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Patch 9706490 の適用

ドキュメント内 Oracle_Database_11g_Release2_RAC_Upgrade_Guide (ページ 38-65)

続けて11.2.0.2へのアップグレード手順について記載します。

1. Grid Infrastructure

のアップグレード作業を開始する前に、以下を実施してください。

全てのノード上でCluster Ready Services (CRS) プロセスが稼働している状態であるかの確認

(参考)

確認にはGrid Infrastructureの所有ユーザーで以下のコマンドを実行してください。crsctl

check clusterコマンドはクラスタに対応しているので、クラスタを構成しているいずれかのノ

ードから -allオプションをつけてコマンドを実行することで、全ノードのCRSプロセス稼働 状況が確認できます。以下は3ノードRAC環境における実行例です。

 RACデータベースの停止が必要であるかの確認

Grid Infrastructureのアップグレード時に、Oracle Clusterwareに加えてOracle ASMも同時にア ップグレードされます。そのためアップグレード中はASMを使用していない状態でなければい けません。RACデータベースがASMを使用している構成においては、アップグレード実行前に RACデータベースを停止しておいてください。

(参考)

確認にはGrid InfrastructureあるいはRACの所有ユーザーでクラスタを構成しているいずれか

のノードからsrvctl status databaseコマンドを実行してください。実行例は以下です。

$ srvctl status database -d orcl

インスタンス

orcl_1

はノード

stvm42

で実行中です。

インスタンス

orcl_2

はノード

stvm43

で実行中です。

インスタンス

orcl_3

はノード

stvm44

で実行中です。

$ <GRID_INFRASTRUCTURE_HOME>/bin/crsctl check cluster -all

**************************************************************

node1:

CRS-4537: Cluster Ready Services

がオンラインです

CRS-4529: Cluster Synchronization Services

がオンラインです

CRS-4533:

イベント・マネージャがオンラインです

**************************************************************

node2:

CRS-4537: Cluster Ready Services

がオンラインです

CRS-4529: Cluster Synchronization Services

がオンラインです

CRS-4533:

イベント・マネージャがオンラインです

**************************************************************

node3:

CRS-4537: Cluster Ready Services

がオンラインです

CRS-4529: Cluster Synchronization Services

がオンラインです

CRS-4533:

イベント・マネージャがオンラインです

**************************************************************

上記の実行例のように実行中(稼働中)と表示された場合は、以下のコマンドを実行しRACデータベー スの停止を行ってください。

以下のように表示されれば、RACデータベースは停止されています。

 11.2.0.2 Grid Infrastructureのインストール・ディレクトリの作成

11.2.0.2 Grid Infrastructureのホーム・ディレクトリを作成します。Grid Infrastructureは

out-of-placeでのアップグレードが必須ですので、ソフトウェアのインストールには最低要件と

して5.5GBの容量が必要です。以下はディレクトリの作成例です。

既存の環境変数の解除

Grid Infrastructureの所有ユーザー(ここではgridユーザー)に対して設定しているOracle関連 の環境変数(ORACLE_HOMEORACLE_BASEORACLE_SIDなど)があれば解除しておき ます。CRS_HOMEやORA_CRS_HOMEといった環境変数は使用しないでください。

2. OUI

の起動

gridユーザーで11.2.0.2のインストーラを起動します。以下のコマンドを実行してください。

3. Software Update

のダウンロード

11.2.0.2 よりインストール中に最新のパッチ等の更新をダウンロードするソフトウェア更新のダウンロードの

オプションが提供されています。ダウンロードはインターネット接続(My Oracle Support (MOS) 経由)で実施 されます。インストール中に更新をダウンロードし、適用する際にはオプションを選択します。ここでは「ソフト ウェア更新のスキップ」を選択して「次へ」をクリックします。

# mkdir /u01/app/11.2.0/grid_11202

# chmod 775 /u01/app/11.2.0/grid_11202

# chown grid:oinstall /u01/app/11.2.0/grid_11202

$ srvctl status database -d orcl

インスタンス

orcl_1

はノード

stvm42

で実行されていません。

インスタンス

orcl_2

はノード

stvm43

で実行されていません。

インスタンス

orcl_3

はノード

stvm44

で実行されていません。

$ srvctl stop database -d orcl

$ <GRID_INSTALL_IMAGE>/Disk1/runInstaller

4.

インストール・オプションの選択

「Oracle Grid InfrastructureまたはOracle自動ストレージ管理のアップグレード」を選択して、「次へ」を クリックします。

5.

製品言語の選択

製品を実行する言語として「日本語」と「英語」を選択して、「次へ」をクリックします。

6. Grid Infrastructure

ノードの選択

アップグレードを実行するノードとして全てのノードが選択されています。確認後、「次へ」をクリックします。

7.

権限付きオペレーティング・システム・グループ

ASMに対するOS認証に使用するOSグループをそれぞれ指定します。ここでは「ASMデータベース管理 者 (OSDBA) グループ」に「asmdba」、オプションである「ASM インスタンス管理オペレータ (OSOPER) グループ」に「asmoper」、「ASM インスタンス管理者 (OSASM) グループ」に「asmadmin」を指定します。

設定後、「次へ」をクリックします。

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(補足)

11.2.0.2においてオプションとしてASM用のOSOPERを設定する場合、OSグループは、

クラスタを構成する全てのノード上で存在する必要があります。ただし、Oracle Grid

Infrastructureの所有ユーザーがOSグループのメンバーとして設定されている必要はあり

ません。

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8.

