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RAID システムについて知ろう

ドキュメント内 TrustyRAID EX (ページ 88-91)

Chapter 5

RAID とは

ハードディスクは、コンピュータの周辺機器において重要な役割を持ちながら、大 きな問題を抱えたデバイスです。一つは他のデバイスに比べて故障が多いこと、も う一つはバスやメモリ、CPU などの処理速度に比べ、ハードディスクの読み書きの 速度が遅いということです。

これらの問題を安価なハードディスクを使いながら解決する技術が RAID(レイド:

Redundant Array of Inexpensive Disk drives)です。

RAID はハードディスクなどの記憶装置を複数用意し、アクセスを分散させること により、高速、大容量で信頼性の高いディスク装置を実現できます。

ただし、RAID はハードディスクの故障を減らす手段ではなく、故障によるデータ の消失やシステムの中断を最小限にくい止める手段であり、ハードディスクによる トラブルがなくなるわけではありません。

RAID のレベル

Trusty RAID EX は「RAID 0」「RAID 1」「RAID 0+1」「RAID 5」「RAID 6」 と RAID 構成をとらない場合の「JBOD」をサポートしています。

どの RAID レベルが適切かどうかについては、使用方法により異なります。

■ JBOD

JBOD は技術的には RAID とは全く異なる方法で複数のディスクでディスクアレイ を構成する手段です。

JBOD( Just a Bunch of Disks )の下では、すべてのディスクが単一ボリュームと して扱われます。そして、データはそれらに spanned されます。

JBOD は構成しているドライブは独立して使用しているので、耐障害性、またはど んな性能の向上もありません。

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■ RAID 1

RAID  1 は「ミラーリング」とも呼ばれ、

2 台以上 1 組でハードディスクを利用する 機能です。2 台以上のハードディスクそれ ぞれに同じデータを同時に保存します。

もし、このうち 1 台のハードディスクが 故障した場合でも、複数のハードディス クに全く同じデータが保存されています ので、そちらのハードディスクを使っ て 読 み 書 き を 続 け る こ と が で き ま す。

データ保存に使用できるディスク容量は RAID を構成するディスク 1 台分になり ますが、大切なデータの保存に最適な手 段のひとつです。

RAIDシステムについて知ろう

Block 1 Block 2 Block 3 Block 4 Block 5 Block 6

Block 1 Block 2 Block 3

Block 1 Block 2 Block 3

Block 1 Block 2 Block 3

Mirror Mirror

■ RAID 0

RAID 0 は「ストライピング」とも呼ばれ、

最小構成単位が 2 台のシステムで、複数 のハードディスクに、データを均等に分 散して保存します。

分散したデータを同時並列的に読み書き することで、データ転送速度が高速にな りますが、ディスクが 1 台でも故障する とデータの読み書きができなくなります。

Block 1 Block 2 Block 3 Block 4 Block 5 Block 6

Block 1 Block 4 Block 7

Block 2 Block 5 Block 8

Block 3 Block 6 Block 9

Block 8 Block 7 Block 1 Block 2 Block 3 Block 4 Block 5 Block 6

Block 1 Block 2 Block 3

Block 1 Block 2 Block 3 Mirror

Block 1 Block 2 Block 3

Block 1 Block 2 Block 3 Mirror

■ RAID 0+1

RAID  Level  0+1 は RAID  level  1 の信頼 性と RAID Level 0 の高い転送速度を提供 します。

Chapter 5 ■ RAID 5

RAID 5 は最小構成単位が 3 台のシステムで、複数のハードディスクにデータを分散 して保存します。この時、RAID 5 を構成するそれぞれのハードディスクにはデータ 以外に、「パリティ情報」と呼ばれる内容も記録されます。

パリティ情報は、ハードディスクの障害により、データの一部が消失してもデータ を復元できるようにするための情報が格納されています。

これにより、もしハードディスクが 1 台故障したとしても、パリティ情報から正常 なデータに復元できるようになっています。

データ保存に使用できるディスク容量は、

パリティを記録するための容量が必要な ため、RAID を構成するハードディスク の総容量から 1 台分引かれますが、デー タの分散とキャッシュの組み合わせで読 み書きを高速化できます。

全体的にパフォーマンスにも優れており、

システムを停止させることのできない サーバ用ストレージに最適です。

Block 1 Block 2 Block 3 Block 4 Block 5 Block 6

Block 1

Block 3 Block 2

Block 5

Parity(1,2)

Parity(3,4)

Parity(5,6)

Block 4 Block 6

■ RAID 6

RAID6 は最小構成単位が 4 台のシステムで、複数のハードディスクにデータを分散 して保存します。

この時、RAID6 を構成するそれぞれのハードディスクにはデータ以外に、異なる 2 つの「パリティ情報」と呼ばれる内容がそれぞれ違うディスクに記録されます。

パリティ情報を2つ全てのドライブに記 録しているため、同時に2台のハード ディスクが故障したとしても、パリティ 情報から正常なデータに復元できるよう になり、RAID5 より更に安全にデータ を保管できます。データ保存に使用でき るディスク容量は、パリティを記録する ための容量が必要なため、RAID を構成 するハードディスクの総容量から2台分 が引かれます。

Block 1

Block 3 Block 2

Block 5 Block 4 Block 6 Block 7 Block 8

Block 8 Block 7 Block 1 Block 2 Block 3 Block 4 Block 5 Block 6

Parity P(1,2)

Parity P(3,4)

Parity Q(5,6)

Parity P(5,6)

Parity Q(7,8)

Parity Q(1,2)

Parity P(7,8)

Parity Q(3,4)

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