(1) QGIS の起動
ここの内容(文 面)は、パソコン の起動時ごとで異 なります。
パソコン環境により 異なりますが、起動 まで 1~2分程かか ります。
どちらでも、起動 します。
デスクトップから QGIS を起動します。(QGIS2.18 フォルダ内のショートカッ ト QGIS Desktop(2つあるうち、いずれか)をダブルクリックします。)
Q G I S
による地図の作成
起動後に現れる「QGIS チップ ス!」は、「OK」ボタンを押せば閉じ ます。
また、次回起動時よりこの画面を表 示させたくない場合には、「表示は不 要」にチェックを付けた後、「OK」ボ タンを押してください。
1
2
QGIS をインストールするとデスクト ップ上に以下のアイコンが表示されます が、こちらからは起動しません。
(2) 地図データ及び CSV データの読み込みと結合
Q G I S
による地図の作成
「活用手引ダウンロード」フォルダ内の「MA0001_2015_2015_04」のフォ ルダを QGIS の画面にドラックし、宮城県の農業集落境界地図データを QGIS へ取り 込みます。
1
・・・農業集落境界
・・・市区町村境界
「MA0001_2015_2015_04」のフォルダ を QGIS の画面にドラックします。
①と同様に「MA0003_2015_2015_04」のフォルダを QGIS の画面にドラック し、宮城県の市区町村境界地図データを QGIS へ読み込みます。
2
ファイルが「レイヤパネル」に 追加され宮城県の農業集落地図 が表示されます。
Q G I S
による地図の作成
ファイルが「レイヤパネル」に 追加され宮城県の市区町村地図 が表示されます。
農業集落の地図が 表示されます。
市区町村の地図が表示されます。
農業集落の地図の上に、上乗せさ れています。
Q G I S
による地図の作成
「活用手引ダウンロード」フォルダ内の「データセット(CSVファイル)」のファ イルを QGIS の画面にドラックし、データファイルを QGIS へ読み込みます。
3
「データセット」(CSV)ファイルを QGIS の画面にドラックします。
Q G I S
による地図の作成
レイヤパネルの一番上に表示された、データセット(CSVファイル)を、便宜 レイヤパネルの一番下へドラックします。
4
農業集落のデータを地図データとして視覚化するため「MA0001_2015_2015_04」
農業集落境界データと「データセット(CSVファイル)」データを結合します。
「MA0001_2015_2015_04」をダブルクリックします。
(※市区町村別に視覚化したい場合は、市区町村境界データ「MA0003 _2015_2015_04」をダブルクリックします。)
5
Q G I S
による地図の作成
レイヤプロパティの「結合」タブを選択して、下の「+」をクリックします。
6
レイヤの結合を「データセット」、結 合フィールドを「KEY」、ターゲットフ ィールドを「KEY」を選択します。
7
「結合するフィールドを選択する」
にチェックし、結合しようとする項目 にチェックをいれます。
なお、本手引では「2015 合計」か ら「法人化している経営体 10 年間の 増減数」までチェックします。
8
(3) 地図の階層分け(段階に分けられた)
Q G I S
による地図の作成
地図はレイヤパネルの一番上にある地図データで表示されます。
今回は、農業集落の境界線を表示させたいため、「MA0003_2015_2015_04」の
「×」を押し「空欄」とし市区町村図を非表示とします。
1
「地図データ」と「データセット」を結合させたことから、地図上にデータが表示さ れます。
地図データを階層分けする方法はいくつかありますが、本手引では「段階に分けられ た」を用いて階層分けを行い、その後「ルールに基づいた」を用いて補正する方法を紹 介します。
農業集落境界データ「MA0001_2015_2015_04」をダブルクリックします。
2
Q G I S
による地図の作成
レイヤプロパティの「スタイル」タブを「単一シンボル」から「段階に分けられた」
へ変更します。
3
カラムで「データセット法人化している経営体 10 年間の増減 数」を選択します。
階層分けする「分類数」
を選択します(本手引では 2とします。)。
モードを「等間隔」から
「分位(等量)」に変更し
「OK」ボタンを押します。
4
5
6
Q G I S
による地図の作成
「段階に分けられた」で分類した農業集落境界地図が表示されます。
また、地図上の表示は、以下のルールに基づいて塗り分けされています。
(4) 地図の階層分け(段階に分けられた➝ ルールに基づいた)
QGIS_レイヤプロパティ_スタイル設定
【段階に分けられた】
値 ルール
20 - 100 "データセット名称" > 20 AND "データセット名称" <= 100 10 - 20 "データセット名称" > 10 AND "データセット名称" <= 20 0 - 10 "データセット名称" > 0 AND "データセット名称" <= 10
(増減無し)
0 - -10 "データセット名称" < -10 AND "データセット名称" >= 0 -10 - -20 "データセット名称" < -20 AND "データセット名称" >= -10 -20 - -100 "データセッ名称" <= -100 AND "データセット名称" >= -20
凡例 塗り分けされたデータ
20 - 100 21以上
10 - 20 11~20
