5.15.1 .NET Web サービ スでの ト レース ツールの使用
9.4 PowerBuilder 8 以前か らの移行
9.4.1 PSR フ ァ イルの書式の変更 (IM)
PowerBuilder で作成 さ れ る PSR フ ァ イ ルの書式は、SaveAsAscii 関数に 関す る デー タ の整合性を強化す る ために変更 さ れ ま し た。 その結果、
PowerBuilder の新 し い ビル ド で作成 さ れた PSR フ ァ イ ルは、 こ の変更 を行 う 前のビル ド では開 く こ と はで き ません。 こ の変更は、
PowerBuilder 8.0 build 7063 と PowerBuilder 7.0.3 build 10102 で行われ ま し た。
9.4.2 ソ ース コ ー ド 管理の変更
PowerBuilder 8 で、 外部 SCC 準拠の ソ ース管理シ ス テ ムへの直接的な 接続を提供 し 、PowerBuilder 9.0 で さ ら に変更 し ま し た。
PowerBuilder 8 以前の ソ ース管理プ ロ ジ ェ ク ト を PowerBuilder 9 以降の バージ ョ ンへ移行す る 前に、PowerBuilder の 『ユーザーズ ガ イ ド』 マ ニ ュ アルの 「 ソ ース管理の使い方」 の章をお読み く だ さ い。
9.4.3 ScrollToRow の動作を変更
ScrollToRow メ ソ ッ ド は、 RowFocusChanging イ ベン ト と
RowFocusChanged イ ベン ト を発生 さ せます。 PowerBuilder 7 では、 両 イ ベン ト 共に フ ォ ーカ ス が新 し い行に移動 し た後に発生 し てい ま し た。 PowerBuilder 9 では、 こ の動 き を変更 し て、 RowFocusChanging で ス ク ロ ールを取 り やめ る こ と がで き る よ う に し ま し た。 し か し こ の変 更に よ り 、 フ ォ ーカ ス が新 し い行に移動す る 前に両方の イ ベン ト が発 生す る よ う にな っ て し ま い ま し た。PowerBuilder 9.0.1 Build 7136 以降 では、RowFocusChanging イ ベン ト は ス ク ロ ール前に発生 し 、
RowFocusChanged イ ベン ト は ス ク ロ ール後に発生す る よ う にな り ま し た。 [CR 345104]
9.4.4 Web ActiveX の配布要求 (IM)
Microsoft 社は、Windows XP SP 1a と Windows 2000 SP 4 で Microsoft Java VM の提供を止め、PowerBuilder 9 以降では Microsoft Java VM を サポー ト し ません。 デー タ ウ ィ ン ド ウ Web コ ン ト ロ ール ActiveX お よ び Web ページが JDBC 接続を使用す る 場合は、Web ActiveX には以下 の追加の配布要求があ り ます。
• Sun JRE 1.2 以降が ク ラ イ ア ン ト に イ ン ス ト ール さ れてい る 必要が あ り ます。 ユーザは Sun Java Web サ イ ト http://www.java.com/ja/ か ら JRE の最新バージ ョ ン を ダ ウ ン ロ ー ド で き ます。
• フ ァ イ ルjvm.dll (JRE 1.4 の場合は ...¥JRE¥bin¥client、JRE 1.2 ま た は 1.3 の場合は ...¥JRE¥bin¥CLASSIC) へのパ ス は、 各ユーザのシ ス テ ム PATH 環境変数に追加 さ れてい る 必要があ り ます。
• 次の フ ァ イ ルが ク ラ イ ア ン ト のシ ス テ ム PATH 環境変数のデ ィ レ ク ト リ にあ る 必要があ り ます。PowerBuilder 9 の場合は、
pbjvm90.dll、pbvm90.dll、 お よ びlibjcc.dll、 それ以降のバージ ョ ン の場合は、 pbjvmxxx.dll お よ び pbshrxxx.dll が必要です。
• pbjdbc12xxx.jar フ ァ イ ルは ク ラ イ ア ン ト に配布 さ れ る 必要があ り ます。 こ の フ ァ イ ルは、Web ActiveX で要求 さ れ る ク ラ ス フ ァ イ ルを含んでい ます。Web ページの Object 要素の CODEBASE 属性 でそれを参照す る こ と で、 JAR フ ァ イ ルを配布で き ます。
• デー タ ベース ベン ダの ク ラ イ ア ン ト 層が要求す る Java ク ラ ス が、
ク ラ イ ア ン ト で使用で き る 必要があ り ます。 こ れ ら は、Web ペー ジの Object 要素の CODEBASE 属性で参照 さ れ る CAB フ ァ イ ルに 追加で き ます。 た と えば、Sybase jConnect を使用 し て、 デー タ ベース に接続 し てい る 場合は、jconn2.jar フ ァ イ ルは CAB フ ァ イ ルに含ま れてい る 必要があ り ます。JAR フ ァ イ ルで ク ラ イ ア ン ト 層が提供 さ れ る 場合は、CODEBASE 属性で直接参照で き ます。
9.4.5 エデ ィ ッ ト マ ス ク および表示書式の仕様変更 (IM)