インストール場所の指定

「Oracleベース」と「ソフトウェアの場所」を指定します。Grid Infrastructureのアップグレードでは

out-of-placeアップグレードを実施しますので、ソフトウェアのインストール場所として既存のホーム・ディレクト

リとは別の場所を指定する必要があります。事前に全てのノードにおいて作成したディレクトリを指定します。

入力後、「次へ」をクリックします。

9.

前提条件チェックの実行

アップグレード実行前に、前提条件のチェックが実行されます。

全てのチェック項目に成功すると、自動的にサマリー画面に遷移します。失敗した項目がある場合には、ア ップグレードを開始する前に適宜修正を行ってください。

***********************************************************************************************************

(補足)

11.2.0.1から11.2.0.2のアップグレードにおいて、Oracle Grid Infrastructureのアップグレード は、out-of-placeでのアップグレードのみサポートされます。in-placeでのアップグレードはサポ ートされませんのでご注意ください。また、既知の問題により共有のGrid Infrastructureホーム から非共有のGrid Infrastructureホームへのアップグレードや、非共有から共有のGrid Infrastructureホームへのアップグレードは実施できません。

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10.

サマリー

サマリーを確認して、「インストール」をクリックします。

11.

設定

設定作業が開始されます。

作業が進むと、構成スクリプト (「rootupgrade.sh」) の実行が指示されます。必要に応じて Patch 9706490 Patch 9974223を適用後(「5. Patch 9706490 の適用」「6. Patch 9974223の適用」を参考)、

スクリプトをrootユーザーで全てのノードに対して実行してください。実行後、「OK」をクリックします。

構成スクリプトの実行中にASMのアップグレードも行われます。

12.

終了

「閉じる」をクリックしてOracle Grid Infrastructureのアップグレードは完了です。

13.

アップグレード後の作業

アップグレードが完了したら、ORACLE_HOMEPATH環境変数を新しいGrid Infrastructureのホーム へ設定します。また、/etc/oratabファイルを確認し、Oracle ASMのホームとして新しいホームが設定されて いることも確認してください。確認は全てのノードで行います。

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(補足)

rootupgrade.sh実行前に、以下2つのPatchの適用について確認してください。適用手順

に関しては後述します。

• Patch 9706490

11.2.0.1から11.2.0.2へのローリング・アップグレード実行する場合に適用します。

rootupgrade.sh実行前に適用してください。

• Patch 9974223

11.2.0.2の新規インストール、あるいは11.2.0.2へのアップグレードを実行する場合

に適用します。rootupgrade.sh実行前か実行後に適用してください。

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4.2 Oracle RAC 11.2.0.2 のインストール

1.

続いて

RAC

のアップグレードを実施します。作業を開始する前に、以下を確認してください。

既存のOracleホームのバックアップの取得

- in-placeアップグレードでは既存Oracleホームへ11.2.0.2Oracle RACをインストールするた め、アップグレードを実行する前に既存のホームのバックアップを取得しておいてください。

 Oracleインベントリから既存のOracleホームの削除

- いずれかのノード上でoracle ユーザーにて以下コマンドを実行し、Oracleホームを削除します。

既存の環境変数の解除

- Grid Infrastructureのアップグレードと同様にOracle RACの所有ユーザー(ここではoracleユ ーザー)に対して設定しているOracle関連の環境変数(ORACLE_HOMEORACLE_BASE

ORACLE_SIDなど)があれば解除しておきます。

2. OUI

の起動

oracleユーザーでインストーラを起動します。以下のコマンドを実行してください。

3. セキュリティ・アップデートの構成

セキュリティの問題について、電子メールで通知を受け取る設定を任意で行うことができます。ここでは設定 は行いませんので、「セキュリティ・アップグレードをMy Oracle Support経由で受け取ります。」のチェックを 外して、「次へ」をクリックします。

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(補足)

Oracle RACをアップグレードする方法としてout-of-placeおよびin-placeアップグレー ドが提供されていますが、推奨とされる方法はout-of-placeアップグレードです。ここでは、

参考としてin-placeアップグレードの手順を記載します。推奨とされているout-of-placeで のアップグレード手順は3.3を参照してください。

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$ <DATABASE_HOME>/oui/bin/runInstaller -detachHome ORACLE_HOME=<DATABASE_HOME>

$ <DATABASE_INSTALL_IMAGE>/Disk1/runInstaller

今回のようにチェックを外した場合は、次のメッセージが表示されます。確認後、「はい」をクリックします。

4. Software Update

のダウンロード

インストール中に更新をダウンロードし、適用する際にはオプションを選択します。ここでは「ソフトウェア更 新のスキップ」を選択して、「次へ」をクリックします。

5. インストール・オプションの選択

「データベース・ソフトウェアのみインストール」を選択して、「次へ」をクリックします。

6. Grid

インストール・オプション

実行するデータベース・インストールのタイプとして、「Oracle Real Application Clustersデータベースの インストール」を選択します。インストールを行う全てのノードにチェック(☑)をして、「次へ」をクリックします。

7.

製品言語の選択

製品を実行する言語として「日本語」と「英語」を選択して、「次へ」をクリックします。

ドキュメント内 Oracle_Database_11g_Release2_RAC_Upgrade_Guide (ページ 38-65)

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