0 - 10 10以下
【ルールに基づいた】
ラベル ルール
20以上 "データセット名称" >= 20
10以上20未満 "データセット名称" >= 10 AND "データセット名称" < 20 10未満 "データセット名称" > 0 AND "データセット名称" < 10
(増減無し) 0 "データセット名称" = 0
10未満(-10未満) "データセット名称" > -10 AND "データセット名称" < 0 10以上20未満 "データセット名称" > -20 AND "データセット名称" <= -10 20以上 "データセット名称" <= -20
凡例 塗り分けされたデータ
20 - 100 20以上
10 - 20 10~20
0 - 10 10未満
正の数
(増加)
負の数
(減少)
正の数
(増加)
負の数
(減少)
※段階に分けられたで作成したものは、凡例では、10から20(10以上20未満)とし ていますが、データは11から20となっています。これを、以下のルールに基づいた 方法で凡例のとおり、データは10から20未満となるようルールを変更します。
Q G I S
による地図の作成
データの階層分けで「段階に分けられた」を用いると、例えば「10 未満」で表示させ たいところを「10 以下」とルール付けされる場合があります。
このルールの修正は「ルールに基づいた」により以下のように補正できます。
Q G I S
による地図の作成
「MA0001_2015_2015_04」をダブルクリックします。
1
レイヤプロパティの「スタイル」タブの「段階に分けられた」から「ルールに基づい た」へ変更します。
2
レイヤプロパティの「ラベル」0-3 の ルールをダブルクリックします。
3
Q G I S
による地図の作成
ルールの編集のラベルの文字とフィルターの数式をダイレクトに修正します。
(ダイレクトに入力する文字と数式は次ページを参照)
4
Q G I S
による地図の作成
修正前
修正後
ルールの編集「OK」を押し閉じます。
5
レイヤプロパティで「OK」を押し閉じます。
6
(注意)
レイヤプロパティで「ルールに基づいた」でルールを変更した後、再度「段階に分か れた」へ変更すると、変更したルール内容はリセットされます。
(お知らせ)
本手引では、10 年間で法人経営体が増加した農業集落のみを色付けしているので、
ルールに基づいたで「ラベル」0-3のみを修正しています。
例えば、いくつかの階層に分けて色付けした場合は、37から40ページを参考に 各々「ルールに基づいた」での修正が必要です。
《本手引き》 《例えばいくつかの階層で色分け》
Q G I S
による地図の作成
(5) 地図の塗り分けの変更(色、各境界線の太さ等)
本手引の完成イメージ 48 ページのとおり、地図を塗り分けする方法を紹介します。
Q G I S
による地図の作成
レイヤパネルの「10 年間 で法人経営体が増加した農業 集落」をダブルクリックしま す。
1
シンプル塗りつぶしを選択します。
2
すべてを表示させます。
「塗りつぶし」の▼を押し、最 近の色や標準カラーから「赤色」
を選択します。
なお、「色の選択」から、HTML 表記法で7桁のコードをダイレ クトに入力し選択することも出 来ます。
(例 HTML:赤色は→ #ff0000)
3
HTMLカラーコードは、ホー ムページ等から入手できます。
Q G I S
による地図の作成
「アウトライン」の▼を押し、最近の色や標準カラーから「灰色」を選択します。
4
「-700-0」をダブルクリックし、シンプル塗りつぶしを選択し、塗りつぶしを
「白色」、アウトラインを「灰色」に変更します。
5
Q G I S
による地図の作成
次に、市区町村境界線の色を変更するため、レイヤパネルの「0003_2015_2015_04」
のチェック□を押し「×」にしてからダブルクリックします。
6 Q G
I S
による地図の作成
Q G I S
による地図の作成
すべてを表示させます。
レイヤプロパティの「スタイル」タブで「シン プル塗りつぶし」選択。「塗りつぶし」の▼を押 し、「透過塗りつぶし」を選択します。
7
「アウトライン」▼を押し、黒色から緑色を選 択します。併せて「アウトライン幅」▲を押し、
「0.460000」とし、「OK」ボタンを押します
(数値を大きくすれば線は太くなります。)。
8
レイヤプロパティの「ラベル」タブから▼を押し「ラベルな し」から「このレイヤのラベルの表示」に変更します。続けて
「ラベル」▼から「CITY_NAME」を選択します。
(6) 地図の塗り分けの変更(ラベルの表示)
Q G I S
による地図の作成
本手引の完成イメージ48ページのとおり、市区町村名を表示する方法を紹介します。
レイヤパネルの「MA0003_2015_2015_04」
をダブルクリックします。
1
2
フォントの書体、大きさ、色等を設定します。
本手引では大きさ▼から「7.0000」に変更し「OK」
ボタンを押します。
Q G I S
による地図の作成
3
地図完成
(7) 地図の塗り分けの変更(地図の歪みを修正)
画面右下の「EPSG」をクリックします。
「オンザフライ」にチェックを 入れ、フィルターに「3857」
を入力します。
「WGS 84 / Pesudo Mercator」を選択し、「OK」
ボタンを押します。
修正前 修正後
1
Q G I S
による地図の作成
作成した地図は実際の縮尺と異なっているため、地図の縮尺を修正する方法を紹介します。
2
3