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Port ID の仮想化

ドキュメント内 vSphere のストレージ - VMware vSphere 6.7 (ページ 46-168)

N-Port ID の仮想化NPIV ANSI T11 標準であり、これはいくつかの WWPN World Wide Port Name 使用して 1 つのファイバチャネル HBA ポートをファブリックに登録する方法について説明しています。これによ り、ファブリックに接続した N-Port が複数のファブリックアドレスを要求できるようになります。各アドレスは、

ファイバチャネルファブリックで一意のエンティティとして認識されます。

NPIV ベースの LUN アクセスの作動方法

NPIV 1 つの FC HBA ポートを有効にして、複数の一意な WWN をファブリックに登録します。それぞれの WWN は各仮想マシンに割り当てることができます。

スイッチ、HBA、ストレージデバイス、仮想マシンのような SAN オブジェクトには、WWN World Wide Name)識別子を割り当てることができます。WWN はファイバチャネルファブリックにあるそれらのオブジェク トを一意に識別します。

仮想マシンに WWN が割り当てられている場合、仮想マシンはすべての RDM トラフィックに対してそれらの WWN 割り当てを使用します。こうすることで、仮想マシンの任意の RDM が参照する LUN が、WWN に対してマスクさ れないようにします。仮想マシンに WWN が割り当てられていない場合、仮想マシンは、ホストの物理 HBA WWN を使用してストレージ LUN にアクセスします。NPIV を使用して、SAN のシステム管理者は仮想マシン 1 台ごとに ストレージアクセスの監視と経路設定ができます。

vSphere のストレージ

仮想マシンには WWN が割り当てられており、WWN のペアを含めるように、仮想マシンの設定ファイル (.vmx) 更新されます。WWN のペアは、World Wide Port Name (WWPN) と、World Wide Node Name (WWNN) から 構成されます。VMkernel は、仮想マシンをパワーオンしたときに、LUN へのアクセスで使用する物理 HBA で仮想 ポート (VPORT) のインスタンスを作成します。VPORT は、物理 HBA として FC ファブリックに表示される仮想 HBA

です。VPORT には一意の識別子があり、これは仮想マシンに割り当てられた WWN ペアです。

各 VPORT は仮想マシンに特有のものです。仮想マシンをパワーオフすると、VPORT はホストで無効化され、FC ファ

ブリックに認識されなくなります。仮想マシンが 1 つのホストから別のホストに移行すると、VPORT が最初のホス ト上で閉じ、ターゲットホスト上で開きます。

NPIV を有効にすると、作成時に各仮想マシンに対して WWN のペア(WWPN と WWNN)が指定されます。NPIV

を使用している仮想マシンをパワーオンすると、仮想マシンはこれらの WWN ペアをそれぞれ順次使用して、スト レージへのアクセスパスを検出します。インスタンス作成された VPORT の数は、ホストにある物理 HBA の数と同

じです。VPORT は、物理パスが検出された各物理 HBA に作成されます。各物理パスによって、LUN へのアクセス

に使用する仮想パスが決まります。NPIV に対応していない HBA は、HBA 上で VPORT をインスタンス作成できない ため、この検出プロセスでスキップされます。

NPIV 使用の要件

NPIV を仮想マシン上で有効にする予定であれば、特定の要件に注意してください。

次の要件があります。

n NPIV は、RDM ディスクを使用する仮想マシンだけが使用できます。通常の仮想ディスクを使用する仮想マシン

は、ホストの物理 HBA WWN を使用します。

n ホストの HBA NPIV をサポートしている必要があります。

詳細については、『VMware 互換性ガイド』およびベンダーのドキュメントを参照してください。

n 同じタイプの HBA、すべての QLogic とすべての Emulex のいずれかを使用してください。VMware では、

同じホストにある異種の HBA から同じ LUN へのアクセスはサポートされていません。

n ホストが、ストレージへのパスとして複数の物理 HBA を使用している場合、すべての物理パスを仮想マシ ンにゾーニングする必要があります。一度に 1 つのパスだけがアクティブになる場合でも、マルチパスをサ ポートする必要があります。