PowerBuilder 7.0.3 C2 / 8.0.1 以降のエデ ィ ッ ト マ ス ク お よ び表示書式で は数値のエデ ィ ッ ト マ ス ク お よ び数値表示書式の仕様変更が行われ ま し た。 こ の仕様変更に よ り 、 数値のマ ス ク で # が指定 さ れてい る 場 合、 ゼ ロ 抑制が行われな く な る 場合があ り ます。
使用す る マ ス ク に よ っ て、123 の値が ど の よ う に表示 さ れ る か を以下 に示 し ます。
表 1: エデ ィ ッ ト マス ク によ る表示例
エデ ィ ッ ト マ ス ク では文字を囲む単引用符はマ ス ク に指定で き ませ ん。
エデ ィ ッ ト マス ク 表示 説明
#,##0 123 ゼ ロ 抑制が行われます。
a#,##0 a0,123 文字があ る ためゼ ロ 抑制が行われま
せん。
#,##0 jpy 0,123 jpy 文字があ る ためゼ ロ 抑制が行われま
せん。
\a#,##0 \a0,123 a は特殊文字 と な ら ず、 ゼ ロ 抑制は 行われません。
\ あ#,##0 \ あ0,123 全角は特殊文字 と な ら ず、 ゼ ロ 抑制
が行われません。
表 2: 文字を囲む単引用符の注意事項
PowerBuilder 6.0 ~ 7.0.3 ま では上記のケースすべてにおいてゼ ロ 抑制 が行われ ます。
そのほかの例
PowerBuilder 7.0.3 C2 以降では、 カ ラ ム (計算フ ィ ール ド を含む) の 表示書式に全角文字な ど特殊文字を含む場合、 それ ら の文字を単引用 符 (') で囲む必要があ り ます。 以下に単引用符で囲ま ない場合の例 を示 し ます。
例 1
表示書式 「0.」 (全角ピ リ オ ド ) を指定 し た カ ラ ム で値が 2 桁以上の 数字の場合 (た と えば 12)、 以下の よ う に表示 さ れ ます。
PowerBuilder 6.0 ~ 7.0.3 「12.」
PowerBuilder 7.0.3 C2 以降 「1.」
PowerBuilder 7.0.3 C2 以降では 10 の位のみ表示 さ れ ます。 表示書式に
「0'.'」 と 指定す る こ と に よ り 、 「12.」 と 表示 さ れ ます。
例 2
表示書式に 「金#,##0」 と 指定 し 、 カ ラ ム の値が 95140 の場合、 以下 の よ う に表示 さ れ ます。
PowerBuilder 6.0 ~ 7.0.3 「金95,140」
PowerBuilder 7.0.3 C2 以降 「金9,514」
表示書式に 「'金'#,##0」 と 指定す る こ と に よ り 、 「金95,140」 と 表示 さ れ ます。
こ の仕様変更は海外で 「その ま ま表示 さ せたい文字 (AS IS)」 の表示 の変更の要望に よ っ て行われ ま し た。
表示書式 表示 説明
#,##0'ページ' 123ページ 単引用符付 き の文字のためゼ ロ 抑制が
行われます。
#,##0 'ページ' 123 ページ 単引用符付 き の文字のためゼ ロ 抑制が
行われます。
#,##0ページ 0,123ページ 単引用符な し の文字のためゼ ロ 抑制が
行われません。
\a#,##0 a123 a が特殊文字 と し て扱われ、 ゼ ロ 抑制が 行われます。
\ あ#,##0 \ あ0,123 全角は特殊文字 と な ら ず、 ゼ ロ 抑制が
行われません。
9.4.6 デー タ ウ ィ ン ド ウ オブ ジ ェ ク ト のカ ラ ムの [大文字小文字の区別] プ ロパテ ィ
(IM)
PowerBuilder 8.0 お よ びそれ以前のバージ ョ ン では、 デー タ ウ ィ ン ド ウ オブジ ェ ク ト のカ ラ ムの [大文字小文字の区別] プ ロ パテ ィ は全角 英字を処理の対象に し てい ませんで し たが、PowerBuilder 9.0.1 か ら は 全角英字 も 処理の対象 と な り ます。 こ の仕様変更に よ り 、 デー タ ウ ィ ン ド ウ ペ イ ン タ でカ ラ ムの名前を全角英字で指定 し た場合、 大文字の カ ラ ム名 と し て作成 さ れ ます (全角英字小文字のカ ラ ム名は作成で き ません)。
表 3: [大文字小文字の区別] プ ロパテ ィ の設定例
9.4.7 コ ン ト ロールの [大文字 / 小文字] プ ロパテ ィ (IM)
PowerBuilder 8.0 お よ びそれ以前のバージ ョ ン では入力可能な コ ン ト ロ ールの [大文字/小文字] プ ロ パテ ィ は全角英字を処理の対象に し てい ませんで し たが、PowerBuilder 9.0.1 か ら は全角英字 も 処理の対象
と な り ます。
表 4: [大文字/小文字] プ ロパテ ィ の設定例
設定 入力 表示
大文字 A A
a A
小文字 A a
a a
区別 し ない A A
a a
設定 入力 表示
upper! A A
a A
lower! A a
a a
anycase! A A
a a
9.4.8 デー タ ウ ィ ン ド ウ カ ラ ムの IME オ フ固定 ( IM )
IMESetMode関数を使用 し てデー タ ウ ィ ン ド ウ のカ ラ ム を オ フ固定に す る こ と はで き ません。 デー タ ウ ィ ン ド ウ のカ ラ ム を オ フ固定にす る には、 カ ラ ム のプ ロ パテ ィ を設定す る か、 Modify関数を使用 し て く だ さ い。
例) dw_1.Modify("col_1.Edit.IMEMode = 3")