、抗BICD2抗体、
抗Calnexin抗体、および抗GAPDH抗体を用いたウエスタンブロッティングに供した。Calnexin
は膜画分のマーカー、GAPDHは細胞質画分のマーカーとして用いた。図は4回の実験の代表的な 結果を示す。
(出典元:Matsuto et al. (2015) Biochim. Biophys. Acta. 1853 (10), 2592-2609.)