n ホスト上の物理 HBA が、そのホストで実行されている NPIV 対応の仮想マシンがアクセスするすべての LUN にアクセスできる必要があります。

n ファブリック内のスイッチは NPIV に対応している必要があります。

n ストレージレベルでの NPIV アクセスに LUN を構成する場合、NPIV LUN の番号および NPIV ターゲット ID

が、物理 LUN およびターゲット ID と一致していることを確認します。

NPIV の機能と制限事項

ESXi NPIV を使用する際の特定の機能と制限事項について説明します。

ESXi NPIV を使用すると、次の項目がサポートされます。

n NPIV では vMotion がサポートされます。vMotion を使用して仮想マシンを移行するとき、割り当てられてい

る WWN が維持されます。

NPIV 対応の仮想マシンを、NPIV をサポートしていないホストに移行すると、VMkernel は物理 HBA を使用し た I/O の送信に戻ります。

n FC SAN 環境で、アクティブ-アクティブアレイのディスクへの同時 I/O がサポートされている場合は、2 つの異

なる NPIV ポートへの同時 I/O もサポートされます。

ESXi NPIV を使用する場合は、次の制限事項が適用されます。

n NPIV テクノロジーは FC プロトコルの拡張であるので、FC スイッチを必要とし、直接接続の FC ディスクには

使用できません。

n WWN が割り当てられている仮想マシンまたはテンプレートをクローン作成する場合、そのクローンは WWN 保持しません。

n NPIV Storage vMotion はサポートされません。

n 仮想マシンの実行中に FC スイッチの NPIV 機能を無効にしてから再度有効にすると、FC リンクに障害が発生 し、I/O が停止することがあります。

WWN の割り当ての構成または変更

WWN 設定を仮想マシンに割り当てます。WWN の割り当ては後で変更できます。

1 16 個の WWN ペアを作成し、ホストの最初の 1 16 個の物理 FC HBA にマッピングできます。

通常は、仮想マシンの既存の WWN 割り当てを変更する必要はありません。ただし、手動で割り当てた WWN が原

因で SAN で競合が発生している場合など、特定の状況では、WWN を変更または削除しなければならない場合があ

ります。

開始する前に

n WWN を構成する前に、アレイ側で構成されているストレージ LUN アクセス制御リスト (ACL) ESXiホスト がアクセスできることを確認します。

n 既存の WWN を編集する場合は、仮想マシンをパワーオフします。

手順

1 インベントリで仮想マシンを右クリックし、[設定の編集] を選択します。

2 [仮想マシンオプション] をクリックし、[ファイバチャネル NPIV] を展開します。

3 次のいずれかのオプションを選択して、WWN の割り当てを作成または編集します。

オプション 説明

この仮想マシンの NPIV を一時的に無効にする 仮想マシンの既存の WWN 割り当てを無効にしますが、削除はしないでください。

変更しない 既存の WWN 割り当てを保持します。読み取り専用の WWN の割り当てセクションに、既存

WWN 割り当てのノードとポートの値が表示されます。

vSphere のストレージ

オプション 説明

新しい WWN を生成 新しい WWN を生成し、既存の WWN を上書きします。HBA WWN は影響を受けませ

ん。WWNN WWPN の数を指定します。NPIV を使用したフェイルオーバーをサポートす るには最低 2 つの WWPN が必要です。通常は各仮想マシンに WWNN 1 つだけ作成しま す。

WWN 割り当ての削除 仮想マシンに割り当てられている WWN を削除します。仮想マシンは HBA WWN を使用し て、ストレージ LUN にアクセスします。

4 [OK] をクリックして、変更内容を保存します。

次に進む前に

新しく作成した WWN をファブリックに登録します。

ファイバ チャネル オーバー イーサネッ

トの構成 6

ファイバチャネルストレージにアクセスするために、ESXi ホストは FCoE (Fibre Channel over Ethernet) プロト コルを使用できます。

FCoE プロトコルは、ファイバチャネルフレームをイーサネットフレームにカプセル化します。その結果、ホスト

は特別なファイバチャネルリンクを使用してファイバチャネルストレージに接続する必要がなくなり、10 Gbit スレスイーサネットを使用してファイバチャネルトラフィックを送信することができます。

この章では次のトピックについて説明します。

n ファイバチャネルオーバーイーサネットアダプタ

n ソフトウェア FCoE の構成ガイドライン

n ソフトウェア FCoE 用のネットワークの設定

n ソフトウェア FCoE アダプタの追加

ファイバ チャネル オーバー イーサネット アダプタ

ファイバチャネルオーバーイーサネット (FCoE) を使用するには、ホストに適切なアダプタを設定します。

VMware がサポートするアダプタは通常、ハードウェア FCoE アダプタと、ESXi でネイティブの FCoE スタックを 使用するソフトウェア FCoE アダプタの 2 つのカテゴリに分類されます。

VMware FCoE で使用可能なアダプタの詳細については、『VMware 互換性ガイド』を参照してください。

ハードウェア FCoE アダプタ

このカテゴリには、ネットワークおよびファイバチャネル機能が同じカードに搭載されている専用にオフロードされ た統合ネットワークアダプタ (CNA) が含まれます。

このようなアダプタを取り付けると、ホストで両方の CNA コンポーネントが検出され、使用できます。vSphere Client では、ネットワークコンポーネントは標準ネットワークアダプタ (vmnic) として、ファイバチャネルコンポーネン

トは FCoE アダプタ (vmhba) として表示されます。ハードウェア FCoE アダプタを使用するために、このアダプタ

を構成する必要はありません。

ソフトウェア FCoE アダプタ

ソフトウェア FCoE アダプタは、ESXi でネイティブの FCoE プロトコルスタックを使用して、FCoE プロセスの一部 を実行します。ソフトウェア FCoE アダプタは、互換性のある NIC とともに使用する必要があります。

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